JPH0144528Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0144528Y2 JPH0144528Y2 JP3153486U JP3153486U JPH0144528Y2 JP H0144528 Y2 JPH0144528 Y2 JP H0144528Y2 JP 3153486 U JP3153486 U JP 3153486U JP 3153486 U JP3153486 U JP 3153486U JP H0144528 Y2 JPH0144528 Y2 JP H0144528Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- split
- nut member
- divided
- sliding member
- screw shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 5
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
- Winding Filamentary Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、ネジシヤフトの任意の位置に自在に
且つ簡単に固定することができる位置決め装置に
関するものである。
且つ簡単に固定することができる位置決め装置に
関するものである。
〈従来の技術〉
ネジシヤフトに位置決め装置を固定する必要は
種々の場合において考えられるが、例えば、その
一例として、電線巻取機のトラバース装置を挙げ
ることができる。
種々の場合において考えられるが、例えば、その
一例として、電線巻取機のトラバース装置を挙げ
ることができる。
電線巻取機のトラバース装置の場合、往復動す
るトラバースガイドのトラバース巾を位置決めす
るため、当該トラバースガイドの走行方向と平行
させて適当なネジシヤフトを設け、このネジシヤ
フトの左右に適当な間隔を持つて位置決め装置を
取付け、この位置決め装置の存在をトラバースガ
イドに設置したリミツトスイツチ等で検出して、
トラバース巾を設定している。
るトラバースガイドのトラバース巾を位置決めす
るため、当該トラバースガイドの走行方向と平行
させて適当なネジシヤフトを設け、このネジシヤ
フトの左右に適当な間隔を持つて位置決め装置を
取付け、この位置決め装置の存在をトラバースガ
イドに設置したリミツトスイツチ等で検出して、
トラバース巾を設定している。
従来の位置決め装置は、例えば第4図に示す如
く、ネジシヤフト1に簡単な構造からなる筒体金
具2を嵌め込み、これを蝶ネジ3でネジシヤフト
1に固定するものが一般的である。
く、ネジシヤフト1に簡単な構造からなる筒体金
具2を嵌め込み、これを蝶ネジ3でネジシヤフト
1に固定するものが一般的である。
〈考案が解決しようとする問題点〉
しかし、このような蝶ネジ3による固定の場
合、締付け強度を上げるには相当大きな力が必要
で、又微妙な位置決め調整が難しく、手間がかか
る他、ネジシヤフト1自体の軸方向に蝶ネジ用の
係合溝4を設ける必要があつた。
合、締付け強度を上げるには相当大きな力が必要
で、又微妙な位置決め調整が難しく、手間がかか
る他、ネジシヤフト1自体の軸方向に蝶ネジ用の
係合溝4を設ける必要があつた。
本考案は、このような従来の実情に鑑みてなさ
れたものである。
れたものである。
〈問題点を解決するための手段〉
かゝる本考案の特徴とする点は、中央部の半円
穴内面が滑面である分割摺動部材と、中央部の半
円穴内面がネジ部で前記分割摺動部材と組み合わ
される分割ナツト部材と、該分割ナツト部材の両
端で前記分割摺動部材の分割面と対向する部分に
穿設された貫通穴と、該貫通穴に前記分割ナツト
部材外側から摺動自在に通して分割摺動部材に固
定されたガイドピンと、該ガイドピン頭部と前記
分割ナツト部材間のガイドピン軸に装着されたス
プリングと、前記分割ナツト部材に固着されたツ
マミとからなるネジシヤフト用位置決め装置にあ
る。
穴内面が滑面である分割摺動部材と、中央部の半
円穴内面がネジ部で前記分割摺動部材と組み合わ
される分割ナツト部材と、該分割ナツト部材の両
端で前記分割摺動部材の分割面と対向する部分に
穿設された貫通穴と、該貫通穴に前記分割ナツト
部材外側から摺動自在に通して分割摺動部材に固
定されたガイドピンと、該ガイドピン頭部と前記
分割ナツト部材間のガイドピン軸に装着されたス
プリングと、前記分割ナツト部材に固着されたツ
マミとからなるネジシヤフト用位置決め装置にあ
る。
〈作用〉
この装置をネジシヤフトに装着すると、常態で
はスプリングに押圧された分割ナツト部材のネジ
部がネジシヤフトのネジと噛み合い通常のナツト
と同様に機能し、位置決め変更時、ツマミを持ち
上げると、分割ナツト部材のネジ部がネジシヤフ
トのネジから離れ、ネジシヤフトと分割摺動部材
の半円穴滑面との摺動により自在な移動が可能と
なり、任意位置への位置決ができる。
はスプリングに押圧された分割ナツト部材のネジ
部がネジシヤフトのネジと噛み合い通常のナツト
と同様に機能し、位置決め変更時、ツマミを持ち
上げると、分割ナツト部材のネジ部がネジシヤフ
トのネジから離れ、ネジシヤフトと分割摺動部材
の半円穴滑面との摺動により自在な移動が可能と
なり、任意位置への位置決ができる。
〈実施例〉
第1図は本考案装置の一実施例を示したもので
ある。図において、11は中央部の半円穴内面1
1aが滑面である半円形状の分割摺動部材、12
は中央部の半円穴内面12aがネジ部である概略
凸形状の分割ナツト部材、13,13は分割ナツ
ト部材12の両端で分割摺動部材11の分割面1
1bと対向する部分に穿設された貫通穴、14,
14はこの貫通穴13,13に分割ナツト部材1
2の外側から摺動自在に通して分割摺動部材11
の分割面11bに固定されたガイドピン、15,
15はこのガイドピン14,14の頭部14a,
14aと分割ナツト部材12外面間にガイドピン
軸に装着されたスプリング、16は分割ナツト部
材12の頂部に固着されたツマミである。
ある。図において、11は中央部の半円穴内面1
1aが滑面である半円形状の分割摺動部材、12
は中央部の半円穴内面12aがネジ部である概略
凸形状の分割ナツト部材、13,13は分割ナツ
ト部材12の両端で分割摺動部材11の分割面1
1bと対向する部分に穿設された貫通穴、14,
14はこの貫通穴13,13に分割ナツト部材1
2の外側から摺動自在に通して分割摺動部材11
の分割面11bに固定されたガイドピン、15,
15はこのガイドピン14,14の頭部14a,
14aと分割ナツト部材12外面間にガイドピン
軸に装着されたスプリング、16は分割ナツト部
材12の頂部に固着されたツマミである。
かゝる構造の本考案装置は、例えば第2図に示
したような電線巻取機のトラバース装置17のネ
ジシヤフト18の左右に装着して、所望のトラバ
ース巾を設定することができる。この場合、当然
分割ナツト部材12のネジ部12aのネジピツチ
等はネジシヤフト18のそれとマツチングさせて
ある。尚、このトラバース装置17において、1
9はトラバースガイドで、このガイド19はトラ
バースガイド用シヤフト20に嵌合され、このシ
ヤフト20に沿つて往復動し、この往復動により
電線Lを巻取りドラム21に整列させて巻き込
む。22,22はトラバースガイド19に設置し
たリミツトスイツチで、本考案装置との接触で上
記トラバース巾を出す。
したような電線巻取機のトラバース装置17のネ
ジシヤフト18の左右に装着して、所望のトラバ
ース巾を設定することができる。この場合、当然
分割ナツト部材12のネジ部12aのネジピツチ
等はネジシヤフト18のそれとマツチングさせて
ある。尚、このトラバース装置17において、1
9はトラバースガイドで、このガイド19はトラ
バースガイド用シヤフト20に嵌合され、このシ
ヤフト20に沿つて往復動し、この往復動により
電線Lを巻取りドラム21に整列させて巻き込
む。22,22はトラバースガイド19に設置し
たリミツトスイツチで、本考案装置との接触で上
記トラバース巾を出す。
第1図に示した如くネジシヤフト18に装着さ
れた本考案装置は、常態ではスプリング15,1
5の復元力により常に分割ナツト部材12が分割
摺動部材11側に押圧されるため、分割ナツト部
材12のネジ部12aはネジシヤフト18のネジ
と噛み合う。従つて、この場合は、装置全体は通
常のナツトと同様に機能し、その装着状態は安定
して維持される。この状態で、図示の矢印Aの如
くネジシヤフト18の周方向に適宜回数回転させ
れば、通常のナツトと同様、ネジピツチに従つて
移動するため、僅かな位置の変更(微調整)を極
めて簡単に行うことができる。しかも、ネジピツ
チによるため正確に行うことができる。
れた本考案装置は、常態ではスプリング15,1
5の復元力により常に分割ナツト部材12が分割
摺動部材11側に押圧されるため、分割ナツト部
材12のネジ部12aはネジシヤフト18のネジ
と噛み合う。従つて、この場合は、装置全体は通
常のナツトと同様に機能し、その装着状態は安定
して維持される。この状態で、図示の矢印Aの如
くネジシヤフト18の周方向に適宜回数回転させ
れば、通常のナツトと同様、ネジピツチに従つて
移動するため、僅かな位置の変更(微調整)を極
めて簡単に行うことができる。しかも、ネジピツ
チによるため正確に行うことができる。
一方、上記状態から位置決め位置を変更する場
合には、ツマミ16を持ち上げつつ変更方向へ移
動させた後、単にツマミ16を放すのみでよい。
合には、ツマミ16を持ち上げつつ変更方向へ移
動させた後、単にツマミ16を放すのみでよい。
つまり、第3図の矢印Bに示した如く、ツマミ
16を持ち上げると、スプリング15,15が圧
縮されて分割ナツト部材12のネジ部12aがネ
ジシヤフト18のネジから離れ、分割摺動部材1
1の半円穴滑面11a部分がネジシヤフト18と
滑合した状態を取る。このため、ネジシヤフト1
8に沿つた軸方向への摺動が容易となり、僅かな
力で位置変更を行うことができる。そして、移動
後、ツマミ16を放すと、スプリング15,15
の復元力により分割ナツト部材12のネジ部12
aがネジシヤフト18のネジと噛み合い、直ちに
位置決め位置が確保・維持される。
16を持ち上げると、スプリング15,15が圧
縮されて分割ナツト部材12のネジ部12aがネ
ジシヤフト18のネジから離れ、分割摺動部材1
1の半円穴滑面11a部分がネジシヤフト18と
滑合した状態を取る。このため、ネジシヤフト1
8に沿つた軸方向への摺動が容易となり、僅かな
力で位置変更を行うことができる。そして、移動
後、ツマミ16を放すと、スプリング15,15
の復元力により分割ナツト部材12のネジ部12
aがネジシヤフト18のネジと噛み合い、直ちに
位置決め位置が確保・維持される。
〈考案の効果〉
以上のように本考案によれば、従来装置の蝶ネ
ジによる固定に比較して、装着時、大きな力は全
く要らず、装着後の位置変更は単にツマミを持ち
上げて移動させるのみでよく、ワンタツチ操作が
可能である他、この装着状態において単に周方向
に回転させるのみで微調整を簡単に行うことがで
き、更に従来のようにネジシヤフトに蝶ネジ用の
係合溝を設ける必要がなくなる等の優れた利点を
有するネジシヤフト用位置決め装置を提供するこ
とができる。
ジによる固定に比較して、装着時、大きな力は全
く要らず、装着後の位置変更は単にツマミを持ち
上げて移動させるのみでよく、ワンタツチ操作が
可能である他、この装着状態において単に周方向
に回転させるのみで微調整を簡単に行うことがで
き、更に従来のようにネジシヤフトに蝶ネジ用の
係合溝を設ける必要がなくなる等の優れた利点を
有するネジシヤフト用位置決め装置を提供するこ
とができる。
第1図は本考案に係るネジシヤフト用位置決め
装置の一実施例を示した一部縦断正面図、第2図
は第1図の位置決め装置を電線巻取機のトラバー
ス装置に適用した場合を示した概略説明図、第3
図は第1図の位置決め装置のツマミを持ち上げた
状態を示した一部縦断正面図、第4図は従来の位
置決め装置を示した部分縦断側面図である。 図中、11……分割摺動部材、11a……中央
部半円穴内面(滑面)、11b……分割面、12
……分割ナツト部材、12a……中央部半円穴内
面(ネジ部)、13……貫通穴、14……ガイド
ピン、15……スプリング、16……ツマミ。
装置の一実施例を示した一部縦断正面図、第2図
は第1図の位置決め装置を電線巻取機のトラバー
ス装置に適用した場合を示した概略説明図、第3
図は第1図の位置決め装置のツマミを持ち上げた
状態を示した一部縦断正面図、第4図は従来の位
置決め装置を示した部分縦断側面図である。 図中、11……分割摺動部材、11a……中央
部半円穴内面(滑面)、11b……分割面、12
……分割ナツト部材、12a……中央部半円穴内
面(ネジ部)、13……貫通穴、14……ガイド
ピン、15……スプリング、16……ツマミ。
Claims (1)
- 中央部の半円穴内面が滑面である分割摺動部材
と、中央部の半円穴内面がネジ部で前記分割摺動
部材と組み合わされる分割ナツト部材と、該分割
ナツト部材の両端で前記分割摺動部材の分割面と
対向する部分に穿設された貫通穴と、該貫通穴に
前記分割ナツト部材外側から摺動自在に通して分
割摺動部材に固定されたガイドピンと、該ガイド
ピン頭部と前記分割ナツト部材間のガイドピン軸
に装着されたスプリングと、前記分割ナツト部材
に固着されたツマミとからなるネジシヤフト用位
置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3153486U JPH0144528Y2 (ja) | 1986-03-05 | 1986-03-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3153486U JPH0144528Y2 (ja) | 1986-03-05 | 1986-03-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62144864U JPS62144864U (ja) | 1987-09-12 |
JPH0144528Y2 true JPH0144528Y2 (ja) | 1989-12-22 |
Family
ID=30837359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3153486U Expired JPH0144528Y2 (ja) | 1986-03-05 | 1986-03-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0144528Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4609795B2 (ja) * | 2005-01-04 | 2011-01-12 | 山崎 勇 | 球状ヒンジ眼鏡 |
ATE524866T1 (de) * | 2006-11-30 | 2011-09-15 | Sonceboz Sa | Linearantrieb durch spindelantrieb |
PL2361722T3 (pl) * | 2010-02-18 | 2013-07-31 | Skf Ab | Urządzenie do dokręcania pręta |
DE102010016758B4 (de) * | 2010-05-03 | 2019-05-02 | Jörg Hohmann | Segmentierte Mutter für Verschraubungen |
-
1986
- 1986-03-05 JP JP3153486U patent/JPH0144528Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62144864U (ja) | 1987-09-12 |
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