JP2527335Y2 - 無結線蛍光燈 - Google Patents

無結線蛍光燈

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JP2527335Y2
JP2527335Y2 JP1989120819U JP12081989U JP2527335Y2 JP 2527335 Y2 JP2527335 Y2 JP 2527335Y2 JP 1989120819 U JP1989120819 U JP 1989120819U JP 12081989 U JP12081989 U JP 12081989U JP 2527335 Y2 JP2527335 Y2 JP 2527335Y2
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current transformer
fluorescent lamp
coil
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electrodes
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JP1989120819U
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JPH0358899U (ja
Inventor
穰二 尾和瀬
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株式会社 ユー・アール・ディー
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、導電露出部がなく水中や炭鉱などで使用
することができる無結線蛍光燈に関するものである。
〔従来の技術〕 本出願人は、無結線で電力を供給することができる無
結線放電管照明器具を考案し、既に実用新案登録出願し
登録されている(実公昭64−5360号公報参照)。
その概要について第4図を参照しながら説明すると、
交流電源線11を遊貫した電流トランス12にコイル13を巻
回しその両端子間に放電管14を直接接続したものであ
り、点灯回路を別個に設ける必要がなく、電線を接続す
ることなく電源線から電力の供給を受けることができ、
既設の電源線に沿って任意の位置へ移動させることがで
きるという数々の優れた効果を奏するものである。
ところが、その後の実験によりこの無結線放電管照明
器具は、電源線の電流値が変動すると点灯しにくくなっ
たり放電が不安定になったりするという問題があり、導
電部分を完全に密閉することが難しく、また、直線型の
蛍光燈を使用しているため導線を管に沿って配置する必
要があり外観が悪く商品価値が劣るという欠点があっ
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案の目的は、上記従来装置の欠点を改良するこ
とであり、導電部分を全く露出させることなく無結線で
電力を供給することができ、点灯しやすく放電が安定で
あり外観の美しい無結線蛍光燈を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案の無結線蛍光燈
は、折曲された放電通路を有し2つの電極が近接配置さ
れた蛍光燈と、前記2つの電極のそれぞれ一方の端子の
間に接続されたコンデンサと、コイルを巻回した環状の
電流トランスとを備え、電流トランスのコイルの両端子
を前記2つの電極のそれぞれ他方の端子に接続し、電流
トランス、コンデンサ、前記すべての端子およびこれら
の接続部分をガラス容器内に封入するとともに前記ガラ
ス容器に電流トランスの環を貫通する電源線用の貫通孔
を設けている。
〔作用〕
ガラス容器の貫通孔に交流電流(一次電流)の流れる
電源線を通すと、電流トランスが飽和してそのコイル7
にパルス状の高い電圧が誘起されて蛍光燈が放電を開始
し、一次電流とコイルの巻数に応じた一定電流が蛍光燈
に流れ、コイルの端子電圧が蛍光燈の放電電圧まで下が
った状態で放電が安定する。
〔実施例〕
この考案の一実施例について第1図を参照しながら説
明する。
無結線蛍光燈1は、基端内部にそれぞれ電極2、3を
設けた2本のガラス管4を先端近くで連通させ、また、
2本のガラス管4の基端の外側にガラス容器5を連設し
たものである。ガラス容器5内にはコンデンサ6および
環状の電流トランス7が封入され、また、ガラス容器5
の中央付近に、電流トランス7の環の部分を貫通して電
源線用の貫通孔5aが形成されている。ガラス容器5内は
外気から完全に遮断されているが、真空である必要はな
い。
電流トランス7は、アモルファス薄膜を積層した環状
鉄心またはフェライトコアにコイル8を多数回(例えば
50〜500回)巻回したものであり、コイル8の両端子は
電極2、3の端子の一方にそれぞれ接続されている。ま
た、電流トランス7は、比較的弱い起磁力で飽和する特
性を備えている。
コンデンサ5は、両電極2、3の残りの端子の間に接
続され、その容量は電源周波数に於けるインピーダンス
が蛍光燈の放電インピーダンスのほぼ10倍程度(例えば
0.001〜0.1μF)となるように設定されている。このコ
ンデンサ5を接続することにより、蛍光燈が点灯しやす
くなり、放電が安定となり、また、周辺の音響機器に及
ぼす雑音が減少する。
使用に際しては、第2図に示されるように、ガラス容
器5の貫通孔5aに交流電流(一次電流)の流れる電源線
9を通すと、放電が始まる前はコイル8の負荷インピー
ダンスが大きいから、電流トランス7が飽和してコイル
8にパルス状の高い電圧が誘起され、この電圧により蛍
光燈が放電を開始する。すると、負荷インピーダンスが
下がり、一次電流とコイルの巻数に応じた一定電流が蛍
光燈に流れ、コイル8の端子電圧が蛍光燈の放電電圧ま
で下がった状態で放電が安定する。電源線9に流れる一
次電流を調節することにより蛍光燈の放電電流を制御す
ることができ、従って蛍光燈の明るさを容易に制御する
ことができる。
無結線蛍光燈1は、電源線に沿って任意の位置に移動
させることができ、また、一本の電源線に複数個設ける
ことができる。
蛍光燈の形状は、直線状のガラス管を2本平行に配置
したものに限らず、要は、2つの電極2、3が近接配置
されるように放電通路が折曲されていればよいから、例
えば第3図(イ)〜(ハ)に示すような種々の形状が考
えられる。
使用する電源周波数は、商用周波数でも実施可能であ
るが、さらに高く(例えば20KHz程度に)すれば電流ト
ランスを極めて小型にすることができ設計が容易とな
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の無結線蛍光燈は、導
電部分が露出していないから水中や炭鉱などでも使用す
ることができ、電源線に沿って任意の位置に移動させる
ことができ、電源線の電流を制御することにより蛍光燈
の明るさを容易に調節することができ、配線部分がガラ
ス容器内に体裁よく収納されて外観が美しく商品価値が
高くなり、また、コンデンサを接続したことにより、点
灯しやすくなり放電が安定になりしかも周辺の音響機器
に及ぼす悪影響がなくなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図……この考案の実施例の平面図 第2図……その使用説明図 第3図……他の実施例の平面図 第4図……従来装置の原理図 1……無結線蛍光燈、2、3……電極 4……ガラス管 5……ガラス容器、5a……貫通孔 6……コンデンサ、7……電流トランス 8……コイル、9……電源線 11……電源線、12……電流トランス 13……コイル、14……放電管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−152361(JP,A) 特開 昭63−62149(JP,A) 特開 昭57−141858(JP,A) 特開 昭60−84798(JP,A) 特開 昭60−119095(JP,A) 実公 昭64−5360(JP,Y1) 実公 昭46−22795(JP,Y1) 実公 昭46−15193(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】折曲された放電通路を有し2つの電極が近
    接配置された蛍光燈と、前記2つの電極のそれぞれ一方
    の端子の間に接続されたコンデンサと、コイルを巻回し
    た環状の電流トランスとを備え、電流トランスのコイル
    の両端子を前記2つの電極のそれぞれ他方の端子に接続
    し、電流トランス、コンデンサ、前記すべての端子およ
    びこれらの接続部分をガラス容器内に封入するとともに
    前記ガラス容器に電流トランスの環を貫通する電源線用
    の貫通孔を設けたことを特徴とする無結線蛍光燈。
JP1989120819U 1989-10-16 1989-10-16 無結線蛍光燈 Expired - Lifetime JP2527335Y2 (ja)

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JPH0358899U JPH0358899U (ja) 1991-06-10
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