JP2525531Y2 - 出力電圧制限回路 - Google Patents
出力電圧制限回路Info
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- JP2525531Y2 JP2525531Y2 JP1989104048U JP10404889U JP2525531Y2 JP 2525531 Y2 JP2525531 Y2 JP 2525531Y2 JP 1989104048 U JP1989104048 U JP 1989104048U JP 10404889 U JP10404889 U JP 10404889U JP 2525531 Y2 JP2525531 Y2 JP 2525531Y2
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- limiting circuit
- terminal
- terminal voltage
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は電池を電源とする電子機器に好適な出力電圧
制限回路に関する。
制限回路に関する。
[考案の概要] 電池を電源とする電子機器において、電池の端子電圧
が低下した時、該端子電圧を所定電圧に制限し、その制
限電圧を上記電子機器に与えるようにした出力電圧制限
回路である。
が低下した時、該端子電圧を所定電圧に制限し、その制
限電圧を上記電子機器に与えるようにした出力電圧制限
回路である。
[従来の技術] 電池を電源とする電子機器においては、電池の端子電
圧の降下、上昇の如何に拘らず負荷電力が一定であるた
め、上記端子電圧の低下により負荷電流が増大し、また
上記端子電圧の上昇により負荷電流は減少する。
圧の降下、上昇の如何に拘らず負荷電力が一定であるた
め、上記端子電圧の低下により負荷電流が増大し、また
上記端子電圧の上昇により負荷電流は減少する。
例えば、第4図に示す如く、ニッケル−カドミウム電
池2個を直列に用いた電源1から電子機器2に負荷電流
Iを供給して機器を連続動作させた場合、第5図に示す
ように、時間経過に伴い端子電圧Eは降下すると共に負
荷電流Iは増大する。そして端子電圧Eが約2Vになる
と、電池1は起電力が極端に減少するため、電子機器2
は不動作となる。E=2.0Vの時の端子電圧は一般的に終
止電圧と呼ばれる。
池2個を直列に用いた電源1から電子機器2に負荷電流
Iを供給して機器を連続動作させた場合、第5図に示す
ように、時間経過に伴い端子電圧Eは降下すると共に負
荷電流Iは増大する。そして端子電圧Eが約2Vになる
と、電池1は起電力が極端に減少するため、電子機器2
は不動作となる。E=2.0Vの時の端子電圧は一般的に終
止電圧と呼ばれる。
[考案が解決しようとする課題] 上述したような電池使用の電子機器においては、第5
図に示す連続動作時間Tが長い程商品価値が高いが、負
荷電力を常に一定に保ちながら駆動させているため、連
続動作時間Tを伸長させるのが困難である。
図に示す連続動作時間Tが長い程商品価値が高いが、負
荷電力を常に一定に保ちながら駆動させているため、連
続動作時間Tを伸長させるのが困難である。
また、この時間Tを伸長するには負荷電流Iを減少す
れば達成できるが、安易に負荷電流Iを減少させると、
安定に負荷を駆動することができなくなる。特にCDプレ
ーヤを駆動する場合にはアクセスタイムが遅くなるなど
の問題が発生する。
れば達成できるが、安易に負荷電流Iを減少させると、
安定に負荷を駆動することができなくなる。特にCDプレ
ーヤを駆動する場合にはアクセスタイムが遅くなるなど
の問題が発生する。
[考案の目的] 従って本考案の目的は電池を電源とする電子機器にお
いて、その電池の端子電圧の低下を検出することによっ
て消費電力を軽減し、電池の消耗を防いでその寿命を伸
長させることにある。
いて、その電池の端子電圧の低下を検出することによっ
て消費電力を軽減し、電池の消耗を防いでその寿命を伸
長させることにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するため、電池を電源とする
電子機器において、該電池の端子電圧と基準電圧とを比
較する比較回路と、上記比較回路の比較出力に応じて、
上記端子電圧が基準電圧以上であると、上記電池の端子
電圧をそのまま、また上記端子電圧が基準電圧以下に降
下すると、所定電圧に制限してその制限電圧を、上記電
子機器に与える電圧制限回路と、を備えたことを要旨と
する。
電子機器において、該電池の端子電圧と基準電圧とを比
較する比較回路と、上記比較回路の比較出力に応じて、
上記端子電圧が基準電圧以上であると、上記電池の端子
電圧をそのまま、また上記端子電圧が基準電圧以下に降
下すると、所定電圧に制限してその制限電圧を、上記電
子機器に与える電圧制限回路と、を備えたことを要旨と
する。
[作用] 電池の端子電圧が基準電圧以下に低下すると、上記比
較出力に応答して上記電圧制限回路は上記端子電圧を所
定電圧に制限し、その制限電圧が電子機器に与えられ
る。
較出力に応答して上記電圧制限回路は上記端子電圧を所
定電圧に制限し、その制限電圧が電子機器に与えられ
る。
[実施例] 以下図面に示す実施例を参照して本考案を説明する。
第1図は本考案による出力電圧制限回路の一実施例を示
す。同図において、10は例えば2個のニッケル−カドミ
ウム電池から成る電源、11は出力電圧制限回路、12は例
えばCDプレーヤのスピンドルモータ駆動回路、13はスピ
ンドルモータである。
第1図は本考案による出力電圧制限回路の一実施例を示
す。同図において、10は例えば2個のニッケル−カドミ
ウム電池から成る電源、11は出力電圧制限回路、12は例
えばCDプレーヤのスピンドルモータ駆動回路、13はスピ
ンドルモータである。
出力電圧制限回路11は例えば比較回路14、電圧制限回
路15及びスイッチ16から成る。比較回路14は比較器17を
含み、その(−)入力端子は抵抗R2,R3を介して電源10
に接続され、また(+)入力端子には基準電源18が接続
されている。
路15及びスイッチ16から成る。比較回路14は比較器17を
含み、その(−)入力端子は抵抗R2,R3を介して電源10
に接続され、また(+)入力端子には基準電源18が接続
されている。
電圧制限回路15は、例えば、ダイオードD1及びトラン
ジスタQ1から成り、トランジスタQ1は比較器17の出力で
オンオフされ、またスイッチ16はトランジスタQ1のベー
ス・エミッタ間に接続され、Q1を強制的にオフできるよ
うになっている。ダイオードD1は抵抗R1を介して電源10
に接続され、かつスピンドルモータ駆動回路13の電源入
力端子19に接続されている。
ジスタQ1から成り、トランジスタQ1は比較器17の出力で
オンオフされ、またスイッチ16はトランジスタQ1のベー
ス・エミッタ間に接続され、Q1を強制的にオフできるよ
うになっている。ダイオードD1は抵抗R1を介して電源10
に接続され、かつスピンドルモータ駆動回路13の電源入
力端子19に接続されている。
電源1の端子電圧Eは抵抗R2,R3で分圧され、比較器
17の(−)入力端子にはその分圧電圧Edが印加され、基
準電圧Erと比較される。
17の(−)入力端子にはその分圧電圧Edが印加され、基
準電圧Erと比較される。
端子電圧Eが低下し、Ed<Erとなると、比較器17の出
力電圧は高レベルHとなり、トランジスタQ1がオンする
(但しスイッチ16はオフとする)。このため端子19に与
えられる制限電圧EcはダイオードD1の順方向電圧とトラ
ンジスタQ1のコレクタ・エミッタ間電圧VCEとの和(約
0.8V)となる。
力電圧は高レベルHとなり、トランジスタQ1がオンする
(但しスイッチ16はオフとする)。このため端子19に与
えられる制限電圧EcはダイオードD1の順方向電圧とトラ
ンジスタQ1のコレクタ・エミッタ間電圧VCEとの和(約
0.8V)となる。
これに対しスイッチ16がオン、又はEd>Erの時、ECは
EC≒Eとなり、ほぼ電池の端子電圧に等しくなる。
EC≒Eとなり、ほぼ電池の端子電圧に等しくなる。
ここで、スピンドルモータ駆動回路12は、制限電圧EC
に対し例えば第2図に示す如く変化するモータ駆動電圧
ELを出力するように設定されている。
に対し例えば第2図に示す如く変化するモータ駆動電圧
ELを出力するように設定されている。
今、端子電圧E=2.2Vの時、Ed=Erになるように抵抗
R2,R3の値を設定すると、 E<2.2Vになると、Ec=0.8Vとなり、第2図からEL=2.
5Vとなることが分かる。即ち、端子電圧Eが降下して2.
2V以下になると、モータ駆動電圧ELが2.5Vとなり消費電
力は減少する。この結果、E≦2.2Vの時、端子電圧は第
3図に示す如くE′のように増加し、負荷電流はI′の
ように減少し、連続動作時間はTからT′と長くなる。
スピンドルモータだけに限っていえば消費電力で約37%
の軽減となる。
R2,R3の値を設定すると、 E<2.2Vになると、Ec=0.8Vとなり、第2図からEL=2.
5Vとなることが分かる。即ち、端子電圧Eが降下して2.
2V以下になると、モータ駆動電圧ELが2.5Vとなり消費電
力は減少する。この結果、E≦2.2Vの時、端子電圧は第
3図に示す如くE′のように増加し、負荷電流はI′の
ように減少し、連続動作時間はTからT′と長くなる。
スピンドルモータだけに限っていえば消費電力で約37%
の軽減となる。
なお、このように出力電圧を制限してしまうと、モー
タ起動時に回転速度不足となり、ディスク再生までに時
間がかかってしまうため、起電時にはスイッチ16をオン
にして電圧制限作用を解除するようにすれば解決でき
る。
タ起動時に回転速度不足となり、ディスク再生までに時
間がかかってしまうため、起電時にはスイッチ16をオン
にして電圧制限作用を解除するようにすれば解決でき
る。
また電圧制限回路15の構成は図示のものに限定されな
いこと勿論である。
いこと勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば電池起電力(端子
電圧)が低下して所定設定値以下になった時のみ負荷電
力を低減することができるので、電池の消耗を防いで機
器の連続動作時間を伸長することが可能となる。
電圧)が低下して所定設定値以下になった時のみ負荷電
力を低減することができるので、電池の消耗を防いで機
器の連続動作時間を伸長することが可能となる。
また起動特性が重要となるモータ等の負荷を有する機
器であっても、簡単な手段を付加するだけで、問題なく
起動することができる。
器であっても、簡単な手段を付加するだけで、問題なく
起動することができる。
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2図及び第
3図は上記実施例の動作説明のための特性図、第4図及
び第5図は従来の技術の説明図である。 10……電池、11……出力電圧制限回路、12……スピンド
ルモータ駆動回路、13……スピンドルモータ、14……比
較回路、15……電圧制限回路、16……スイッチ。
3図は上記実施例の動作説明のための特性図、第4図及
び第5図は従来の技術の説明図である。 10……電池、11……出力電圧制限回路、12……スピンド
ルモータ駆動回路、13……スピンドルモータ、14……比
較回路、15……電圧制限回路、16……スイッチ。
Claims (2)
- 【請求項1】電池を電源とする電子機器において、該電
池の端子電圧と基準電圧とを比較する比較回路と、 上記比較回路の比較出力に応じて、上記端子電圧が上記
基準電圧以上であると、上記電池の端子電圧をそのま
ま、また上記端子電圧が上記基準電圧以下に降下すると
所定電圧に制限してその制限電圧を、上記電子機器に与
える電圧制限回路と、を備えたことを特徴とする出力電
圧制限回路。 - 【請求項2】上記電圧制限回路の電圧制限作用を強制的
に解除する手段を備えたことを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第1項記載の出力電圧制限回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989104048U JP2525531Y2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 出力電圧制限回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989104048U JP2525531Y2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 出力電圧制限回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0345043U JPH0345043U (ja) | 1991-04-25 |
JP2525531Y2 true JP2525531Y2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=31652858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989104048U Expired - Lifetime JP2525531Y2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 出力電圧制限回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525531Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53115269A (en) * | 1977-03-17 | 1978-10-07 | Seiko Epson Corp | Electronic watch |
FI862513A (fi) * | 1985-07-04 | 1987-01-05 | Chemie Linz Ag | Nya tieno-1,2-tiazolderivat, foerfarande foer deras framstaellning och dessa innehaollande farmaceutiska preparat. |
-
1989
- 1989-09-05 JP JP1989104048U patent/JP2525531Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0345043U (ja) | 1991-04-25 |
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