JP2526801Y2 - 偏心カラ−の偏心量調整機構 - Google Patents

偏心カラ−の偏心量調整機構

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JP2526801Y2
JP2526801Y2 JP1990071282U JP7128290U JP2526801Y2 JP 2526801 Y2 JP2526801 Y2 JP 2526801Y2 JP 1990071282 U JP1990071282 U JP 1990071282U JP 7128290 U JP7128290 U JP 7128290U JP 2526801 Y2 JP2526801 Y2 JP 2526801Y2
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eccentric
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adjustment
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正和 山縣
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、例えば、プリンタ装置におけるキャリッ
ジシャフト等のシャフトの基準位置を設定するのに用い
られる偏心カラーの偏心量調整機構に関するものであ
る。
〈従来の技術〉 従来の偏心カラーを第4図(a)に示す正面図および
第4図(b)に示す左側面図により説明する。
図に示す偏心カラー41は、六角ナット42と、案内部43
と、カムフォロア受け部44と、軸部45と、貫通項46とに
より構成される。
前記六角ナット42の一方の端面には円柱形状の前記案
内部43が設けられる。
前記六角ナット42の他方の端面には前記カムフォロア
受け部44が設けられる。
前記軸部45は、当該軸部45の軸心x1を前記案内部43の
軸心x2に対して偏心させた状態で、前記カムフォロア受
け部44に設けられる。
前記六角ナット42と前記案内部43と前記カムフォロア
受け部44と前記軸部45とには、貫通孔46が形成される。
前記六角ナット42と前記案内部43と前記貫通孔46は、
それぞれの軸心x2を一致させた状態にして設けられる。
次に、上記した偏心カラー41がプリンタ装置のキャリ
ッジシャフトの基準位置を決めるために用いられた場合
を、第5図(a)に示す部分破砕平面図および第5図
(b)に示す第5図中のA−A線矢視図により説明す
る。
図に示すように、プリンタ装置51のサイドフレーム52
には、案内受け部53が当該サイドフレーム52を変形して
形成される。前記案内受け部53の中央にはねじ孔54設け
られる。そして、前記案内受け部53には前記案内部43が
回動自在に挿入される。
前記偏心カラー41の軸部45には、前記カムフォロア55
が回動自在に設けられる。
そして、前記偏心カラー41の貫通孔(46)にはねじ56
が貫挿されて、当該ねじ56が前記ねじ孔54に螺合され、
当該偏心カラー41が前記再度フレーム52にねじ止めされ
る。
一方、前記サイドフレーム52には、貫通したほぼ長方
形の孔で形成されたシャフト受け部57が設けられる。こ
のシャフト受け部57にはキャリッジシャフト58が遊挿さ
れて支持される。
前記キャリッジシャフト58の端部側にはカム59とキャ
リッジ歯車60とが固設される。また当該キャリッジシャ
フト58の端部には、前記キャリッジシャフト58を付勢し
て、前記カム59を前記カムフォロア55に当接させるばね
61の一端側が取り付けられる。前記ばね61の他端側はサ
イドフレーム52に設けられた支持部62に取り付けられ
る。
前記キャリッジ歯車60は、前記サイドフレーム52に取
り付けられた歯車伝動機構63にかみ合わされる。
次に、前記偏心カラー41の偏心量を調節して、前記キ
ャリッジシャフト58の基準位置を決める方法を説明す
る。
まず、歯車伝動機構63を駆動してキャリッジ歯車60を
回動させ、カム59をカムの基準位置に回動させる。
次に、ねじ56を緩めてから、スパナ(図示せぜず)等
で六角ナット42を回動させるとともに案内部43を回動さ
せる。
この案内部43の軸心(x2)が軸部45の軸心(x1)に対
してずれた状態に形成されているので、案内部43が回動
されると、軸部45が案内部43に対して偏心して回動す
る。そして、軸部45に設けられたカムフォロア55が微小
距離移動する。この時、カムフォロア55ととともにカム
59が移動して、キャリッジシャフト58がキャリッジシャ
フトの基準位置に設定される。
その後、偏心カラー41をねじ56でサイドフレーム52に
締め付けて固定する。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、プリンタ装置に備え付けられた偏心カ
ラーの周辺には、キャリッジシャフトに設けられたカム
やばねを取り付けるための支持部等の部品が設けられて
いるので、スパナを六角ナットに係合させて偏心カラー
の偏心量を調節する場合には、スパナが偏心カラー周辺
の部品に接触してスパナの動作が妨げられる。そのため
に、スパナによる偏心カラーの偏心量の調整作業が困難
であった。
この考案は、上記課題を解決するために成されたもの
で、調整作業性に優れた偏心カラーの偏心量調整機構を
提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 この考案は、上記目的を達成するために成されたもの
で、回動自在に設けられた歯車からなるものであって、
前記歯車の軸心から偏奇させて前記歯車の側面に軸部が
設けられるとともに、前記軸部から前記歯車に貫通しか
つ前記歯車の軸心に一致させた貫通孔が形成された偏心
カラーと、前記歯車にかみ合って前記歯車を回動させる
調整用歯車とにより構成され、前記調整用歯車の側面
に、該調整用歯車を回動させる為の係合部が設けられた
ものである。
さらに、前記歯車の歯数は前記調整用歯車の歯数より
も多く設けられたものである。
〈作用〉 上記構成の偏心カラーの偏心量調整機構では、歯車に
かみ合ってこの歯車を回動させる為の調整用歯車が設け
られ、前記調整用歯車の側面にこの調整用歯車を回動さ
せる為の係合部が設けられたことにより、調整用歯車の
軸方向から回動手段を係合部に係合しかつ回動させるこ
とによって調整用歯車が回動され、さらに調整用歯車に
よって歯車が回動されるとともに軸部が歯車の軸心に対
して偏心して回動される。そのため、回動手段が他の部
品に接触してその動作が妨げられることなく、偏心カラ
ーの軸部の偏心量が調整される。
〈実施例〉 この考案の実施例を図面を用いて説明する。まず偏心
カラーを第1図(a)に示す断面図および第1図(b)
に示す左側面図により説明する。
図に示す偏心カラー11は、歯車12と、案内部13と、カ
ムフォロア受け部14と、軸部15と、貫通孔16とにより構
成される。
前記歯車12は、平歯車で形成される。
前記案内部13は、円柱形状に形成され、前記歯車12の
一方の側面に設けられる。
前記カムフォロア受け部14は、前記歯車12の他方の側
面に形成される。
前記軸部15は、円柱形状に形成され、当該軸部15の軸
心X1が前記歯車12の軸心X2よりも微小距離ΔYだけずら
した状態で、前記カムフォロア受け部14に設けられる。
前記歯車12と前記案内部13と前記カムフォロア受け部
14と前記軸部15とには、前記貫通孔16が形成される。
前記歯車12と前記案内部13と前記貫通孔16は、それぞ
れの軸心X2が一致した状態に設けられる。
次に、前記偏心カラー11の偏心量調整機構を第2図に
示す斜視図により説明する。
図に示すように、偏心量調整機構21は、前記第1図で
説明した前記偏心カラー11と、当該偏心カラー11の歯車
12にかみ合わせた調整用歯車22とにより構成される。
前記調整用歯車22は平歯車で形成される。
前記調整用歯車22の側面には、リブで形成した係合部
23が設けられる。前記係合部23は、前記調整用歯車22を
回動させるマイナスドライバ等の回動手段が係合される
形状に形成される。
また、前記歯車12の歯数は前記調整用歯車22の歯数に
対して多く設けられる。そのため、前記調整用歯車22の
回転角に対して前記歯車12の回転角は小さくなるので、
前記歯車12の回転角の微調整が容易になる。さらに調整
用歯車22は小さな力で回動できる。
次に、前記偏心量調整機構21を従来の技術で説明した
プリンタ装置に設けた場合を、第3図に示すプリンタ装
置の部分平面図により説明する。
図に示すように、プリンタ装置51の構成は、偏心カラ
ー11の部分を除いて、前記従来の技術中第5図(b)で
説明したものと同様なので、プリンタ装置51の詳細な説
明は省略し、同一部品には同一番号を付ける。
サイドフレーム52には案内受け部53が形成され、偏心
カラー11の案内部13が回動自在に挿入される。
一方、偏心カラー11の軸部(15)にはカムフォロア55
が回動自在に設けられる。
そして、貫通孔(16)には偏心カラー11をサイドフレ
ーム52に固定するための手段としてねじ56が貫挿され
て、当該ねじ56は案内受け部53に設けたねじ孔54に螺合
される。そして当該ねじ56を締め付けることにより、当
該偏心カラー11は前記サイドフレーム52にねじ止めされ
る。
また、調整用歯車22は、歯車12にかみ合わせた状態
で、サイドフレーム52に設けた支軸64に回動自在に取り
付けられる。
次に、サイドフレーム52に形成されたシャフト受け部
57に挿入されて遊挿自在に支持されるキャリッジシャフ
ト58の基準位置を決める方法を説明する。
まず、サイドフレーム52に設けられた歯車伝動機構63
を駆動して、歯車伝動機構63にかみ合うキャリッジ歯車
60を回動させる。この時、キャリッジ歯車60とともにキ
ャリッジシャフト58の端部側に設けられているカム59も
回動されて、当該カム59がカムの基準位置に回動され
る。
次に偏心カラー11の偏心量を微調整する。まず、ねじ
56を緩めて、調整用歯車22の軸方向から回動手段として
マイナスドライバ70を係合部23に係合しかつ回動させ
て、調整用歯車22を回動させる。この調整用歯車22の回
動によって、歯車12とともに軸部15を回動させる。
軸部15の軸心(X1)と歯車12の軸心(X2)とがずれた
状態で形成されているので、軸心(X1)が軸心(X2)の
周りを回る。よって、軸部15が偏心して回動するので、
軸部15を介して回動自在に設けられたカムフォロア55は
微小距離移動する。
この時、キャリッジシャフト58の端部に取り付けられ
たばね61によって、カム59がカムフォロア55を押圧して
いるので、カムフォロア55が微小距離移動することによ
りカム59が移動して、キャリッジシャフト58がキャリッ
ジシャフトの基準位置に設定される。
その後、ねじ56によって偏心カラー11をサイドフレー
ム52に締め付けて固定する。
上記説明した実施例では、調整用歯車22の軸方向から
回動手段となるマイナスドラバイ70は係合部23に係合さ
れる。そのため、歯車12および調整用歯車22の配列方向
にカム59や支持部62等の部品が設けられていても、マイ
ナスドライバ70は、それ等の部品に接触して動作が妨げ
られることはない。
〈考案の効果〉 以上、説明したようにこの考案によれば、歯車にかみ
合わされて調整用歯車が設けられ、この調整用歯車の側
面に係合部が設けられたことにより、調整用歯車の軸方
向から回動手段を係合部に係合させて、この回動手段を
介して調整用歯車が回動されるとともに歯車が回動され
る。そのため、歯車および調整用歯車の配列方向に他の
部品が設けられていても、回動手段が他の部品に接触し
てその動作が妨げられることなく、調整用歯車を極めて
容易に回動することができる。
よって、調整用歯車を回動することで偏心カラーの偏
心量の微調整が極めて容易になるため、偏心量の調整作
業性の向上が図れる。
また歯車の歯数が調整用歯車の歯数よりも多いので、
歯車の回転角の微調整が一層容易になり、また小さな力
で調整用歯車を回動させることができる。そのため、偏
心カラーの微調整が極めて容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、実施例の偏心カラーの断面図、 第1図(b)は、実施例の偏心カラーの左側面図、 第2図は、実施例の偏心量調整機構の斜視図、 第3図は、偏心量調整機構を実装したプリンタ装置の平
面図、 第4図(a)は、従来例の偏心カラーの正面図、 第4図(b)は、従来例の偏心カラーの左側面図、 第5図(a)は、従来の偏心カラーを実装したプリンタ
装置の部分平面図、 第5図(b)は、第5図(a)中のA−A線矢視図であ
る。 11……偏心カラー,12……歯車,15……軸部,16……貫通
孔,21……偏心量調整機構,22……調整用歯車,23……係
合部,X1,X2……軸心。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャリッジシャフトの基準位置を初期設定
    する際に回動され、かつ該初期設定した後に固定される
    偏心カラーの偏心量調整機構であって、 回動自在に設けられた歯車からなるもので、前記歯車の
    軸心から偏奇させて前記歯車の側面に軸部が設けられる
    とともに、前記軸部から前記歯車に貫通しかつ前記歯車
    の軸心に一致させた貫通孔が形成された偏心カラーと、 前記歯車にかみ合って前記歯車を回動させる調整用歯車
    により構成され、 前記調整用歯車の側面に、該調整用歯車を回動させる為
    の係合部が設けられたことを特徴とする偏心カラーの偏
    心量調整機構。
  2. 【請求項2】前記歯車の歯数は前記調整用歯車の歯数よ
    りも多く設けられたことを特徴とする請求項2記載の偏
    心カラーの偏心量調整機構。
JP1990071282U 1990-07-04 1990-07-04 偏心カラ−の偏心量調整機構 Expired - Lifetime JP2526801Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60154091A (ja) * 1984-01-23 1985-08-13 Tokyo Electric Co Ltd プリンタの印字ヘツドギヤツプ調整装置
JPH0539898Y2 (ja) * 1986-08-01 1993-10-08

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