JP2525277Y2 - 圧着端子の接続工具 - Google Patents

圧着端子の接続工具

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JP2525277Y2
JP2525277Y2 JP1990058652U JP5865290U JP2525277Y2 JP 2525277 Y2 JP2525277 Y2 JP 2525277Y2 JP 1990058652 U JP1990058652 U JP 1990058652U JP 5865290 U JP5865290 U JP 5865290U JP 2525277 Y2 JP2525277 Y2 JP 2525277Y2
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JP1990058652U
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Inventor
修 守屋
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株式会社三陽電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願は圧着端子の接続工具に係り、圧着端子を迅速確
実に圧着するとともに、接続作業に際して省力化を図ら
んとするものである。
(従来の技術) 周知のように、電気の配線作業において電線を接続す
る場合に圧着端子が使用されている。この圧着端子は使
用目的により種々の形状のものが使用されているが、例
えば第9図及び第10図に示すような端子が頻繁に使用さ
れている。
即ち、雌側の端子1は、挿入孔1aを有する中空の筒体
でリード線14が接続されるとともに、硬質樹脂からなる
絶縁体15にて被覆されている。又、雄側の端子2は、リ
ード線14との接続部分が前記同様に絶縁体15にて被覆さ
れ、該被覆部分から嵌入体2aが突出している。
従来は、このような構成である両端子1,2を圧着する
場合、第9図に示すように手20で持って接続するか、第
10図に示すように雌側の端子1と雄側の端子2とのそれ
ぞれをラジオペンチ等の把持工具13で把持して接続して
いた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、手20で持ったり、把持工具13で把持したりし
て圧着する従来の圧着方法では、両端子1,2の保持が安
定しないので充分な力を作用させることができなかった
り、又必要以上に強い力を必要としたり、相当以上の労
力を必要としながらも、確実強固な圧着を行う点で必ず
しも満足し得ないものがあった。
従って、一旦圧着した両端子1,2が何らかの外力によ
り離脱して電気機器の作動が停止したり、場合によって
は極めて重大な事故の原因となるおそれもあった。
この考案は上記課題を解決するためになされたもので
ある。その目的は、雌雄両端子を容易かつ迅速に圧着す
ることができ、しかも圧着部分の離脱がないように確実
に圧着することができる接続工具を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記従来の課題を解決するために、本願考案は、雄雌
二本の端子からなり、雌側の端子に雄側の端子を挿入し
て圧着する圧着工具であって、第一及び第二の柄体を鋏
状に開閉自在に軸支して工具本体を構成し、第一柄体に
は該柄体と一体に案内面と第一の嘴片とを設け、又第二
の柄体にはその上端部に一方側のラック歯を設け、同ラ
ック歯と噛合する他方側のラック歯を下端面に刻設した
第二の嘴片を、前記案内面上において前記両ラック歯が
噛合するように配設し、更に前記両嘴片にはそれぞれ圧
着端子を保持するための溝を有する保持具を取付けたこ
とを要旨とする。
(考案の作用) 従って、本願考案では、第一及び第二の嘴片にそれぞ
れ取付けられた保持具の溝に、雌雄両端子をそれぞれセ
ッティングする。そして、第一及び第二の柄体を握り締
める。すると、両ラック歯の噛合関係により前記第一及
び第二の嘴片が近接する。従って、保持具の溝にセッテ
ィングされた雌雄両端子が圧着される。
(実施例) 以下本願考案を具体化した実施例について図面に基づ
いて詳細に説明する。
(第1実施例) 本実施例において工具本体3は、図1に示すように、
第一及び第二の柄体4,7が鋏状に開閉自在に枢支されて
構成されている。前記第一の柄体4の先端には案内溝16
を有する平面状の案内面5が連設され、更に案内面5の
先端には直立状に第一の嘴片6が突設されている。
前記第二の柄体7の上端部の裏面には、所定の半径を
持って一方側のラック歯8が円弧状に設けられており、
このラック歯8は第二の柄体7に連なる挟持板17により
その前面側が覆われている。
次に、10は前記第一の嘴片6に対応する第二嘴片で、
第1図において右側にのびる摺動板18が連設され該摺動
板18の下端面には、前記一方側のラック歯8に噛合する
他方側のラック歯9が直線状に設けられ、摺動板18の背
面側には案内突条19が突設されている。
このように構成された第二の嘴片10は、案内突条19を
前記案内面5の案内溝16に嵌合し、案内面5と挟持片17
間に摺動可能に保持され、前記した両ラック8,9は噛合
している。従って、第3図に示すように、双方の柄体4,
7を手20で持ち、柄体4,7を握り締めることにより第二の
嘴片10はラック歯8,9の作用により矢印方向に前進して
第一の嘴片6に接近し、又開放することにより後退して
第一の嘴片6より離反し、この接近離反は第二の嘴片10
が案内溝16に案内されているので略直線状の運動とな
る。
最後に、保持具11,12について説明する。
第6図において、保持具11は逆L形状に折り曲げた基
板21の一方側が押圧板21aに他方側が取付板21bとなって
おり、押圧板21aに係止溝22が設けられ、第一の嘴片6
に鋲24により強固に取付けられている。又、保持具12
は、基板23をU字状に折り曲げて保持板23a,23b及び取
付板23cが構成され、保持板23aには保持溝25が押圧板23
bには係止溝26が設けられ、鋲24により第二の嘴片10に
強固に取付けられる。
次に、本実施例の作用即ち使用方法について説明す
る。
圧着作業を行うには、第3図に示すように、保持具12
の保持溝25に、端子1の絶縁体15の部分を保持させリー
ド線14は係止溝26内に落とし込んでおく。次に端子2の
嵌入体2aを端子1の挿入孔1aに軽く挿入し、端子2が脱
落しないように両者を仮止めし、端子2のリード線14は
前記同様に係止溝22に落とし込んでおく。尚、この仮止
めを行う場合に両者が直線状になるように仮止めするの
が最も好ましいが、直線状になることなく上向状に折曲
がった状態で仮止めして圧着すると、係止溝22,26の保
持溝25の上側が開放しているので、第2図矢印aに示す
ように上側に迫り上げられて圧着できなくなるのでこの
点に留意しなければならない。又、下向状に折曲がった
状態で仮止めした場合は、矢印bのように押し下げられ
るような力が作用するが、この場合は前記した各溝22,2
6,25の底部に支えられるので作業に支障を来すことがな
い。
以上のように端子1,2をセットした後に、第3図に示
すように双方の柄体4,7を手20で持って握り締めると、
ラク歯8,9の作用により第二の嘴片10は案内突条19が案
内溝16に案内され、略直線状に第一の嘴片6に向かって
接近して両端子1,2の絶縁体15の端面が押圧板21a,23bに
押され、端子2の嵌入体2aは強固に圧着され、両柄体4,
7の握り締めを解いてこれを開くと第二の嘴片10は逆行
して旧に復する。第二の嘴片10の上記前進後退は、摺動
板18の案内突条19が案内溝16に案内され、又摺動板18は
案内面5と挟持板17間に挟持されているので、ガタ付き
がなく略直線状に円滑な前進後退を行い、圧着に際して
両端子1,2がコジれたりヨジれたりすることなく確実強
固に圧着が行われる。
(第2実施例) 次に第7図、第8図において、他の実施例について説
明する。
本実施例では、第7図及び第8図に示すように、ピア
ノ線等の硬質の線材を折り曲げて構成した保持具11,12
の別例で、第7図の保持具111はリング状の取付部111a
を適宜の方法で第一の嘴片6に取付け、又第二の嘴片10
には、第7図に示した保持具111を第二の嘴片10の左側
に第8図に示した保持具112を第二の嘴片10の右側とな
るように取付部112aによって取付けて使用するもので、
要するに保持具は図示に限るものでなく、端子1,2を保
持し更に両嘴片6,10による圧着力を付与し得るものであ
ればその構成を問わない。
(考案の効果) 本願考案では、第一及び第二の柄体を握り締めてラッ
ク歯の作用により第一及び第二の嘴片を近接離反させて
雌雄両端子を圧着するように構成したため、片手で柄体
を握り締めるという簡単な操作で圧着端子の接続を迅速
確実に行うことができるばかりでなく、連続作業を行っ
ても作業者が苦痛を感じない等省力化に資することがで
きる。また、前記両嘴片には溝を有する保持具を取付け
たので、同溝において端子を確実に保持してコジれたり
ヨジれたりすることなく確実な圧着作業を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案を具体化した接続工具の正面図、第2
図は保持具に端子を保持した状態の上面図、第3図及び
第4図は作用説明図、第5図及び第6図は保持具の斜視
図、第7図及び第8図は保持具の別例を示す斜視図、第
9図及び第10図は従来の圧着作業を示す説明図である。 1……雌側の端子、2……雄側の端子、3……工具本
体、5……案内面、6,10……嘴片、8,9……ラック歯、1
1,12……保持具、22,26……係止溝、25……保持溝。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】雄雌二本の端子(1,2)からなり、雌側の
    端子(1)に雄側の端子(2)を挿入して圧着する圧着
    工具であって、第一及び第二の柄体(4,7)を鋏状に開
    閉自在に軸支して工具本体(3)を構成し、第一柄体
    (4)には該柄体(4)と一体に案内面(5)と第一の
    嘴片(6)とを設け、又第二の柄体(7)にはその上端
    部に一方側のラック歯(8)を設け、同ラック歯(8)
    と噛合する他方側のラック歯(9)を下端面に刻設した
    第二の嘴片(10)を、前記案内面(5)上において前記
    両ラック歯(8,9)が噛合するように配設し、更に前記
    両嘴片(6,10)にはそれぞれ圧着端子を保持するための
    溝(22,25,26)を有する保持具(11,12)を取付けたこ
    とを特徴とする圧着端子の接続工具。
JP1990058652U 1990-06-01 1990-06-01 圧着端子の接続工具 Expired - Lifetime JP2525277Y2 (ja)

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