JP2526746Y2 - ミシンの裾引き縫い用針板および押さえ足 - Google Patents

ミシンの裾引き縫い用針板および押さえ足

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JP2526746Y2
JP2526746Y2 JP8459490U JP8459490U JP2526746Y2 JP 2526746 Y2 JP2526746 Y2 JP 2526746Y2 JP 8459490 U JP8459490 U JP 8459490U JP 8459490 U JP8459490 U JP 8459490U JP 2526746 Y2 JP2526746 Y2 JP 2526746Y2
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sewing
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顯輝 蔡
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ペガサスミシン製造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、衣料用布地の裾をS字形に折り返して布
縁部と折り曲げ線との重なり部分をオーバーロックミシ
ンで縁かがり縫いするのに用いるミシンの裾引き縫い用
針板および押さえ足に関するものである。
従来の技術 裾引き縫いをおこなうに際し布縁をS字形に折り返す
ためには特公昭27−631号、実公昭63−3664号、米国特
許第4055127号などに示される裾引き定規をミシンの針
板と押さえ足の手前に配置し、布縁と重なる折り曲げ線
部分がミシン針を通る縫製線上に来るように布の内側と
外側から案内するようにしている。
一般に裾引き縫いにおいては、縫製中に少しでも折り
曲げ線が蛇行して縫製線と折り曲げ線とが布地の厚みの
範囲を越えてずれると、深縫いや縫い外れが生じて縫製
品の見栄えが低下してしまうという問題があり、これを
防ぐためには、折り曲げ線を安定的に常に一定位置とな
るように極めて厳密に案内しなければならず、高度の熟
練を必要とした。その対策として前記米国特許や実公昭
63−3664号等においては、裾引き定規の先端を押さえ足
の下の針落ち近傍まで延長して、その先端を針板や押さ
え足に設けた溝内に嵌合させ、それら裾引き定規の先端
と溝とで布を針落ち近くまで案内する様にしている。
考案が解決しようとする課題 ところが、このように定規の先端が押さえ足の下まで
延長されていると、押さえ足の操作や布地の挿入に支障
がある上、溝内で布地が円滑に移動し難いという問題が
あった。
したがって、この考案の主たる課題は、裾引き縫いに
際して、高度な熟練を要する事無く布地の折り曲げ線を
常に正しい位置に導くことにあり、また押さえ足の下ま
で定規を延長させる必要がなく、布地の挿入操作が簡単
にでき、布地の移動もスムーズに行われ、しかも構造が
簡単なミシンの裾引き縫い用針板および押さえ足を提供
するこである。
課題を解決するための手段 すなわち、この考案の第1の解決手段はミシンの針板
および押さえ足の手前に設けた裾引き定規により布地を
布縁に沿ってS字形に折り曲げて折り曲げ線を縫製線上
に導き、その布地の端縁をメスで切り揃えながらその折
り曲げ線に沿って縫い付ける様にした裾引き縫いミシン
において、針板の空環形成用爪部を針落ち部手前側から
針落ち溝に沿って針板面より隆起させてガイド爪を形成
し、そのガイド爪の縫製線に沿う針落ち溝側の端面で前
記布折り曲げ線の外側を案内させるようにしたことを特
徴とするものであり、また第2の解決手段においては、
その針板のガイド爪は針落ち溝側の端面が、針板本体よ
り針落ち溝側に突出していることを特徴とし、さらに第
3の解決手段においては、その押さえ足は、その針板の
ガイド爪に対応して押さえ爪の底面を押さえ足底面より
高くしたことを特徴とする。
作用 裾引き定規によりS字形に折り曲げた布地を押さえ足
の下に導くと、縫製直前位置において、ガイド爪の針落
ち溝側の端面で布折り曲げ線の外側が案内されて針板爪
側への移動が阻止されるので、深縫いが防止されるう
え、布地の重ねられた部分は押さえ足で押さえられて横
方向への移動が阻止されるため縫い外れも防止され、ミ
シン針は常に正しく布折り曲げ線を通過し、見栄えの良
い裾引き縫いが行われる。
第2の手段によれば、針とガイド爪との間隔が狭いた
め布案内がさらに厳密に行われる。
第3の手段によれば布地は確実に把持され円滑に送ら
れる。
実施例 この考案の実施例を図面に基づいて説明する。この裾
引き縫い用針板は、第2図に示すように裾引き定規の定
規台1と定規羽根2とにより布地を縁部に沿ってS字形
に折り曲げ、その折り曲げ部を、ミシン針Nの針落ち部
Pを通る縫製線Sに沿って正しい位置に案内するために
考案されたもので、空環形成用の針板爪3を第1,5図に
示されるように針板本体4の上面よりも隆起させてガイ
ド爪5を形成している。この実施例においては、ガイド
爪5は従来の針板爪3上にほぼその爪と同形の板状物を
固着したもので、その針落ち溝6側の端面7は第3図に
示すように針落ち溝6の手前から縫製線と平行に延びる
とともに、針板爪3の端面よりも針落ち部Pを通る縫製
線S側に突出しており、そのため針落ち溝6の幅がやや
狭くなっている。なおその手前側端部8は円弧状として
ガイド爪5による布地の案内が円滑に行われる様にして
いる。第2図において9は固定メスであり、縁かがり縫
いに先立って図示しない上メスと協働して布縁を切り揃
えるためのものである。
また、第1図および第4図にはこの針板とともに用い
る押さえ足10が示されている。この押さえ足10には空環
形成用の押さえ爪11をネジ12と長孔13とにより横方向の
位置が調整できるように取付けている。そして、この押
さえ爪11の底面14は押さえ足10の底面よりも前記針板の
ガイド爪5の厚みとほぼ同じ位だけ高く浮かせている。
このように針板にガイド爪5を形成するとともに、押
さえ足の押さえ爪11の底面を高く設定したので、裾引き
定規により第5図のようにS字形に折り曲げた布地Wを
これらの針板と押さえ足の間に供給すると、その布地W
は重なり部分が押さえ足10で針板本体4側に押しつけら
れるとともに、その折り曲げ線は、針落ち部Pの前後に
おいて外側からガイド爪5で押し付ける様にして案内さ
れるので縫い外れが防止される。しかも、このガイド爪
5の端面7は針板爪3よりも縫製線Sに近接しているた
め、深縫いとなることも無く、常に正しい位置に案内さ
れる。
また、ガイド爪5や押さえ爪11は布地を複雑に屈曲さ
せることがないので、布送りに支障を生じることが無
く、さらに押さえ爪11は底面14が押さえ足10の底面より
も高くしてあるため、この押さえ爪11の底面14がガイド
爪5の上面と接触・衝突して押さえ足の下降を阻止する
ということもない。
考案の効果 以上のようにこの考案によれば、縫製直前位置におい
て、針板のガイド爪の針落ち溝側の端面で布折り曲げ線
の外側が案内されて針板爪側への移動が阻止されるの
で、深縫いが防止されるうえ、布地の重ねられた部分は
押さえ足で押さえられて横方向への移動が阻止されるた
め縫い外れも防止でき、ミシン針は常に正しく布折り曲
げ線を通過し、見栄えの良い裾引き縫いが行われる。
第2の手段によれば、針とガイド爪との間隔が狭いた
め布案内がさらに厳密に行われる。
第3の手段によれば布地は確実に把持され円滑に送ら
れる。
したがって、この考案によれば高度な熟練を要する事
無く布地の折り曲げ線を常に正しい位置に導いて裾引き
縫いができ、また押さえ足の下まで定規を延長させる必
要がないので、布地の挿入操作が簡単にでき、布地の移
動もスムーズに行われ、、しかもこれら針板および押さ
え足は構造が簡単で容易に製作できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施例の側面図、第2図はその部
分平面図、第3図は第2図の要部拡大図、第4図は他の
部分平面図、第5図は第1図のV−V線による断面にお
ける作用説明図である。 3:針板爪、4:針板本体、5:ガイド爪、6:針落ち溝、7:端
面、10:押さえ足、11:押さえ爪、14:底面、P:針落ち
部、S:縫製線、W:布地

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシンの針板および押さえ足の手前に設け
    た裾引き定規により布地を布縁に沿ってS字形に折り曲
    げて折り曲げ線を縫製線上に導き、その布地の端縁をメ
    スで切り揃えながらその折り曲げ線に沿って縫い付ける
    様にした裾引き縫いミシンにおいて、針板の空環形成用
    爪部を針落ち部手前側から針落ち溝に沿って針板面より
    隆起させてガイド爪を形成し、そのガイド爪の縫製線に
    沿う針落ち溝側の端面で前記布折り曲げ線の外側を案内
    させるようにしたことを特徴とするミシンの裾引き縫い
    用針板。
  2. 【請求項2】第1項におけるガイド爪は針落ち溝側の端
    面が、針板本体より針落ち溝側に突出していることを特
    徴とするミシンの裾引き縫い用針板。
  3. 【請求項3】第1項におけるガイド爪に対応して押さえ
    爪の底面を押さえ足本体の底面より高くしたミシンの裾
    引き縫い用押さえ足。
JP8459490U 1990-08-09 1990-08-09 ミシンの裾引き縫い用針板および押さえ足 Expired - Lifetime JP2526746Y2 (ja)

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JPH0444885U JPH0444885U (ja) 1992-04-16
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