JP2528400B2 - セグメントの連結構造 - Google Patents

セグメントの連結構造

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JP2528400B2
JP2528400B2 JP3213067A JP21306791A JP2528400B2 JP 2528400 B2 JP2528400 B2 JP 2528400B2 JP 3213067 A JP3213067 A JP 3213067A JP 21306791 A JP21306791 A JP 21306791A JP 2528400 B2 JP2528400 B2 JP 2528400B2
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segment
peripheral frame
segments
flange
steel
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嘉司 松本
稔 中村
俊彦 吉住
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールドトンネルの覆
工に用いられるセグメントの連結構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、セグメントの連結構造としては、
特公昭54−12747号公報により公表されているよ
うに、隣り合うセグメントを突き合わせてボルトにより
結合した連結構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のセグメント
の連結構造の場合は、多数のボルトをそれぞれ回転して
締付けねばならないので、連結操作が煩雑であり、かつ
隣り合うセグメントの側面が単に接触しているだけであ
るので、セグメント桁厚さ方向の連結強度が著しく弱
く、一方のセグメントに対して他方のセグメントがトン
ネル周軸方向に直角な方向に移動し得るので、セグメン
ト間に目違いが発生しやすく、リングの真円度保持性が
悪いという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の問題を有利に解決
するために、本発明のセグメントの連結構造において
は、鋼製周縁枠を有するセグメントの連結構造におい
て、連結すべき一方のセグメント1における鋼製周縁枠
2の外側フランジ3および内側フランジ4に、周縁枠長
手方向に延長する突条5を設け、連結すべき他方のセグ
メント6における鋼製周縁枠2の外側フランジ3および
内側フランジ4に、前記突条5を嵌合させる凹部7を設
け、一方のセグメントの鋼製周縁枠2におけるウエブ8
に、フランジ長手方向に開口する挿込孔9を有する係止
金具10を固定し、他方のセグメントの鋼製周縁枠2に
おけるウエブ8に、フランジ長手方向に突出する挿込突
起11を有する挿込金具12を固定し、前記挿込突起1
1に、基端側から先端に向かってウエブ8から離反する
ように傾斜するセグメント引寄せ誘導斜面13を設け、
前記一対の突条5を前記一対の凹部7に対向させた状態
で、各セグメントをフランジ長手方向に相対的に移動さ
せて、前記挿込突起11を係止金具10に挿込むことに
より、周縁枠長手方向に延長する突条5と連結すべき他
方のセグメントの凹部とを確実に連結嵌合させることが
できる。また一方のセグメント1における鋼製周縁枠2
のセグメント円周方向の端部に、トンネル長手方向に延
長する挿込孔9を有する複数の係止金具10を固定し、
他方のセグメント6における鋼製周縁枠2のセグメント
円周方向の端部に、セグメント引寄せ誘導斜面13を有
する複数の挿込金具12を固定することにより、セグメ
ント1,6の連結強度を大きくすると共に、セグメント
1,6の連結部を安定させることができる。
【0005】
【実施例】図3ないし図10は本発明の実施例において
用いられる係止金具10および挿込金具12付きのセグ
メント1,6を示すものであって、ほぼH形断面になっ
ている鋼製周縁枠2における地山側に鋼製スキンプレー
ト14が溶接により固着されて鋼殻が構成され、その鋼
殻内にコンクリート15が充填される場合もある。前記
鋼製周縁枠2の隣り合う2辺における外側フランジ3お
よび内側フランジ4のフランジ外側に突条5が設けら
れ、前記鋼製周縁枠2の残りの2辺における外側フラン
ジ3および内側フランジ4のフランジ内側に凹部7が設
けられて、セグメント1,6が構成されている。
【0006】前記セグメント1,6におけるトンネル周
囲方向の一端部において、鋼製周縁枠2のウエブ8の外
側に、鋼製周縁枠2のフランジ長手方向に開口する挿込
孔9を有する複数のU形係止金具10が、ウエブ長手方
向に間隔をおいて配置され、前記係止金具10の両腕の
端部は前記ウエブ8に溶接により固着されている。
【0007】前記セグメント1,6におけるトンネル円
周方向の他端部において、鋼製周縁枠2のウエブ8の外
側に、鋼製周縁枠2のフランジ長手方向に突出する挿込
突起11を有する複数のL形挿込金具12が、ウエブ長
手方向に間隔をおいて配置され、前記挿込金具12の基
端部は前記ウエブ8に溶接により固着され、かつ前記挿
込突起11のウエブ8側に、挿込突起11の基端側から
先端に向かってウエブ8から離反するように傾斜するセ
グメント引寄せ誘導斜面13が設けられている。
【0008】セグメント1,6のトンネル周囲方向端部
を連結する場合は、各セグメント1,6における一対の
突条5を一対の凹部7に近接させた状態で、各セグメン
ト1,6を相対的にトンネル軸方向に移動させて、挿込
金具12の挿込突起11を係止金具10の挿込孔9に挿
込む。このようにすると、挿込突起11のセグメント引
寄せ誘導斜面13と係止金具10との係合により、各セ
グメント1,6が相互に接近移動されて、一対の突条5
と一対の凹部7とが自動的に嵌合され、このようにして
セグメントリングを構成すると、そのセグメントリング
は真円状態で強固に連結される。前述のようにしてセグ
メント1,6を連結したのち、各セグメント1,6の鋼
製周縁枠2の間の空間にモルタル18を注入充填する。
【0009】トンネル軸方向に隣り合うセグメントは、
ボルトその他の連結手段により連結される。図11はキ
ーセグメント20とこれに隣接するセグメント21との
連結構造を示すものであって、鋼製周縁枠のウエブ8が
トンネル軸方向Cに対し傾斜しているが、その他の構成
は前記実施例の場合と同様である。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、連結すべき一方のセグ
メント1における鋼製周縁枠2の外側フランジ3および
内側フランジ4に突条5を設け、他方のセグメント6に
おける鋼製周縁枠2の外側フランジ3および内側フラン
ジ4に、前記突条5を嵌合させる凹部7を設け、一方の
セグメントの鋼製周縁枠2に挿込孔を有する係止金具1
0を固定し、他方のセグメントの鋼製周縁枠2に、挿込
突起11を有する挿込金具12を固定し、前記挿込突起
11にセグメント引寄せ誘導斜面13を設けたので、前
記挿込突起11を係止金具10に挿込むことにより、各
セグメント1,6を相対的に接近移動させて、外側フラ
ンジ3および内側フランジ4の突条5と凹部7とを自動
的に嵌合させることができ、そのため隣り合うセグメン
ト間に目違いが発生しにくく、各セグメントを正確な状
態で容易にかつ強固に連結することができる。また一方
のセグメント1における鋼製周縁枠2のセグメント円周
方向の端部に、トンネル長手方向に延長する挿込孔9を
有する複数の係止金具10を固定し、他方のセグメント
6における鋼製周縁枠2のセグメント円周方向の端部
に、セグメント引寄せ誘導斜面13を有する複数の挿込
金具12を固定することにより、セグメント1,6の連
結強度を大きくすると共に、セグメント1,6の連結部
を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るセグメントの連結構造を
示す縦断正面図である。
【図2】本発明の実施例に係るセグメントの連結構造を
示す横断平面図である。
【図3】係止金具および挿込金具を有するセグメントの
正面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】セグメントを係止金具側から見た側面図であ
る。
【図6】セグメントを挿込金具側から見た側面図であ
る。
【図7】セグメントにおける係止金具付近を示す縦断斜
視図である。
【図8】セグメントにおける係止金具付近を示す縦断正
面図である。
【図9】セグメントにおける挿込金具付近を示す縦断斜
視図である。
【図10】セグメントにおける挿込金具付近を示す縦断
正面図である。
【図11】キーセグメントとこれに隣接するセグメント
との連結部を示す横断平面図である。
【符号の説明】
1 セグメント 2 鋼製周縁枠 3 外側フランジ 4 内側フランジ 5 突条 6 セグメント 7 凹部 8 ウエブ 9 挿込孔 10 係止金具 11 挿込突起 12 挿込金具 13 セグメント引寄せ誘導斜面 14 鋼製スキンプレート 15 コンクリート 18 モルタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−330197(JP,A) 実開 昭62−85600(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼製周縁枠を有するセグメントの連結構
    造において、連結すべき一方のセグメント1における鋼
    製周縁枠2の外側フランジ3および内側フランジ4に、
    周縁枠長手方向に延長する突条5を設け、連結すべき他
    方のセグメント6における鋼製周縁枠2の外側フランジ
    3および内側フランジ4に、前記突条5を嵌合させる凹
    部7を設け、一方のセグメントの鋼製周縁枠2における
    ウエブ8に、フランジ長手方向に開口する挿込孔9を有
    する係止金具10を固定し、他方のセグメントの鋼製周
    縁枠2におけるウエブ8に、フランジ長手方向に突出す
    る挿込突起11を有する挿込金具12を固定し、前記挿
    込突起11に、基端側から先端に向かってウエブ8から
    離反するように傾斜するセグメント引寄せ誘導斜面13
    を設け、前記一対の突条5を前記一対の凹部7に対向さ
    せた状態で、各セグメントをフランジ長手方向に相対的
    に移動させて、前記挿込突起11を係止金具10に挿込
    んだセグメントの連結構造。
  2. 【請求項2】 一方のセグメント1における鋼製周縁枠
    2のセグメント円周方向の端部に、トンネル長手方向に
    延長する挿込孔9を有する複数の係止金具10を固定
    し、他方のセグメント6における鋼製周縁枠2のセグメ
    ント円周方向の端部に、セグメント引寄せ誘導斜面13
    を有する複数の挿込金具12を固定した請求項1のセグ
    メントの連結構造。
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JPH0533595A JPH0533595A (ja) 1993-02-09
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