JP2528377B2 - 機械式過給機用電磁クラッチ - Google Patents

機械式過給機用電磁クラッチ

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JP2528377B2
JP2528377B2 JP2202215A JP20221590A JP2528377B2 JP 2528377 B2 JP2528377 B2 JP 2528377B2 JP 2202215 A JP2202215 A JP 2202215A JP 20221590 A JP20221590 A JP 20221590A JP 2528377 B2 JP2528377 B2 JP 2528377B2
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JP
Japan
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pulley
output side
side pulley
electromagnetic clutch
mechanical supercharger
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春夫 佐野
泰治 今村
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、機械式過給機用の電磁クラッチに関する
ものである。
(従来技術及びその課題) 従来、機械式過給機用の電磁クラッチは第3図に要部
断面図で示すような構造となっており、機械式過給機の
駆動軸51の外周にはベアリング53を介し回転可能にプー
リー52が配設されてあり、このプーリー内に電磁クラッ
チを構成するコイル55が内装され、前記駆動軸51の先端
にはアーマチュア54が配設された構造となっており、前
記プーリー52はエンジンのクランクシャフトに固定され
た図示しないクランクプーリーにベルトを介し連係され
ており、クランクプーリーからの回転がベルトを介しプ
ーリー52に伝えられ、通常はこのプーリー52はベアリン
グ53を介し空転しており、前記コイル55が励磁されるこ
とによりアーマチュア54が磁着されて、この時にスプラ
イン56が駆動軸51に嵌合し、プーリー52の回転が駆動軸
51に伝えられて機械式過給機内部のローターが回転され
る構造となっている。
このような従来構造においては、プーリー52の径を大
にしておかないと必要伝達トルク,耐久性を高めること
ができないため、プーリー径は相当大径のものとなって
おり、このようなプーリーにおいて機械式過給機内のロ
ーターを高速回転させる場合には、プーリー52の外周に
掛装されるベルトの周速が極めて大となり、許容周速を
越えてしまうという問題点があった。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであっ
て、ベルトの周速を許容値以下とし得る機械式過給機用
電磁クラッチを提供せんことを目的とし、その要旨は、
エンジンのクランク軸の回転を電気的にON・OFFして機
械式過給機の駆動軸に伝える電磁クラッチにおいて、該
電磁クラッチは、前記クランク軸に固設されたクランク
プーリーと前記機械式過給機の駆動軸に固設された駆動
プーリー間に位置調節可能に配設されたアイドラープー
リー内に設けられ、該アイドラープーリーは、前記クラ
ンクプーリーにベルトを介し連係される入力側プーリー
と、前記駆動プーリーにベルトを介し連係される出力側
プーリーとをクラッチハウジングの外周に同一軸上にそ
れぞれ回転可能に並列状に備え、前記入力側プーリーの
端面には、出力側プーリーの端面との間に隙間調節用シ
ムを介し隙間を形成して円盤状のクラッチアーマチュア
が固設され、前記出力側プーリーの内周面には、励磁さ
れることにより前記クラッチアーマチュアを吸引する電
磁クラッチを構成するコイルがリング状に内装されてい
るとともに、前記入力側プーリーの径は、前記クランク
プーリー及び前記出力側プーリーの径より小径に、また
前記出力側プーリーの径は前記駆動プーリーの径より大
径に設定されていることである。
(作用) 電磁クラッチはアイドラープーリー内に設けられてお
り、アイドラープーリーを構成する入力側プーリーと出
力側プーリーはそれぞれ別体で回転可能であり、入力側
プーリーはクランクプーリーにベルトを介し連係され、
出力側プーリーはベルトを介し機械式過給機の駆動プー
リーに連係されており、電磁クラッチをONすることによ
り入力側と出力側の両プーリーを一体回転させて、クラ
ンクプーリーの回転をこのアイドラープーリーを介し機
械式過給機の駆動軸に伝達することができ、伝達経路は
クランクプーリーから入力側プーリー、さらに出力側プ
ーリー、さらに機械式過給機の駆動プーリーへ伝達され
るため、その過程において増速され、前記機械式過給機
の駆動プーリーの径を小径のものとすることができ、駆
動プーリーに掛けられるベルトの周速を許容値以下とす
ることができる。又、アイドラープーリーは位置調節が
可能であり、ベルトのテンションをも調節することがで
きる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はアイドラープーリーの断面構成図であり、こ
の第1図のアイドラープーリーは第2図に概略構成図で
示すように、クランクプーリー1と駆動プーリー2間に
配置され、クランクプーリー1はエンジンのクランク軸
に固設されたものであり、クランク軸の回転により回転
されるものである。又、駆動プーリー2は機械式過給機
の駆動軸に固設されており、この駆動プーリー2が回転
されることにより機械式過給機内のローターが回転され
るものである。
前記アイドラープーリー3は、入力側プーリー4と出
力側プーリー5を同一軸上に配置して構成されており、
第1図に示すように、入力側プーリー4はベルトを介し
前記クランクプーリー1と連係され、出力側プーリー5
はベルトを介し前記駆動プーリー2と連係される。又、
このアイドラープーリー3は位置を調節可能であり、ベ
ルトのテンションを調節することができる。
前記入力側プーリー4及び出力側プーリー5はそれぞ
れ軸受9a,9bを介しそれぞれ回転可能にクラッチハウジ
ング8の外周に並列状に取り付けられており、入力側プ
ーリー4と出力側プーリー5間には円盤状のクラッチア
ーマチュア6が配設されており、このクラッチアーマー
チュア6はリベット7を介し入力側プーリー4に固設さ
れたものとなっている。又、前記軸受9aと9b間のクラッ
チハウジング8の外周には隙間調節用シム10が外嵌され
ており、この隙間調節用シムの適当なものを選択して取
り付けることにより、前記出力側プーリー5の端面と前
記アーマチュア6間の隙間Sを適当間隔に調節して取り
付けることができる。尚、前記クラッチハウジング8は
アジャストバーに固定されている。
このような構成において、前記クランクプーリー1の
径D1に対し前記入力側プーリー4の径D2はD1>D2の関係
となっており、又、出力側プーリー5の径D3と前記入力
側プーリー4の径D2との関係はD3>D2となっており、
又、出力側プーリー5の径D3と前記駆動プーリー2の径
D4との関係はD3>D4に設定してあるため、クランクプー
リー1の回転数に対し入力側プーリー4でD1/D2、出力
側プーリー5でD3/D1に増速され、駆動プーリー2ではD
1/D2×D3/D4で増速されることとなる。
このような構成において、前記出力側プーリー5の内
周側には電磁クラッチを構成するコイル11がリング状に
内装されており、このコイル11に電気が供給されてコイ
ル11が励磁されると、出力側プーリー5に対し前記クラ
ッチアーマチュア6が吸引され、この状態で出力側プー
リー5は入力側プーリー4と一体で回転されることとな
り、前記クランクプーリー1の回転がこのアイドラープ
ーリー3を介し増速されて前記駆動プーリー2に伝達さ
れる。従って、駆動プーリー2の径を小径として機械式
過給機を高速で回転させることができ、ベルトの周速を
許容値以下とすることができる。
(発明の効果) 本発明は、エンジンのクランク軸の回転を電気的にON
・OFFして機械式過給機の駆動軸に伝える電磁クラッチ
において、該電磁クラッチは、前記クランク軸に固設さ
れたクランクプーリーと前記機械式過給機の駆動軸に固
設された駆動プーリー間に位置調節可能に配設されたア
イドラープーリー内に設けられ、該アイドラープーリー
は、前記クランクプーリーにベルトを介し連係される入
力側プーリーと、前記駆動プーリーにベルトを介し連係
される出力側プーリーとをクラッチハウジングの外周に
同一軸上にそれぞれ回転可能に並列状に備え、前記入力
側プーリーの端面には、出力側プーリーの端面との間に
隙間調節用シムを介し隙間を形成して円盤状のクラッチ
アーマチュアが固設され、前記出力側プーリーの内周面
には、励磁されることにより前記クラッチアーマチュア
を吸引する電磁クラッチを構成するコイルがリング状に
内装されているとともに、前記入力側プーリーの径は、
前記クランクプーリー及び前記出力側プーリーの径より
小径に、また前記出力側プーリーの径は前記駆動プーリ
ーの径より大径に設定されていることにより、電磁クラ
ッチをアイドラープーリー内に設け、このアイドラープ
ーリーを介しクランクプーリーの回転を増速させて機械
式過給機の駆動プーリーに伝達することができ、プーリ
ーに掛装されるベルトの周速を許容値以下とすることが
できる効果を有する。
又、アイドラープーリーはベルトのテンションプーリ
ーとしても機能させることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す電磁クラッチを備えた
アイドラープーリーの断面構成図、第2図は第1図のア
イドラープーリーとクランクプーリー及び駆動プーリー
との関係を示す概略配置図、第3図は従来の機械式過給
機の電磁クラッチの構造を示す要部断面構成図である。 1……クランクプーリー、2……駆動プーリー 3……アイドラープーリー 4……入力側プーリー、5……出力側プーリー 6……クラッチアーマチュア 8……クラッチハウジング 9a,9b……軸受、11……コイル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのクランク軸の回転を電気的にON
    ・OFFして機械式過給機の駆動軸に伝える電磁クラッチ
    において、該電磁クラッチは、前記クランク軸に固設さ
    れたクランクプーリー1と前記機械式過給機の駆動軸に
    固設された駆動プーリー2間に位置調節可能に配設され
    たアイドラープーリー3内に設けられ、 該アイドラープーリー3は、前記クランクプーリー1に
    ベルトを介し連係される入力側プーリー4と、前記駆動
    プーリー2にベルトを介し連係される出力側プーリー5
    とをクラッチハウジング8の外周に同一軸上にそれぞれ
    回転可能に並列状に備え、前記入力側プーリー4の端面
    には、出力側プーリー5の端面との間に隙間調節用シム
    10を介し隙間Sを形成して円盤状のクラッチアーマチュ
    ア6が固設され、前記出力側プーリー5の内周面には、
    励磁されることにより前記クラッチアーマチュア6を吸
    引する電磁クラッチを構成するコイルがリング状に内装
    されているとともに、前記入力側プーリー4の径は、前
    記クランクプーリー1及び前記出力側プーリー5の径よ
    り小径に、また前記出力側プーリー5の径は前記駆動プ
    ーリー2の径より大径に設定されていることを特徴とす
    る機械式過給機用電磁クラッチ。
JP2202215A 1990-07-30 1990-07-30 機械式過給機用電磁クラッチ Expired - Lifetime JP2528377B2 (ja)

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JPS622055A (ja) * 1985-06-25 1987-01-08 Nissan Motor Co Ltd ベルト回転伝達機構のベルト張力調整装置
JPH0717794Y2 (ja) * 1988-04-01 1995-04-26 マツダ株式会社 エンジンの補機駆動構造

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