JP2526303Y2 - 新設ケーブル用吊架ワイヤ架設のためのガイドリング - Google Patents

新設ケーブル用吊架ワイヤ架設のためのガイドリング

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JP2526303Y2
JP2526303Y2 JP5877590U JP5877590U JP2526303Y2 JP 2526303 Y2 JP2526303 Y2 JP 2526303Y2 JP 5877590 U JP5877590 U JP 5877590U JP 5877590 U JP5877590 U JP 5877590U JP 2526303 Y2 JP2526303 Y2 JP 2526303Y2
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義勝 中島
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中島通信機工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、郡部地域における電柱に架設した例えば、
既存の電話用幹線ケーブルのほぼ垂直上方に、新設ケー
ブル例えば、CATVケーブルをこの幹線ケーブルにほぼ平
行に架設するとき、幹線ケーブルから横方向に延びてい
る電話引込線を傷付けることなく新設ケーブルのための
吊架ワイヤを張架することができるガイドリングに関す
るものである。
〔従来の技術〕
CATVケーブルは、NTTの電話用幹線ケーブルの垂直上
方または斜め上方に30cm以上離して架設することが、義
務付けられている。CATVケーブルを架設する際、先ず互
いに隣接する電柱間において幹線ケーブルから横方向に
延びる複数個の電話引込線の上方に吊架ワイヤを掛け渡
しておき、電柱間のスパンに張力を加えて電話用幹線ケ
ーブルの上方で電柱間に吊架ワイヤを架設し、次に吊架
ワイヤに沿って張架し、吊架ワイヤと一緒に束ねること
により架設するという作業を行う。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の作業においては、吊架ワイヤを予め互
いに隣接する電柱間における複数個の電話引込線の上方
に順次張り渡していく作業が必要であり、従って、電柱
間スパンの張り渡しが完了するまでは、吊架ワイヤが電
話引込線を擦ってこれを損傷する事故が発生し、電話の
雑音や、ファックスの乱れを生ずる原因となることがあ
った。
本考案の目的は、郡部地域において、例えば、電話用
幹線ケーブルから横方向の延びる既設ワイヤ例えば、電
話引込線を傷付けることなく、新設ケーブル例えば、CA
TVケーブルを幹線ケーブルの垂直上方に架設することが
できる新設ケーブルのための吊架ワイヤ架設用ガイドリ
ングを得るにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案による新設ケーブ
ル用吊架ワイヤ架用ガイドリングは、電柱に架設した幹
線ケーブルから横方向に延びる既設ワイヤの近傍で前記
幹線ケーブルを保持する鋼線ワイヤを、地面に対して水
平な方向の横方向の両側の側面からクランプする1対の
クランプジョーと、これらクランプジョーに締付け力を
加える締付け手段とを具え、前記一対のクランプジョー
の各々の頂部はそれぞれほぼC字状部分を有し、これら
C字状部分の開放側を向かい合わせにして前記1対のク
ランプジョーにより前記鋼線の横側面を挟んで前記締付
け手段により前記1対のクランプジョーを互いに締付け
たとき、双方のクランプジョーの前記向かい合わせのC
字状部分が合体して環状リングをなす構成としたことを
特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、クランプジョーにより、幹線ケーブ
ルから横方向に延びる既設ワイヤの近傍で幹線ケーブル
を保持する鋼線ワイヤを両側面からクランプし、クラン
プジョーの1対のC字状部分により環状リングを形成
し、ワイヤロール積載車両からワイヤを繰り出しつつ環
状リングに挿通する。これにより、幹線ケーブルから横
方向に延びる既設ワイヤ例えば、電話引込線に直接接触
することなく、電話引込線の上方に新設ケーブル用吊架
ワイヤを張架する。
〔実施例〕
次に、図面につき本考案の好適な実施例を説明する。
本考案新設ケーブル用吊架ワイヤ架設のためのガイド
リング1は、1対のクランプジョー2を有し、これらク
ランプジョーの頂部にはC字状部分3を設ける。図示の
実施例では、クランプジョー2はプレート状とし、頂部
のフランジ部分2aにほぼ半割りにした円環状形状のC字
状部分3を設け、一方のC字状部分の遊端には他方のC
字状部分の遊端を受け入れるソケット部4を設ける。締
付け手段として、1対のクランプジョーに貫通するボル
ト5と、このボルト5に螺合するナット6およびワッシ
ャ7を設ける。電柱(図示せず)に架設した幹線ケーブ
ル例えば、電話用幹線ケーブル8から横方向に延びる既
設ワイヤ例えば、電話引込線9の近傍で、幹線ケーブル
8を保持する鋼線ワイヤ8aを垂直方向に対して直交する
直径方向に互いに対向する側面側からクランプジョー2
を当接し、締付け手段のナット6を締付けることにより
鋼線ワイヤ8aにガイドリング1を取付けることができ
る。このとき1対のクランプジョーの一方のC字状部分
3の遊端に設けたソケット部4に他方のC字状部分の遊
端が貫入して全体として環状リングを生ずる。
本考案によれば、幹線ケーブル8の斜め上方に新設す
るケーブル例えば、CATVケーブル10を支持する吊架ワイ
ヤ11のロールを積載したワイヤロール積載車両(図示せ
ず)を電柱の脇に駐車しておく。この電柱に隣接する他
の電柱に向かって高所作業台により互いに隣接する電柱
間の電話引込線に隣接させて順次に本考案ガイドリング
1のクランプジョー2により、幹線ケーブル8を保持す
る鋼線ワイヤ8aの垂直方向に直交する側面から鋼線ワイ
ヤ8aをクランプし、ガイドリング1の環状リングの面が
鋼線ワイヤ8aの軸線方向に直交する方向に指向するよう
ガイドリング1を鋼線ワイヤ8aに固着する。これととも
にワイヤロール積載車両から吊架ワイヤ11を繰り出し、
ガイドリング1の環状リングに吊架ワイヤ11を挿通す
る。互いに隣接する電柱間の電話引込線のすべての近傍
で鋼線ワイヤ8aにガイドリング1を固着した後、予張力
を吊架ワイヤ11に加える。この後クランプジョー2を鋼
線ワイヤ8aから取り外し最終的に吊架ワイヤ11に所定張
力を加えて緊張させ、吊架ワイヤ11の両端部をそれぞ
れ、幹線ケーブルの上方において各電柱に固着する。
次に、普通の方法により吊架ワイヤ11に沿ってCATVケ
ーブル10を張架し、吊架ワイヤ11と同様にして電柱に取
付ける。その後、緊縛ワイヤ12によりCATVケーブル10を
吊架ワイヤ11に縛り付けることによりCATVケーブル10の
架設を終了する。
〔考案の効果〕
本考案ガイドリングによれば、電話用幹線ケーブルか
ら横方向の延びる電話引込線を傷付けることなう、新設
ケーブル用吊架ワイヤ11を幹線ケーブルの上方に架設す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による新設ケーブル用吊架ワイヤ架設
のためのガイドリングの好適な実施例の使用状態の線図
的斜視図、 第2図は、本考案によりガイドリングの好適な実施例の
斜視図である。 1……ガイドリング、2……クランプジョー 2a……フランジ部分、3……C字状部分 4……ソケット部、5……ボルト 6……ナット、7……ワッシャ 8……幹線ケーブル、8a……鋼線ワイヤ 9……電話引込線(既設ワイヤ) 10……新設(CATV)ケーブル 11……吊設ワイヤ 12……緊縛ワイヤ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電柱に架設した幹線ケーブルから横方向に
    延びる既設ワイヤの近傍で前記幹線ケーブルを保持する
    鋼線ワイヤを、地面に対して水平な方向の横方向の両側
    の側面からクランプする1対のクランプジョーと、これ
    らクランプジョーに締付け力を加える締付け手段とを具
    え、前記1対のクランプジョーの各々の頂部はそれぞれ
    ほぼC字状部分を有し、これらC字状部分の開放側を向
    かい合わせにして前記1対のクランプジョーにより前記
    鋼線の横側面を挟んで前記締付け手段により前記1対の
    クランプジョーを互いに締付けたとき、双方のクランプ
    ジョーの前記向かい合わせのC字状部分が合体して環状
    リングをなす構成としたことを特徴とする新設ケーブル
    用吊架ワイヤ架設のためのガイドリング。
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