JPS6030980Y2 - プレス金型によるフツク部品の曲げ装置 - Google Patents

プレス金型によるフツク部品の曲げ装置

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JPS6030980Y2
JPS6030980Y2 JP17683682U JP17683682U JPS6030980Y2 JP S6030980 Y2 JPS6030980 Y2 JP S6030980Y2 JP 17683682 U JP17683682 U JP 17683682U JP 17683682 U JP17683682 U JP 17683682U JP S6030980 Y2 JPS6030980 Y2 JP S6030980Y2
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JP
Japan
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bending
punch
press
lower die
downward
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Application number
JP17683682U
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JPS5981523U (ja
Inventor
隆嗣 本田
Original Assignee
太平洋工業株式会社
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Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は金属丸棒から台形部と取付片が形成されるフッ
ク部品のうち、特にその取付片を台形部の軸心に対し直
角方向に折曲げ加工できるようにしたプレス金型による
丸棒の曲げ装置に関するものである。
第1図は本考案の装置により曲げ加工を行なおうとする
フック部品1の斜視図を示すもので、(イ)は取付片2
が互に反対方向に曲げられた形態を示し、(ロ)は取付
片が同一方向に曲げられた形態を示す。
この(イ)の形態で示すようなフック部品の曲げ加工は
、従来第2図に示すように、あらかじめシャー切断され
た材料3をU字形の凹溝を刻設した下型5上に乗せ、上
型6を下降させることにより材料をU字形に形威し、次
いで別のプレス金型によりフックの取付片2を曲げ加工
するというものであった。
この取付片を曲げ加工する別のプレス金型は、第3図に
示すように下型本体7の上面右端にはU字形の凹溝8を
刻設すると共に、右側端面には前記凹溝8の一端に通じ
て下方へ垂直にのびる凹溝9が刻設され、又上型本体1
0には前記凹溝8に対応して凹溝8′とこの凹溝8′の
一端に通じて上方へ垂直にのびる凹溝9′が刻設されて
いる。
又、下型本体7と上型本体10は図中二点鎖線で示すよ
うにスプリング11を介してそれぞれ下型12と上型1
3にそれぞれ浮かせた状態でセットされている。
又、下型本体■の右側奥部には下型12に固定された上
方曲げパンチ14が設けられ、上型本体10の右側前方
には上型13に固定された下方曲げパンチ15が設けら
れている。
上記のプレス金型によるフック部品の取付片の曲げ加工
は次のように行なわれる。
まず始めに、下型本体7にのせられた材料は図中二点鎖
線で示される下型12と上型13の位置において材料3
は金型間に拘束され、さらに上型13がスプリング11
の力に抗して図中実線の位置まぜ下降すると、その過程
においてフック部品の取付片は上方曲げパンチ14と下
方曲げパンチ15によりしごきによる曲げ加工が行なわ
れ、取付片の一方の上方に、他方は下方に折曲げされる
というものである。
このように従来のプレス加工方法においては概してパッ
チ生産がとられるので各工程毎に材料3を一々運搬し、
かつプレス金型に材料を挿入したり、プレス金型から取
り外したりするので煩雑で作業能率が極めて悪いもので
あった。
そこで本考案は1個の下型に丸棒材料3を装着した状態
で連続的に全工程の曲げ加工をプレス機械の下降動によ
りl工程で完了し得る作業能率の良い製造装置を提供す
るものであり、フック部品の取付片が軸心に対し直角方
向に曲げ加工されるようなプレス加工に非常に有効なも
のである。
以下、本考案による装置の一実施例を図面に基づき具体
的に説明する。
第4図は本考案装置の斜視図を示し、16はプレスボル
スタ−17に連結固定されているプレス金型の下型で、
この下型16にはプレス機械のグイクッションピン用逃
し穴18を設けると共に、下型の四隅付近に4個のガイ
ドブロック19が植立して設けられている。
このガイドブロック19は、後述する下型本体20の位
置決めをなすと共に下型本体20が上下動するときのガ
イドの役目をするものである。
下型本体20は、その中央部に大きな馬蹄形状の溝21
を設け、該溝内にはフック部品の台形部の曲げを行なう
曲げパンチ22が左右にスライドでき、且つ引き戻し用
ボルト23と引き戻し用スプリング24によって常に右
側へ引き戻されるように組込まれている。
前記曲げパンチ22の詳細は、第5図に示すようにフッ
ク部品の台形部分の形成側、すなわち曲げパンチ左端部
からコーナ一部25をまわるように断面半円状の凹溝2
6が刻設され、パンチの右端部上方には曲げパンチ22
を前進させるための傾斜面27が形威されている。
尚、図中二点鎖線で示す材料3は曲げ加工が行なわれた
状態を参考として記載したものである。
前記馬蹄形状の溝2−1の左端部は、第6図に示すごと
く曲げパンチの凹溝に対応してフック部品の台形部の曲
げ加工を行なうための断面半円状の凹溝28が刻設され
ている。
またこの凹溝の中間位置には材料の掴みと加工後の製品
押し出し機能を備えたノックアウト29が左右にスライ
ドでき、且つ押し出し止め用ボルト30と押し出し用ス
プリング31(第7〜9図参照)によって常に曲げパン
チ側へ押し出されるように組込まれている。
又、このノックアウト29は材料を掴むための断面半円
状の凹#1132が右端部に刻設され、この凹溝32は
ノックアウト29が左方へ後退した時に前記凹溝28と
一致するようになっている。
33.33は材料を橋渡しする如く載置する面であり、
34は材料を位置決めするためのブロックである。
第4図の35は曲げパンチ22の浮上がりを防止するス
ライドプレートである。
36は材料(フック部品の一方の取付片)を上方へ曲げ
るための断面半円状の縦溝37を持つ上方曲げパンチで
あり、この上方曲げパンチ36は曲げパンチ22の奥部
に位置するごとく前記プレス下型16に植立して設けら
れている。
38はプレスラム39に固定されるプレス金型の上型で
、この上型38には前記曲げパンチ22を左方へ前進さ
せるための楔40とフック部品の他方の取付片を下方へ
曲げるための断面半円状の縦溝47を持つ下方曲げパン
チ41と、4本のグイクッションピン42により押し上
げられている下型本体20をバランスよく押し下げるた
めの押し下げブロック43とがそれぞれ垂下して取付け
られている。
前記楔40は上方より右下がりの傾斜面を段付状に形威
して、上部傾斜面44、垂直面45、下部傾斜面46と
し、下部傾斜面46により曲げパンチ22を左方へ前進
させてフック部品の台形部を形威し、垂直面45の下降
時には下方曲げパンチ41により一方の取付片を下方に
折曲げ、上部傾斜面44はすべての曲げ加工の完了時に
再度曲げパンチ22を左方に押しつけ曲げ精度を向上さ
せるようにしである。
次に、上述した本考案の装置により第1図に示すフック
部品の製造過程を第6〜9図に基づいて説明する。
始めに、第6図に示す下型本体の位置決めブロック34
に丸棒材料の一端が当接するごとく材料の載置面33,
33へ橋渡ししてセットする。
そしてプレス機械を作動させると、第7図に示す如くプ
レス金型の上型38が下降するのに伴ない楔40の下部
傾斜面46と曲げパンチ22の傾斜面27が面接触し、
さらに楔40が下降することによって曲げパンチ22は
引き戻し用スプリング24の力に抗し左方向へと前進を
開始し、はじめに材料3は曲げパンチ22の凹溝26と
ノックアウト29の凹溝32とに挾まされてから下型2
0の凹溝28に押し込まれフック部品の台形部が曲げ加
工される。
次に、楔40の垂直面45が下降する間に下方曲げパン
チ41(図中二点鎖線で示す)によりフック部品の一方
の取付片が下方に曲げられる。
これまでの曲げ過程においては材料の曲げ加工に要する
力よりも下型本体20を持ち上げているグイクッション
ピン42の力の方が強いので、第8図の如く下型本体2
0は初期の位置から全く沈むことなく下型16から浮き
上った状態で保持されている。
次に、グイクッションピン42の押上げ力より大きな力
でもって押し下げブロック43により下型本体20を押
し下げていくと、上方曲げパンチ36の縦溝37により
フック部品の他の取付片がしごかれるようにして上方に
曲げ加工される。
この曲げ加工の終った状態を示すのが第9図である。
尚、下型本体20が下型16に当接するその瞬間、すな
わちプレス機械の下死点においては、楔40の上部傾斜
面44と曲げパンチ22の傾斜面27は強い力で接触す
ることにより、曲げ形成されたフック部品は強く型に押
し付えられてその曲げ精度を一段と向上させる。
次にプレス機械は下死点を過ぎ、今度は上昇を始めるが
その時は各構成部品が前述の逆の作動をしプレス機械の
上死点位置になると曲げ加工が完了した製品が下型本体
20からノックアウト29により押し出され、製品はノ
ックアウト29と曲げパンチ22の間の下型に残ること
になり、これを手作業で取り出しプレス金型による丸棒
の曲げ加工が完了する。
尚、本実施例ではフック部品の軸心に対しその取付片が
逆方向になる場合を説明したが、その曲げ方向が同一で
あっても容易に実施できるのはいうまでもない。
又、下型本体20を下型16から浮かせて保持するため
に、プレス機械にグイクッション装置を利用したが、被
加工物の材質、硬度並びに線径に応じてその装置のスプ
リングやウレタンゴムに変えて使用することができる。
以上のように本考案の装置は、下型本体20を下型16
から浮かせて保持すると共に上型と下型にはそれぞれ取
付片部分の曲げを行う曲げパンチを設けたものであるか
ら、従来曲げ加工に2工程を要したものが1工程で形成
できるようになり、且つ精度の高い製品が得られ、作業
能率を著しく向上させるという産業利用性の高いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はフック部品の斜視図、第2図は従来の第1曲げ
金型の正面図、第3図は従来の第2曲げ金型を示すもの
で、イはその正面図、口はその側面図、第4図は本考案
装置の斜視図、第5図は本考案の曲げパンチの斜視図、
第6図は本考案の下型本体の一部分を示す斜視図、第7
〜9図は本考案の加工工程を示す縦断正面図。 3・・・・・・材料、16・・・・・・下型、20・・
・・・・下型本体、22・・・・・・曲げパンチ、23
・・・・・・引き戻し用ボルト、24・・・・・・引き
戻し用スプリング、26・・・・・・凹溝、27・・・
・・・傾斜面、2B・・・凹溝、29・・・・・・ノッ
クアウト、30・・・・・・押し出し止め用ボルト、3
2・・・・・・凹溝、34・・・・・・材料の位置決め
ブロック、36・・・・・・上方曲げパンチ、40・・
・・・・楔、41・・・・・・下方曲げパンチ、42・
・・・・・グイクッションピン、43・・・・・・押し
下げブロック。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレス機械のグイクッションピン42等により下型本体
    20を下型16から浮き上がらせて保持し、該下型本体
    20内にはフック部分の台形部分を水平方向の状態にて
    曲げ加工できる如く、曲げパンチ22とノックアウト2
    9をそれぞれ左右にスライドできるように配設すると共
    に、フック部品の一方の取付片を上方に曲げ加工するた
    めの上方曲げパンチ36をその奥部に配置できるように
    下型16を植立して設け、一方、プレスの上型38には
    前記曲げパンチ22を左方に押すための上部傾斜面44
    と垂直面45と下部傾斜面46を備えた楔40を下方に
    垂下して設けると共に、前記取付片の他の片を下方に曲
    げ加工する為の下方曲げパンチ41を設け、特に、前記
    上方曲げパンチ36による曲げ加工は、グイクッション
    ピンの力に抗して下型本体20が下方に沈むときに行わ
    れるようにしたプレス金型によるフック部品の曲げ装置
JP17683682U 1982-11-22 1982-11-22 プレス金型によるフツク部品の曲げ装置 Expired JPS6030980Y2 (ja)

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JPS5981523U JPS5981523U (ja) 1984-06-01
JPS6030980Y2 true JPS6030980Y2 (ja) 1985-09-17

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