JP2527538Y2 - パンチプレスにおける金型装置 - Google Patents

パンチプレスにおける金型装置

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JP2527538Y2 JP8398990U JP8398990U JP2527538Y2 JP 2527538 Y2 JP2527538 Y2 JP 2527538Y2 JP 8398990 U JP8398990 U JP 8398990U JP 8398990 U JP8398990 U JP 8398990U JP 2527538 Y2 JP2527538 Y2 JP 2527538Y2
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正行 関
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、パンチング加工を行うパンチプレスにおい
て、比較的小さい切断片を搬出することができる金型装
置に関する。
(従来の技術) 一般のパンチプレスにおいて、パンチング加工を行う
パンチング加工部の近傍には切断片を搬出するワークシ
ュータが上下方向に揺動自在に設けてある。したがっ
て、パンチング加工によって素材から切断片を切離した
後に、ワークシユータを下方向へ揺動させることによ
り、切断片をパンチプレスから搬出していた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、前述のパンチプレスにおいては、比較的小さ
い切断片は、素材から切離したときにワークュータを上
に位置していないために、ワークシュータを下方向へ揺
動させても切断片の搬出をすることができない。そのた
めに、作業者ら自ら比較的小さい切断片をパンチプレス
から搬出しなければならず、作業者が煩雑化して作業能
率が悪くなるという問題があった。
そこで、本考案は上記の問題点を解決するために、比
較的小さい切断片に対しても適宜搬出することができる
パンチプレスにおける金型装置を提供することを目的と
する。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記のごとき従来の問題点を解決するために、本考案
においては、パンチング加工部の近傍に比較的大きい切
断片を搬出するワークシュータを上下方向へ揺動自在に
備えてなるパンチプレスにおいて、上記パンチング加工
部に、上部金型を着脱自在に備えた複数の上部金型ホル
ダを支持する上部ホルダ支持部材と、下部金型を着脱自
在に備えた複数の下部金型ホルダを支持する下部ホルタ
支持部材を上下に対向して設け、素材から切断片を切離
すときに使用する下部金型を備えた所定の下部金型ホル
ダに、比較的小さい切断片を搬出するための搬出孔を設
けてなるものである。
(作用) 前記の構成において、パンチング加工を行う前に、所
定の上部金型ホルダ、所定の下部金型ホルダに、素材か
ら切断片を切離すときに使用する所定の上部金型、所定
の下部金型を装着せしめる。このときに、所定の上部金
型、所定の下部金型の形状は、素材に対して最終切断す
る切断形状に対応した形状になっている。
パンチング加工部によって所望のパンチング加工を行
い、所定の上部金型と所定の下部金型との協働により、
素材から切断片を切離すことができる。
そして、切断片が比較的大きい場合には、素材から切
離したときに、切断片はワークシュータに支持されてお
り、ワークシュータを下方向へ揺動させることにより、
比較的大きな切断片をパンチプレスから搬出することが
できる。また、切断片が比較的小さい場合には、素材か
ら切断片を切離したときに、切断片は所定の下部金型を
備えた所定の下部金型ホルダの搬出孔に落下してパンチ
プレスから搬出される。
(実施例) 以上、本考案に係る実施例について図面に基づいて説
明する。
第6図を参照するに、パンチプレスの一例としてタレ
ットパンチプレス1は、下部フレーム3の前後(第6図
において左右)に支柱5,7を一体的に立設し、かつ、支
柱5,7に上部フレーム9を設けて枠体を構成している。
上記下部フレーム3の上面には素材WAを支持する固定
テーブル11が固定して設けてあり(第5図参照)、この
固定テーブル11の左右両側には可動テーブル13か、下部
フレーム3に取付けたレール15を介して前後方向へ移動
自在に設けてある。
上記固定テーブル11の後側にはパンチング加工部が設
けてあり、このパンチング加工部には金型装置17が設け
てある。
上記上部フレーム9には円盤状の上部タレット19が回
転軸21を介して回転自在に設けてあり、下部フレーム3
には上部タレット19に上下に対向した下部タレット23が
回転軸25を介して回転自在に設けてある。上記上部、下
部タレット19,23はサーボモータのごときタレット回転
装置(図示省略)を適宜に操作することにより、同期し
て同方向へ所定の角度だけ回動されるものである。
上記上部、下部タレット19,23は多数の金型ステーシ
ョンを備えており、多数の所定の金型ステーションには
種々の寸法形状をなした多数の着脱自在な上部金型27,
下部金型29が上部金型ホルダ(図示省略)、下部金型ホ
ルダ(図示省略)を介して設けてある。上下に対向した
下部金型25,27は同寸法形状である。素材WAにパンチン
グ加工を行うために、上部フレーム9の中央部付近には
上下動自在なストライカー31が設けてある。なお上記ス
トライカー31は前後方向へ位置調節自在である。
パンチング加工を行う素材WAの移動位置決めを行うた
めに移動位置決め装置33が設けてある。より詳細には、
可動テーブル13には移動位置決め装置33の一部を構成す
る第1キャレッジ35が一体的に設けてあり、第1キャレ
ッジ35には、素材WAを把持するクランプ装置37を備えた
第2キャレッジ39が左右方向(第6図において紙面にな
って表裏方向)へ移動自在に取付けてある。
上記構成により、第1キャレッジ35を可動テーブル13
を介して前後方向へ移動すると共に第2キャレッジ39を
左右方向へ移動することにより、クランプ装置37により
把持した素材WAを上部タレット19と下部タレット23の間
の所定位置へ移動位置決めする。また、上述のごとく素
材WAを移動位置決めする前又は移動位置決めするとほぼ
同時に、タレット回転装置を適宜に操作して所定の上
部、下部金型27、29をストライカー31の垂直下方向位置
へ位置せしめる。そして、ストライカー31を下降させて
所定の上部金型27を打圧することにより、下部タレット
19に支持された素材WAに対して所定のパンチング加工を
施すことができるものである。
次に、第1図を参照するに、素材WAから切断片WBを切
離すときに使用する所定の上部金型27aと下部金29aを備
えた金型装置17の詳細について説明する。
前述のように、上部タレット19には上部金型ホルダを
介して多数の着脱交換自在な上部金型27が設けてあると
きに、下部タレット23には下部金型ホルダを介して多数
の着脱交換自在な下部金型29が設けてある。
下部タレット23には所定の下部金型ホルダ41が係止部
材43を介して取付けてあり、この所定の下部金型ホルダ
41には、素材WAから切断片WBを切離すときに使用する所
定の下部金型29aが係止部材45を介して着脱交換自在に
設けてある。そして、上記所定の下部金型ホルダ41には
下部フレーム3設けた切断片取出口47(第6図参照)に
比較的小さい切断片WBを搬出するための搬出口49が設け
てあり、この搬出口49へ切断片WBを適宜に搬出するため
に所定の下部金27a、所定の下部ホルダ41には傾斜部5
1、53が設けてある。
また、上部タレット19における下部金型ホルダ41に上
下に対向した位置には、上部金型ホルダ55か係止部材57
を介して取付けてあり、この上部金型ホルダ55には素材
WAから切断片WBを切離すときに使用する所定の上部金型
27aが係止部材59を介して着脱交換自在に設けてある。
第5図を参照するに、上記所定の上部金型27aと下部
金型29aの協働により、素材WAから切断片WBを切離した
際に、切断片WBを搬出するために、パンチング加工部の
近傍には、ワークシュータ61が上下方向へ揺動自在に設
けてある。すなわち、上記下部フレーム3の後側には、
支持ブラケット63が設けてあり、この支持ブラケット63
には、ワークシュータ61がヒンジピン65を介して上下方
向へ揺動自在に設けてある。上記ワークシュータ63は流
体圧シリンダ(図示省略)の作用により揺動するもので
ある。
前述の構成に基づいて本実施例の作用について説明す
る。
素材WAを第2図(a)に示すようなジョイント状態に
して、第2図(b)に示すような切断片(製品)WBに仕
上げるときには、第4図(a)に示すような最終切断時
の切断形状に対応した所定の下部金型29aを下部金型ホ
ルダ49に装着せしめる。また、同様に第3図(a)に示
すようジョイント状態にして、第3図(b)に示すよう
な切断片(製品)WBに仕上げるときには、第4図(b)
に示すような最終切断時の切断形状に対応した所定の下
部金型29aを下部金型ホルダ49に装着せしめる。なお、
上部金型ホルダ55に所定の下部金型29aに対応した形状
を有する所定の上部金型27aを装着せしめる。
そして、パンチング加工部において所定のパンチング
加工を行い、所定の上部金型27aと所定の下部金型29a
協働させることにより、素材WAから切断片WAを切離す。
そして、切断片WBが比較的大きい場合には、素材WAか
ら切断片WBを切離したときに、切断片WBはワークシュー
タ61に支持されており、流体圧シリンダを介して水平状
態のワークシュータ61を下方向へ揺動させる。これによ
って、比較的大きな切断片WBはワークシュータ61を介し
て切断片取出口47にまで搬出される。
また、切断片WBが比較的小さい場合には、素材WAから
切断片WBを切離したときに、切断片WBはワークシュータ
61に支持されることなく、搬出孔49を介して切断片取出
口47にまで搬出される。
本実施例によれば、比較的大きい切断片WBに対してワ
ークシュータ61を介してパンチプレス1上から搬出する
ことができると共に、比較的小さい切断片WBに対しては
搬出孔49を介しいてパンチプレス1上から搬出すること
ができる。したがって、パンチプレス1上に比較的小さ
い切断片WBが残こることなく、作業が煩雑化することは
ないものである。
また、素材WAから切断片WBを切離すときに使用する所
定の上部金型27a、下部金型29aを、所定の上部金型ホル
ダ55、下部金型ホルダ41に着脱交換することにより、最
終切断時の切断形状に対応した形状を有する所定の上部
金型27a、下部金型29aによって、素材WAから切断片WBを
適切に切離すことができるので、作業能率向上の効果を
奏するものである。
なお、本考案は前述のごとき実施例の説明に限るもの
ではなく、適宜の変更を行うことにより種々の態様で実
施可能である。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明により理解されるように、
本考案によれば、比較的大きい切断片に対してワークシ
ュータを介してパンチプレス上から搬出することができ
ると共に、比較的小さい切断片に対しては搬出孔を介し
てパンチプレス上から搬出することができる。したがっ
て、パンチプレス上に比較的小さい切断片が残こること
なく、作業が煩雑化することはないものである。
また、素材から切断片を切離すろきに使用する所定の
上部金型、下部金型を、所定の上部金型ホルダ、下部金
型ホルダに着脱交換することにより、最終切断時の切断
形状に対応した形状を有する所定の上部金型、下部金型
によって、素材から切断片を適切に切離すことができる
ので、作業能率向上の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る実施例を説明するものであり、第1
図は本実施例の要部である金型装置を示す図である。第
2図から第4図は本実施例の作用説明図である。第5図
はワークシュータを示す概略的な図である。第6図はタ
レットパンチプレスの側面図である。 1…タレットパンチプレス、17…金型装置 19…上部タレット 23…下部タレット 27a…所定の上部金型 29a…所定の下部金型 41…下部金型ホルダ、49…搬出口 55…上部金型ホルダ 61…ワークシュータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パンチング加工部の近傍に比較的大きい切
    断片を搬出するワークシュータを上下方向へ揺動自在に
    備えてなるパンチプレスにおいて、上記パンチング加工
    部に、上部金型を着脱自在に備えた複数の上部金型ホル
    ダを支持する上部ホルダ支持部材と、下部金型を着脱自
    在に備えた複数の下部金型ホルダを支持する下部ホルタ
    支持部材を上下に対向して設け、素材から切断片を切離
    すときに使用する下部金型を備えた所定の下部金型ホル
    ダに、比較的小さい切断片を搬出するための搬出孔を設
    けてなることを特徴とするパンチプレスにおける金型装
    置。
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