JP2526976Y2 - 製紐糸 - Google Patents

製紐糸

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JP2526976Y2
JP2526976Y2 JP1991092528U JP9252891U JP2526976Y2 JP 2526976 Y2 JP2526976 Y2 JP 2526976Y2 JP 1991092528 U JP1991092528 U JP 1991092528U JP 9252891 U JP9252891 U JP 9252891U JP 2526976 Y2 JP2526976 Y2 JP 2526976Y2
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Japan
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knitting
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yarn
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JP1991092528U
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Inventor
滋 中西
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有限会社よつあみ
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2201/00Ropes or cables
    • D07B2201/10Rope or cable structures
    • D07B2201/1024Structures that change the cross-sectional shape

Landscapes

  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば釣り分野のフライ
用リーダー糸、投げ釣り用釣糸、テンカラ、竿先糸とし
て、また他の産業資材分野、例えば飾り紐糸などに使用
される製紐糸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から例えば、釣り分野で使用されて
いるフライ用リーダー糸、竿先糸などの製紐糸はその製
紐糸の長さ方向において糸径が順次細くなっており、こ
のような製紐糸を得るには、糸径が長さ方向において同
じように構成された糸条を多数本、例えば32本用い
て、この32本の糸条で編み始め、任意の長さだけ編ん
だところで製紐機を止め、適当な本数、例えば8本の糸
条を鋏、ナイフなどでカットし、その糸条を巻いていた
ボビンを製紐機から取り外し、残ったボビンの糸条で編
み作業を再開して任意の長さだけ編み、さらにその製紐
糸の太さを細くする目的で前述と同様に糸条を減らし、
編み続ける。
【0003】そして目的とする最終製紐糸の糸条本数に
達するまで同様の操作を繰り返し、目的とする製紐糸を
得るのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記の如く従来技術で
得られた製紐糸は製紐糸の糸径を減じるために、製紐途
中で製紐機を止め、複数本の糸条を鋏でカットしてお
り、製紐糸の途中でカットされた糸条の端部が表面から
突出している。図2に得られた製紐糸を示しており、1
は編み始め部、2は編み終り部、3はカット端部であ
る。そのカット端部3は製紐糸4に固定されていないの
で、編み上りの表面状態が美しいものとならず、かつ滑
らかな状態にならない。従って、このような製紐糸は釣
り竿のガイドとの滑りが悪く、摩擦抵抗が大きくなり、
切断し易く、本来の機能性を大きく低下させるという問
題があった。
【0005】さらに、製紐糸の編み始め部と編み終り部
の太さを大きく変化させる場合は、編み始め部の糸条本
数が増えるため、製紐機のボビン本数を増やす必要があ
り、大きな機械装置となってしまい、現状では編み始め
部と編み終り部の太さを任意に変化させることは殆ど不
可能である。また、機械的に可能な範囲であってもその
製紐上の作業性が著しく低下するなどの問題がある。
【0006】本考案はこのような課題を解決するもの
で、製紐糸の糸径太さを変えるために途中で機械を止め
て任意の本数の糸条を途中でカットすることなく、作業
性の向上を図り、かつカット端部が表面に出ず、非常に
美しい製紐糸が得られるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案者は上記の問題に
鑑み、鋭意研究した結果、従来の製紐糸に比べて優れた
性能を有する製紐糸を考案するに至った。
【0008】すなわち本考案は、長さ方向に糸径がテー
パー状に変化する糸条を複数本用いて製紐してなる製紐
糸を要旨とするものである。以下、本考案を詳細に説明
する。
【0009】図1において、11は編み始め部、12は編み
終り部、13は製紐糸である。本考案による製紐糸13を得
るには、まず各々の糸条の糸径が長さ方向にテーパー状
に変化している糸条を用いる必要がある。これらのテー
パー状の糸条としては、ナイロン、ポリエステル、ポリ
エチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂を用いてテー
パー状に紡出した糸条、またはスリットフイルムより作
成したテーパー状の糸条を用いる。
【0010】
【作用】本考案の製紐糸において、例えば8本の糸条で
編み始めると、製紐糸の構成単位である糸条は既にテー
パー状になっているため、製紐糸の糸径太さを変えるた
めに任意の本数の糸条を従来のように途中でカットする
ことなく、編み始め部と編み終り部まで同本数の糸条で
構成することができ、途中で機械を止める必要がなく、
作業性が良く、かつカット端部が表面に出ず、非常に美
しい製紐糸が得られる。
【0011】
【実施例】以下、本考案を実施例により具体的に説明す
る。製紐糸を作成するにあたり、糸径が0.20m/m
φ(1.5号)から0.1m/mφ(0.4号)のテー
パー状のナイロンモノフィラメント糸条を8本用いて製
紐した。作られた製紐糸は編み始め部に対して編み終り
部の糸径は約1/4の太さになっている。
【0012】比較例として、前述と同様の従来技術を用
いて、編み終り部の糸径太さを本考案実施例による編み
終り部の糸径太さと同じにするために、編み始め部には
0.10m/mφのナイロンモノフィラメント糸条を3
2本用いて製紐した。途中で数本づつカットし、編み終
り部を0.10m/mφのナイロンモノフィラメント糸
条8本で構成した。
【0013】本考案実施例では8本のナイロンモノフィ
ラメント糸条を用いたが、同一糸条16本用いて製紐す
る場合であると、従来技術による場合は編み始め部には
64本打ちの製紐機が必要となり、製紐機の大型化およ
び作業性が問題となり、また得られた製紐糸には48本
のカット端部が表面から突出し、編み上がりの表面状態
が美しいものとならず、かつ滑らかな状態にならない。
【0014】次に表1に本考案実施例による製紐糸と前
記比較例による製紐糸の強力、強力バランス比、外観、
作業性を比較して示す。
【0015】
【表1】 上記表1における強力バランス比が大きい程、テーパー
状製紐糸の強力性能が良い。
【0016】表1からも、本考案実施例による製紐糸は
前記比較例による製紐糸に比べて、強力バランス比、外
観、作業性ともに優れていることが分かる。
【0017】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、製紐糸の
構成単位である糸条は既にテーパー状になっているた
め、製紐糸の糸径太さを変えるために任意の本数の糸条
を従来のように途中でカットすることなく、編み始め部
と編み終り部まで同本数の糸条で構成することができ、
途中で機械を止める必要がなく、作業性が良く、かつカ
ット端部が表面に出ず、外観が非常に美しく、強力性能
が良い製紐糸が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によって得られた製紐糸の外観図であ
る。
【図2】従来技術によって得られた製紐糸の外観図であ
る。
【符号の説明】
11 編み始め部 12 編み終り部 13 製紐糸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向に糸径がテーパー状に変化する
    糸条を複数本用いて製紐してなる製紐糸。
JP1991092528U 1991-11-13 1991-11-13 製紐糸 Expired - Lifetime JP2526976Y2 (ja)

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JPH0543868U JPH0543868U (ja) 1993-06-15
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JP4533556B2 (ja) * 2001-05-08 2010-09-01 有限会社よつあみ テーパー状釣糸
JP4754095B2 (ja) * 2001-05-21 2011-08-24 有限会社よつあみ テーパー状マルチフィラメント糸条およびその製造方法

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