JP2527167B2 - 吸湿紙 - Google Patents

吸湿紙

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JP2527167B2
JP2527167B2 JP61239250A JP23925086A JP2527167B2 JP 2527167 B2 JP2527167 B2 JP 2527167B2 JP 61239250 A JP61239250 A JP 61239250A JP 23925086 A JP23925086 A JP 23925086A JP 2527167 B2 JP2527167 B2 JP 2527167B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は吸湿紙、特に成形裁断が容易であり、又任意
の目的形状を作ることの出来る包装材や吸湿材、保存材
料として有用な吸湿紙に係るものである。
[従来の技術] 種々の物品を湿気やカビから保護し、これらを保存す
る手段として、シリカゲルや塩化カルシウム等の乾燥剤
が用いられることは周知である。
これらの乾燥剤は通常透湿性を有する紙やプラスチッ
ク、布等の一般に袋状容器に収容されて用いられてい
る。
又、一部のものは、これら乾燥剤を或る種の樹脂バイ
ンダーを用いて板状、棒状、タブレット状に成形された
ものも知られている。
[発明の解決しようとする問題点] しかしながらこれら乾燥剤のうち、容器に収容されて
いるものは、それ自体が嵩張るし、比較的局所的な乾燥
効果になりがちであり、又被乾燥対象物の形状等に合せ
た形状を採り難い欠点があった。
又、後者の乾燥剤成形体は、一般に用いられるバイン
ダーによって表面が被覆される為、乾燥効果が阻害さ
れ、特にその内部に至る程乾燥剤としての機能が低下す
る欠点があった。
そしてこれも前記同様に被乾燥対象物の形状等に合せ
た形状を採り難い欠点も有している。
[問題点を解決するための手段] 本発明者は、かかる従来の乾燥剤が有している諸欠点
を排除し、被乾燥物に対して吸湿効果を十分発揮し、し
かも包装紙の如く物品を包装することにより、乾燥効果
を一層高めることが出来ると共に、所定の形状に裁断成
形し得る乾燥剤を得ることを目的として種々研究、検討
した結果、乾燥剤を紙状に、しかも特定の物性を有する
シリカゲルを用い、これにパルプを混入することにより
前記目的を達成し得ることを見出した。
かくして本発明は、平均粒子径5〜30μを有し、且つ
粒子径が1〜44μの範囲にある粒子を60〜90重量%含有
し、平均細孔径が10〜30Åであるシリカゲルを50〜90重
量%及びパルプを50〜10重量%を含有した吸湿紙を提供
するにある。
本発明において用いられるシリカゲルは平均粒子径が
5〜30μであることが必要である。平均粒子径が前記範
囲より小さいと十分な吸湿効果が期待出来ず、逆に前記
範囲を超える場合には均一な紙状に成形することが難し
くなると共に、一部粒子の脱落が生じ、包装等の折り曲
げにより崩壊するので何れも不適当である。そしてこれ
ら範囲のうち、平均粒子径が8〜20μを採用する場合に
は十分な吸湿効果を期待し得ると共に粒子の脱落等も生
じないので特に好ましい。
又、シリカゲル粒子の粒度分布は粒子径が1〜44μの
範囲にある粒子がシリカゲル粒子全体の60〜90重量%を
占めることが必要である。これらの範囲を逸脱すると、
吸湿効果が一様でなくなると共に、紙中にシリカゲルが
不均一に分布し易く不均一な製品となるので不適当であ
る。
そしてこれら範囲のうち、粒度分布は粒子径が5〜30
μの範囲にある粒子がシリカゲル粒子全体の60〜90重量
%を占めるシリカゲルを採用する場合には、均一吸湿効
果のある紙を安定して得られるので特に好ましい。
かくしてシリカゲル粒子は、これを50〜90重量%用い
る。使用量が前記範囲に満たない場合には、十分な吸湿
効果を期待し得ず、逆に前記範囲を超える場合には、紙
状に成形することがむずかしくなるので何れも不適当で
ある。シリカゲル粒子の含有量として50〜90重量%を採
用する場合には、十分な吸湿効果を期待し得ると共に、
十分可撓性のある紙に成形し得る。これらシリカゲルは
その一部を酸化コバルト等の指示薬を含浸させ、吸湿の
前後で色相変化をもたらす。
かくしてシリカゲルを紙状にする為パルプが用いられ
る。かかるパルプの物性としては、その平均長さが500
〜1000μ、平均太さが10〜50μを採用するのが適当であ
る。平均太さ及び長さが前記範囲に満たない場合には、
シリカゲルを十分紙状に成形し、しかもその粒子が脱落
するのを防止することが困難となる虞れがあり、逆に太
さ及び長さが前記範囲を超えると、シリカゲルの吸湿効
果を実質的に阻害する虞れがあるので何れも好ましくな
い。
これら材料を用いて実際紙状に成形する手段として
は、例えば通常の内填紙、コート紙を製造する技術を応
用して紙状のものとし、乾燥活性化する手段を採用する
ことが出来る。又この際必要に応じ、SBRラテックス、
塩化ビニル、塩化ビニリデン等の添加剤を本発明の目的
を阻害しない限り適宜用いることが出来る。
[実施例] 平均粒子径15μ、粒子径が1〜44μの範囲の粒子が80
重量%、平均細孔径20Åを有する粉末シリカゲルとパル
プNBKPを重量比で70:30に調整すると共に、バインダ
ー、乾燥紙力増強剤、湿潤紙力剤、硫酸バンド、PH調整
剤、凝集剤を夫々シリカゲルとパルプの合計量に対し5
%ずつ添加し、60メッシュワイヤーを用いた手抄試験器
(巾300×長さ500)で抄紙した。
この結果、坪量125g/m2、厚さ0.17mm、密度0.735、引
張強度(乾燥時)2.49kg、(湿時)0.48kg、ハンター白
色度82.1%、不透明度96.6%の粉落ちのない紙状物を得
た。
これの吸湿能を調べた処、含有されたシリカゲルは理
論値に対し、90〜98重量%が有効に作用し、これを包装
紙として使用した場合、通常市販されている紙、新聞
紙、パルプ100%紙に対し、同一坪量の時約2〜2.5倍の
吸湿能を示した。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均粒子径5〜30μを有し、且つ粒子径が
    1〜44μの範囲にある粒子を60〜90重量%含有し、平均
    細孔径が10〜30Åであるシリカゲルを50〜90重量%、及
    びパルプ50〜10重量%を含有した吸湿紙。
  2. 【請求項2】シリカゲルはその一部が、吸湿の前後で発
    色の色相が変わる指示薬を含ませたシリカゲルである特
    許請求の範囲第1項の吸湿紙。
JP61239250A 1986-10-09 1986-10-09 吸湿紙 Expired - Lifetime JP2527167B2 (ja)

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JPS6399400A JPS6399400A (ja) 1988-04-30
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JPS54101910A (en) * 1978-01-28 1979-08-10 Seiji Hashimoto Silica gel containing paper and making same
JPS6140813A (ja) * 1984-07-31 1986-02-27 Tokuyama Soda Co Ltd シリカゲルの製造方法

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