JP2526840Y2 - 空気ばね装置 - Google Patents
空気ばね装置Info
- Publication number
- JP2526840Y2 JP2526840Y2 JP1988128684U JP12868488U JP2526840Y2 JP 2526840 Y2 JP2526840 Y2 JP 2526840Y2 JP 1988128684 U JP1988128684 U JP 1988128684U JP 12868488 U JP12868488 U JP 12868488U JP 2526840 Y2 JP2526840 Y2 JP 2526840Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber cylinder
- support member
- cylinder
- case
- air spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
- Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［考案の目的］ （産業上の利用分野） 本考案は、精密測定機器を防振支持する空気ばね装置
に関する。
に関する。
（従来の技術） 従来の空気ばね装置は、第２図に示すように構成され
ている。すなわち、円柱状の突起部1aを有する下金具１
と、空洞を有する上金具２との間に中間リング３を介し
てベロフラム４を取り付け空気室５を形成している。
ている。すなわち、円柱状の突起部1aを有する下金具１
と、空洞を有する上金具２との間に中間リング３を介し
てベロフラム４を取り付け空気室５を形成している。
上金具２と中間リング３とは複数本のねじ６により固
定され、ベロフラム４は下金具１の突起部1a頂面にボル
ト７により固定されている。
定され、ベロフラム４は下金具１の突起部1a頂面にボル
ト７により固定されている。
上金具２の上に機器を支持する定盤８が載置される。
（考案が解決しようとする課題） しかして上記従来の空気ばね装置は、使用の際、定盤
８の変動に対応してベロフラム３が下金具１の突起部１
と中間リング３とに挟まれて拘束された状態で変形伸縮
するため、上下方向にはばね定数は小さいが、水平方向
にはベロフラム３が突っ張りあうことからばね定数が大
きくなり所望の防振性能が得られないという難点があ
る。
８の変動に対応してベロフラム３が下金具１の突起部１
と中間リング３とに挟まれて拘束された状態で変形伸縮
するため、上下方向にはばね定数は小さいが、水平方向
にはベロフラム３が突っ張りあうことからばね定数が大
きくなり所望の防振性能が得られないという難点があ
る。
またダンピングがないために共振周波数のレベルが高
くなり、精密測定器等に悪影響を及ぼすという不都合も
ある。
くなり、精密測定器等に悪影響を及ぼすという不都合も
ある。
そこで、本考案はこのような従来の難点を解消すべく
なされたもので、上下両方向のばね定数を小さくした空
気ばね装置を提供することを目的とする。
なされたもので、上下両方向のばね定数を小さくした空
気ばね装置を提供することを目的とする。
［考案の構成］ （課題を解決するための手段） 減衰液を収容する上面が開口したケースと、このケー
スの上方に気密に連結されかつ上面が閉塞されたゴム筒
体と、このゴム筒体の上面中央部に載置された、定盤を
支持する支持部材と、この支持部材下に前記ゴム筒体を
介して垂下させた支持棒の下部に設けられ前記ケースの
減衰液に没入してダンピング作用をなす抵抗板とを備
え、ゴム筒体の側面に補強筒体を配設するとともに、前
記ゴム筒体の、補強筒体から上の部分を、前記支持部材
側面に接離自在に接する薄肉のベロー部に形成し、補強
筒体から下の部分には、環状の薄肉部を形成してなるこ
とを特徴とするものである。
スの上方に気密に連結されかつ上面が閉塞されたゴム筒
体と、このゴム筒体の上面中央部に載置された、定盤を
支持する支持部材と、この支持部材下に前記ゴム筒体を
介して垂下させた支持棒の下部に設けられ前記ケースの
減衰液に没入してダンピング作用をなす抵抗板とを備
え、ゴム筒体の側面に補強筒体を配設するとともに、前
記ゴム筒体の、補強筒体から上の部分を、前記支持部材
側面に接離自在に接する薄肉のベロー部に形成し、補強
筒体から下の部分には、環状の薄肉部を形成してなるこ
とを特徴とするものである。
（実施例） 以下、本考案の空気ばね装置を図に示した実施例に従
い説明する。
い説明する。
第１図は、本考案の一実施例を示す図である。図にお
いて上面が開口したケース10の上方に、下面が開口され
かつ上面が閉塞されたゴム筒体11が中間リング12を介し
て気密に連結されている。中間リング12に接するゴム筒
体11下部のフランジ11aにはリング状のシール金具13が
固設され、複数本のボルト14によりシール金具13が中間
リング13に固定されている。ゴム筒体11の上面中央部に
支持部材15が載置されている。
いて上面が開口したケース10の上方に、下面が開口され
かつ上面が閉塞されたゴム筒体11が中間リング12を介し
て気密に連結されている。中間リング12に接するゴム筒
体11下部のフランジ11aにはリング状のシール金具13が
固設され、複数本のボルト14によりシール金具13が中間
リング13に固定されている。ゴム筒体11の上面中央部に
支持部材15が載置されている。
ゴム筒体11は、その上部に支持部材15の側面に接離自
在に接するベロー部11bが設けられ、ベロー部11b近傍の
側面に補強筒体16が配設されている。
在に接するベロー部11bが設けられ、ベロー部11b近傍の
側面に補強筒体16が配設されている。
ゴム筒体11側面の下部11cとベロー部11bは薄肉にされ
ている。
ている。
ケース10内にシリコーンオイル等の減衰液17が収容さ
れると共に、支持部材15下に連結された支持棒18aを介
して、減衰液17に没入する抵抗板18が設けられている。
れると共に、支持部材15下に連結された支持棒18aを介
して、減衰液17に没入する抵抗板18が設けられている。
本考案においては使用の際、支持部材15の上部に機器
を支持する定盤８を載置し、ケース10内およびゴム筒体
11内に圧縮空気が封入される。
を支持する定盤８を載置し、ケース10内およびゴム筒体
11内に圧縮空気が封入される。
そして薄肉にされたゴム筒体側面の下部11cとベロー
部11bにより防振作用が行われ、また減衰液17に没入す
る抵抗板18によりダンピング作用が行われる。
部11bにより防振作用が行われ、また減衰液17に没入す
る抵抗板18によりダンピング作用が行われる。
［考案の効果］ 以上説明したように本考案の空気ばね装置によれば、
ゴム筒体の、補強筒体から上の部分を、支持部材側面に
接離自在に接する薄肉のベロー部に形成したことによ
り、上下方向のばね定数が小さくなり、また、補強筒体
から下の部分に形成した環状の薄肉部により、水平方向
のばね定数が小さくなって、定盤の変動に応じてこれら
のベロー部、環状の薄肉部が容易に上下水平両方向に変
形して優れた防振効果が得られる。
ゴム筒体の、補強筒体から上の部分を、支持部材側面に
接離自在に接する薄肉のベロー部に形成したことによ
り、上下方向のばね定数が小さくなり、また、補強筒体
から下の部分に形成した環状の薄肉部により、水平方向
のばね定数が小さくなって、定盤の変動に応じてこれら
のベロー部、環状の薄肉部が容易に上下水平両方向に変
形して優れた防振効果が得られる。
また本考案においてはケース内に減衰液を収容すると
共に支持部材下に、前記減衰液に没入する抵抗板を垂下
させて設けダンピング作用を行なわせるようにしたか
ら、共振周波数のレベルを低下させることができる。
共に支持部材下に、前記減衰液に没入する抵抗板を垂下
させて設けダンピング作用を行なわせるようにしたか
ら、共振周波数のレベルを低下させることができる。
第１図は本考案の空気ばね装置の一実施例を示す縦断面
図、第２図は従来の空気ばね装置を示す縦断面図であ
る。 10……ケース 11……ゴム筒体 11b……ベロー部 15……支持部材 16……補強筒体 17……減衰液 18……抵抗板
図、第２図は従来の空気ばね装置を示す縦断面図であ
る。 10……ケース 11……ゴム筒体 11b……ベロー部 15……支持部材 16……補強筒体 17……減衰液 18……抵抗板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ１２Ｂ 9/08 Ｇ１２Ｂ 9/08 Ｂ
Claims (1)
- 【請求項１】減衰液を収容する上面が開口したケース
と、このケースの上方に気密に連結されかつ上面が閉塞
されたゴム筒体と、このゴム筒体の上面中央部に載置さ
れた、定盤を支持する支持部材と、この支持部材下に前
記ゴム筒体を介して垂下させた支持棒の下部に設けられ
前記ケースの減衰液に没入してダンピング作用をなす抵
抗板とを備え、ゴム筒体の側面に補強筒体を配設すると
ともに、前記ゴム筒体の、補強筒体から上の部分を、前
記支持部材側面に接離自在に接する薄肉のベロー部に形
成し、補強筒体から下の部分には、環状の薄肉部を形成
してなることを特徴とする空気ばね装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988128684U JP2526840Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 空気ばね装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988128684U JP2526840Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 空気ばね装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0248815U JPH0248815U (ja) | 1990-04-04 |
| JP2526840Y2 true JP2526840Y2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=31382254
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988128684U Expired - Lifetime JP2526840Y2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 空気ばね装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2526840Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113246076B (zh) * | 2021-05-08 | 2022-08-02 | 杭州职业技术学院 | 一种用于精密机械加工的稳定型辅助装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56129629U (ja) * | 1980-03-03 | 1981-10-02 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP1988128684U patent/JP2526840Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0248815U (ja) | 1990-04-04 |
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