JP2528768B2 - 自動車用カ―ペットの成形方法 - Google Patents

自動車用カ―ペットの成形方法

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JP2528768B2
JP2528768B2 JP4137483A JP13748392A JP2528768B2 JP 2528768 B2 JP2528768 B2 JP 2528768B2 JP 4137483 A JP4137483 A JP 4137483A JP 13748392 A JP13748392 A JP 13748392A JP 2528768 B2 JP2528768 B2 JP 2528768B2
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Japan
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carpet
molding
outlet
air
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JP4137483A
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Inventor
勝敏 樹森
Original Assignee
寿屋フロンテ株式会社
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  • Passenger Equipment (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車用カーペットの
成形方法及び型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用カーペットの成形方法及び成形
型はカーペット裏面の樹脂を加熱溶融し,クッション材
をセットした型面にカーペットの樹脂面を向けて冷間押
圧成形することにより成形されている。カーペットがか
なりの熱を帯びている間に型から取り出すと形状がくず
れるため長時間押圧して冷却してから取り出す必要があ
る。この押圧時間を短縮するために強制冷却手段として
強制冷却型が使用されているがクッション材を成形と同
時に溶着加工しているため冷却効率が悪い。
【0003】その対策として当出願人は先に実願昭55
−30638号でカーペット表面繊維層が当接する方の
型に気体導入孔を設けた成形型を考案した。しかし均一
冷却が困難なため更に実願昭60−143197号では
カーペットの表面繊維層が当接する方の型表面を多数の
凹凸表面とし,その凹部に気体導入孔を設けた型を考案
している。それを更に効率的にするため特願昭64−1
6643号で凹部に気体導入孔と水噴射孔をほぼ交互に
配した型を発明し効果を得ることが出来た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記実願昭60−14
3197号及び特願昭64−16643号で効果的な結
果が得られたがまだ気体の抜け道が均等ではなく冷却の
効率面でまだ問題が残っていた又型制作費が嵩むことが
問題である。そこで効率的な冷却効果のある型づくりに
より成形の生産性を向上させることと型費を低減させる
ことを目的として取り組んだ。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は「カーペットの
繊維層側が当接する型に冷却風の給出口と排出口が前後
方向の中央部にあるトンネル部及び成形落し込み部が他
のフロア面よりも多量のエアーの給出、排出ができるよ
うにした穴を穿設した型を使用し、もう一方の型にクッ
ション材をセットして、樹脂が加熱溶融されたカーペッ
ト裏面をクッションをセットした型に向け繊維表面層が
給排気口が穿設された型に当接するようにして冷間プレ
ス成形時に給出口に連設されされているエアークーラー
から冷却風が給出口を通してカーペット表面に吹き付
け、排出口から排出される機構を備えた成形型による自
動車用カーペットの成形方法。」とすることによって課
題を解決することができたものである。カーペットを均
一に冷却することが好ましいが、部分的な要所の冷却で
実質的に形状くずれのない成形品とすることが可能であ
ることがわかった。その要所とは成形でカーペットの変
形が大きい部位である。即ち型の前後方向中央部のトン
ネル部及び落し込み部である。この部位を早く冷却すれ
ばよいことがわかった。従って気体給出口及び排出口の
大きさ、数、位置等実験的に望ましい条件を型形状ごと
に決めればよい。前後トンネル部及び落し込み部では穴
径をその他のフロアの穴径よりも大きくするとか穴数の
密度を上げるとよい。給出口と排出口はサイコロの目の
ように交互に配置するのが冷却効率の上からのぞまし
い。
【0006】
【実施例】フロア一枚成形カーペットにおいてカーペッ
トの繊維層が当接する型に図1から図5に示すようなト
ンネル部及び成形落し込み部には直径が10mmの冷却
風供出口及び同径の排出口を50mm間隔で交互に図6
のごとくに穿接し,その他のフラット部には50mm間
隔に径6mmの穴を穿接した型を使用して,120g/
のポリエステルスパンボンド基布に1000dのナ
イロン嵩高加工糸を1/10G,54st/10cm,
7mm長でタフティングした生機の裏面にEVA樹脂2
5部,カルペット(日東粉化工業製炭酸カルシウムマス
ターバッチ)75部組成のマスバック材を2Kg/m
量押出溶融被覆したカーペットを製造した
【0007】この原反を所定の長さに裁断したものを熱
炉で裏面樹脂を溶融し,裏面が当接する型にはあらかじ
めモールド成形ウレタンのクッション材をセットし,冷
却水を循環させて型表面温度を5℃とした型に上記の穴
あき型を使用し,気体としてエアークーラーで冷却した
空気を使用し4Kg/cmの圧力で導入し押圧成形4
0秒で型から取りだしたものは寸法及び形状くずれのな
い良品であった。一方従来の型即ち上型に気体供出口も
排出口もない状態で良品を成形するためには120秒の
押圧時間が必要であった。また実願昭60−14319
7号の型では52秒で良品ができた。
【0008】
【発明の効果】成形カーペットのトンネル部とか落し込
み部のような深絞り個所に他の部分より給排出口の能力
を大にしたこと,排出口を給出口と交互に配したことに
よるエアの抜けの均一化による冷却能力を改善したこと
で成形時間を大巾に短縮することができた。又型費も低
減することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の成形型のカーペット繊維層が当設す
る型の平面図である。
【図2】 第1図においてAA線における断面図であ
る。
【図3】 第1図においてBB線における断面図であ
る。
【図4】 第1図においてCC線における断面図であ
る。
【図5】 第1図においてDD線における断面図であ
る。
【図6】 給排出口の配置関係を示すずである。
【符号の説明】
1 カーペット表面繊維層の当設型 2 径10mmの穴 21 給出口 22 排出口 3 径6mmの穴 4 冷却水用配管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーペットの繊維層側が当接する型に冷
    却風の給出口と排出口が前後方向の中央部にあるトンネ
    ル部及び成形落し込み部が他のフロア面よりも多量のエ
    アーの給出、排出ができるようにした穴を穿設した型を
    使用し、もう一方の型にクッション材をセットして、樹
    脂が加熱溶融されたカーペット裏面をクッションをセッ
    トした型に向け繊維表面層が給排気口が穿設された型に
    当接するようにして冷間プレス成形時に給出口に連設さ
    れされているエアークーラーから冷却風が給出口を通し
    てカーペット表面に吹き付け、排出口から排出される機
    構を備えた成形型による自動車用カーペットの成形方
    法。
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JPH028028A (ja) * 1987-07-02 1990-01-11 Konan Tokushu Sangyo Kk ポーラス金型及びポーラス金型による合成樹脂成形方法
JPH068015B2 (ja) * 1990-03-07 1994-02-02 工業技術院長 繊維強化熱可塑性合成樹脂の成形方法

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