JP2525682B2 - 内燃機関の吸入負圧検出装置 - Google Patents

内燃機関の吸入負圧検出装置

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JP2525682B2
JP2525682B2 JP2028803A JP2880390A JP2525682B2 JP 2525682 B2 JP2525682 B2 JP 2525682B2 JP 2028803 A JP2028803 A JP 2028803A JP 2880390 A JP2880390 A JP 2880390A JP 2525682 B2 JP2525682 B2 JP 2525682B2
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芳樹 杠
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、内燃機関の吸入負圧検出装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、内燃機関の電子制御燃料噴射装置として、吸入
空気の状態量として、吸気圧(吸入負圧)PBを検出し、
これに基づいて基本燃料噴射量Tpを演算する方式のもの
があり、この方式をDジェトロと云う。
このようなシステムにおいては、吸気マニホールドに
吸気圧センサが設けられており、上述の吸気圧(吸入負
圧)PBを検出するようになっている。
かかる内燃機関の吸入負圧検出装置は、第4図に示す
ように構成され、機関1の吸気通路2の吸気絞り弁3の
位置よりも下流側に、該下流側の圧力を取り出す管路4
を介して吸気圧センサ5を連通接続している。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、上述のような吸気圧センサ5は、水,オイ
ル,ガソリン等の侵入を防止するために、吸気通路2の
圧力取り出し口よりも高い位置に配設する必要がある。
この結果、吸気圧センサ5はその配設位置を大幅に制
限され、配設位置の自由度が極めて低いものであった。
尚、吸気圧センサ5に、水,オイル,ガソリン等が侵
入すると、圧力検出精度の低下や圧力検出不能の状態を
生じる。
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、
吸気圧センサに水,オイル,ガソリン等が侵入するのを
防止するために、吸気通路の圧力取り出し口よりも高い
位置に配設する必要性をなくし、吸気圧センサの配設位
置の自由度を高めることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本発明の内燃機関の吸入負圧検出装置は、
内燃機関の吸気通路の吸気絞り弁位置よりも下流側に連
通する管路と、容積室とを設け、該容積室の最下部に前
記管路を連通接続すると共に、容積室の上方に位置して
該室の圧力を検出する吸気圧センサを設ける一方、前記
容積室の容積をV、高負荷を代表する吸気通路内の圧力
をPa、軽負荷を代表する吸気通路内の圧力をPid、前記
管路の長さをl、該管路の内径をDとしたとき、Pa×V
>Pid×〔V+(πD2/4)×l〕の条件式を満足するよ
うに容積室の容積Vを設定する構成とする。
〈作用〉 かかる構成では、圧力導入用の管路を介して吸気圧セ
ンサに侵入せんとする水,オイル,ガソリン等が容積室
に溜まって該容積室から吸気通路へと容易に拝出可能と
なるため、吸気圧センサに水,オイル,ガソリン等が侵
入しない。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の第1実施例を示す第1図において、内燃機関
6の吸気管7には、上流から下流にかけてエアクリーナ
8、アクセルペダルに連動する吸気絞り弁9が夫々介装
されている。吸気管7から吸気マニホールド10への分岐
部11には、吸気通路12の吸気絞り弁9位置よりも下流側
の圧力を取り出す管路13が連通接続されている。この管
路13には、容積室としての小室14が連通接続されてお
り、外小室14の圧力を検出する吸気圧センサ15の圧力導
入部15aが小室14の上部に連通して設けられている。
ここで、上記小室14の構成を第2図に示す。
即ち、この小室14の本体14aは、断面円形状、例えば
上下端部が閉塞された略円筒形状に形成されている。
この小室本体14aの上端部の中央位置には、前記圧力
導入部15aが連通接続される。又、小室本体14a底部は、
円錐形状を有する漏斗状に形成され、この漏斗状底部の
最下部には前記圧力導入用の管路13が連通接続される。
尚、本実施においては、小室14は分岐部11よりも下方
に配設され、前記管路13は小室本体14aとの連通接続部
から略U字状(13a部)に延びてから前記分岐部11に連
通接続される。
次に、以上の構成の作用・効果について説明する。
吸気圧(吸入負圧)は管路13を介して小室14に導か
れ、吸気圧センサ15は小室14の圧力を検出することによ
って吸気圧(吸入負圧)を検出する。
ここで、高負荷時には、前記管路13内或いは該管路13
を経由して小室14内に水、オイル、ガソリン等が侵入す
る。
そこで、本構成においては、軽負荷時の負圧を利用し
て管路13内等に侵入した水等を吸気通路12内に排出する
ようにしている。
これを達成するためには、小室14の容積Vを、次の条
件式を満足するように設定する。
Pa×V>Pid×〔V+(πD2/4)×l〕 但し、 Pa:高負荷を代表する吸気通路12内の圧力 Pid:軽負荷を代表する吸気通路12の圧力 l:圧力導入用の管路13の長さ D:圧力導入用の管路13の内径 上記lとDはレイアウトで決定される。
高負荷時(大気圧近傍)のときの小室14内の空気容積
は、上記条件式に基づけば、Pa×Vである。Pa=1とす
ると、空気容積は、Vとなる。
又、車両の減速等によりスロットルバルブが閉じられ
ると、吸気通路内に負圧(Pidとする)が発生し、この
負圧によって小室14内の空気容積は膨張する。
この膨張したときの小室14内の空気容積は、(Pa/Pi
d)×Vである。
従って、例えば、Pa=760mhg、Pid=200mhgとする
と、(Pa/Pid)×Vで表される小室14内の空気容積は、
(760/200)V=3.8Vとなる。
即ち、軽負荷時の小室14内の空気容積は、高負荷時の
それよりも例えば3.8倍に膨張することになる。
上記の条件式の両辺をPidで除して変形させると、(P
a/Pid)×V>V+(πD2/4)×lとなる。
即ち、高負荷時(大気圧相当時)の管路13の容積
〔(πD2/4)×l〕及び小室14の容積Vよりも、軽負荷
時の膨張した空気容積〔(Pa/Pid)×V〕の方が大きく
なるように、小室14の容積Vを設定することにより、管
路13内等に溜まった水等を排出することができる。
つまり、機関6が高負荷(例えば吸気絞り弁9全開
で、吸気通路12は大気圧)から軽負荷(例えば吸気絞り
弁9全閉で、吸気通路12は大気圧以下)となると(第3
図参照)、小室14内に溜められた水,オイル,ガソリン
等は、管路13を介して吸気通路12へと吸入され、機関6
に吸入される。
要するに、機関6を加速後に減速すると、小室14内に
溜められた水,オイル,ガソリン等が機関6に吸入され
る。
尚、小室14並びに管路13に水,オイル,ガソリン等が
溜まっていて、吸気通路12と小室14とがこれら水,オイ
ル,ガソリン等によって遮断されている場合にあって
も、小室14内の圧力と吸気通路12内の圧力とが同等とな
り、吸気圧センサ15による吸気圧検出に何の支障も与え
られない。
以上により、吸気圧センサ15には、水,オイル,ガソ
リン等が侵入せず、圧力検出精度の低下や圧力検出不能
の状態を生じることがない。
この結果、吸気圧センサ15を必ずしも吸気通路12の圧
力取り出し口よりも高い位置に配設する必要がなくな
り、吸気圧センサ15はその配設位置を制限されず、この
配設位置の自由度を高めることができる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、機関の吸気通
路の吸気絞り弁位置よりも下流側の圧力を取り出す管路
と連通する容積室を設け、この容積室の容積を特定の条
件式を満足するように設定して、軽負荷時の負圧を利用
して管路内等に侵入した水、オイル、ガソリン等を吸気
通路内に排出するようにしたから、吸気圧センサに水,
オイル,ガソリン等が侵入するのが阻止され、圧力検出
精度の低下や圧力検出不能の状態が生じるのを阻止でき
る。従って、吸気圧センサはその配設位置を制限され
ず、配設位置の自由度を高めることができるという利点
を有する有用性大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る内燃機関の吸入負圧検出装置の一
実施例の概略図、第2図は同上実施例における小室の構
成を示す図、第3図は吸気通路内圧力の特性図、第4図
は従来の吸入負圧検出装置の一例の概略図である。 6……内燃機関、7……吸気管、9……吸気絞り弁、10
……吸気マニホールド、11……分岐部、12……吸気通
路、13……圧力導入用の管路、14……小室、14a……小
室本体、15……吸気圧センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気通路の吸気絞り弁位置より
    も下流側に連通する管路と、容積室とを設け、 該容積室の最下部に前記管路を連通接続すると共に、 容積室の上方に位置して該室の圧力を検出する吸気圧セ
    ンサを設ける一方、 前記容積室の容積をV、高負荷を代表する吸気通路内の
    圧力をPa、軽負荷を代表する吸気通路内の圧力をPid、
    前記管路の長さをl、該管路の内径をDとしたとき、Pa
    ×V>Pid×〔V+(πD2/4)×l〕の条件式を満足す
    るように容積室の容積Vを設定することを特徴とする内
    燃機関の吸入負圧検出装置。
JP2028803A 1990-02-08 1990-02-08 内燃機関の吸入負圧検出装置 Expired - Lifetime JP2525682B2 (ja)

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JPS5866034A (ja) * 1981-10-14 1983-04-20 Nippon Denso Co Ltd 圧力検出装置
JPH02115140U (ja) * 1989-03-03 1990-09-14

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