JP2526739B2 - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

Info

Publication number
JP2526739B2
JP2526739B2 JP3013488A JP1348891A JP2526739B2 JP 2526739 B2 JP2526739 B2 JP 2526739B2 JP 3013488 A JP3013488 A JP 3013488A JP 1348891 A JP1348891 A JP 1348891A JP 2526739 B2 JP2526739 B2 JP 2526739B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
guide
ribbon
print
rotated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3013488A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06106831A (ja
Inventor
武志 横井
繁夫 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP3013488A priority Critical patent/JP2526739B2/ja
Publication of JPH06106831A publication Critical patent/JPH06106831A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2526739B2 publication Critical patent/JP2526739B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は駆動装置に係り、特に
電源投入時等において初期位置に一旦被駆動部材を移動
させる機能を有する駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような駆動装置として、例えばプ
リンタのリボンシフトを行なう為のリボンガイドを駆動
する装置がある。このようなプリンタにおいてはプラテ
ンと印字動作を行うための印字ヘッドとの間に印字リボ
ンが張設案内される。そして、この印字リボンは印字ヘ
ッドが印字動作を行うときのみ所定部分が印字ヘッドに
対向するように下方給紙位置から上昇されるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなプリンタに
おいて、制御部は電源を灯入したときには印字リボンの
位置を正確には把握できない。このため、印字リボンを
初期位置に置いた位置において当接するストッパを設け
て、そのストッパに当接させて初期位置を決定する必要
がある。
【0004】しかしながら駆動状態のDCモータを外力
で無理に停止させると、瞬時電力が大きくなるため、駆
動用の装置の定格電流の大きいものを用いいる必要があ
るといった問題点があることがよく知られている。また
同様に駆動状態にあるステップモータを無理に止めた場
合(脱調)には、大きな雑音を発生しするといった問題
点がよく知られている。このような問題点のため、前記
のようにプリンタにおいて、ストッパによりモータを停
止することは望ましくない。
【0005】これら種々の要因により、モータを駆動し
た状態でストッパに当接させることなく、確実に初期位
置に被駆動部材を置くことのできる装置が要望されてい
る。本発明は上記要望に応えるために為されたものでモ
ータを駆動状態で止めることなく、初期位置に戻すこと
が可能な構成を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、フレームに支持された回転駆動装置と、前
記回転駆動装置と連動する第1の歯車と、前記第1の歯
車と係合するとともに、所定位相範囲において歯が形成
されていない第2の歯車と、前記第2の歯車の回転中心
から離れた位置において弾性変形可能に前記第2の歯車
に設けられた弾性突起と、初期位置にあるときに前記第
1の歯車が前記第2の歯車の歯の形成されている部分と
係合を開始するように前記第2の歯車に駆動連結された
被駆動部材と、前記フレームに対して固定的に設けら
れ、前記被駆動部材が初期位置にあるときに前記第2の
歯車の前記弾性突起と当接し、前記被駆動部材が初期位
置にある状態で前記回転駆動装置によって前記第1の歯
車が、前記第2の歯車の歯が形成されていない位置に対
向するように離脱方向に回転されたとき、前記弾性突起
を弾性変形させるストッパとを備え、前記第1の歯車が
前記第2の歯車の歯が形成されていない部分と対向され
た状態で前記第1の歯車の前記離脱方向への回転が停止
されると、前記弾性突起の弾性力により前記第2の歯車
が回転され、前記第1の歯車と前記第2の歯車とが係合
を開始し、前記被駆動部材が初期位置に配置されること
を特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成を有する本発明において、回転駆動装
置からの回転駆動力は第1の歯車及び第2の歯車を介し
て伝達され、被駆動部材を駆動する。
【0008】この装置において、電源投入時等において
初期位置に戻す必要がある場合にはまず回転駆動装置を
所定方向に回転させる。するとある時点で弾性突起がス
トッパと当接する。それとほぼ同時に前記第2の歯車に
おける歯のない位置が第1の歯車と対向し、両歯車の係
合が外れる。従ってそれ以降については前記回転駆動装
置が回転したままであっても、その回転は被駆動手段に
は伝達されない。この時点の被駆動部材の位置は前記ス
トッパの位置と弾性突起の形状等に依存する一定位置と
なる。
【0009】この処理の後回転駆動装置が逆回転すれば
前記弾性突起の弾性力により再び前記第1及び第2の歯
車が係合して両者が連動して回転し、被駆動部材に駆動
力が伝達される。
【0010】
【実施例】以下、この発明を具体化したプリンタの一実
施例を図1〜図9に従って詳細に説明する。
【0011】図2に示すように、プリンタケース1は中
央において互いに組付けられた上ケース2と下ケース3
とよりなり、その内部の一側には印字機構ユニット4
が、他側にはトラクタ手段を構成するトラクタユニット
5がそれぞれ収容されている。印字機構ユニット4のユ
ニットフレーム6は左右一対の側板7間に1本の中空状
の架設バー8と上方に位置する丸棒状の第1ガイド軸9
及び下方に位置する丸棒状の第2ガイド軸10とを架設
して枠組構成され、その第1及び第2ガイド軸9,10
の上方において両側板7間には円柱状のプラテン11が
回転可能に支持されている。
【0012】キャリッジ12は前記第1及び第2ガイド
軸9,10に左右方向へ移動可能に支持され、その上部
にはプラテン11に斜め下方から対向するように印字ヘ
ッド13が載置されている。リボンカセット14は印字
ユニットフレーム6の両側板7間に配置され、その内部
から引出されたインクリボン15の一部がプラテン11
上の印字ヘッド13との対向位置すなわち印字位置に沿
って移送される。そして、前記キャリッジ12が左右方
向に移動されながら、印字ヘッド13によりプラテン1
1上の印字位置で印字用紙に対しリボン15を介して印
字が行われる。各一対の送りローラ16,17,18,
19はプラテン11上の印字位置のほぼ接線方向におい
て用紙送り方向の前後にそれぞれ配置され、モータ(図
示せず)が回転されることにより、歯車機構(図示せ
ず)を介して送りローラ16,17,18.19がプラ
テン11と共に用紙送り方向へ回転されて、印字用紙を
挾持しながら移送させるようになっている。通路形成部
材20とガイド部材31はプラテン11の前記接線をほ
ぼ挾むように配置され、この通路形成部材20とガイド
部材31と前記各送りローラ16〜19とによって印字
位置を通る用紙案内通路21が形成されている。又、こ
の用紙案内通路21は、ほぼ平坦でかつ印字位置への導
入側が排出側よりも下に位置する傾斜状態になってい
る。
【0013】前記トラクタユニット5は、左右方向へ平
行に延びるガイド軸22及び伝達軸23と、両軸22,
23に用紙の幅方向に移動調節可能に支持された左右一
対のピントラクタ24とより構成され、このピントラク
タ24の上面が前記用紙案内通路21よりも用紙送り方
向上流側において同通路とほぼ同一平面内に傾斜状態に
配置されている。ピントラクタ24は、通常の同種の装
置と同様に、両軸22,23に支持された一対のプーリ
にピン付きベルトを掛けわたした構造である。そして、
両ピントラクタ24のピンには連続印字用紙の両側に設
けられた送り孔が嵌合され、モータ(図示しない)の回
転により伝達軸23が回転されてピントラクタ24が回
転されることにより、連続印字用紙が用紙案内通路21
内に導入案内される。
【0014】手差し案内板25は前記トラクタユニット
5の上方において印字ユニットフレーム6の両側板7間
に支持され、その上面にはほぼ水平に延びると共に前記
用紙案内通路21に対して所定角度で交差する案内面2
6が形成されている。そして、この案内板25の案内面
26に沿って単票の印字用紙が手操作にて用紙案内通路
21内に導入案内される。左右一対の側案内板27は案
内板25上に紙送り方向と直交する方向へ移動可能に取
付けられ、前記印字用紙の両側縁がこの側案内板27と
の係合によって案内規制される。
【0015】次に、前記キャリッジ12の支持構成につ
いて詳述すると、図2に示すように、上方に位置する第
1ガイド軸9は両端の偏心軸部30を中心として回動可
能に印字ユニットフレーム6の両側板7に支持され、こ
の第1ガイド軸9にキャリッジ12の上端部がスリーブ
32を介して印字行方向へ移動可能に挿嵌支持されてい
る。図3乃至図5に示すように、キャリッジ12の上端
部には、その長手方向の略中間よりプラテン11に向っ
て延出する延出部分が形成され、この延出部分より印字
ヘッド13のノーズ部13aに向って突出する突起12
aが形成されている。この突起12aには後述のヘッド
リボンガイド60が挿嵌固定される。
【0016】そして、第1ガイド軸9がその一端に固定
された図示しない操作レバーの操作によって偏心軸部3
0を中心として回動された時、第1ガイド軸9の軸心が
印字行方向と直交する方向に変位されて、キャリッジ1
2がプラテン11に近接離隔される。このことによりプ
ラテン11とキャリッジ12との距離が変更されて、プ
ラテン11上の印字用紙の印字面と印字ヘッド13との
間隔が用紙の厚さに関係なく一定の長さとなり、厚さの
異なる用紙に対し一定のインパクト力にて印字が行え
る。
【0017】又、図2及び図6に示すように、下方に位
置する第2ガイド軸10は両端において前記フレーム6
の両側板7に固定され、この第2ガイド軸10にはスリ
ーブ33が軸線方向へ移動可能に挿嵌されている。平坦
な摺動面34はスリーブ33の外周に形成され、そのほ
ぼ中央にはピン状の突起35が突設されている。スリー
ブ33に係合し断面がほぼU字状である係合腕36はキ
ャリッジ12の下端部に形成され、その一側にはスリー
ブ33の摺動面34上を摺動しつつ突起35に係合する
二叉形状の摺動部37が設けられている。そして、この
係合構成により、キャリッジ12の下端部は、第2ガイ
ド軸10にスリーブ33を介して印字行方向へ移動可能
に支持されると共に、第2ガイド軸10上のスリーブ3
3に対して摺動且つ回動可能に連結されている。
【0018】従って、第1及び第2ガイド軸9,10が
フレーム6上で互いに平行となるように高精度に組付け
られていなくても、キャリッジ12の印字行方向への移
動時に、第2ガイド軸10上のスリーブ33に対してキ
ャリッジ12の摺動部37が突起35を中心として相対
回動され、連結部のこじれや大きな摩擦抵抗を生じるこ
となく、キャリッジ12の移動が円滑に行われる。又、
第1ガイド軸9を偏心軸部30を中心として回動させる
ことにより、その軸心を印字行方向と直交する方向へ変
位させ、キャリッジ12をプラテン11に近接離隔させ
て、印字用紙の厚さに関係なく前記印字面と印字ヘッド
13との間隔が一定になるようにプラテン11とキャリ
ッジ12との距離を変更した場合には、キャリッジ12
の摺動部37が第2ガイド軸10上のスリーブ33の突
起35に係合したままの状態で摺動面34に沿って摺動
される。そのために、プラテン11とキャリッジ12と
の距離変更した状態においても、変更前と同様にキャリ
ッジ12の摺動部37が突起35を中心に相対回動され
るので、キャリッジ12は印字行方向に支承なく移動さ
れて印字動作が行われる。
【0019】次に、前記リボンカセット14の支持構成
について詳述すると、図2に示すように、この実施例で
は下方の第2ガイド軸10が印字ヘッド13を挾みプラ
テン11と反対側でそのプラテン11から離間して配置
されている。そして、図1に示すように、カセットホル
ダ41は下方の第2ガイド軸10に上下回動可能に支持
され、その上面には図示しないリボン送り用モータによ
って回転される駆動スプロケット42が突設されると共
に、側部には長孔43が形成されている。
【0020】印字リボン15を収容したリボンカセット
14は、その両端下部に突設した弾性嵌合部44を有
し、この弾性嵌合部44が第2ガイド軸10に着脱可能
に嵌合した状態で前記カセットホルダ41上に載置さ
れ、カセットホルダ41と共に第2ガイド軸10に回動
可能に支持されている。リボンカセット14の内部には
カセットホルダ41上の駆動スプロケット42に係合し
て回転される駆動送りローラ45と、その駆動送りロー
ラ45に圧接して回転される往動送りローラ46とが設
けられている。そして、この実施例では図1及び図9に
示すように、印字リボン15として黒、青、赤、黄の複
数の異なる色部分47a,47b,47c,47dを上
下方向に区分けして設けたカラーリボンが使用されてい
る。
【0021】図1及び図7に示すように、回転円板48
は前記印字ユニットフレーム6の一方の側板7に回転可
能に支持され、その内面には前記カセットホルダ41の
長孔43に係合する偏心ピン49が突設されると共に、
外面周縁には所定角度範囲にわたって従動歯車50が形
成されている。駆動手段を構成するリボンリフト用モー
タ51は一方の側板7に装着され、そのモータ軸には前
記回転円板48の従動歯車50に噛合う駆動歯車52が
固定されている。そして、このモータ51により回転円
板48が所定角度位置に選択的に回転されると、前記偏
心ピン49が長孔43内を移動しながらカセットホルダ
41を第2ガイド軸10を中心として回動させ、カセッ
トホルダ41に載置されたリボンカセット14を上下方
向の4つの位置に回動配置させるようになっている。
【0022】ばね片53は前記回転円板48上に一体形
成され、このばね片53の回転軌跡と交差するように側
板7にはストッパ54が突設されている。そして、モー
タ51により駆動歯車52が図7の反時計方向に回転さ
れると回転円板48が図7の時計方向に所定角度回転さ
れた後、同図に示すように駆動歯車52の歯と従動歯車
50の歯との噛合いが外れ、ばね片53がストッパ54
に係合して撓曲された状態になる。この状態からモータ
51により駆動歯車52の回転が停止すると、ばね片5
3の反力で回転円板48が両歯車50,52の噛合開始
位置まで反時計方向へ若干回転されて、前記リボンカセ
ット14が最下方のホームポジションに位置決め保持さ
れる。その後、モータ51が所定量回転することによ
り、回転円板48が所定量回転してカセットホルダ41
と共にリボンカセット14を第2ガイド軸を中心として
所定量回動させ、印字リボンの所望の色部分を印字ヘッ
ド13に対向配置させる。
【0023】次に、前記印字リボン15のガイド構成に
ついて詳述すると、図3乃至図5に示すように、印字ヘ
ッド13のノーズ部13aには、前記キャリッジ12上
端部の突起12aに係合する係合孔60aが形成された
胴部と、この胴部前端より上下方向に延び印字リボン1
5の回動軌跡と略同じ曲率に形成されたリボン案内面6
0bとからなるヘッドリボンガイド60が挿着されてい
る。このヘッドリボンガイド60は印字ヘッド13のノ
ーズ部13aに挿着された状態で印字ヘッド13をキャ
リッジ12上端に載置すると、前記係合孔60aが突起
12aと係合し、印字ヘッド13と共にヘッドリボンガ
イド60がキャリッジ12に固定される。そして、ヘッ
ドリボンガイド60により印字リボン15を印字ヘッド
13の先端に引っかけることなく印字リボン15を回動
させることができると共に、キャリッジ12の印字行方
向への摺動時に後述のガイド部材61より印字ヘッド1
3のノーズ部13aの受ける力が軽減される。ヘッドリ
ボンガイド60には前記ノーズ部13aの先端が臨む透
孔60cが形成されている。図2及び図8に示すよう
に、合成樹脂製のガイド部材61は基端のアーム部62
において下方の第2ガイド軸10を中心として回動可能
に支持され、そのアーム部62間にキャリッジ12の下
端部係合用スリーブ33を挾持して、キャリッジ12に
対し印字行方向へ一体移動可能に連結されている。一対
の立脚部63aと両立脚部63aを連結する連結部63
bとからなる取付部材63は両立脚部63aとの連結部
63bとの間の開口63c内に前記ヘッドリボンガイド
60を跨いで嵌入するようにガイド部材61の先端に形
成され、両立脚部63aの外側には係合溝64が設けら
れている。金属製の一対の支持ピン65は、キャリッジ
12の移動方向において印字ヘッド13の両側に位置す
るようにガイド部材61の先端に前記立脚部63a間よ
りも拡い間隔をおいて突設されている。
【0024】図8及び図9に示すように、合成樹脂製の
支持枠66は、その内面に取付部63の係合溝64に係
合する突条68が形成された一対の弾性脚片67を有
し、前記取付部63に嵌着してガイド部材61の先端に
着脱可能に取付けられる。上下一対の支持片69は支持
枠66の左右両側にそれぞれ設けられ、それらの対向す
る内面には支持ボス70が突設されると共に、その中心
にはガイド部材61上の支持ピン65とほぼ同径の挿通
孔71が形成されている。
【0025】前記印字リボン15をプラテン11と平行
に案内支持するための一対の合成樹脂製のガイドローラ
72は、両端の大径孔73を前記支持ボス70に遊嵌し
て支持枠66の各支持片69間に回転可能に挾持されて
いる。そして、前記のように支持枠66をガイド部材6
1の取付部63に装着した時、ガイド部材61上の各支
持ピン65が支持枠66の挿通孔71を通って両ガイド
ローラ72の小径孔74内に挿嵌され、図9に示すよう
にそのガイドローラ72の大径孔73が支持枠66の支
持ボス70から離隔した状態で支持ピン65に直接回転
可能に支持される。
【0026】従って、印字リボン15は、印字ヘッド1
3の両側に配置された一対のガイドローラ72により常
にプラテン11と印字ヘッド13との間においてプラテ
ン11と平行に張設支持され、印字動作と共にリボン送
りが行われる時、両ガイドローラ72の回転を伴って円
滑に移送される。また、この実施例では、前記のように
各ガイドローラ72の大径部73が支持枠66の支持ボ
ス70から離隔した状態で支持ピン65に直接挿嵌支持
されているため、支持片66とガイドローラ72との接
触部分は支持片66の対向する内面とガイドローラ72
の両端面との接触面に限定される。従って、ガイドロー
ラ72が前記支持ボス70のみにより回転可能に支持さ
れている場合と比べて、ガイドローラ72の回転時に、
合成樹脂よりなるガイドローラ72と支持枠66との相
互間に生じる摩耗はごくわずかな量になり、摩耗によっ
てガイドローラ72と支持枠66との間にガタが生じ、
リボン送りが円滑に行われなくなる等、摩耗に起因する
リボン送りの支障が解消される。
【0027】図8及び図9に示すように、前記印字リボ
ン15を案内支持するためのリボン支持面を構成するガ
イドローラ72の円周面75には、印字リボン15の各
色部分47a,47b,47c,47d間の境界に対応
して複数本の溝76が形成されている。この溝76によ
りガイドローラ72の円周面75はその軸心方向に4つ
の分割面75a,75b,75c,75dに分割され
る。また、この溝76は所定の幅にて形成されており、
印字リボン15がガイドローラ72に案内されて移送さ
れる際、その幅方向へ円周面75上を摺動したとして
も、印字リボン15の前記境界は常に溝76と対向し、
ガイドローラ72の円周面75に接触することがない。
従って、印字動作に伴い印字リボン15がガイドローラ
72に案内されて移送される時、印字リボン15の各色
部分15a〜15dはそれぞれ対応する前記分割面75
a〜75dによってのみ案内され、4つの分割面75a
〜75dによって案内されることはない。故に印字リボ
ン15の各色部分15a〜15dは異なる色に着色され
ている分割面75a〜75dとは接触しないので混色が
起きない。
【0028】次に、前記ガイド部材61とリボンカセッ
ト14とを連結するための連結手段について詳述する
と、図2及び図8に示すように、接触ローラ81はガイ
ド部材61の上面中央部に回転可能に支持されている。
板ばね82はキャリッジ12上に設けられ、そのばね力
によりガイド部材61が図2の反時計方向に回動付勢さ
れて、前記接触ローラ81がリボンカセット14の下面
に圧接されている。従って、常にはガイド部材61とリ
ボンカセット14とが接触ローラ81を介して一体回動
可能に連結された状態にあり、キャリッジ12が印字行
方向へ移動される時には、接触ローラ81がリボンカセ
ット14の下面に沿って転動されながら、ガイド部材6
1がキャリッジ12と共に移動される。
【0029】又、この実施例においては、前記のように
駆動手段としてのリボンリフト用モータ51により回転
円板48が図1及び図7の時計方向に回転され、リボン
カセット14が下方の第2ガイド軸10を中心にして最
下方のホームポジションまで回動された時、ガイド部材
61がリボンカセット14と一体的に同一の第2ガイド
軸10を中心にして回動されて、常には印字リボン15
の最上部に位置する黒の色部分47aが印字ヘッド13
の前面に対向配置されるようになっている。そして、こ
の状態から前記モータ51にて回転円板48が所定角度
位置に選択回転されることにより、カセットホルダ41
と共にリボンカセット14及びガイド部材61が上方の
異った3つの位置まで回転され、印字リボン15上の
青、赤、黄の色部分47b,47c,47dが印字ヘッ
ド13の前面に選択的に配置されて印字動作が行われ
る。以上のように、印字リボン15を張設保持するガイ
ドローラ72がキャリッジ12よりもプラテン11から
離れた側に位置するガイド軸10を中心に回動するの
で、その1回動半径が大きくなり、印字リボン15にし
わや弛緩が生じることはない。
【0030】次に、前記ガイド部材61とリボンカセッ
ト14との間の連結手段の別の実施例を図10に従って
説明すると、係合溝91はリボンカセット14の前面に
左右方向へ延びるように形成され、その一端には下方に
向かって開口92が形成されている。係合ローラ93は
ガイド部材61上の支持突起94に回転可能に支持さ
れ、キャリッジ12及びガイド部材61が印字行方向の
一方の移動端部に静止された状態でリボンカセット14
が装着された時、この係合ローラ93が前記開口92か
ら係合溝91内に進入し、キャリッジ12及びガイド部
材61の印字行方向への移動に伴って、係合ローラ93
が係合溝91に沿って転動されるようになっている。
【0031】従って、この実施例においても、係合ロー
ラ93と係合溝91との係合によりガイド部材61とリ
ボンカセット14とが一体回動可能に連結され、その連
結状態で両者61,14が適宜回動されることにより、
印字リボン15上の所定の色部分47a〜47dが印字
ヘッド13の前面と対応する位置に選択的に配置され
る。
【0032】なお、この発明は前記各実施例の構成に限
定されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない
範囲で各部の構成を任意に変更して具体化することも可
能である。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したようにこの出願の発明によ
れば、回転駆動装置を駆動状態としたままでその駆動を
ストッパ等により止めることはない。このため上記に騒
音の発生等種々の弊害から開放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明を具体化したプリンタの一実施
例のリボンカセット及びその回動構成を分解して示す部
分斜視図である。
【図2】図2は上記プリンタの一実施例を示す要部概略
縦断面図である。
【図3】図3はヘッドリボンガイドの部分を示す分解斜
視図である。
【図4】図4は同じく断面図である。
【図5】図5は同じく正面図である。
【図6】図6は下方のガイド軸に対するキャリッジの支
持構成を分解して示す部分斜視図である。
【図7】図7は図6のA−A線における部分斜視図であ
る。
【図8】図8は印字リボン用のガイド部材を分解して示
す部分斜視図である。
【図9】図9はガイドローラの組み付け構成を拡大して
示す部分断面図である。
【図10】図10はガイド部材とリボンカセットとの間
の連結部分の別の実施例を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
14 リボンカセット(被駆動部材) 49 偏心ピン(結合部材) 50 従動歯車(第2の歯車) 51 モータ(回転駆動装置) 52 駆動歯車(第1の歯車) 53 ばね片(弾性突起) 54 ストッパ 61 ガイド部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに支持された回転駆動装置と、 前記 回転駆動装置と連動する第1の歯車と、 前記第1の歯車と係合するとともに、所定位相範囲にお
    いて歯が形成されていない第2の歯車と、前記第2の歯車の回転中心から離れた位置において弾性
    変形可能に 前記第2の歯車に設けられた弾性突起と、 期位置にあるときに前記第1の歯車が前記第2の歯車
    の歯の形成されている部分と係合を開始するように前記
    第2の歯車に駆動連結された被駆動部材と前記フレームに対して固定的に設けられ、 前記被駆動部
    材が初期位置にあるときに前記第2の歯車の前記弾性突
    起と当接し、前記被駆動部材が初期位置にある状態で前
    記回転駆動装置によって前記第1の歯車が、前記第2の
    歯車の歯が形成されていない位置に対向するように離脱
    方向に回転されたとき、前記弾性突起を弾性変形させる
    ストッパを備え 前記第1の歯車が前記第2の歯車の歯が形成されていな
    い部分と対向された状態で前記第1の歯車の前記離脱方
    向への回転が停止されると、前記弾性突起の弾性力によ
    り前記第2の歯車が回転され、前記第1の歯車と前記第
    2の歯車とが係合を開始し、前記被駆動部材が初期位置
    に配置される ことを特徴とする駆動装置。
JP3013488A 1991-02-04 1991-02-04 駆動装置 Expired - Fee Related JP2526739B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3013488A JP2526739B2 (ja) 1991-02-04 1991-02-04 駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3013488A JP2526739B2 (ja) 1991-02-04 1991-02-04 駆動装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62094078A Division JPH0684096B2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15 プリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06106831A JPH06106831A (ja) 1994-04-19
JP2526739B2 true JP2526739B2 (ja) 1996-08-21

Family

ID=11834509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3013488A Expired - Fee Related JP2526739B2 (ja) 1991-02-04 1991-02-04 駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2526739B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6142467A (en) * 1997-01-14 2000-11-07 Nec Corporation Sheet feeder having an intermittent coupling member

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06106831A (ja) 1994-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4602883A (en) Powered paper bail release and paper feeding mechanism
JPH0684096B2 (ja) プリンタ
JP2526739B2 (ja) 駆動装置
EP0447162B1 (en) Thermal line printer
KR860001440Y1 (ko) 프린터의 종이 이송장치
JPH04211979A (ja) プリンタ
US4501510A (en) Apparatus for feeding sheets of material and continuous webs in printers and typewriters
JP2792648B2 (ja) 記録装置
JP2545676B2 (ja) 多色プリンタ
JPH0712022Y2 (ja) プリンタの印字リボンガイド装置
JP3430529B2 (ja) プリンタ
JPH0337966Y2 (ja)
JPH081876Y2 (ja) プリンタ
JPH0321968Y2 (ja)
JP2834049B2 (ja) リボンフィード・チェンジ機構
JPH0321969Y2 (ja)
JPH01190479A (ja) 印字装置のギャップ調整機構
JPH0462270B2 (ja)
JPH0145433B2 (ja)
KR960001970B1 (ko) 프린터의 용지 자동 이송장치
JPS6183075A (ja) プリンタ
JPH0626885B2 (ja) 活字式プリンタ
JPH0145434B2 (ja)
JPH1076737A (ja) プリンタにおけるリボン送り装置
JPH0376230B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees