JP2526012Y2 - 振出し竿 - Google Patents

振出し竿

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JP2526012Y2
JP2526012Y2 JP1990073043U JP7304390U JP2526012Y2 JP 2526012 Y2 JP2526012 Y2 JP 2526012Y2 JP 1990073043 U JP1990073043 U JP 1990073043U JP 7304390 U JP7304390 U JP 7304390U JP 2526012 Y2 JP2526012 Y2 JP 2526012Y2
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義朗 山登
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Shimano Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、円筒状の外側竿部に内側竿部をスライド操
作自在に内嵌した釣り用の振出し竿に関する。
〔従来の技術〕
前述のような振出し竿の一例が実公昭59-32274号公報
に開示されている。つまり、内側竿部(開示公報の(20
c))の伸張操作時に、内側竿部の後部(開示公報の(2
8c))が内接する接触部(開示公報の(26b))を外側
竿部の前端部の内面に設け、且つ、前記後部又は接触部
の中の少なくとも一方を先細り状のテーパー面に形成し
て、内側竿部の伸張操作により内側竿部の後部が外側竿
部の接触部に摩擦保持されるように構成しているものが
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来構造において内側竿部の伸張操作中に、水が
外側竿部の接触部と内側竿部の後部との間に入り込む
と、内側竿部の後部が膨張して接触部にて固着現象が生
じ、内側竿部を外側竿部内に押し込めなくなる場合があ
る。
特にエポキシ樹脂を素材に用いた薄肉円筒状の振出し
竿においては、前述のような水濡れによる膨張、並び
に、エポキシ樹脂自身の特性による水濡れ時の内側竿部
と外側竿部との粘着によって、固着現像の生ずる傾向が
強い。
又、従来からの振出し竿では表面に水分が付着した状
態で用いることが多く、このように水分が付着した状態
で伸長操作した場合には水分の潤滑作用によって軽い操
作でも深く嵌合して固着することもある。
ここで本考案は前述のような固着現象が生じても、内
側竿部を外側竿部に楽に押し込めるように構成すること
を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は以上のような振出し竿において、外側
竿部の前端から接触部の中程まで軟質材を設けて、この
軟質材と外側竿部自身の部分とで接触部を形成してある
ことにあり、その作用及び効果は次の通りである。
〔作用〕
前述のように構成すると、例えば図面に示すように内
側竿部(2)を伸張操作した場合、内側竿部(2)の後
部(5)は、外側竿部(1)の接触部(4)において軟
質材(3)の部分と外側竿部(1)自身の部分(1a)と
に接触する。この状態でさらに内側竿部(2)を伸張操
作すると、すぐにはきつく締まることはなく、軟質材
(3)の弾性変形によって穏やかに締まって行く。そし
て、さらに伸張操作を続けると外側竿部(1)自身の部
分(1a)との緊密な嵌合によってきつく締しまり、伸張
作動は止まる。
このように、内側竿部(2)の後部(5)が外側竿部
(1)の接触部(4)と嵌合を開始すると最初は穏やか
な嵌合状態を徐々に強めながら竿部自身の部分(1a)と
の緊密な接触によって急激にきつく締まる状態へ切り替
わるのを感覚的に捉えることができ、無理な伸張操作を
回避することができる。
そして、意識せずに無理な伸張操作によって、図面に
示すように水濡れ等により固着現象が生じたとする。こ
の場合、一方の竿部を持ち、他方の竿部を曲げ方向に軽
く揺動操作することで、接触嵌合部分に間隙を形成でき
る。このような操作は、従来構造のように接触部(4)
の全部が外側竿部(1)自身で形成されている場合には
ほとんどできないが、本考案では接触部(4)の前端側
に軟質材(3)が設けられ、硬質の嵌合部の面積が小さ
いので、この軟質材(3)を僅かに弾性変形させるよう
にして、前述のような内側竿部(2)の操作が行える。
従って、このような操作が行えれば、固着現象を解く
ことができるのである。
〔考案の効果〕 以上のように、穏やかな嵌合力で伸張操作を行いなが
ら嵌合終端位置ではきつい嵌合力を感知できて、無理な
嵌合を行うことを回避でき、それでも内側竿部と外側竿
部との間で固着現象が生じても、夫々の竿部を曲げ方向
に操作してこの固着現象を楽に解くことができるように
なって、内側竿部を外側竿部内に押し込めないと言うよ
うな不具合を防止できるようになった。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図面に示す外側竿部(1)及び内側竿部(2)は次の
ようにして製造する。つまり、先細りテーパー状の芯金
の前端部に薄いシート状のウレタン材(3)(軟質材に
相当)を巻き付け、その外側に炭素繊維やガラス繊維を
一方向に引き揃えてエポキシ樹脂を含浸させたシート状
のプリプレグを繊維の方向が直交するように3層に巻き
付ける。そして、後端部に補強用のプリプレグを巻き付
けて焼成し、研摩加工及び塗装を施すのである。
以上のようにすると、図面に示すように外側竿部
(1)(内側竿部(2)でも同様)の前端から内方(紙
面右方)にウレタン材(3)が位置し、このウレタン材
(3)の端部から内方の外側竿部(1)自身の部分(1
a)とで、外側竿部(1)の接触部(4)が形成され
る。そして、この接触部(4)は若干先細りテーパー状
となっている。
これに対して、内側竿部(2)(外側竿部(1)でも
同様)の後部(5)は補強用のプリプレグを巻いている
ので、他の部分よりも大径となっている。又、この後部
(5)も若干先細りテーパー状となっている。
以上の構造により収縮状態に在る内側竿部(2)を引
き出すと、内側竿部(2)の後部(5)がウレタン材
(3)と外側竿部(1)側の部分(1a)に接触する。こ
の状態で内側竿部(2)を引き出す場合、ウレタン材
(3)が若干弾性変形するので、内側竿部(2)の後部
(5)が接触部(4)に急激に摩擦保持されてそれ以上
引き出せなくなるのではなく、ややゆっくりと締まって
行くような状態となる。
これにより、内側竿部(2)の後部(5)が、ウレタ
ン材(3)と外側竿部(1)自身の部分(1a)とで摩擦
保持されることになる。この場合、接触部(4)の幅
(A)とウレタン材(3)の幅(B)とが、 A−10mm>B となるように設定している。
そして、図面に示す状態で固着現象が生じた場合に
は、外側竿部(1)を固定した状態で内側竿部(2)を
手で持ち曲げ方向に操作すると、〔作用〕の項目に示す
ように、ウレタン材(3)が若干変形して固着現象を解
くことができるのである。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る振出し竿の実施例を示し、内側竿部
と外側竿部の嵌合部付近の縦断側面図である。 (1)……外側竿部、(1a)……接触部における外側竿
部自身の部分、(2)……内側竿部、(3)……軟質
材、(4)……接触部、(5)……内側竿部の後部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の外側竿部(1)に内側竿部(2)
    をスライド操作自在に内嵌し、この内側竿部(2)の伸
    張操作時に内側竿部(2)の後部(5)が内接する接触
    部(4)を前記外側竿部(1)の前端部の内面に設け、
    且つ、前記後部(5)又は接触部(4)の中の少なくと
    も一方を先細り状のテーパー面に形成して、内側竿部
    (2)の伸張操作により内側竿部(2)の後部(5)が
    外側竿部(1)の接触部(4)に摩擦保持されるように
    構成してある振出し竿であって、前記外側竿部(1)の
    前端から接触部(4)の中程まで軟質材(3)を設け
    て、この軟質材(3)と外側竿部(1)自身の部分(1
    a)とで接触部(4)を形成してある振出し竿。
JP1990073043U 1990-07-09 1990-07-09 振出し竿 Expired - Lifetime JP2526012Y2 (ja)

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JPH0430856U JPH0430856U (ja) 1992-03-12
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JPS4946558Y2 (ja) * 1971-11-18 1974-12-19

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