JP2526199Y2 - ウェハホルダの固定構造 - Google Patents

ウェハホルダの固定構造

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JP2526199Y2
JP2526199Y2 JP3993491U JP3993491U JP2526199Y2 JP 2526199 Y2 JP2526199 Y2 JP 2526199Y2 JP 3993491 U JP3993491 U JP 3993491U JP 3993491 U JP3993491 U JP 3993491U JP 2526199 Y2 JP2526199 Y2 JP 2526199Y2
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conical
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浩昌 丸野
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、半導体製造装置等に
おいてウェハを所定位置に固定するための構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 真空中などでウェハを位置決め固定す
る方式としては、例えば図3(a) に示すように、ウェハ
Wをクランパ32a等により固定面31aに押圧するこ
とによって固定する方法、あるいは同図(b) に示すよう
に、固定面31b上にリング状のガイド32bを配置し
て、このガイド32bにより位置決め固定する方法があ
る。なお、この二つの方法においては、ウェハWを直接
的に固定する場合と、ウェハWをホルダに装着した状態
で、そのホルダを固定面に位置決めする場合がある。
【0003】また、他の固定方法として、ウェハを直接
的に固定・保持する静電吸着方式などがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、図3(a)
に示したウェハホールド機構によれば、固定面31aの
裏面側に、クランパ32aの駆動部33aが必要で、こ
の部分の構造が大型になる。しかも、クランパ32aな
どの移動部からのパーティクルによるウェハWの汚染の
問題などもある。また、(b) に示したガイド構造による
と、ガイド32bの先端部とウェハWの周縁との間に隙
間が必ず必要なことから、固定されるウェハWがその隙
間に相当する分だけがたつくといった欠点がある。なお
これら(a) ,(b) の構造においては、ウェハWをホルダ
に装着した状態で位置決め固定する場合であっても、上
記と同様な問題がある。
【0005】一方、静電吸着方式によると、電場が生じ
ることから、電子・イオンビーム等の荷電粒子を取り扱
う装置に適用した場合には、電場によりビームが曲がっ
たりする等の問題が発生する。本考案は、上記の従来の
諸問題点を一挙に解決すべくなされたもので、その目的
とするところは、駆動部のない簡単な構造で、しかも電
場を発生させることなくウェハホルダを精度良く位置決
め固定することが可能な構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ための構成を、実施例に対応する図1を参照しつつ説明
すると、本考案は、ウェハが装着されるホルダ1を、所
定位置に配置した固定部2に固定するための構造であっ
て、ホルダ1のウェハ装着面の裏面側に、少なくとも1
個が円錐形状である複数個の突起11・・13を所定の位
置関係で設けるとともに、固定部2には、突起のうちの
円錐形状の突起11に嵌り合う形状の穴21、および他
の一つの突起12の一部に当接し得る形状の溝22が、
それぞれ各突起11・・12の位置関係に対応して形成さ
れていることによって特徴づけられる。
【0007】
【作用】 ホルダ1を固定部2の上方に、その一つの突
起11が固定部の穴21に上方に、かつ突起12が溝2
2の上方に位置するように配置し、この状態から、ホル
ダ1を固定部2に向けて降下させると、円錐形状の突起
11が円錐形状の穴21に嵌り込み、これによりホルダ
1は固定部2に対する一点が正確に位置決めされ、さら
に突起12の一部(円錐面)が溝22の壁面に当接する
ことによってその回転が規制される。従って、ホルダ1
を固定部2に常に正確に位置決め固定できる。
【0008】
【実施例】 本考案の実施例を、以下、図面に基づいて
説明する。図1は本考案実施例の構成を示す全体斜視図
である。円盤状のホルダ1の下面には、3個の円錐形状
の突起11・・13が同心円上に沿って設けられている。
一方、固定部2の上面には、先の突起11が嵌り合う形
状の円錐形状の穴21が形成されたブロック21a、お
よび突起12の円錐面が当接し得る2面を有するV溝2
2が形成されたブロック22a、ならびに当てプレート
23が、それぞれホルダ1の突起11・・13の位置関係
に対応して配置されている。すなわちこの固定部2は、
その穴21にホルダ1の突起11を嵌め込んだ状態で
は、他の突起12の円錐面がV溝22の2面に当接し、
かつ、突起13の先端部が、当てプレート23の上面に
当接する構造となっている。
【0009】次に、以上の構造のホルダ1を固定部2に
固定する場合の手順を、図2および先の図1を参照しつ
つ説明する。まず、(a) に示すように、ウェハWを装着
したホルダ1を搬送機100に搭載する。この搭載時に
は、ホルダ1が固定部2の上方に位置したときに、ホル
ダ1の各円突起11,12,13が、それぞれ穴21,
V溝22,当てプレート23のほぼ真上に配置されるよ
うにしておく。
【0010】次に、搬送機100の前進により、ホルダ
1を平行移動させて固定部2の上方位置に配置する(b)
。この状態から搬送機100を降下させると、ホルダ
1の突起11が固定部2の穴21に嵌り込むとともに、
突起12の円錐面がV溝22の2面に当接して、ホルダ
1が固定部2に対して平面的に位置決めされ、かつ突起
13の先端が当てプレート23の上面に当接すること
で、ホルダ1の固定部2に対する傾きも規制されてホル
ダ1は固定部2に対して平行に配置される。そして、こ
の状態から、搬送機100をさらに降下させると、ホル
ダ1は固定部2へと完全に移し置かれ、この移し置きが
完了した時点で、(c) に示すように、搬送機100を後
退させる。
【0011】なお、以上の本考案実施例においては、ホ
ルダ1に3個の円錐形状の突起11・・13を設けている
が、このうち固定時のホルダ1の傾きを規制するための
突起13は、例えば、当てプレート23を高くして、位
置決め固定時には、そのプレート上面がホルダ1の下面
に当接するようにしておくか、あるいは当てプレートを
円錐形状として、その先端が同様にホルダ1の下面に当
接するようにしておけば、この突起13を省くことも可
能である。また、突起12は、特に円錐形状でなくて
も、一般に使用されている位置決めピンなどの他の形状
であってもよい。
【0012】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案によれ
ば、ウェハ搬送用のホルダに少なくとも1個が円錐形状
である複数個の突起を、また固定部にはその各突起に対
応した位置に円錐形状の穴およびV溝等を設けるだけ
で、ホルダを固定部に位置決め固定できるので、ウェハ
のホールドのための駆動部が不要で、全体としての構造
を簡略化および小型化できる。しかも、電気的な要素を
一切含まないことから電場の発生もなく、荷電粒子を取
り扱う装置への適用の可能である。さらに、円錐形状を
用いた位置決め構造であるので、加工精度に応じた位置
決め精度を得ることができ、これによりウェハのがたつ
きなども発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案実施例の構成を示す全体斜視図
【図2】 本考案実施例の位置決め固定の手順を説明す
る図
【図3】 ウェハの位置決め固定の従来の構造例を示す
【符号の説明】 1・・・・ホルダ 11,12,13・・・・円錐形状の突起 2・・・・固定部 21・・・・円錐形状の穴 22・・・・V溝 23・・・・当てプレート W・・・・ウェハ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハが装着されるホルダを、所定位置
    に配置した固定部に固定するための構造であって、上記
    ホルダのウェハ装着面の裏面側に、少なくとも1個が円
    錐形状である複数個の突起を所定の位置関係で設けると
    ともに、上記固定部には、上記突起のうちの円錐形状の
    突起に嵌り合う形状の穴、および他の一つの上記突起の
    一部に当接し得る形状の溝が、それぞれ上記の各突起の
    位置関係に対応して形成されていることを特徴とするウ
    ェハホルダの固定構造。
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JP5850757B2 (ja) * 2012-02-01 2016-02-03 株式会社ディスコ 加工装置
JP6058269B2 (ja) * 2012-02-02 2017-01-11 Sppテクノロジーズ株式会社 基板トレー、およびこれを備えたプラズマ処理装置

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