JP2528095Y2 - ワイパー取付け構造 - Google Patents

ワイパー取付け構造

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JP2528095Y2
JP2528095Y2 JP1990109507U JP10950790U JP2528095Y2 JP 2528095 Y2 JP2528095 Y2 JP 2528095Y2 JP 1990109507 U JP1990109507 U JP 1990109507U JP 10950790 U JP10950790 U JP 10950790U JP 2528095 Y2 JP2528095 Y2 JP 2528095Y2
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JP
Japan
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wiper
box space
mounting structure
cowl
side members
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JP1990109507U
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正幸 土井
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フロントウィンドウのダッシュアッパーパ
ネルと車幅方向に沿って延びるカウルカバーとカウルカ
バーの延びる方向両端部に配設されて車両前後方向に延
びる一対のカウルサイドメンバーとによって構成される
ボックス空間に、フロントウィンドウ払拭用のワイパー
を駆動するための駆動機構が配設されたワイパー取付け
構造の改良に関する。
(従来の技術) 従来から、第4図に示すように、フロントウィンドウ
1にはそのフロントウィンドウ払拭用のワイパー2が設
けられている。そのワイパー2は第5図に示すワイパー
駆動機構3によって駆動されるものである。このワイパ
ー駆動機構3は第6図に示すダッシュアッパーパネル4
と車幅方向に沿って延びるカウルカバー5(第7図参
照)とカウルカバー5の両端部に配設されて車両前後方
向に延びる一対のカウルサイドメンバー6、7とカウル
トップフロントメンバー8とによって構成されるボック
ス空間9に配設されている。
ダッシュアッパーパネル4には一対のブラケット10が
取り付けられ、その一対のブラケット10には駆動機構取
付けフレーム11が取り付けられる。ワイパー駆動機構3
はその駆動機構取付けフレーム11にユニット化されて取
り付けられている。そのワイパー駆動機構3は、たとえ
ば、モータ12、リンク機構13、ピボット軸14、ワイパー
アーム15から大略構成されている。なお、第6図におい
て、16はエアインテークである(特開昭62-99244号公報
参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のワイパー取付け構造
では、ボックス空間9の全体の剛性向上を図る必要か
ら、図外のレインフォースメンバー、パッチ等を配設し
た構造となっており、従来のワイパー取付け構造は、自
動車の製造コスト、重量増加の一原因となっていた。ま
た、ワイパー駆動機構3をブラケット10を介してダッシ
ュアッパーパネル4に支持する構造となっているため
に、ワイパー駆動時の制振を図るため制振材(メルシー
ト)17をダッシュアッパーパネル4の底壁18に配設して
おり、ますます自動車の製造コスト、重量増加に拍車を
かけていた。
そこで、本考案の目的は、自動車の製造コスト、重量
の低減に寄与することのできるワイパー取付け構造を提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案に係わるワイパー取付け構造は、上記の課題を
解決するため、ダッシュアッパーパネルとカウルカバー
と一対のカウルサイドメンバーとによって構成されるボ
ックス空間内で棒状のワイパーフレームを、前記一対の
カウルサイドメンバーに掛け渡して前記ボックス空間を
補強すると共に、ワイパーの駆動機構を直接その棒状の
ワイパーフレームに取り付けたことを特徴とする。
(作用) 本考案に係わるワイパー取付け構造によれば、ワイパ
ーの駆動機構を取り付けた棒状のワイパーフレームがカ
ウルサイドメンバーに対して梁、又は桁としての役割を
果たすので、ボックス空間の全体の剛性の向上を図るた
めにレインフォースメンバーを専用に設けなくともボッ
クス空間を補強できる。また、ワイパーフレームがカウ
ルサイドメンバーにワイパー作動音を伝搬する構成であ
り、ダッシュアッパーパネルにワイパー作動音が直接伝
搬される構成ではないので、音振対策としてのメルシー
トをボックス空間に配設することが不要又は少なくでき
る。
従って、ボックス空間に配設すべき部品点数の削減を
図ることができ、自動車の重量低減、製造コストの低減
に寄与できる。
(実施例) 以下に本考案に係るワイパー取付け構造の実施例を図
面を参照しつつ説明する。
第1図において、20はダッシュアッパーパネル、21、
22はカウルサイドメンバー、23はフロントウインドウで
ある。ダッシュアッパーパネル20とカウルサイドメンバ
ー21、22とカウルカバー5(第7図参照)とはボックス
空間24を大略構成しており、25は空調装置(図示を略
す)に空気を導入するための外気導入口であり、空気は
カウルカバー5の開口26、27を介して取り入れられる。
カウルサイドメンバー21、22には円柱棒状のワイパー
フレーム28が掛け渡されている。ワイパーフレーム28の
両端部には取付けフランジ29が形成されている。その取
付けフランジ29にはネジ穴30、30が形成されている。ワ
イパーフレーム28は図示を略すネジを用いてカウルサイ
ドメンバー21、22に固定される。これによって、ボック
ス空間24が補強される。
ワイパーフレーム28には、取付けブラケット31、32、
33がそのワイパーフレーム28の長手方向に間隔を開けて
設けられている。ワイパーフレーム28はワイパー駆動機
構34が取り付けられる。ワイパー駆動機構34はワイパー
モータ35とリンク機構36とから大略構成されている。リ
ンク機構36は、リンク板37、38、連結棒39から大略構成
されている。ワイパーモータ35はブラケット31に固定さ
れ、リンク板37はブラケット32に支承されている。リン
ク板38は第2図に示すようにブラケット33に支承されて
いる。ブラケット32、33にはピボット軸40、41が設けら
れている。ピボット軸40、41は第7図に示すピボット挿
通孔44、44から外部に突出している。ピボット軸40、41
にはワイパーアーム42、43がそれぞれ設けられている。
ワイパーモータ35の出力軸46はカムギヤ47に噛合さ
れ、カムギヤ47は軸48を中心に回転される。カムギヤ47
にはピン49が突設され、そのピン49には揺動板50の一端
が回動可能に連結されている。揺動板50の他端にはピン
51が突設され、そのピン51はリンク板37に形成された案
内孔52に挿通されている。連結棒39の両端はピン53、54
を介して各リンク板37、38に連結されている。
外気導入口25の上部には、被覆板55が設けられ、被覆
板55は第3図に示すように外気導入口25を上方から覆っ
て雨水等が直接外気導入口25に浸入しないようになって
いる。この被覆板55はその車両前方部分56がワイパーフ
レーム28を避けて前方に傾斜し、ダッシュアッパーパネ
ル20の底壁57に接合されている。
次に、ワイパー駆動機構の作動を概略説明する。
ワイパーモータ35が回転すると、カムギヤ47が回転さ
れるため、揺動板50が揺動される。この揺動板50の揺動
に伴って、リンク板37が揺動する。このリンク板37の揺
動に伴ってピボット軸40が回動し、ワイパーアーム42が
揺動される。と同時にリンク板37の揺動が連結棒39を介
してリンク板38に伝達され、ピボット軸41が回動され、
ワイパーアーム43が揺動される。
(考案の効果) 本考案に係わるワイパーアーム取付け構造は、以上説
明したようにワイパーの駆動機構を取り付けたワイパー
フレームを一対のカウルサイドメンバーに掛け渡し、一
対のカウルサイドメンバーとダッシュアッパーパネルと
により大略構成されるボックス空間を補強する構成とし
たので、ボックス空間の全体の剛性の向上を図るための
レインフォースメンバーを専用に設けなくともボックス
空間を補強できるという効果を奏する。
また、ワイパーフレームがカウルサイドメンバーにワ
イパー作動音を伝搬する構成であってダッシュアッパー
パネルにワイパー作動音が直接伝搬される構成ではない
ので、音振対策としてのメルシートをボックス空間に配
設することが不要となる効果があり、ひいては総合的に
ボックス空間に配設すべき部品点数の削減を図ることが
できることになり、自動車の製造コスト、重量の低減を
図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わるワイパー取付け構造の要部構成
を示す車両斜視図、 第2図は第1図に示すII-II線に沿う断面図、 第3図は第1図に示すIII-III線に沿う断面図、 第4図はワイパー部分を説明するための外観図、 第5図は従来のワイパー駆動機構のユニットを示す斜視
図、 第6図はボックス空間を構成する車両部分の従来構成を
示す斜視図、 第7図はカウルカバーの形状を示す斜視図、 である。 20……ダッシュアッパーパネル 21、22……カウルサイドメンバー 23……フロントウインドウ 24……ボックス空間 28……ワイパーフレーム 34……ワイパー駆動機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントウィンドウが載置されるダッシュ
    アッパーパネルと車幅方向に沿って延びるカウルカバー
    とカウルカバーの延びる方向両端部に配設されて車両前
    後方向に延びる一対のカウルサイドメンバーとによって
    構成されるボックス空間に、フロントウィンドウ払拭用
    のワイパーを駆動する駆動機構が配設されたワイパー取
    付け構造において、 棒状のワイパーフレームを前記ボックス空間内で一対の
    カウルサイドメンバーに掛け渡してボックス空間を補強
    すると共に、前記ワイパーの駆動機構を直接その棒状の
    ワイパーフレームに取り付けたことを特徴とするワイパ
    ー取付け構造。
JP1990109507U 1990-10-19 1990-10-19 ワイパー取付け構造 Expired - Lifetime JP2528095Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0467563U JPH0467563U (ja) 1992-06-16
JP2528095Y2 true JP2528095Y2 (ja) 1997-03-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01122356U (ja) * 1988-02-08 1989-08-18
JP2577781Y2 (ja) * 1989-02-14 1998-07-30 本田技研工業株式会社 ワイパユニット

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JPH0467563U (ja) 1992-06-16

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