JP2525902B2 - 容器の側方張出し成形方法 - Google Patents

容器の側方張出し成形方法

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JP2525902B2
JP2525902B2 JP1217199A JP21719989A JP2525902B2 JP 2525902 B2 JP2525902 B2 JP 2525902B2 JP 1217199 A JP1217199 A JP 1217199A JP 21719989 A JP21719989 A JP 21719989A JP 2525902 B2 JP2525902 B2 JP 2525902B2
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泰三 竹内
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、板材を絞り成形してなる容器に側方張出
し成形を施す場合に用いて好適な成形方法に関するもの
である。
(従来の技術) 上述の如き場合としては例えば、第1図(b)に示す
如き自動車用エンジンのオイルパンを製造する場合があ
る。
すなわち、図示のオイルパン1は、側方への張出し部
1aを有しており、かかるオイルパンを製造する場合に従
来は、第3図に示す如き容器2を板材から絞り成形によ
り形成し、その容器2の側部2aに側方張出し成形を施
す、という方法が用いられていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の方法では、容器2の側部2a
に側方張出し成形を施す過程でその張出し部に材料を供
給するために狭い範囲で板材が引延ばされることから、
大きな張出し量を得ようとすると大きな引張り応力が生
じ、この結果として張出し部の角部分に割れが発生し易
いという問題があった。
この発明は上記課題を有利に解決した成形方法を提供
するものである。
(課題を解決するための手段) この発明の容器の側方張出し成形方法は、板材を絞り
成形してなる容器に張出しポンチを用いて側方張出し成
形を施すに際し、あらかじめ前記絞り成形時に、容器底
部の、側方張出し成形を施す容器側部の近傍に位置する
部分を下方へ張出させ、その後の前記側方張出し成形に
伴って、前記張出しポンチと同方向へ移動する扱きポン
チを用いて前記容器底部の張出し部分をその側方張出し
の方向へ扱き出すことを特徴としている。
(作 用) かかる方法にあっては、あらかじめ、板材の絞り成形
によって容器を形成する時に、容器底部の、側方張出し
成形を施す容器側部の近傍に位置する部分を下方へ張出
させるが、この時には、比較的面積が広い容器底部に部
分的な張出し成形を施すので、容器底部の張出し部分へ
の材料の供給のために大きな引張り応力が生ずることは
ない。
そしてその後の、張出しポンチを用いて上記容器に側
方張出し成形を施す際には、その張出しポンチと同方向
へ移動する扱きポンチを用いて上記容器底部の張出し部
分をその側方張出しの方向に扱き出すので、側方張出し
部に材料が充分供給される。
従ってこの方法によれば、大きな張出し量の側方張出
し成形を行う場合に、大きな引張り応力が生ずるのを防
止し得て、その側方張出し部における割れの発生を有効
に防止することができる。
しかもこの方法によれば、正確な形状の側方張出し成
形を行い得る張出しポンチの移動方向と、側方張出し部
に材料を供給する扱きポンチの移動方向とを一致させて
いるので、正確な形状の側方張出し成形を、簡単な型構
造で実施することができる。
(実施例) 以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
第1図(a),(b)は、この発明の成形方法を前記
オイルパンの製造に適用した一実施例における容器およ
びオイルパンを示す縦断面図であり、図中1はオイルパ
ン、3はその製造過程における容器をそれぞれ示す。
上記容器3は、板材を絞り成形してなるが、ここでは
その容器3の底部3aの、後に側方張出し成形を施す側部
3bの近傍に、下方への張出し部3cを形成する。
かかる張出し部3cの形成は、底部3aの残る部分と同一
工程で行っても良く、あるいは第3図に示す、概略正規
形状の底部2bを有する容器2を形成した後、その底部2b
に張出し成形を施すという工程で行っても良い。
すなわち、上記いずれの方法によっても、底部3aの張
出し成形は、底部面積が広いことから容易にその張出し
部3cとなる材料を供給することができるので大きな引張
り応力を生ずることがなく、割れの生ずるおそれも極め
て少ない。
尚、より好ましくは、図示の如く、張出し部3cの形状
を角部分のない大きな半径のものとすれば、割れの発生
のおそれをさらに減ずることができる。
次いでここでは、容器3の側部3bに側方張出し成形を
施すが、この成形は例えば、第2図(a)に示す如き張
出し型を用いて行う。
この張出し型は、張出しポンチ4、パッド5、ダイ
6、シム7,8、ブロック9および下ベース10を具えてな
る下型11と、扱きポンチ12、ポンチホルダ13および上ベ
ース14を具えてなる上型15とで構成されており、ここ
で、張出しポンチ4は、図示しないガイド部材を介し下
ベース10に昇降自在に支持され、かつ、下ベース10を昇
降自在に貫通するクッションピン16を介し図示しないプ
レス機械のクッション装置によって、第2図(a)に示
す位置よりも若干上昇した位置まで弾性的に上向きに常
時付勢され、パッド5は、張出しポンチ4内に昇降自在
に嵌まり合うとともにそのポンチ4に対する下降限位置
が第2図(a)に示すポンチ4の先端部4aよりも下方へ
突出する位置となるようボルト17によってポンチ4に吊
下げられ、かつ、そのポンチ4と上ベース14とを昇降自
在に貫通するノックアウトロッド18を介し上記プレス機
械のノックアウト装置によりこのプレス機械のスライド
の昇降に伴なって押下げられ、ダイ6、シム7およびシ
ム8はそれぞれ下ベース10に固定され、ブロック9はポ
ンチ4上に固定され、そして下ベース10は上記プレス機
械のボルスタに取付けられている。
尚、シム8は、そこに当接したパッド5とダイ6との
間に容器3の板厚よりもわずかに小さい隙間を生じさせ
る高さを有し、またシム7はそこに当接した張出しポン
チ4の先端部4aをシム8に当接したパッド5よりも所定
張出し量分下方へ突出させる高さを有している。
またここで、扱きポンチ12はポンチホルダ13を介し上
ベース14に固定され、上ベース14は上記プレス機械のス
ライドに取付けられている。
かかる張出し型にあっては、その上型15を上記プレス
機械のスライドの上昇に基づき、扱きポンチ12が張出し
ポンチ4より充分高く位置する型開き状態として、クッ
ションピン16により押上げられた張出しポンチ4により
パッド5が吊下げられて開いたそのパッド5とダイ6と
の隙間に容器3の側部3bを水平にして挿入し、第2図
(b)に示すように、ダイ6に容器3のフランジ部を突
当てた位置決め状態で、図示しない挟持手段により容器
3を両側方(紙面に対し直角方向)から弾性的に挟持し
た後、上記スライドの下降に基づき上型15を下降させる
と、先ず上記ノックアウト装置の作動に基づきポンチ4
ひいてはクッションピン16を下降させながらパッド5が
シム8に当接するまで押下げられて、そのパッド5とダ
イ6との間に容器3を挟持し、次いで扱きポンチ12が第
2図(b)に示す如く下降して、容器3の底部3aの、上
記位置決め状態では側方へ張り出している張出し部3cを
下方へ扱き出し始め、しかる後、その扱き作用と連動し
て、上ベース14とブロック9との当接により張出しポン
チ4も下降し始め、その先端部4aが第2図(b)に示す
ように、容器3の側部3bを下方(容器としては側方)へ
張出し成形して、第1図(c)に示すオイルパン1の張
出し部1aを形成する。尚、上記ポンチ4がシム7に当接
してその先端部4aがパッド5よりも下方へ所定張出し量
分突出し、これによって張出し成形が完了する時点で
は、扱きポンチ12も容器3の底部3aの張出し部3cを扱き
終え、第1図(c)に示すオイルパン1の平坦な底部1b
を形成する。
そしてその後は、スライドの上昇に基づき上型を上昇
させるとともに上記ノックアウト装置の作動に基づきノ
ックアウトロッド18を上昇させ、クッションピン16によ
って張出しポンチ4ひいてはパッド5を持上げれば、オ
イルパン1の搬出が可能となる。
しかして、上記張出し型による張出し成形の過程で
は、容器3の底部3aの張出し部3cを形成する材料が扱き
出されて側部3bへの張出し部の形成に供されるので、容
器の側方の張出し部に充分な材料が供給され、従って大
きな張出し量を得る場合でも、大きな引張り応力がその
側方張出し部に生ずることがなく、この結果として、そ
の張出し部への割れの発生が有効に防止される。
以上図示例に基づき説明したが、その発明は上述の例
に限定されるものでなく、例えば張出し型は他の構成、
例えば容器を伏せた状態でセットしてカム駆動により張
出しポンチと扱きポンチとを水平移動させるような構成
のものでも良い。そして、この発明の方法が他の製品の
製造にも適用し得ることはいうまでもない。
(発明の効果) かくしてこの発明の方法によれば、大きな張出し量の
側方張出し成形を行う場合に、大きな引張り応力が生ず
るのを防止し得て、その側方張出し部における割れの発
生を有効に防止することができる。
しかもこの発明の方法によれば、正確な形状の側方張
出し成形を、簡単な型構造で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)はこの発明の容器の側方張出
し成形方法の一実施例の過程における容器およびこの例
の方法で側方張出し成形してなるオイルパンをそれぞれ
示す縦断面図、 第2図(a)および(b)は上記実施例に用いる張出し
型を異なる作動状態にてそれぞれ示す縦断面図、 第3図は従来方法によるオイルパンの成形過程での容器
を示す縦断面図である。 1……オイルパン、1a……側方張出し部 1b……底部、3……容器 3a……底部、3b……側部 3c……下方への張出し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21D 24/00 B21D 24/00 H J L

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材を絞り成形してなる容器に張出しポン
    チを用いて側方張出し成形を施すに際し、 あらかじめ前記絞り成形時に、容器底部の、側方張出し
    成形を施す容器側部の近傍に位置する部分を下方へ張出
    させ、 その後の前記側方張出し成形に伴って、前記張出しポン
    チと同方向へ移動する扱きポンチを用いて前記容器底部
    の張出し部分をその側方張出しの方向へ扱き出すことを
    特徴とする、容器の側方張出し成形方法。
JP1217199A 1989-08-25 1989-08-25 容器の側方張出し成形方法 Expired - Lifetime JP2525902B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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