JP2528792B2 - 湾曲縫合針の自動処理装置 - Google Patents

湾曲縫合針の自動処理装置

Info

Publication number
JP2528792B2
JP2528792B2 JP62133523A JP13352387A JP2528792B2 JP 2528792 B2 JP2528792 B2 JP 2528792B2 JP 62133523 A JP62133523 A JP 62133523A JP 13352387 A JP13352387 A JP 13352387A JP 2528792 B2 JP2528792 B2 JP 2528792B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suture needle
needle
holder
main body
suture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62133523A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63299834A (ja
Inventor
貫司 松谷
正明 松谷
Original Assignee
株式会社 松谷製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 松谷製作所 filed Critical 株式会社 松谷製作所
Priority to JP62133523A priority Critical patent/JP2528792B2/ja
Publication of JPS63299834A publication Critical patent/JPS63299834A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2528792B2 publication Critical patent/JP2528792B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21GMAKING NEEDLES, PINS OR NAILS OF METAL
    • B21G1/00Making needles used for performing operations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/06Needles ; Sutures; Needle-suture combinations; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/06004Means for attaching suture to needle

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、湾曲縫合針に糸を取り付けるための加締
め、糸取付孔または針先の検査等の処理を自動的に行う
ための湾曲縫合針の自動処理装置に関する。
[発明がなされた背景] 従来、湾曲縫合針(以下、単に縫合針ということもあ
る。)の針先検査あるいは糸取り付けのための加締め等
の処理はもっぱら人手によって行なわれていた。例え
ば、針先あるいは糸取付孔の検査は、一方の手で保持し
た縫合針を、他方の手に持ったループで観察することに
よって行なわれていた。また、糸を取り付けるための加
締めは、糸取付孔に糸が挿入された縫合針を手で保持
し、その状態で一対の金型によって縫合針を加締めるよ
うにしている。ところが、これらの作業は細心の注意を
必要とする仕事であり、作業者の疲労が大きいという問
題があった。また、縫合針の針先で指を刺して怪我をす
るおそれがあった。
そこで、上記のような処理を自動的を行う自動処理装
置の開発が要望されていたが、現在に至るまで実現され
ていなかった。
[発明の目的] この発明は、上記要望に応えるためになされたもの
で、加締め、針先または糸取付孔の検査等の処理を自動
的に行うことができる湾曲縫合針自動処理装置を提供す
ることを目的とする。
[発明の構成] この発明は、上記の目的を達成するために、多数の湾
曲縫合針を一定姿勢で並んだ状態で着脱自在に保持する
保持具と、この保持具を湾曲縫合針の並び方向へ送る送
り手段と、各湾曲縫合針の良否を判定し、良と判定され
た各湾曲縫合針が所定の位置に達するまで上記送り手段
によって上記保持具を送らせる判定手段と、上記所定の
位置に送られた湾曲縫合針を処理する処理手段とを備え
たものである。
[実施例] 以下、この発明の実施例について図面を参照して説明
する。
第1図はこの発明に係る自動処理装置を示すもので、
図中符号1は送りテーブル(送り手段)である。この送
りテーブル1の上には、保持具Aが載置されている。こ
の保持具Aは、多数の縫合針Nを一定姿勢で一定のピッ
チをもって1列状態に保持するものであり、縫合針Nは
針元端部Naの一部を保持具1から突出させた状態で保持
されている。そして、保持具Aはパルスモータ1aによっ
て次のように送られるようになっている。
すなわち、送りテーブル1に保持具Aを取り付けた当
初の状態において、送り方向の最も先端側に位置する縫
合針Nの側方には、針元端部Naの軸線と光軸を一致させ
たテレビカメラ(処理手段)2が設置されている。この
テレビカメラ2は、針元端部Naの端面に明けられた糸取
付孔Nb(第2図参照)の形状、寸法および位置について
その良否を判定するために設置されたものである。この
テレビカメラ2によって各縫合針Nの糸取付孔Nbの良否
を判定させるために、保持具Aは取付当初の位置から送
り方向最後方に位置する縫合針Nがテレビカメラ2に対
向するまでの間は、縫合針Nの取付ピッチと同一ピッチ
をもって間欠的に送られるようになっている。そして、
テレビカメラ2によって映し出された糸取付孔Nbの映像
信号は、図示しない制御装置に送られ、その制御装置に
よって糸取付孔Nbの良否が判定されるとともに、その判
定が各縫合針Nに対応させて制御装置の記憶回路に記憶
されるようになっている。これから明らかなように、テ
レビカメラ2と制御装置とによって糸取付孔Nbの良否を
判定する判定手段が構成されている。
なお、テレビカメラ2を連続的に移動する物体を識別
することができるものとしておけば、保持具Aを一定速
度で送ることも可能である。
また、保持具Aの送り方向におけるテレビカメラ2の
先方には、ハンドリングロボット3が配置されている。
このハンドリングロボット3は、「良」と判定された縫
合針Nのみを保持具Aから取り出して、後述する加締め
機5に供給するものであり、送り方向の最も後端部に位
置する縫合針Nがテレビカメラ2に対向する所定の位置
まで保持具Aが送られた際に、最も先端側に位置する縫
合針Nの側方に位置するように配置されている。そし
て、「良」と判定された縫合針Nのみをハンドリングロ
ボット3によって取り出させるために、保持具Aは
「良」と判定された縫合針Nからそれより後方の最初の
「良」と判定された縫合針Aまで一時に送られるように
なっている。この「良」の縫合針Nから次の「良」の縫
合針Nまでの送りは、制御装置に記憶された各縫合針N
の良否の判定に基づいてなされている。
次に、ハンドリングロボット3について説明すると、
このハンドリングロボット3は、正逆方向へ90゜回転す
る基台3aと、この基台3aの上面に取り付けられ、軸線を
縫合針Nの針元端部Naの軸線と一致させたシリンダ3b
と、このシリンダ3bのロッド3cの先端部に取り付けら
れ、正逆方向へ180゜回転する把持部3dとを備えてい
る。把持部3dには一対の把持爪3eが設けられている。
そして、ハンドリングロボット3は、ロッド3cが伸張
して、把持部3dが所定の位置まで前進すると、把持爪3e
が針元端部Naの糸取付孔Nbの底部より若干針先Nc側へ向
かった箇所を把持する。把持爪3eが縫合針Nを把持する
と、ロッド3cが退縮し、縫合針Nを保持具Aから取り出
す。すると、基台3aが90゜回転する。その後、把持部3b
が180゜回転し、針元端部Naの端面をロッド3cの伸張方
向へ向ける。この状態でロッド3cが伸張し、針元端部Na
の把持爪3eによる把持箇所より端面側部分を加締め機5
に把持させる。この後、把持爪3e縫合針Nを放し、上記
と逆の動作をして元の状態に復帰するようになってい
る。
なお、ハンドリングロボット3が復帰すると、次の
「良」と判定された縫合針Nがハンドリングロボット3
に対向するまで保持具Aが送られ、次の取り出し動作が
行なわれることは、前述のとおりである。また、縫合針
Nの取り出しが完了すると、保持具Aは、元の位置に戻
され、次の保持具Aと交換される。このとき、元の保持
具Aには「否」と判定された縫合針Nが残っている。そ
れらは廃棄される。
また、送りテーブル1の側方には、インデックステー
ブル4が配置されている。このインデックステーブル4
は、周方向に90゜離間して位置する4つのステーション
ST1〜ST4間を間欠的に回転するものであり、その上面に
は、4つのステーションST1〜ST4に対応して4台の加締
め機(処理手段)5が設置されている。この加締め機5
は次のように構成されている。
すなわち、インデックステーブル4に設置された本体
部5aには、インデックステーブル4の径方向外方に向か
って延びる基台5bが設けられている。この基台5bの上面
のインデックステーブル4から突出した先端部には、第
2図に示すように、一対の金型5c,5dが互いに接近・離
間する方向へ移動可能に設けられている。金型5c,5d
は、本体部5aに設けられた移動手段(図示せず)によっ
て互いに接近・離間移動するようになっている。また、
金型5c,5dの互いに対向する面には、水平方向に延びる
加締め溝5e,5fがそれぞれ形成されている。
また、ハンドリングロボット3側と逆側を向く基台5b
の側面には、ガイド5gが設けられている。このガイド5g
には、それを貫通するガイド孔5hが明けられている。こ
のガイド孔5hは、金型5c,5dによって保持された縫合針
Nの取付孔Nbに糸Tを挿入する際に、糸Tを案内するた
めのものであって、金型5c(5d)側に形成され、糸Tよ
り若干大きな直径を有するストレート孔部5iと、このス
トレート孔部5iに連続し、ストレート孔部5iから離間す
るにしたがって漸次拡径するテーパ孔部5jとから構成さ
れている。これらストレート孔部5iとテーパ孔部5jとの
軸線は、金型5c,5dによって保持された状態における縫
合針Nの取付孔Nbの軸線と一致せしめられている。
次に、上記構成の加締め機5が順次送られる各ステー
ションST1〜ST4について説明すると、ステーションST1
においては、ハンドリングロボット3が縫合針Nをその
針元端部Naの端面がガイド5gに接するまで搬送して停止
する。すると、金型5c,5dが接近移動して、針元端部Na
を保持するとともに、ハンドリングロボット3が縫合針
Nを放す。つまり、ステーションST1においては、ハン
ドリングロボット3と加締め機5との間において縫合針
Nの受け渡しが行なわれるのである。
ハンドリングロボット3と加締め機5との間で縫合針
Nを受け渡しが完了すると、インデックステーブル4が
90゜回転し、縫合針Nを保持した加締め機5がステーシ
ョンST2へ至る。このステーションST2においては、糸取
付孔Nbへの糸Tの挿入と加締めが行なわれる。糸Tの挿
入は、図示しないハンドリングロボットまたは人手によ
って行なわれる。糸Tが挿入されると、金型5c,5dがさ
らに接近移動させられ、これによって第1回目の加締め
が行なわれる。
加締めが完了すると、インデックステーブル4が90゜
回転し、ステーションST3へ至る。このステーションST3
においては、図示しないハンドリングロボットに縫合針
Nを保持する。これとほぼ同時に、金型5c,5dが離間移
動して縫合針Nを放す。すると、ハンドリングロボット
が縫合針Nを針元端部Naの軸線を中心として周方向へ90
゜回転させる。その後、金型5c,5dが接近移動して、第
2回目の加締めが行なわれ、糸付け作業が完了する。な
お、第2回目の加締めが完了すると、ハンドリングロボ
ットは縫合針Nを放し、元の位置に復帰する。
糸付け作業が完了すると、インデックステーブル4が
さらに90゜回転し、ステーションST4へ至る。このステ
ーションST4には、テレビカメラ(処理手段)6および
上記ハンドリングロボット3と同様な構成のハンドリン
グロボット(図示せず)が配置されている。テレビカメ
ラ6は、縫合針Nの針先NCを撮像するためのものであっ
て、その映像信号に基づいて上記制御装置が針先Ncの良
否を判定する。一方、ハンドリングロボットは、加締め
機5から縫合針Nを取り出すためのものであり、ハンド
リングロボットが縫合針Nを保持すると、金型5c,5dが
縫合針を放すようになっている。そして、制御装置の判
定が「良」であれば、ハンドリングロボットが縫合針N
を良品受け容器7まで搬送する。逆に、縫合針Nが
「否」と判定されると、ハンドリングロボットが縫合針
Nを不良品受け容器8まで搬送する。
このように、この発明の処理装置においては、保持手
段によって保持された多数の湾曲縫合針のうち、良と判
定された各湾曲縫合針を所定の位置まで順次送り、その
後所定の位置に送られた湾曲縫合針を加締め機5または
テレビカメラ6問うの処理手段によって処理するように
しているから、縫合針Nの処理を人手を煩わすことな
く、自動的に行うことができ、したがって作業者の疲労
を大幅に軽減することができるとともに、縫合針Nによ
る怪我をなくすことができる。また、判定手段によって
良と判定された縫合針だけを処理するようにしているの
で、処理作業の効率を向上させることができるととも
に、無駄な労力および機械の稼働を無くすことができ
る。
なお、上記の実施例においては、保持具Aに縫合針N
を1列に並べているが、2列以上に並べてもよい。ま
た、縫合針Nを一直線状に並べることなく、環状に並べ
てもよい。その場合には、送りテーブル1を環状のもの
とすべきことは勿論である。さらに、処理内容も上記検
査または加締めに限定されるものではない。
次に、上記の処理装置に用いるのに好適な保持具につ
いて説明する。
第3図(A),(B)は保持具A1を示すもので、図中
符号11は本体である。この本体11は、上面部分が開放さ
れた長方形の箱状をなすもので、その内側面のうち長手
方向に延びる一方の側面に、整列すべき縫合針Nの直線
状をなす針元端部Naを押圧接触させるための基準面11a
が形成されている。また、本体11の内部には、コイルば
ね12が基準面11aに沿って配置されている。このコイル
ばね12は、その隣接する線材12a,12a間に押し込まれた
縫合針Nの湾曲部Ndを挾持し、それらの間の摩擦抵抗に
よって縫合針Nを保持するためのものである。そのため
にコイルばね12の隣接する線材12a,12aの間隔は、縫合
針Nの挾持すべき部分(この場合、湾曲部Nd)の線径と
ほぼ同等か、それより若干狭くなっている。なお、挾持
した縫合針Nに傷付けるのを防止する意味から、コイル
ばね12の材質を縫合針Nより柔らかいものによって形成
するか、あるいはコイルばね12の表面にテフロン加工等
を施すのが望ましいい。
また、コイルばね12の一端部は、本体1の長手方向の
一端部に固定され、他端部はねじ軸13に係止されてい
る。ねじ軸13は、本体11の他端側壁部を軸線方向へ移動
可能に貫通しており、その他端側壁部を間にしてねじ軸
13に螺合されたナット14,15によって本体11に固定され
ている。したがって、ねじ軸13の回転を阻止した状態で
ナット14,15を正逆回転させると、ねじ軸13をその軸線
方向へ移動させることができ、これによってコイルばね
12の隣接する線材12a,12aの間隔を適宜調整することが
できるようになっている。また、コイルばね12は、それ
を貫通するとともに両端部が本体11の長手方向の両壁部
にそれぞれ固定された押さえ棒16によって本体1の底面
に押し付けられて固定されている。
また、第4図は保持具A2を示すものであり、この保持
具A2においては、本体21が合成樹脂によって一体成形さ
れている。この本体21の上面には、溝22が本体21の長手
方向に並んで形成されている。この溝22は、その内部に
挿入された縫合針Nを両端面22a,22aによって挾持して
保持するためのものであり、端面22a,22a間の間隔は、
縫合針Nの湾曲部Ndとほぼ同等か若干狭くなっている。
なお、両端面22a,22aの上端部の間隔は、縫合針Nを溝2
2内へ容易に挿入し得るように、上方へ向かうにしたが
って漸次増大するようになっている。また、溝22の2つ
の側壁のうち一方の側壁に、縫合針Nの針元端部Naに接
触してその針元端部Naの軸線と直交する方向における縫
合針Nの位置決めをする基準面22bが形成されるととも
に、溝22の底面に縫合針Nの湾曲部Ndに接触して針元端
部Naの軸線方向における縫合針Nの位置決めをする突出
部22cが形成されている。
なお、この保持具A2においては、溝22の底面に2つの
突出部22cを形成しているが、第4図(B)において右
側の突出部22cについては形成しないこともある。ま
た、2つの突出部22cによって針元端部Naの軸線方向お
よびこれと直交する方向における縫合針Nの位置決めを
行える場合には、基準面22bを形成する必要はない。
さらに、第5図に示す保持具A3は、2つの板材32,33
によって縫合針Nを保持するようにしたものである。す
なわち、上部が開口した箱状をなす本体31の内部には、
上下に離間した2つの板材32,33が配置されている。下
側の板材32は、その幅および長さが本体31の内側の幅お
よび長さとほぼ同等になっており、ボルト34によって本
体21に固定されている。この板材32には、長手方向の複
数箇所がそれぞれ切り起こされることにより、上方へ向
かって延びる複数の爪部32aが形成されている。一方、
上側の板材33は、その幅は本体31の内側の幅と同等にな
っているが、その長さは本体31の内側の長さより若干短
くなっている。したがって、板材33はその一端部に螺合
されるとともに、本体31の長手方向の一端面に回転可能
かつ軸線方向へ移動不能に設けられたボルト35を正逆回
転させることにより、位置調整し得るようになってい
る。また、上側の板材33にも、下側の板材32と同様に、
長手方向の複数箇所が切り起こされることにより、複数
の爪部33aが形成されている。各爪部33aは、爪32aの間
隔と同一間隔をもって形成されている。また、爪部33a
が切り起こされることによって形成された孔33bを爪部3
2aが貫通して上方に突出しており、この突出した爪部32
aに爪部33aが対向し、両爪部32a,33aによって縫合針N
を挾持するようになっている。爪部32a,33aの間隔は、
前述のように、ボルト35によって調整することができる
ようになっている。なお、本体31の長手方向に延びる2
つの内側の側面のうち、一方の側面に縫合針Nの針元端
部Naを突き当てる基準面31aが形成されている点は、前
述した2つの保持具A1A2と同様である。
次に、上記構成の保持具A1〜A3に縫合針Nを整列させ
る際に用いられる整列治具について説明する。
第6図はそのような整列治具の一例を示すものであ
り、この整列治具B1は、保持具A1の本体11より若干長い
治具本体41を備えている。この治具本体41は、側壁部41
aとこの側壁部41aの下端部からそれと直交する方向(水
平方向)に延びる底部41bとからなるもので、断面L字
状をなしている。側壁部41aの上端部には、底部41bと同
方向へ向かって突出する水平突部41cが形成されてい
る。この水平突部41cの下方を向く面から底部41bまでの
距離は、保持具A1の本体11の高さとほぼ同じ寸法になっ
ている。また、底部41bの先端部には、上方へ向かって
突出する垂直突部41dが形成されている。この垂直突部4
1dの側壁部41a側を向く面から側壁部41aまでの距離は、
保持具A1の本体11の幅とほぼ同じ寸法になっている。
したがって、本体11の一側面と下面とを治具本体41の
側壁部41aと底部41bとにそれぞれ接触させた状態で、治
具本体41内へその一端部側から本体1を挿入すると、水
平突部41cおよび垂直突部41dが本体1に係合し、これに
よって本体1が治具本体41から離脱することなく保持さ
れる。なお、治具本体41の底部41bの他端部には、位置
決め用の突起42が設けられており、この突起42に突き当
たるまで本体11を挿入することにより、本体11の治具本
体41に対するセットが完了する。
また、側壁部41の上端部には、治具本体41の長手方向
(水平方向)を向く軸を中心にして第6図(B)の矢印
X,Y方向へ回動するハンドル43が取付金具44を介して設
けられている。このハンドル43には、治具本体41の長手
方向に延びる押し板45の一端部が固定されている。この
押し板45は、保持具A1のコイルばね12によって仮保持さ
れた縫合針Nの針元端部Naをその軸線方向へ押すための
ものであり、押し板45が治具本体41の側壁部41aの上面
に突き当たるまで押すことにより、針元端部Naの軸線方
向における各縫合針Nの位置が一定に揃えられることに
なる。なお、押し板45の他端部は、支持金具46を介して
治具本体41に回動可能に支持されている。
また、押し板45の先端部には、押し板45が側壁部41a
に突き当たった状態において、底部41b側へ向かって突
出する押圧部45aが形成されている。この押圧部45aの先
端部には、軸線を側壁部41a側へ向けた押しロッド47が
その軸線方向へ出没自在に設けられている。この押しロ
ッド47は、ばね48の押圧力により、縫合針Nの針元端部
Naをその軸線と直交する方向に押圧して針元端部Naを本
体1の基準面11aに押し当てるためのものであり、押し
板45が側壁部41aの上面に突き当たる直前に縫合針Nに
突き当たり、押し板45の回動に伴って徐々に強く突き当
たるようになっている。なお、押しロッド47が、コイル
ばね12と同一ピッチ(線材12a,12aのピッチ)をもって
線材2a,2a間の間隔数と同数設けられているの勿論であ
る。また、押しロッド47の先端部には、縫合針Nを傷付
けるのを防止するために、ゴム等から成る保護部材47a
が設けられている。
そして、上記構成の整列治具B1を用いて縫合針Nを保
持具A1に保持させるには、予め保持具A1のコイルばね12
に縫合針Nを仮保持させておく。このとき、各縫合針N
の針元端部Naを同一側に位置させておくことは勿論であ
る。次に、本体11を治具本体41にその一端側から突起32
に突き当たるまで挿入する。このとき、押し板45等が邪
魔にならないように、ハンドル43を矢印Y方向へ回動さ
せておく。次に、ハンドル43を矢印X方向へ回動させ、
押し板45によって縫合針Nの針元端部Naをその軸線方向
へ押圧させるとともに、押しロッド47によって針元端部
Naを基準面11aに押し当てる。そして、押し板45が側壁
部41aに突き当たるまでハンドル43をさらに回動させる
ことにより、縫合針Nを保持具A1に一定姿勢で保持させ
ることができる。
なお、整列治具B1は、保持具A3によって整列保持させ
る場合にも用いることができる。
また、第7図は、保持具A2によって整列保持させる際
に用いて好適な整列治具の例を示すものであり、この整
列治具B2は、治具本体51の内側の寸法を保持具A2の本体
21の外側の寸法とほぼ同一寸法に形成し、この治具本体
51の一方の側壁部51aに縫合針Nの針元端部Naをその軸
線方向へ押圧する押圧部材52を上下方向移動自在に設け
るとともに、他方の側壁部51bに縫合針Nに針先Ncに接
する基準部材53を着脱自在に設けたものである。この場
合、押圧部材52は、全体が連続した断面L字状をなす板
材として形成されているが、基準部材53は、第7図
(B)に示すように、櫛状に形成されており、側壁部51
bの上面に固定された固定部53aと固定部53aから溝22側
へ向かって延びる多数(溝22と同数)の腕部53bとから
構成されている。この腕部53bのピッチは、溝22のピッ
チと同一になっている。なお、腕部53bの下端面には、
針先Ncを保護するためのウレタンゴム等の保護部材54が
固着されている。
この整列治具B2によれば、予め針元端部Naを基準面11
bに接触させておき、この状態で湾曲部Nbが突出部22cに
接触するまで針元端部Naを押圧部材52によって押圧する
ことにより、縫合針Nを保持具A2に一定姿勢で整列させ
ることができる。ここで、押圧部材52によって縫合針N
を押圧する際に、湾曲部Nbがその周方向に向かって回動
しようとするが、その回動は基準部材53によって阻止さ
れる。
なお、整列治具B2については、例えば保持具A1におい
て第3図(B)に2点鎖線で示すように、大径の押さえ
棒16′を用い、この押さえ棒16′によって縫合針Nの針
元端部Naの軸線方向における位置決めをさせたり、ある
いは保持具A2の突出部22cと同様の突出部を形成するな
らば、保持具A1に対しても用いることができる。
また、第4図に示す保持具A2のように、針元端部Naの
軸線方向に対して基準となる突出部22cと、それに直交
する方向に対して基準となる基準面22bとをいずれも形
成した場合には、整列治具を用いることなく人手によっ
て整列保持させることもできる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の湾曲縫合針の糸取付
装置によれば、保持手段によって保持された多数の湾曲
縫合針のうち、糸取付孔が良と判定された各湾曲縫合針
を所定の位置まで順次送り、所定に位置に送られた湾曲
縫合針に処理を施すようにしているので、湾曲縫合針の
糸取付孔に糸を容易に取り付けることができ、したがっ
て作業者の疲労を大幅に軽減することができるととも
に、縫合針Nによる怪我を無くすことができる。さら
に、良と判定された湾曲縫合針だけに処理を施すように
しているので、処理作業の効率を向上させることができ
るとともに、無駄な労力および機械の稼働を無くすこと
ができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す平面図、第2図は加
締め機の要部を示す斜視図、第3図(A),(B)は保
持具の一例を示し、第3図(A)はその一部省略平面
図、第3図(B)は第3図(A)B−B線に沿う断面
図、第4図(A),(B),(C)は保持具の他の例を
示し、第4図(A)はその平面図、第4図(B)、
(C)はそれぞれ第4図(A)のB−B線、C−C線に
沿う断面図、第5図は保持具のさらに他の例を示す一部
省略斜視図、第6図(A),(B)は保持具に湾曲縫合
針を整列保持させる際に用いて好適な整列治具の一例を
示し、第6図(A)はその平面図、第6図(B)は第6
図(A)の一部切欠きB矢視拡大図、第7図(A),
(B)は整列治具の他の例を示し、第7図(A)はその
側面断面図、第7図(B)は第7図(A)の一部省略B
矢視図である。 1……送りテーブル(送り手段)、2……テレビカメラ
(判定手段)、6……テレビカメラ(処理手段)、5…
…加締め機(処理手段)、A1,A2,A3……保持具、N……
湾曲縫合針。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の湾曲縫合針を一定姿勢で並んだ状態
    で着脱自在に保持する保持具と、この保持具を湾曲縫合
    針の並び方向へ送る送り手段と、各湾曲縫合針の良否を
    判定し、良と判定された各湾曲縫合針が所定の位置に達
    するまで上記送り手段によって上記保持具を送らせる判
    定手段と、上記所定の位置に送られた湾曲縫合針を処理
    する処理手段とを備えたことを特徴とする湾曲縫合針の
    自動処理装置。
JP62133523A 1987-05-30 1987-05-30 湾曲縫合針の自動処理装置 Expired - Lifetime JP2528792B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62133523A JP2528792B2 (ja) 1987-05-30 1987-05-30 湾曲縫合針の自動処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62133523A JP2528792B2 (ja) 1987-05-30 1987-05-30 湾曲縫合針の自動処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63299834A JPS63299834A (ja) 1988-12-07
JP2528792B2 true JP2528792B2 (ja) 1996-08-28

Family

ID=15106781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62133523A Expired - Lifetime JP2528792B2 (ja) 1987-05-30 1987-05-30 湾曲縫合針の自動処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2528792B2 (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02297351A (ja) * 1989-05-11 1990-12-07 Keisei Ika Kogyo Kk 手術用縫合針の組立装置
US5394971A (en) * 1993-08-02 1995-03-07 United States Surgical Corporation Apparatus for attaching surgical suture components
US5394726A (en) * 1992-10-09 1995-03-07 United States Surgical Corporation Apparatus and method for positioning and pressing curved surgical needles
US5457978A (en) * 1992-10-09 1995-10-17 United States Surgical Corporation Cartridge fed apparatus for forming curved rectangular bodied needles
US5350373A (en) * 1992-10-09 1994-09-27 United States Surgical Corporation Apparatus for attaching surgical suture components
US5323633A (en) * 1992-10-09 1994-06-28 United States Surgical Corporation Apparatus and method for orienting a curved workpiece
US5419441A (en) * 1993-10-08 1995-05-30 United States Surgical Corporation Needle blank sorting apparatus
US6073750A (en) * 1994-01-13 2000-06-13 Ethicon, Inc. Needle transfer device
US5438746A (en) * 1994-01-13 1995-08-08 Ethicon, Inc. Needle threading and swaging system
US5477609A (en) * 1994-01-13 1995-12-26 Ethicon, Inc. Needle and suture swaging station
US5487216A (en) * 1994-01-13 1996-01-30 Ethicon, Inc. Control system for an automatic needle-suture assembly and packaging machine
US6123185A (en) * 1994-01-13 2000-09-26 Ethicon, Inc. Needle sorting device
US5473810A (en) * 1994-01-13 1995-12-12 Ethicon, Inc. Needle-suture assembly and packaging system
US6032343A (en) * 1997-02-24 2000-03-07 Ethicon, Inc. Automated swage wind and packaging machine
US6012216A (en) * 1997-04-30 2000-01-11 Ethicon, Inc. Stand alone swage apparatus
US6115650A (en) * 1997-04-30 2000-09-05 Ethicon, Inc. Robotic control system for needle sorting and feeder apparatus
US5911449A (en) * 1997-04-30 1999-06-15 Ethicon, Inc. Semi-automated needle feed method and apparatus
US5964075A (en) * 1998-02-06 1999-10-12 Ethicon, Inc. Cover or label-applying arrangement in a machine for the automated packaging of needles and attached sutures
US5956927A (en) * 1998-02-06 1999-09-28 Ethicon, Inc. Suture capture and tensioning arrangement in a machine for the automated packaging of needles and attached sutures
US6014851A (en) * 1998-02-06 2000-01-18 Ethicon, Inc. Package feed arrangement in a machine for the automated packaging of needles and attached sutures
US5987848A (en) * 1998-02-06 1999-11-23 Ethicon, Inc. Needle transfer arrangement in a machine for the automated packaging of needles and attached sutures
US5983601A (en) * 1998-02-06 1999-11-16 Ethicon, Inc. Machine for the automated packaging of needles and attached sutures
SG10201900302SA (en) * 2019-01-11 2020-08-28 Biobot Surgical Pte Ltd A needle guide assembly and method of operating the same

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5539337A (en) * 1978-09-13 1980-03-19 Nippon Plast Co Ltd Ultrasonic wave welding for planar product of synthetic resin
JPS61235315A (ja) * 1985-04-11 1986-10-20 Matsuo Sangyo Kk 針状部品の自動供給搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63299834A (ja) 1988-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2528792B2 (ja) 湾曲縫合針の自動処理装置
US5438746A (en) Needle threading and swaging system
JP4746637B2 (ja) フェルト製造機の針盤の中に針をセットするための方法および装置
JP2628631B2 (ja) ワイヤストリツパー装置及びこれを用いた自動配線装置
US20050166384A1 (en) Method and apparatus for forming fine gauge and monofilament single and double-armed sutures
US6115650A (en) Robotic control system for needle sorting and feeder apparatus
EP0994540A2 (en) Automatic wire cutting and terminating apparatus
US4890382A (en) Apparatus for use in assembling electrical connectors
EP0182592A2 (en) Flexible automated manufacturing system
JP2000123947A (ja) 自動切断圧着装置
JPS63299833A (ja) 湾曲縫合針の整列保持装置
JPWO2019175945A1 (ja) 部品装着機
JP2595419B2 (ja) 原木の芯出装置
JPH03128126A (ja) プレスブレーキロボット
JPH09295290A (ja) ロボットによるワークの自動加工装置
JPS6155016A (ja) 部品供給整列システム
JPH068319U (ja) 分析装置における試料搬送機構
JPS6332575B2 (ja)
JP2550804Y2 (ja) 材料試験機
JPH05192889A (ja) ハンドリング装置のつかみ具
JPS5834734A (ja) 旋盤
JPH0790978B2 (ja) ボビン端の重ね巻糸条の除去方法及び重ね巻糸条の切断装置
JPH08236985A (ja) テープフィーダ
JPS59218234A (ja) ワイヤ成形装置
JPH0148096B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term