JP2601425Y2 - 空気ばね装置 - Google Patents

空気ばね装置

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JP2601425Y2
JP2601425Y2 JP1992053937U JP5393792U JP2601425Y2 JP 2601425 Y2 JP2601425 Y2 JP 2601425Y2 JP 1992053937 U JP1992053937 U JP 1992053937U JP 5393792 U JP5393792 U JP 5393792U JP 2601425 Y2 JP2601425 Y2 JP 2601425Y2
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JP
Japan
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bellows portion
diaphragm
horizontal
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bellows
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JP1992053937U
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JPH0614575U (ja
Inventor
宏幸 田中
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子顕微鏡、半導体露
光装置等の精密機器類の除振台として使用される空気ば
ね装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気ばね装置により好ましい除振を行う
には水平方向および上下方向の両固有振動数をなるべく
低くする必要がある。
【0003】一般に空気室の上面をダイヤフラムにより
気密に封止してなる空気ばね装置においては、上下方向
にのみ突出するべロー部を設けていることから上下方向
の固有振動数を低くすることに比べて水平方向の固有振
動数を低くすることは困難である。
【0004】そこで、本願出願人は先に、水平方向の固
有振動数を低くするように構成した空気ばね装置につき
考案し、これを実用新案登録出願した(実願昭62−9
6155号)。
【0005】この空気ばね装置は図2に示されるよう
に、ケース1と、このケース1内に垂下され、ケース1
の上面を気密に封止して空気室2を形成したダイヤフラ
ム3と、ダイヤフラム3の底部に配設された支持部材4
と、この支持部材4上に支柱5を介して配置された、精
密機器類を載置する受け部材6とを備え、ケース1内に
垂下されたダイヤフラム3に接するようにリング状の補
強部材7を配設して水平方向に突出するベロー部8を設
けたものである。
【0006】この空気ばね装置では、ダイヤフラム3の
垂下量を適当な長さとすることにより水平方向の固有振
動数を低くすることが可能であるが、ダイヤフラム3に
水平方向に突出するベロー部8を設けたことによっても
水平方向の固有振動数を低くすることができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の空気ばね装置においてはダイヤフラム3の最上部の
ベロー部8が空気室2内の空気圧により補強部材7およ
び支持部材4が図示よりも持ち上がって横断面形状が最
も安定な斜め上方に突出する半円形になり易く、最上部
のベロー部8が斜め上方に突出する半円形となったとき
は、上下方向の固有振動数が高くなってしまうという難
点があった。
【0008】本考案は、このような従来の難点を解消す
べくなされたもので、水平方向および上下方向の両固有
振動数を低くなしうる空気ばね装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の空気ばね装置
は、上面が開口されたケースと、このケース内に垂下さ
れ、ケースの上面を気密に封止して空気室を形成したダ
イヤフラムと、ダイヤフラム底部に配設された支持部材
と、この支持部材上に支柱を介して配置された受け部材
とを備えた空気ばね装置において、前記ダイヤフラム
に、その最上部に上方向に突出する上向きベロー部を設
け、前記上向きベロー部の下方に水平方向に突出する水
平ベロー部を設け、前記上向きベロー部と水平ベロー部
の境界部における前記上向きベロー部の内側壁に当接さ
せて、前記上向きベロー部と水平ベロー部のベロー形状
をほぼ一定に保持するための円筒状の補強部材を配設し
たことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】空気室内に圧縮空気が封入され所定圧になる
と、ダイヤフラムが膨脹し円筒状の補強部材および支持
部材により上向きべロー部と水平べロー部とが形成さ
れ、かつそれらのベロー形状がほぼ一定に保持される。
この状態で使用される。上向きべロー部により上下方向
の固有振動数を低くなし得、かつ水平べロー部により水
平方向の固有振動数を低くなし得る。
【0011】
【実施例】以下、本考案の空気ばね装置を図に示した実
施例に従い説明する。
【0012】図1は本考案の一実施例を示す断面図であ
る。図1において空気室10は、上面が開口した円筒状
のケース11の上面をダイヤフラム12により気密に封
止することにより形成されている。
【0013】ダイヤフラム12の外縁部は、ケース11
の上部に固着された押え部材13により挾持され気密に
固定されている。ダイヤフラム12上の底部中央に支持
部材14が配置されている。支持部材14上に支柱15
を介して受け部材16が配置されている。受け部材16
は、除振すべき精密機器類(図示せず)を載置する平板
部からなる台である。
【0014】ダイヤフラム12の最上部に上方向に突出
する上向きべロー部17が設けられ、この上向きべロー
部17の側壁に当接するように円筒状の補強部材18が
配設されている。ダイヤフラム12の、補強部材18と
支持部材14との間に、水平方向に突出する水平べロー
部19が設けられている。
【0015】補強部材18は、上向きべロー部17と水
平べロー部19の境界部分に接着材により接着されて位
置され、上向きべロー部17と水平べロー部19のベロ
ー形状を常時ほぼ一定に保持する作用をする。
【0016】なおケース11の側壁に空気源(図示せ
ず)に連通される給気孔20が設けられている。
【0017】本考案の空気ばね装置は上記のように構成
され、使用時に給気孔20より空気室10内に圧縮空気
が封入される。所定圧になると、ダイヤフラム12が膨
脹し円筒状の補強部材18および支持部材14により上
向きべロー部17と水平べロー部19とが形成され、か
つそれらのベロー形状がほぼ一定に保持される。
【0018】そして上向きべロー部17により上下方向
の固有振動数を低くなり、かつ水平べロー部19により
水平方向の固有振動数を低くなる。
【0019】なお図示しないが、本考案においては補強
部材18と支持部材14との間に、図2に示したと同様
なリング状の補強部材を複数本配設して水平ベロー部の
数を増やし水平方向の性能をさらに改善するようにして
もよい。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、ダ
イヤフラムに、その最上部に上方向に突出する上向きべ
ロー部を設け、上向きべロー部の下方に水平方向に突出
する水平べロー部を設け、上向きべロー部と水平べロー
部の境界に、上向きべロー部と水平べロー部のベロー形
状をほぼ一定に保持する円筒状の補強部材を配設したこ
とにより、水平方向および上下方向の両固有振動数を低
くなしうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の空気ばね装置の一実施例を示す断面
図。
【図2】従来の空気ばね装置の一実施例を示す断面図。
【符号の説明】
10………空気室 11………ケース 12………ダイヤフラム 13………押え部材 14………支持部材 15………支柱 16………受け部材 17………上向きべロー部 18………補強部材 19………水平べロー部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が開口されたケースと、このケース内
    に垂下され、ケースの上面を気密に封止して空気室を形
    成したダイヤフラムと、ダイヤフラム底部に配設された
    支持部材と、この支持部材上に支柱を介して配置された
    受け部材とを備えた空気ばね装置において、前記ダイヤ
    フラムに、その最上部に上方向に突出する上向きベロー
    部を設け、前記上向きベロー部の下方に水平方向に突出
    する水平ベロー部を設け、前記上向きベロー部と水平ベ
    ロー部の境界部における前記上向きベロー部の内側壁に
    当接させて、前記上向きベロー部と水平ベロー部のベロ
    ー形状をほぼ一定に保持するための円筒状の補強部材を
    配設したことを特徴とする空気ばね装置。
JP1992053937U 1992-07-31 1992-07-31 空気ばね装置 Expired - Fee Related JP2601425Y2 (ja)

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JPH0614575U JPH0614575U (ja) 1994-02-25
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