JP2527467B2 - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法

Info

Publication number
JP2527467B2
JP2527467B2 JP63273975A JP27397588A JP2527467B2 JP 2527467 B2 JP2527467 B2 JP 2527467B2 JP 63273975 A JP63273975 A JP 63273975A JP 27397588 A JP27397588 A JP 27397588A JP 2527467 B2 JP2527467 B2 JP 2527467B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
alignment film
crystal display
display device
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63273975A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02120719A (ja
Inventor
健司 御園
一彦 秋元
武司 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP63273975A priority Critical patent/JP2527467B2/ja
Publication of JPH02120719A publication Critical patent/JPH02120719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2527467B2 publication Critical patent/JP2527467B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、液晶表面装置の製造方法に関し、更に詳し
くは、機械的または電気的なストレスを受ける環境下で
使用されても特性が劣化しない液晶表面装置の製造方法
に関する。
従来の技術 現在では、いわゆるオフィスオートメーション(OA)
機器用、計測器用およびテレビジョン受信機用などとし
て、液晶表示装置が広範に用いられている。このような
液晶表示装置は、機械的、電気的なストレスを受けるよ
うな環境下で使用される場合には、液晶表示装置に含ま
れる透光性を有するガラス基板のたわみなどに起因して
液晶層の層厚が変化してしまい、表示される色調が不所
望に変化するなど表示品質が低下していた。このような
問題点を解決するために、液晶表示装置の前記ガラス基
板間にスペ−サを設けて、前記ガラス基板のたわみなど
を防止するようにしている。このようなスペ−サとして
は、たとえば合成樹脂製微粒子などが用いられ、ガラス
基板のいずれにも固定されずに用いられる場合や、当該
スペーサを接着性樹脂を球状として形成し、双方のガラ
ス基板に固定する場合などがあった。
発明が解決しようとする課題 スペーサをガラス基板の双方に固定しない従来の技術
の技術では、液晶表示装置に加えられる機械的または電
気的なストレスにより、当該スペーサがガラス基板間で
移動してしまい、上述したガラス基板のたわみなどが発
生してしまうことがあった。ここに言う機械的ストレス
とは、液晶表示装置に対する曲げ、圧迫などの力であ
る。電気的ストレスとは、誘電材料から成る上記スペー
サが帯電することにより作用する力である。このような
場合では、前述したような表示品質が低下してしまう課
題が発生する。
また、スペーサが液晶表示装置内で局部的に凝集して
しまうため、これによっても表示品質が低下していた。
また、上記スペーサは実際にはガラス基板上に形成さ
れた配向膜の間に封入されており、したがってスペーサ
が移動する際に該配向膜を傷つけ、これによっても表示
品質を低下してしまうなどの問題があった。
また、該液晶表示装置が高温状態となると、液晶自体
が熱膨張を起こして透明電極間の間隔を押し広げること
がある。前記スペーサは一対の透明基板の双方に固定さ
れているので、前記間隔の増大に伴って楕円形状に変形
する。このようなスペーサは高温状態で熱塑性変形を起
こすために、温度が下がっても元の形状に戻らない。一
方、液晶は温度が下がると元の状態に戻ろうとするけれ
ども、基板間の間隔を押し広げた状態でスペーサが熱塑
性変形しているために、液晶自身が減圧状態となって気
泡が発生することがあり、表示品質を劣化させる原因と
なっていた。
本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、機械的
または電気的ストレスが加えられる使用環境下であって
も表示品質が低下することを防ぐことができる改善され
た液晶表示装置の製造方法を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、液晶表示装置に含まれる複数の透光性基板
間に、該透光性基板の基板間隔の制御を目的として介在
体が配置された液晶表示装置の製造方法において、 一方の透光性基板上に第1配向膜を形成し、その上に
分散剤を用いて介在体を散布し、その上に更に、該介在
体配置部分にのみ選択的に第2配向膜を形成するように
し、 介在体、第1配向膜および第2配向膜の各表示張力γ
S,γH1,γH2が、 γS>γH1>γH2および γG>γH1 となるように選ばれることを特徴とする液晶表示装置の
製造方法である。
作用 本発明に従えば、液晶表示装置を製造するにあって
は、複数の透光性基板間に介在体を介在しようとする場
合、一方の透光性基板上に第1配向膜を形成した後に、
分散剤を用いて介在体を散布し、その上に更に、該介在
体配置部分にのみ選択的に第2配向膜を形成するように
する。これによって、介在体を一方の透光性基板に固定
することができる。
透光性基板および第1配向膜の各表面張力γG,γH1
を、 γG>γH1 となるように選ぶことによって、表面張力γGの大きい
透光性基板の上に表面張力γH1の小さい第1配向膜が形
成されるので、透光性基板の上に第1配向膜を薄く形成
することができ、第1配向膜の使用量の減少と液晶表示
装置の薄形化を図ることができる。
また、介在体、第1配向膜および第2配向膜の各表面
張力γS,γH1,γH2を、 γS>γH1>γH2 となるように選ぶことによって、表面張力γSの大きい
介在体の表面に表面張力γH2の小さい第2配向膜を薄く
形成することができる。
この際、第2配向膜の表面張力γH2は第1配向膜の表
面張力γH1よりも小さいので、第1配向膜の表面に第2
配向膜が点滴とならず、第2配向膜のみ単独で第1配向
膜の上に存在することが避けられ、第1配向膜上に介在
体を第2配向膜で被覆された状態で配置することができ
る。
このような表面張力の大小関係によって、第2配向膜
は、第1配向膜の表面よりも介在体の表面に広がって付
着しやすく、好都合である。
実施例 第1図は本発明の一実施例に従う液晶表面装置(以
下、LCDと略す)1bの構成を示す断面図であり、第2図
はその製造工程を説明するフローチャートであり、第3
図は製造工程を説明する断面図である。これらの図面を
参照して、LCD1bの製造工程について説明する。LCD1bを
製造するにあたって、先ずホウケイ酸ガラスなどの透光
性と電気絶縁性とを有する一対のガラス基板2,3を準備
する。このガラス基板2,3上には、LCD1bの用途に応じて
各種態様の透明電極4,5が、たとえばスパッタリング技
術やエッチング技術などを用いてパターン形成される。
第2図ステップc1では、このような基板2,3の少なく
ともいずれか一方(たとえば基板2)上に、第3図
(1)に示すように、第1配向膜となる第1ポリイミド
膜6aが印刷などによって形成される。
ステップc2で、たとえば70℃1分間だけ仮焼成する。
この後、ステップc3で第3図(2)に示されるよう
に、仮焼成後の第1ポリイミド膜6a上に、フロン系の分
散剤を用いてビーズ8を散布する。本実施例では、ビー
ズ8の材料として、たとえば酸化シリコンSiO2を主成分
とする透明な真球状微粒子粉体を用いる。
この後、ステップc4において、第3図(3)に示され
るように、第2配向膜となる第2ポリイミド膜6bをスプ
レー散布する。
ここで前記第2ポリイミド膜6bには、シランカップリ
ング剤を添加し、ガラス基板2(または透明電極4)、
ビーズ8、第1ポリイミド膜6aおよび第2ポリイミド膜
6bの各表面張力γG,γS,γH1,γH2に関して、 γG=γS>γH1>γH2 …(1) が満足されるように調整される。
上述の第1式から γG>γH1 …(2) が成立する。
このように調整することにより、第2ポリイミド膜6b
がビーズ8にのみ選択的に付着するようにできる。
また第2ポリイミド膜6bは、ポリイミド樹脂にたとえ
ばノルマルヘキサンと、プチルセルソルブの1:1混合液
である希釈剤を混ぜ、粘度調整として用いる。
ステップc5では、たとえば250℃で30分間の加熱を行
い、第1および第2ポリイミド膜6a,6bを焼成して硬化
させる。この後、ステップc6ではラビング法などによっ
て、配向処理が行われる。第1および第2ポリイミド膜
6a,6bは、ラビング後の第1図では参照符7,13で示され
ている。
他方のガラス基板3上にも透明電極5および配向膜10
が形成される。ステップc7では、このような基板2,3を
相互に対向して相互に粘着し、ステップc8では配向膜7,
10間に液晶14を注入する。ステップc9では、ガラス基板
2,3の相互に反対側に偏向フィルム11,12を粘着して、LC
D1bを構成する。
上述の実施例において、基板2の上に第1ポリイミド
膜6aが形成され、それらの表面張力γG,γH1は、前述
の第1式、したがって第2式に選ばれていることによっ
て、透光性基板の上に第1ポリイミド膜6aが薄く延びて
形成される。したがって、第1ポリイミド膜6aの使用量
の減少を図ることができ、また全体の構成を薄形化する
ことができる。
ビーズ8を第1ポリイミド膜6a上に散布した後、第2
ポリイミド膜6bを上述のようにスプレー散布することに
よって、第2ポリイミド膜6bがビーズ8の表面に薄く延
びて形成されることができ、しかもこの第2ポリイミド
膜6bは、第1ポリイミド膜6aよりもむしろビーズ8の表
面に、前述の第1式が成立することによって、均一な膜
厚で薄く形成されることができる。したがって、第2ポ
リイミドが滴状で第1ポリイミド膜6a上に残存すること
がなく、その第2ポリイミド膜6bが円滑にビーズ8の表
面に付着することができる。これによって、不所望な第
2ポリイミドの滴が残留することが防がれる。
このようにして製造されたLCD1bでは、ビーズ8が一
方のガラス基板2にのみ固着され、他方のガラス基板3
には固着されない構成となっている。したがって、LCD1
bのガラス基板2,3間でビーズ8が不所望に移動する事態
が防がれ、液晶14の層厚がガラス基板2,3間の全面に亘
って均一に維持される。
また、ビーズ8によって、LCD1bに対する機械的力に
対して、前記液晶14の層厚を均一に維持することができ
る。
また、前述したような材料から形成されるビーズ8
は、加熱昇温による塑性変形はなく、したがってLCD1b
が比較的温度変化の大きい環境下で使用される場合であ
っても、従来例で述べたように、ガラス基板2,3間で気
泡の発生する事態などが防がれる。
また、ビーズ8が移動しないので、配向膜7,10などを
傷つける事態が防がれるのは勿論である。
すなわち、本実施例のLCD1bは表示品質が従来例と比
較して格段に向上されるとともに、表示品質を使用環境
や、経年変化に拘わらず安定させるることができる。ま
た、配向膜7,10などに傷を付ける事態が防がれるので、
表示効果も併せて向上することができる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、介在体を一方の透光性
基板のみに固着するようにし、これによって機械的、電
気的ストレスの加えられる環境下でも表示品質の劣化が
防がれる。また温度差の大きい環境下でも、内部に気泡
が発生して表示品質が劣化する事態が防がれる。
特に本発明によれば、透光性基板の上に第1配向膜
が、薄く均一な厚みで、その第1配向膜が途切れること
なく形成されることができる。これによって、第1配向
膜の使用量の減少を図ることができ、またその第1配向
膜が薄いので、本件液晶表示装置の薄形化を図ることが
できる。
さらに本発明によれば、第1配向膜上に散布された介
在体の上に第2配向膜を形成するようにし、これによっ
て第2配向膜は、点滴となることなく、介在体の表面に
薄く均一な膜厚で被覆されることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に従うLCD1bの断面図、第2
図はLCD1bの製造工程を説明するフローチャート、第3
図は本実施例の製造工程を説明する断面図である。 1b…LCD、2,3…ガラス基板、6a,6b…ポリイミド膜、7,1
0…配向膜、8…ビーズ、14…液晶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−200126(JP,A) 特開 昭63−36224(JP,A) 実開 昭63−84122(JP,U) 実開 昭63−19824(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示装置に含まれる複数の透光性基板
    間に、該透光性基板の基板間隔の制御を目的として介在
    体が配置された液晶表示装置の製造方法において、 一方の透光性基板上に第1配向膜を形成し、その上に分
    散剤を用いて介在体を散布し、その上に更に、該介在体
    配置部分にのみ選択的に第2配向膜を形成するように
    し、 介在体、第1配向膜および第2配向膜の各表面張力
    γS,γH1,γH2が、 γS>γH1>γH2および γG>γH1 となるように選ばれることを特徴とする液晶表示装置の
    製造方法。
JP63273975A 1988-10-29 1988-10-29 液晶表示装置の製造方法 Expired - Fee Related JP2527467B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63273975A JP2527467B2 (ja) 1988-10-29 1988-10-29 液晶表示装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63273975A JP2527467B2 (ja) 1988-10-29 1988-10-29 液晶表示装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02120719A JPH02120719A (ja) 1990-05-08
JP2527467B2 true JP2527467B2 (ja) 1996-08-21

Family

ID=17535183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63273975A Expired - Fee Related JP2527467B2 (ja) 1988-10-29 1988-10-29 液晶表示装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2527467B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2829193B2 (ja) * 1992-05-29 1998-11-25 シャープ株式会社 液晶表示素子およびその製造方法
JP3283874B2 (ja) * 2001-08-08 2002-05-20 株式会社半導体エネルギー研究所 液晶電気光学装置の作製方法
WO2009041125A1 (ja) * 2007-09-26 2009-04-02 Sharp Kabushiki Kaisha 液晶パネル、液晶表示装置、テレビ受信装置、及び液晶パネルの製造方法
WO2009041126A1 (ja) 2007-09-26 2009-04-02 Sharp Kabushiki Kaisha 液晶パネルの製造方法
JP2009134274A (ja) * 2007-10-30 2009-06-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置の作製方法
CN109073923B (zh) 2016-04-21 2021-11-26 大日本印刷株式会社 调光膜、夹层玻璃及调光膜的制造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL7714232A (nl) * 1977-12-22 1979-06-26 Philips Nv Weergeefinrichting.
JPS6336224A (ja) * 1986-07-31 1988-02-16 Victor Co Of Japan Ltd 液晶表示素子
JP2520751Y2 (ja) * 1986-11-20 1996-12-18 富士ゼロックス株式会社 液晶表示装置
JPS63200126A (ja) * 1987-02-17 1988-08-18 Victor Co Of Japan Ltd 液晶表示素子

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02120719A (ja) 1990-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5919606A (en) Liquid crystal cell and method for assembly thereof
KR100622843B1 (ko) 액정 표시 장치 및 그 제조 방법
US7362409B2 (en) Liquid crystal display device and method for manufacturing the same
JP3803510B2 (ja) 液晶表示パネル
JPS59139018A (ja) 表示パネル
IL108348A (en) Liquid crystals of light crystals using fixed internal intervals and a method of inserting them
JP2756978B2 (ja) 液晶セル
JP2527467B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
JP3196744B2 (ja) 液晶表示素子とその製造方法
JPH05289109A (ja) 液晶表示装置
JP2504111B2 (ja) 液晶パネルの製造方法
JPH10274773A (ja) 液晶セルおよびその製造方法
JP3013257B2 (ja) 強誘電性液晶装置
JP3680849B2 (ja) 液晶表示パネル
JPH02201424A (ja) 液晶表示装置の製造方法
JP3331842B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
JPH01201624A (ja) 液晶表示パネル
JPH03197928A (ja) 液晶表示装置
JPH1115004A (ja) 電気光学装置およびその製造方法
JPH09292619A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JP2000047182A (ja) 液晶表示素子、及びその製造方法
JPH11271720A (ja) 液晶表示装置の製造方法及び液晶表示装置
JPS6233575B2 (ja)
JP2001042342A (ja) 液晶表示素子およびその製造方法
JPH1039317A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees