JP2526359Y2 - 移動式機械の移動用ケーブル切断防止装置 - Google Patents
移動式機械の移動用ケーブル切断防止装置Info
- Publication number
- JP2526359Y2 JP2526359Y2 JP1993043318U JP4331893U JP2526359Y2 JP 2526359 Y2 JP2526359 Y2 JP 2526359Y2 JP 1993043318 U JP1993043318 U JP 1993043318U JP 4331893 U JP4331893 U JP 4331893U JP 2526359 Y2 JP2526359 Y2 JP 2526359Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- cable
- drum
- torque limiter
- wire drum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
- Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、建設工事等に使用され
る移動式機械の移動用ケーブル切断防止装置に関する。
る移動式機械の移動用ケーブル切断防止装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】移動用機械には、電源ケーブルや信号ケ
ーブルなどの移動用ケーブルが、ケーブルドラムを介し
て吊設されている。この移動用ケーブルは、強風により
吹き寄せられたり、移動ルート上にある障害物に干渉し
たりして切断したり、最悪の場合は、制御盤内の破損や
焼損を招くことがある。
ーブルなどの移動用ケーブルが、ケーブルドラムを介し
て吊設されている。この移動用ケーブルは、強風により
吹き寄せられたり、移動ルート上にある障害物に干渉し
たりして切断したり、最悪の場合は、制御盤内の破損や
焼損を招くことがある。
【０００３】そのためにケーブルに一定以上の張力が作
動すると機械を停止する技術が実開昭５９−１３０８８
７号公報や実開平４−１４４３０号公報に開示されてい
る。しかしながら、かかる公知技術は例えば風圧等によ
りケーブルに張力が生じた場合にも作動し、また機械の
移動により張力が生じたときも作動してしまい、その調
整が困難である。また、公知技術は格別な構成のためか
なりの場所を必要とする。
動すると機械を停止する技術が実開昭５９−１３０８８
７号公報や実開平４−１４４３０号公報に開示されてい
る。しかしながら、かかる公知技術は例えば風圧等によ
りケーブルに張力が生じた場合にも作動し、また機械の
移動により張力が生じたときも作動してしまい、その調
整が困難である。また、公知技術は格別な構成のためか
なりの場所を必要とする。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】したがって本考案の目
的は、場所をとらずしかも張力の調整が容易な移動式機
械の移動用ケーブル切断防止装置を提供するにある。
的は、場所をとらずしかも張力の調整が容易な移動式機
械の移動用ケーブル切断防止装置を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、建設工
事等に使用される移動式機械の移動用ケーブル切断装置
において、移動機械（Ａ）の底部がブラケット（１、
２）を介してトルクリミッタ（３）が吊設され、そのト
ルクリミッタ（３）の外周にはワイヤドラム（４）が一
体に設けられ、そのワイヤドラム（４）の周縁部には複
数の凹部（５）が円周等配に形成され、それらの凹部
（５）を検出して閉じるリミットスイッチ（６）が制御
盤に接続されており、前記ワイヤドラム（４）にはワイ
ヤ（７）が巻回されており、そしてワイヤ（７）は移動
用ケーブル（９）を固定したケーブルドラム（８）が吊
設されており、前記ワイヤ（７）のワイヤドラム（４）
への巻込み量はトルクリミッタ（３）が作動するまでの
長さとなっている。
事等に使用される移動式機械の移動用ケーブル切断装置
において、移動機械（Ａ）の底部がブラケット（１、
２）を介してトルクリミッタ（３）が吊設され、そのト
ルクリミッタ（３）の外周にはワイヤドラム（４）が一
体に設けられ、そのワイヤドラム（４）の周縁部には複
数の凹部（５）が円周等配に形成され、それらの凹部
（５）を検出して閉じるリミットスイッチ（６）が制御
盤に接続されており、前記ワイヤドラム（４）にはワイ
ヤ（７）が巻回されており、そしてワイヤ（７）は移動
用ケーブル（９）を固定したケーブルドラム（８）が吊
設されており、前記ワイヤ（７）のワイヤドラム（４）
への巻込み量はトルクリミッタ（３）が作動するまでの
長さとなっている。
【０００６】
【０００７】
【０００８】
【０００９】
【作用効果の説明】したがって、移動式機械が移動して
いるときに移動用ケーブルが障害物に引っかけるとケー
ブルドラムが下方に引かれ、ワイヤを介してワイヤドラ
ムが回転するので、トルクリミッタが作動し、ワイヤド
ラムの凹部をリミットスイッチ６が検出して、リミット
スイッチからの信号が出力され、制御盤は移動式機械を
停止するので、移動用ケーブルの切断は防止される。そ
して、ワイヤがワイヤドラムに巻込まれている量はトル
クリミッタ３が作動するまでの長さであるから、この長
さおよびトルクリミッタの動作トルクを調整して風圧等
による誤動作が防止でき、また移動式機械の設置時に、
いたずらにトルクリミッタが作動すると、移動式機械が
作動できないのでこれを防止できる。このように、本考
案によれば、トルクリミッタとワイヤドラムの回転とを
組合わせることで、リミットスイッチが作動する張力の
調整が容易となり、また単に本装置を吊り下げておけば
よく、場所をとらない。
いるときに移動用ケーブルが障害物に引っかけるとケー
ブルドラムが下方に引かれ、ワイヤを介してワイヤドラ
ムが回転するので、トルクリミッタが作動し、ワイヤド
ラムの凹部をリミットスイッチ６が検出して、リミット
スイッチからの信号が出力され、制御盤は移動式機械を
停止するので、移動用ケーブルの切断は防止される。そ
して、ワイヤがワイヤドラムに巻込まれている量はトル
クリミッタ３が作動するまでの長さであるから、この長
さおよびトルクリミッタの動作トルクを調整して風圧等
による誤動作が防止でき、また移動式機械の設置時に、
いたずらにトルクリミッタが作動すると、移動式機械が
作動できないのでこれを防止できる。このように、本考
案によれば、トルクリミッタとワイヤドラムの回転とを
組合わせることで、リミットスイッチが作動する張力の
調整が容易となり、また単に本装置を吊り下げておけば
よく、場所をとらない。
【００１０】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
る。
【００１１】図１において、全体を符号Ａで示す移動式
機械の底部には、ブラケット１、２によりトルクリミッ
タ３が吊設されており、そのトルクリミッタ３の外周に
は、ワイヤドラム４が一体に設けられている。
機械の底部には、ブラケット１、２によりトルクリミッ
タ３が吊設されており、そのトルクリミッタ３の外周に
は、ワイヤドラム４が一体に設けられている。
【００１２】そのワイヤドラム４の周縁部には、複数
（図示の例では４個）の凹部５が円周等配に形成されて
いる。これらの凹部５を検出して閉じるリミットスッチ
６が、機械Ａの底部に設けられ、図示しない制御盤に接
続されており、凹部５及びリミットスイッチ６によりト
ルクリミッタ作動検出手段が構成されている。
（図示の例では４個）の凹部５が円周等配に形成されて
いる。これらの凹部５を検出して閉じるリミットスッチ
６が、機械Ａの底部に設けられ、図示しない制御盤に接
続されており、凹部５及びリミットスイッチ６によりト
ルクリミッタ作動検出手段が構成されている。
【００１３】前記ワイヤドラム４には、ワイヤ７の一方
の端部部分が巻き込まれており、そのワイヤ７の他端に
は、ケーブルドラム８が吊設されている。そして、この
ケーブルドラム８には、移動用ケーブル９の途中部分
が、２個のクランプ１０により固定されている。
の端部部分が巻き込まれており、そのワイヤ７の他端に
は、ケーブルドラム８が吊設されている。そして、この
ケーブルドラム８には、移動用ケーブル９の途中部分
が、２個のクランプ１０により固定されている。
【００１４】前記ワイヤ７のワイヤドラム４への巻き込
み量は、トルクリミッタ３が作動するまでの長さとし、
移動式機械の設置時に、トルクリミッタ３の作動トルク
を誤作動しないように調整しておく。
み量は、トルクリミッタ３が作動するまでの長さとし、
移動式機械の設置時に、トルクリミッタ３の作動トルク
を誤作動しないように調整しておく。
【００１５】次に、作用について説明する。
【００１６】移動式機械が移動中に、移動用ケーブル９
が例えば障害物に引掛かると、ケーブルドラム８が下に
引かれ、ワイヤドラム４と共にトルクリミッタ３が回転
して作動する。この際、回転するワイヤドラム４の凹部
５をリミットスイッチ６が検出して閉じる。すると、リ
ミットスイッチ６からの信号に基づき、制御盤は移動式
機械を非常停止して移動用ケーブル９の切断を防止す
る。
が例えば障害物に引掛かると、ケーブルドラム８が下に
引かれ、ワイヤドラム４と共にトルクリミッタ３が回転
して作動する。この際、回転するワイヤドラム４の凹部
５をリミットスイッチ６が検出して閉じる。すると、リ
ミットスイッチ６からの信号に基づき、制御盤は移動式
機械を非常停止して移動用ケーブル９の切断を防止す
る。
【００１７】以上の通り本考案によれば、下記のすぐれ
た効果を奏する。 （ａ） ワイヤドラムとトルクリミッタとの組合わせに
より風圧やその他の誤作動を防止できる。 （ｂ） 装置を吊り下げるだけであるから場所をとらな
い。 （ｃ） 構造が簡単で作動が確実である。
た効果を奏する。 （ａ） ワイヤドラムとトルクリミッタとの組合わせに
より風圧やその他の誤作動を防止できる。 （ｂ） 装置を吊り下げるだけであるから場所をとらな
い。 （ｃ） 構造が簡単で作動が確実である。
【図１】本考案の一実施例を示す分解図。
【図２】図１の要部を示す正面図。
Ａ・・・移動式機械 １、２・・・ブラケット ３・・・トルクリミッタ ４・・・ワイヤドラム ５・・・凹部 ６・・・リミットスイッチ ７・・・ワイヤ ８・・・ケーブルドラム ９・・・移動用ドラム １０・・・クランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−130887（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−14430（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−82437（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 建設工事等に使用される移動式機械の移
動用ケーブル切断装置において、移動機械（Ａ）の底部
がブラケット（１、２）を介してトルクリミッタ（３）
が吊設され、そのトルクリミッタ（３）の外周にはワイ
ヤドラム（４）が一体に設けられ、そのワイヤドラム
（４）の周縁部には複数の凹部（５）が円周等配に形成
され、それらの凹部（５）を検出して閉じるリミットス
イッチ（６）が制御盤に接続されており、前記ワイヤド
ラム（４）にはワイヤ（７）が巻回されており、そして
ワイヤ（７）は移動用ケーブル（９）を固定したケーブ
ルドラム（８）が吊設されており、前記ワイヤ（７）の
ワイヤドラム（４）への巻込み量はトルクリミッタ
（３）が作動するまでの長さであることを特徴とする移
動用ケーブル切断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993043318U JP2526359Y2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 移動式機械の移動用ケーブル切断防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993043318U JP2526359Y2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 移動式機械の移動用ケーブル切断防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0716543U JPH0716543U (ja) | 1995-03-17 |
| JP2526359Y2 true JP2526359Y2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=12660466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993043318U Expired - Lifetime JP2526359Y2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 移動式機械の移動用ケーブル切断防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2526359Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4527561Y1 (ja) * | 1966-09-07 | 1970-10-24 | ||
| JPS5243574A (en) * | 1975-10-02 | 1977-04-05 | Toin Kk | Box |
| JPS53140631U (ja) * | 1977-04-07 | 1978-11-07 | ||
| JP5609698B2 (ja) * | 2011-02-15 | 2014-10-22 | トヨタ自動車株式会社 | 充電装置および充電設備 |
| JP5976394B2 (ja) * | 2012-04-26 | 2016-08-23 | 光洋機械産業株式会社 | 昇降式足場装置 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55150628U (ja) * | 1979-04-16 | 1980-10-30 | ||
| JPS59130887U (ja) * | 1983-02-23 | 1984-09-03 | 株式会社日立製作所 | スプレツダ−の給電ケ−ブル保護装置 |
| JPH0414430U (ja) * | 1990-05-28 | 1992-02-05 | ||
| JPH0442601U (ja) * | 1990-08-07 | 1992-04-10 | ||
| JP2529618Y2 (ja) * | 1990-11-27 | 1997-03-19 | 大峰工業株式会社 | トルクリミッター |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP1993043318U patent/JP2526359Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0716543U (ja) | 1995-03-17 |
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