JP2525725Y2 - アーマコイル型電線取付構造 - Google Patents
アーマコイル型電線取付構造Info
- Publication number
- JP2525725Y2 JP2525725Y2 JP1990126506U JP12650690U JP2525725Y2 JP 2525725 Y2 JP2525725 Y2 JP 2525725Y2 JP 1990126506 U JP1990126506 U JP 1990126506U JP 12650690 U JP12650690 U JP 12650690U JP 2525725 Y2 JP2525725 Y2 JP 2525725Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- annular groove
- insulator
- mounting structure
- type electric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Insulators (AREA)
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は電柱その他に設けたピン碍子へ配電線を取付
ける構造に関するもので、電線振動に対応する取付強度
を高めることを目的としたものである。
ける構造に関するもので、電線振動に対応する取付強度
を高めることを目的としたものである。
［従来の技術］ ピン碍子は一般に頭部と本体の間に環状溝を備えてい
るが、配電線をこの溝へ切線方向に配設する場合、アー
マコイルを用いる取付構造が公知である。アーマコイル
とはＵ形ロッドの両脚をピン碍子環状溝の両側へ電線と
反対側から挿入し、突出した両脚を夫々電線の異方向へ
螺旋状に巻きつけたものである。この場合アーマコイル
はたんに電線を碍子へ引止めるだけでなく、風による電
線振動の応力を、コイルの巻きつけられた電線長さに分
散させ、電線が引止箇所で破断するのを防ぐ効果も持っ
ている。
るが、配電線をこの溝へ切線方向に配設する場合、アー
マコイルを用いる取付構造が公知である。アーマコイル
とはＵ形ロッドの両脚をピン碍子環状溝の両側へ電線と
反対側から挿入し、突出した両脚を夫々電線の異方向へ
螺旋状に巻きつけたものである。この場合アーマコイル
はたんに電線を碍子へ引止めるだけでなく、風による電
線振動の応力を、コイルの巻きつけられた電線長さに分
散させ、電線が引止箇所で破断するのを防ぐ効果も持っ
ている。
しかしアーマコイル自体は前記の如くＵ形ロッドの両
脚を直角方向に折曲げて螺旋としたものであるから折曲
点が集中応力を受けることにより、ここで破断する事故
が起こりやすい。この破断により電線を碍子に引止める
力は一挙に失われることとなる。
脚を直角方向に折曲げて螺旋としたものであるから折曲
点が集中応力を受けることにより、ここで破断する事故
が起こりやすい。この破断により電線を碍子に引止める
力は一挙に失われることとなる。
［問題点解決の手段］ 振動のはげしい箇所の電線に対しては、アーマコイル
だけで対応することは困難である。そこで対向１対の補
強金具でまず碍子と電線を結合し、その上でアーマコイ
ルはこの補強金具部分も含めて電線へ巻きつけていくこ
ととした。
だけで対応することは困難である。そこで対向１対の補
強金具でまず碍子と電線を結合し、その上でアーマコイ
ルはこの補強金具部分も含めて電線へ巻きつけていくこ
ととした。
［実施例］ 図面について説明する。ピン碍子１は頭部1aと本体1b
の間に、環状溝1cを備える。対向１対の補強金具2,3は
中央部が、環状溝1cを把持可能な円弧部に形成され、一
端部はピン４で枢着されている。またその他端は電線Ｅ
を互い違い上下から支持可能な左右受手2a,3aとなり、
夫々がオス、メスの係合子2b,3bを備え、両係合子の係
合によって両補強金具を閉塞可能としてある。アーマコ
イル５はＵ形ロッドを素材とするが、この両脚を環状溝
1cの両側へ挿入した上で、その突出部を夫々左右の受手
2a,3aから左右電線Ｅへと巻きつけたものである。
の間に、環状溝1cを備える。対向１対の補強金具2,3は
中央部が、環状溝1cを把持可能な円弧部に形成され、一
端部はピン４で枢着されている。またその他端は電線Ｅ
を互い違い上下から支持可能な左右受手2a,3aとなり、
夫々がオス、メスの係合子2b,3bを備え、両係合子の係
合によって両補強金具を閉塞可能としてある。アーマコ
イル５はＵ形ロッドを素材とするが、この両脚を環状溝
1cの両側へ挿入した上で、その突出部を夫々左右の受手
2a,3aから左右電線Ｅへと巻きつけたものである。
取付はまず補強金具2,3で、環状溝1cを挾持すること
から始まる。電線も補強金具も若干の撓性を帯びている
ので、その際同時に左右受手の一方で電線の下面を、ま
た他方で上面を支持する。以上で碍子と電線は一応結合
されたものとなるが、この結合を一層確実にするため、
２つの爪2b,3bを係合させておく。アーマコイル５はＵ
形ロッドの両脚を環状溝の両側へ挿しこみ、半円基部を
碍子に当接させた上で、突出部を第２図の如く補強金具
の受手2a,3aから電線部へと巻きつけを進める。予め両
脚を螺旋状に成形したものもプリフォーム型として知ら
れているが、これの利用も可能である。この場合はロッ
ドの螺旋部を揺動させ、１ピッチごとに電線へはめこん
でいくので、巻付け手数が簡略化される。それだけでは
なく、アーマロットのばね力による締めつけで、上下互
い違いの金具端が電線から外れないように作用させるこ
とにもなる。
から始まる。電線も補強金具も若干の撓性を帯びている
ので、その際同時に左右受手の一方で電線の下面を、ま
た他方で上面を支持する。以上で碍子と電線は一応結合
されたものとなるが、この結合を一層確実にするため、
２つの爪2b,3bを係合させておく。アーマコイル５はＵ
形ロッドの両脚を環状溝の両側へ挿しこみ、半円基部を
碍子に当接させた上で、突出部を第２図の如く補強金具
の受手2a,3aから電線部へと巻きつけを進める。予め両
脚を螺旋状に成形したものもプリフォーム型として知ら
れているが、これの利用も可能である。この場合はロッ
ドの螺旋部を揺動させ、１ピッチごとに電線へはめこん
でいくので、巻付け手数が簡略化される。それだけでは
なく、アーマロットのばね力による締めつけで、上下互
い違いの金具端が電線から外れないように作用させるこ
とにもなる。
［効果］ １対の補強金具を用いた取付構造は実開昭56-56114で
開示されているが、両金具端は互い違いではなく、閉塞
もされていない。これに対し本考案は両金具を閉塞可能
とし、かつ金具端を互い違いとすることによって、アー
マロッドのばね力による締付けを可能にしたことが特徴
である。
開示されているが、両金具端は互い違いではなく、閉塞
もされていない。これに対し本考案は両金具を閉塞可能
とし、かつ金具端を互い違いとすることによって、アー
マロッドのばね力による締付けを可能にしたことが特徴
である。
第１図は本考案の正面図、第２図は同平面図である。 １……ピン碍子、1c……環状溝、2,3……補強金具、2a,
3a……左右受手、2b,3b……オス、メスの係合子、４…
…ピン、５……アーマコイル、Ｅ……電線。
3a……左右受手、2b,3b……オス、メスの係合子、４…
…ピン、５……アーマコイル、Ｅ……電線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 深田 育宏 東京都品川区南品川６丁目５番19号 三 和テッキ株式会社内 (72)考案者 小野寺 訓之 宮城県仙台市青葉区五橋２丁目11番１号 三和テッキ株式会社仙台営業所内 (56)参考文献 実開 昭56−56114（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−121418（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭８−12669（ＪＰ，Ｙ１)
Claims (1)
- 【請求項１】頭部と本体の間に設けた環状溝へ接線方向
に電線を配設するようにしたピン碍子に於いて、一端は
互いに枢着され他端は電線を互い違い上下から支持可能
でかつ互いに係合可能な係合子を備える左右受手とし、
中央に碍子環状溝を把持可能な円弧部を形成させて成る
対向１対の補強金具と、Ｕ形ロッドの両脚を碍子環状溝
の両側へ挿入した上でその突出部を夫々左右受手から左
右電線へと螺旋状に巻きつけて成るアーマコイルとから
構成されたアーマコイル型電線取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990126506U JP2525725Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | アーマコイル型電線取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990126506U JP2525725Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | アーマコイル型電線取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0485523U JPH0485523U (ja) | 1992-07-24 |
| JP2525725Y2 true JP2525725Y2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=31874057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990126506U Expired - Lifetime JP2525725Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | アーマコイル型電線取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2525725Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6504435B2 (ja) * | 2015-01-09 | 2019-04-24 | 中国電力株式会社 | ケーブル結束具 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55121418U (ja) * | 1979-02-20 | 1980-08-28 | ||
| JPS5656114U (ja) * | 1979-10-05 | 1981-05-15 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP1990126506U patent/JP2525725Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0485523U (ja) | 1992-07-24 |
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