JP2526223B2 - 二輪車の油圧緩衝器 - Google Patents

二輪車の油圧緩衝器

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JP2526223B2
JP2526223B2 JP61277510A JP27751086A JP2526223B2 JP 2526223 B2 JP2526223 B2 JP 2526223B2 JP 61277510 A JP61277510 A JP 61277510A JP 27751086 A JP27751086 A JP 27751086A JP 2526223 B2 JP2526223 B2 JP 2526223B2
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亨 渡辺
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/44Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は二輪車の後輪を懸架する油圧緩衝器の改良
に関する。
(従来の技術) この種の油圧緩衝器は、例えば第2,3図のように構成
される(実願昭58−167028号など)。
1はシリンダ2の外側に配設した懸架用のコイルスプ
リングで、コイルスプリング1はその両端をピストンロ
ッド3の先端部とシリンダ2の基端部にそれぞれ取り付
けたリテーナ4と5の間に介装される。
シリンダ2にはその内周面に摺接するピストン6が収
装され、このピストン6に連結したピストンロッド3は
ロッドガイドやオイルシール等を介してシリンダ2の外
方に突出する。
ピストン6は作動油の充満するシリンダ2内を油室A
とBに画成し、油室Bから油室Aへの作動油の流れに対
して抵抗を付与する伸側オリフィス7と、油室Aから油
室Bへの作動油の流れに対して開くチェックバルブ8が
設けられる。
一方、タンク9の油溜室Cは通路10を介して油室Aに
連通され、ピストンロッド侵入体積分の作動油の出入り
を補償するようになっている。11は油溜室Cに流入する
作動油に減衰力を付与する圧側減衰バルブを示す。
この圧側減衰バルブ11は具体的には第3図でも示すよ
うに、その中央部でバルブシート13に圧入したガイドピ
ン14により摺動自由に支持され、セットスプリング15に
より閉じ方向に付勢される。ここで、16はセットスプリ
ング15の一端を担持するバネ受で、バネ受16はケーシン
グ17に螺合したボルト19を外部から回転操作することに
よりセットスプリング15の初期荷重の調整が行えるよう
になっている。18は油溜室Cから油室Aへのの作動油の
流れに対して開くチェックバルブを示す。
そして、油圧緩衝器12は車体と車輪の間に伸縮自在に
介装され、圧側減衰バルブ11などにより車輪が受ける衝
撃を緩和し、路面からの振動を減衰する。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、このような油圧緩衝器にあっては、圧側減
衰バルブ11のガイドピン14に対する摺接面積が小さいの
で、バルブ11が摺動時に傾き易く、作動性が良くないと
いう問題点があった。また、ガイドピン14はバルブシー
ト13への取り付けに際し、これを圧入したり、カシメた
りするので、精度よく取り付けるのが困難で、ガイドピ
ン14が傾いたりすると、バルブシート13との間に隙間が
できて洩れを発生したり、圧側減衰バルブ11の隙間がス
ムーズに行かなくなるという心配もあった。
(問題点を解決するための手段) この発明はこのような問題点を解決するため、ピスト
ンロッドの侵入体積分の作動油の流れに減衰力を付与す
る円盤状の圧側減衰バルブを備える二輪車の油圧緩衝器
において、圧側減衰バルブの中心を摺動自由に支持する
ガイドピンをバルブシートに一体形成し、ガイドピン外
周に摺接する円周状のガイドフランジを減衰バルブに形
成すると共に、このガイドピンにバルブシートのシリン
ダ側の片面に開口する軸穴と、この軸穴を油溜室側に連
通するオリフィスを形成し、前記減衰バルブを閉じ方向
に付勢するセットスプリングをガイドフランジの周囲に
配置し、このセットスプリングのバネ受けを前記オリフ
ィスに対向させ、かつボルトを介してバネ受けを調整自
在に変位させるように構成する。
(作用) これによれば、圧側減衰バルブはこれに形成した円筒
状のフランジによりガイドピンとの摺接面積が拡大さ
れ、摺動時でも傾き難くなるため、バルブ作動性が向上
すると共に、ガイドピンはバルブシートに一体形成した
ので、従来のようにガイドピンが取付時に傾く心配もな
く、したがって減衰力の安定化などが図れる。また、こ
のガイドピンにバルブシートのシリンダ側の片面に開口
する軸穴と、この軸穴を油溜室側に連通するオリフィス
を形成したので、このオリフィスによりピストンロッド
の低速作動域において油溜室に流入する作動油に適切な
減衰力が付与される。さらに、オリフィスに対向して配
置したバネ受けの位置をボルトによりセットスプリング
に抗して変位させ、特に積載荷重の大きいときなどオリ
フィスを閉じるようにすると、高い減衰力を得ることが
できる。
(実施例) 第1図において、11Aはシリンダの外部に設けたタン
クの油溜室へと流入する作動油に減衰力を付与する圧側
減衰バルブ、17はそのケーシング、13Aは同じくバルブ
シートで、バルブシート13Aには圧側減衰バルブ11Aを摺
動自在に支持するガイドピン14Aが、後述のガイドフラ
ンジ20との関係からも全長を長くとって一体形成され
る。ガイドピン14Aにはバルブシート13Aのシリンダ側の
片面に開口する軸穴21と、この軸穴21を油溜室側に連通
するオリフィス22が形成され、ピストンロッドの圧側作
動初期において油溜室へと流入する作動油に減衰力(二
次曲線的特性)を付与する。
そして、圧側減衰バルブ11Aにはガイドピン14A外周と
の摺接面を備える円筒状のガイドフランジ20が形成され
る。15は圧側減衰バルブ11Aを閉じ方向に付勢するセッ
トスプリングで、このセットスプリング15は従前と同じ
くバネ受16のボルト19を外部から回動操作することによ
り初期荷重の調整が行えるようになっている。18は伸側
作動油の流れに対して開くチェックバルブを示す。
このように構成したので、圧側減衰バルブ11Aは圧側
作動油の流れに対しセットスプリング15の撓み量に応じ
た減衰力を付与して、車輪が受ける路面からの突き上げ
荷重を緩衝する。この場合、圧側減衰バルブ11Aに円筒
状のガイドフランジ20を形成してガイドピン14Aとの摺
動面積を拡大したので、バルブ摺動時にこれがガイドピ
ン14Aに対して傾きを生じることもなく、バルブ作動性
の向上が図れる。また、ガイドピン14Aをバルブシート1
3Aに一体形成したので、従来のようにガイドピン14Aを
取り付ける際にこれが傾き、バルブシート13Aとの間に
隙間を生じたり、圧側減衰バルブ11Aの開閉がスムーズ
に行かなくなったりするという心配も全くなくなる。
(発明の効果) 以上要するにこの発明によれば、ピストンロッドの侵
入体積分の作動油の流れに減衰力を付与する円筒状の圧
側減衰バルブを備える二輪車の油圧緩衝器において、圧
側減衰バルブの中心を摺動自由に支持するガイドピンを
バルブシートに一体形成すると共に、ガイドピン外周に
摺接する円筒状のガイドフランジを減衰バルブに形成し
たので、圧側減衰バルブの作動性及び耐久性の向上が図
れるという効果が得られる。また、このガイドピンには
バルブシートのシリンダ側の片面に開口する軸穴と、こ
の軸穴を油溜室側に連通するオリフィスが形成されるの
で、このオリフィスによりピストンロッドの低速作動域
において油溜室に流入する作動油に適切な減衰力が付与
される。さらに、オリフィスに対向して配置したバネ受
けの位置をボルトによりセットスプリングに抗して変位
させ、特に積載荷重の大きいときなどオリフィスを閉じ
るようにすると、高い減衰力を得ることができ、このよ
うに減衰力の調整幅を非常に大きく取れるという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す要部断面図、第2図は
従来装置の構成断面図、第3図はその要部断面図であ
る。 11A……圧側減衰バルブ、13A……バルブシート、14A…
…ガイドピン、20……ガイドフランジ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピストンロッドの侵入体積分の作動油の流
    れに減衰力を付与する円盤状の圧側減衰バルブを備える
    二輪車の油圧緩衝器において、圧側減衰バルブの中心を
    摺動自由に支持するガイドピンをバルブシートに一体形
    成し、ガイドピン外周に摺接する円筒状のガイドフラン
    ジを減衰バルブに形成すると共に、このガイドピンにバ
    ルブシートのシリンダ側の片面に開口する軸穴と、この
    軸穴を油溜室側に連通するオリフィスを形成し、前記減
    衰バルブを閉じ方向に付勢するセットスプリングをガイ
    ドフランジの周囲に配置し、このセットスプリングのバ
    ネ受けを前記オリフィスに対向させ、かつボルトを介し
    てバネ受けを調整自在に変位させるように構成したこと
    を特徴とする二輪車の油圧緩衝器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5932746U (ja) * 1982-08-27 1984-02-29 株式会社昭和製作所 サブタンク式油圧緩衝器の減衰力調節装置
JPS60104479A (ja) * 1983-11-11 1985-06-08 株式会社昭和製作所 二輪車のフロントフオ−ク

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