JP3128311B2 - 端子用コネクタのストッパ押し込み装置 - Google Patents
端子用コネクタのストッパ押し込み装置Info
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Description
子用コネクタを装着するとき、この端子用コネクタのス
トッパを簡単に押し込んで、端子用コネクタに端子を固
定する端子用コネクタのストッパ押し込み装置に関す
る。
るためのリード線の夫々には、従来から雌雄の端子用コ
ネクタが予め装着されており、これら雌雄の端子用コネ
クタを介してリード線相互即ち各機器相互の電気的な接
続がなされるようになっている。このような雌雄の端子
用コネクタを使用すれば、各機器間の接続作業が容易に
なるばかりでなく、機器の交換作業をも容易なものとな
る。
本体をリード線側の導電端子と結合するため、コネクタ
本体に導電端子の装着口を有しており、この装着口にリ
ード線の導電端子を挿入するだけで、この導電端子がコ
ネクタ本体内で係合されて、その抜け止めがなされるよ
うになっている。更に、端子用コネクタの中には、導電
端子とコネクタ本体との間の結合をより強固にするた
め、コネクタ本体に装着口に連通した押し込み溝、並び
に、この押し込み溝に押し込み可能なストッパとを設け
たものがある。このストッパは、その両端に第1及び第
2爪を有する一方、コネクタ本体に対しては、ばね部分
を介して一体に接続されている。
コネクタにあっては、リード線の導電端子を挿入した
後、ばね部分の弾性変形を利用して、ストッパの第1爪
を押し込み溝の一端部に先ず斜め方向から押し入れてか
ら、ストッパの第2爪を押し込み溝の他端部に押し入れ
た後、前記ばね部分の弾性復帰力を利用して、前述した
ストッパの斜め方向への押し入れを戻すことにより、ス
トッパ両端の第1及び第2爪を押し込み溝の両端に内側
から係止させた状態で、押し込み溝へのストッパの押し
込みが完了する。このようにしてストッパが押し込めら
れると、このストッパは、コネクタ本体との間で、リー
ド線の導電端子を挟持し、これにより、この導電端子と
コネクタ本体との間の結合をより確実にすることができ
る。
子用コネクタは小さな部品であることから、そのストッ
パは更に更に小さいなものとなり、それ故、ストッパの
押し込み作業は、従来、手作業、つまり、作業者自身の
指先を使用して行われている。ストッパの押し込みを指
先で実施するには、押し込み溝に向け、ストッパの第1
爪側を斜め方向に押し入れながら、同時にその第2爪を
押し入れる必要があることから、特に、押し込み溝に第
2爪を押し入れるときには、指先にかかる負担が大き
く、ストッパの押し込み作業を容易に行えない不具合が
ある。
十分であるときに、第2爪が押し込み溝に押し入れられ
ようとすると、第2爪が押し入れ溝の端部に干渉して、
この第2爪の破損を招くことがあり、この場合には、押
し込み溝へのストッパの押し込みが不能となってしま
う。この発明は、上述した事情に基づいてなされたもの
で、その目的とするところは、簡単な構造で、端子用コ
ネクタの押し込み溝にそのストッパを簡単且つ確実に押
し込み可能とし、その押し込み作業の能率化を図ること
ができる端子用コネクタのストッパ押し込み装置を提供
することにある。
タのストッパ押し込み装置は、前述したタイプの端子用
コネクタに適用されるものであって、押し込み溝を露出
させ且つストッパを自由状態にして、コネクタ本体を脱
着自在にして保持するホルダと、このホルダ上のコネク
タ本体の押し込み溝に対し斜め方向から接離するように
移動可能なプランジャとを備えている。
タ本体の押し込み溝に対し略平行となるように対向した
押圧面と、押圧面に連なるようにして形成され、押圧面
からホルダに向けて立ち上がるような段差とを有してお
り、これにより、プランジャがホルダに向けて移動さ
れ、押圧面がコネクタ本体のストッパの外面に摺接しな
がらストッパを押圧していく過程で、ばね部分を弾性変
形させて、ストッパの第1爪を押し込み溝の一端部に押
し入れ、前記段差にストッパの外面と第2爪との間に規
定された端縁が当接した後にあっては、この段差により
ストッパを押圧して、ストッパの第1爪側を押し込み溝
の一端部に斜め方向に深く押し入れていくと同時に、前
記段差に沿いストッパの前記端縁を滑らせることで、ス
トッパの第2爪を押し込み溝の他端部に押し入れてい
き、この後、前記端縁と前記段差との係合が外れたと
き、ばね部分の弾性復帰力によりストッパの前記斜め方
向の押し入れが戻されることで、ストッパの第1及び第
2爪の双方をストッパ押し込み溝の両端に内側から係止
させた状態で、押し込み溝にストッパが押し込められる
ようになっている。
ば、ホルダに端子用コネクタつまりそのコネクタ本体を
保持し、この後、プランジャをホルダに向けて移動させ
るだけで、コネクタ本体のストッパがその押し込み溝に
押し込まれることになる。
が押圧されると、ばね部分が弾性変形することで、スト
ッパの第1爪側が押し込み溝の一端部に押し入れられる
が、この後、ストッパの端縁が段差に当接すると、この
後は、この段差によりストッパが押圧されることで、ス
トッパの第1爪は押し込み溝の一端部に斜め方向に深く
押し入れられていき、また、同時に、段差に沿ってスト
ッパの端縁が滑ることで、ストッパの第2爪もまた押し
込み溝の他端部に押し入れられていくことにななる。そ
して、ストッパの端縁と段差との係合が外れたとき、前
述の斜め方向の押し入れ力が解除されることで、ストッ
パは、ばね部分の弾性復帰力によって戻され、この結
果、第1及び第2爪は押し込み溝の両端に内側から係合
し、これにより、押し込み溝へのストッパの押し込みが
完了する。
説明する前に、このストッパ押し込み装置により処理さ
れる例えば雌型の端子用コネクタ1について、図1及び
図2を参照して説明する。端子用コネクタ1は、その全
体が合成樹脂製の一体成形品からなり、略矩形のボック
ス形状をなしたコネクタ本体2を備えている。
形成する孔3,4が形成されている。これら孔3,4
は、コネクタ本体2の長手方向に互いに並列にして延
び、その両端は、コネクタ本体2の両端に開口されてい
る。従って、孔3,4の一端開口は、端子のための装着
口として夫々形成されており、これら一対の装着口から
図示されているように、リード線5,6の端部にかしめ
て取り付けられた導電端子7,8を挿入することができ
る。
の他端開口に臨む位置まで挿入され、この挿入と同時
に、導電端子7,8は、図示しないけれども孔3,4内
に突出した突起と係合して、その抜け止めがなされるよ
うになっている。なお、突起は、図1の端子用コネクタ
1の姿勢でみたとき、孔3,4の底壁から上方に向けて
突出した突条である。
の一部として形成されており、このソケット口には、雌
型の端子用コネクタ1と対をなす雄型の端子用コネクタ
の導電端子が導電端子7,8を例えば挟み付けるように
して挿入可能となっている。即ち、図示されていないけ
れども、雄型の端子用コネクタには、コネクタ本体2を
装着可能とする装着穴を有しているとともに、この装着
穴内に前記ソケット口に挿入可能な一対の導電端子が配
置されている。なお、雄型の端子用コネクタの導電端子
もまた、リード線の端部にかしめられて取り付けられて
いるのは勿論のこと、また、雄型の端子コネクタ内にコ
ネクタ本体2が装着されたとき、これらはコネクタ本体
2の係合部9を介して相互に掛かり止めされるようにな
っている。
対側に位置する外面には、一対の押し込溝10,11が
形成されている。これら押し込み溝10,11は、コネ
クタ本体2の一端部側に位置して、対応する孔3,4に
沿って並列に延び、これら孔3,4に夫々連通してい
る。更に、コネクタ本体2には、押し込み溝10,11
に押し込み可能な一対のストッパ12,13が設けられ
ている。これらストッパ12,13は、押し込み溝1
0,11に沿って並列に延び、互いにプレート片14を
介して相互に連結されている。プレート片14は、スト
ッパ12,13の中間部に位置し、これらストッパ1
2,13に跨るようにして延びている。従って、ストッ
パ12,13は、プレート片14の両側縁から突出した
ものとなっている。
溝10,11に向けて突出するような段付き形状をな
し、これにより、ストッパ12,13の一端部に第1爪
として顎部15が形成されている。図1でみて、ストッ
パ12,13の他端上面は、プレート片14の外面14
aと面一となっており、これらの他端には、その上面を
切欠くようにして、第2爪としての係合爪16が夫々形
成されている。従って、ストッパ12,13の他端上面
即ちその外面と係合爪16との間には端縁17が夫々形
成されており、これら端縁17の角は丸く形成されてい
る。
は、コネクタ本体2に対して、板ばね状をなした一対の
ばね部分18,19を介して接続されている。これらば
ね部分18,19は、プレート片14の両端部の角部つ
まりストッパ12,13の他端部側に位置する角部から
コネクタ本体2に向かって一旦斜めに延び、そして、逆
向きに屈曲されることで、コネクタ本体2の側面に沿っ
て延びた後、コネクタ本体2の側面に接続部2aに接続
されている。
ね部分18,19を介してコネクタ本体2に接続されて
いれば、これらばね部分18,19の弾性変形を利用し
て、ストッパ12,13は、押し込み溝10,11に沿
うような方向及び押し込み溝10,11に対して接離す
る方向に変位可能となっている。上述した端子用コネク
タ1に適用される一実施例のストッパ押し込み装置は、
図3及び図4に示されており、以下には、このストッパ
押し込み装置について説明する。
えており、このベース20の両側縁は、折り曲げられて
互いに対向した側壁21,22となっている。また、ベ
ース20の両端からは、取付ラグ23,24が一体に突
出されており、これら取付ラグ23,24には、取付ボ
ルト(図示しない)のための挿通孔25が夫々形成され
ている。従って、ストッパ押し込み装置は、そのベース
20を図4に示されているように作業台T上に載置し、
そして、取付ラグ23,24の挿通孔25に挿通した取
付ボルトを作業台Tのねじ穴にねじ込むことで、この作
業台Tに固定可能となっている。
して、端子用コネクタ1のためのホルダ26が固定して
配置されている。このホルダ26は、矩形のホルダ本体
27を備えており、このホルダ本体27は、ベース20
の一対の側壁21,22間に跨るようにして配置されて
いる。ホルダ本体27の上面は、取付ラグ23に向かい
斜め下方に切欠かれた傾斜面28となっており、この傾
斜面28の中央には、凹所29が形成されている。従っ
て、ホルダ本体27の上部は、その両側に3角形状の突
部30が残された形状となっている。
傾斜溝32の上端が開口するようにして形成されてお
り、この傾斜溝32の下端は、ホルダ本体27の前端面
33に開口されている。この前端面33には、一対の取
付ねじ34を介して止め板35が取り付けられており、
この止め板35は、傾斜溝32の下端開口を閉塞してい
る。
前記一対の突部30には、取付ねじ36を介して押え板
37が夫々取り付けられている。これら押え板37は、
傾斜溝32を上方から閉塞するように位置付けられてい
るが、これら押え板37間には、所定の間隔38が確保
されている。この間隔38は、前述した端子用コネクタ
1の係合部9を嵌合可能とするだけの大きさに設定され
ている。
と、端子用コネクタ1のストッパ12,13側を下向き
にした状態で、この端子用コネクタ1のコネクタ本体2
を傾斜溝32に装着することができ、この際、コネクタ
本体2の係合部9が押え板37間の間隔38に嵌合さ
れ、また、コネクタ本体2が止め板35と当接すること
で、コネクタ本体2は、ホルダ26に固定して保持され
る。
ネクタ1が保持されると、図4に示されているように、
端子用コネクタ1つまりコネクタ本体2の押し込み溝1
0,11は外部に露出し、また、ストッパ12,13
は、そのばね部分19を介して自由に変位可能な状態に
ある。なお、図4に於いて、端子用コネクタ1に装着さ
れているべきリード線5,6は図示されていない。
1,22に沿ってガイドプレート39,40が取り付け
られている。これらガイドプレート39,40は、ベー
ス20の底面との間に所定の間隔(図示しない)を存し
て位置付けられ、そして、ホルダ26から取付ラグ24
に向かって延びている。ガイドプレート39,40間に
はスライダ41が配置されており、このスライダ41
は、ガイドプレート39,40に沿い、ホルダ26に対
し接離する方向に摺動自在となっている。即ち、ホルダ
41の両側面には、対応する側のガイドプレート39,
40を嵌合させるガイド溝が形成されており、従って、
スライダ41は、ベース20上をガイドプレート39,
40に案内されて一方向に摺動自在となっている。
端部が立ち上がるような形状をなし、これにより、スラ
イダ41の上面には、ホルダ26と向かい合う段部が形
成されている。この段部には、プランジャ42が一対の
取付ねじ43を介して取り付けられている。プランジャ
42の一端側は、スライダ41からホルダ26に向けて
突出しており、この突出部は、段付きのスロープとなっ
ている。即ち、このスロープは、下側からホルダ26の
傾斜溝32と略平行な押圧面44となっており、この押
圧面44は、図4に示されているように、ホルダ26に
コネクタ本体2が装着されているとき、このコネクタ本
体2の押し込み溝10,11とも略平行になり、且つ、
これら押し込み溝10,11とほぼ同一のレベルに位置
付けられている。
ら立ち上がるような段差45が連なっており、更に、こ
の段差45の上縁からプランジャ42の上面までの間
は、押圧面44と平行な逃げ面46として形成されてい
る。ここで、図4の状態でみて、段差45は、ホルダ2
6上のコネクタ本体2でみて、その押し込み溝10,1
1の上側に位置する端部と同一レベルに位置付けられて
いる。
には、側壁21,22間に跨るようにして、サポート台
47が固定して取り付けられており、このサポート台4
7の中央にはブラケット48が立設されている。このブ
ラケット48には、レバー49の基端の一部が挟持さ
れ、そして、ピン50を介して回動自在に支持されてい
る。即ち、レバー49の基端は、ブラケット48よりも
幅広なものとなっており、その一方の角部がブラケット
48に回動自在に挟持されている。また、レバー49に
於ける基端の他方の角部側はスライダ41に向かって突
出し、この他方の角部に、連結軸51が貫通して取り付
けられている。この連結軸51の両端とスライダ41と
の間は、一対のリンク52を介して相互に連結されてい
る。なお、レバー49の先端側の部分は、スライダ41
側に向かって折り曲げられたグリップ53として形成さ
れている。
し、図4中2点鎖線で示すようにレバー49を時計方向
に回動させれば、スライダ41は図中右方向に摺動し、
これに対し、レバー49を反時計方向に回動させれば、
スライダ41は図中左方向に摺動することになる。この
結果、プランジャ42は、レバー49の回動操作によ
り、ホルダ26に対して接離させることができる。
用して、コネクタ本体2の押し込み溝10,11にその
ストッパ12,13を押し込む手順を図5乃至図9を参
照して説明する。なお、図5乃至図9には、ストッパ押
し込み装置及びコネクタ本体2の一部のみしか図示して
いない。図5に示されているように、ホルダ26にコネ
クタ本体2が装着されたとき、プランジャ42は、ホル
ダ26から離間して位置付けられている。このような状
態から、プランジャ42がホルダ26に向けて移動され
ると、図6に示されているように、先ず、プランジャ4
2の押圧面44がストッパ12,13のプレート片14
に当接し、このプレート片14を介して、押圧面44は
ストッパ12,13を押圧し始める。
2,13は、ばね部分18,19の弾性変形を伴いなが
ら、図7中矢印Aで示されているように、その顎部15
側がコネクタ本体2の押し込み溝10,11に向けて押
し上げられるように回動変位し、これにより、ストッパ
12,13の顎部15は、コネクタ本体2の対応する押
し込み溝10,11の一端部に押し入れられることにな
る。この際、ストッパ12,13のプレート片14は、
プランジャ42の押圧面44に沿って摺動し、ストッパ
12,13の端縁17が段差45に当接することにな
る。
即ちコネクタ本体2に向けて移動されると、ストッパ1
2,13の端縁17がプランジャ26の段差45により
押圧されることで、図8中矢印Bで示されるように、ス
トッパ12,13の顎部15は、対応する押し込み溝1
0,11に対して斜め方向に深く押し入れられていき、
これにより、ストッパ12,13の係合爪16もまた対
応する押し込み溝10,11の他端部に押し入れられる
ことになる。
ネクタ本体2に向けて更に移動されると、ストッパ1
2,13の端縁17がプランジャ42の段差45を滑り
上がるようにして、これらストッパ12,13が対応す
る押し込み溝10,11に対して、矢印B方向に更に押
し入れられ、これにより、ストッパ12,13の係合爪
16もまた、その押し込み溝の他端部に深く押し入れら
れることとなる。
ッパ12,13の端縁17と段差45との係合が外れ、
各ストッパの端縁17がプランジャ42の逃げ面46上
に乗り上げるようになると、今までの段差45によるス
トッパ12,13の押圧が解放されるから、これらスト
ッパ12,13は、ばね部分18,19の弾性復帰力に
より、図9中矢印C方向に変位することになり、この結
果、ストッパ12,13の顎部15及び係合爪16が対
応する押し込み溝10,11の両端に内側から係止され
て、これら押し込み溝10,11にストッパ12,13
が押し込められる。
タ本体2から離しても、ストッパ12,13はその押し
込み溝10,11から抜け出るようなことはなく、コネ
クタ本体2即ち端子用コネクタ1をホルダ26から取り
外すことで、そのストッパ12,13の押し込み作業が
完了する。押し込み作業の完了した端子用コネクタ1
は、図10に示されている。図10から明かなように、
端子用コネクタ1のストッパ12,13は、その押し込
み溝10,11に押し込められ、これにより、前述した
ように、リード線5,6の導電端子7,8は、対応する
ストッパ12,13とコネクタ本体2と間で確実に挟持
された状態で固定される。
パ押し込み装置に制約されるものではなく、種々の変形
が可能であり、例えば図11を参照すると、第2実施例
のストッパ押し込み装置が示されている。図11のスト
ッパ押し込み装置は、第1実施例の装置と基本的に同様
な構成となっており、それ故、第1実施例の装置と同様
な機能を有する部材や部位には、同一の参照符号を付し
て、その説明を省略し、以下にはその相違する点のみを
説明する。
え付け式のものではなく、携帯式のものとなっており、
ホルダ26からは、スライダ41に向け所定の長さだけ
ロッド54が突出されている。ホルダ26とスライダ4
1との間には、ロッド54を囲むにようにして復帰コイ
ルばね55が架け渡されており、従って、スライダ41
即ちプランジャ42は、復帰コイルばね55により、ホ
ルダ26から離れる方向に常時付勢されている。
ー49に代えて、一対の把持ハンドル56,57を備え
ている。これら把持ハンドル56,57は、例えば一方
の把持ハンドル56がベース20にステーを介して固定
されており、また、これらの先端部は相互にピン結合さ
れている。そして、他方の把持ハンドル57には、ブラ
ケット58が取り付けられており、このブラケット58
とスライダ41の下面とは、リンク59を介して相互に
連結されている。従って、第2実施例の場合、ベース2
0の底面はプランジャ42の移動方向に沿って開口され
たものとなっている。
置の場合にあっても、そのホルダ26にコネクタ本体2
を装着した後、一対の把持ハンドル56,57を把持し
て、これらを閉じることで、プランジャ42をホルダ2
6即ちそのコネクタ本体2に向けて移動させることがで
き、これにより、第1実施例の場合と同様にして、コネ
クタ本体2のストッパ12,13をその押し込み溝1
0,11に押し込むことができる。
ハンドル56,57の閉じ力を解放すれば、復帰コイル
ばね55の復帰力により、プランジャ42はホルダ26
側から自動的に離れることになる。上述した第1及び第
2実施例の装置は何れも、そのホルダ26に端子用コネ
クタ1を1個しか装着できないが、しかしながら、ホル
ダ26に複数個の端子用コネクタを装着できるようにし
ておけば、複数の端子用コネクタに対し、そのストッパ
の押し込み作業を同時に実施することができる。
びプランジャの駆動を自動化することも勿論可能であ
る。更に、この発明のストッパ押し込み装置は、図1に
示した端子用コネクタに制約されるものではなく、その
コネクタ本体に前述したようなストッパ及び押し込み溝
を有するタイプの端子用コネクタに適用できることは言
うまでもない。
パ押し込み装置は、端子用コネクタを装着して保持する
ホルダと、このホルダに対し接離する方向に移動可能な
プランジャとを備え、そして、このプランジャに押圧面
及び段差を形成するだけの簡単な構造で、従来、作業者
が自身の指先を利用して行っていたストッパの押し込み
作業を同様にして実施することができる。従って、この
発明のストッパ押し込み装置を使用すれば、作業者の指
先に過大な負荷が加わることもないから、作業者の労力
を大幅に軽減して、その押し込み作業の作業効率を向上
することができる。
ランジャを介して機械的に実施するようにしてあるか
ら、その押し込み溝に対して、ストッパの押し入れが不
十分になることもなく、ストッパの第2爪が押し込み溝
の端部と干渉して、その破損を招くこともなく、ストッ
パの押し込み作業を確実に実施することができる等の優
れた効果を奏する。
視図である。
たストッパ押し込み装置の一部の断面図である。
ャにより押圧され始めた状態を示すコネクタ本体及びプ
ランジャの一部断面図である。
を示すコネクタ本体及びプランジャの一部断面図であ
る。
を示すコネクタ本体及びプランジャの一部断面図であ
る。
のストッパの押し込みが完了した状態を示すコネクタ本
体及びプランジャの一部断面図である。
コネクタの側面図である。
斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 コネクタ本体に導電端子の装着口及びこ
の装着口に連通した押し込み溝を備える一方、この押し
込み溝から離間し且つばね部分を介してコネクタ本体に
一体に接続され、両端に第1及び第2爪を夫々有したス
トッパを備えており、ばね部分の弾性変形を利用して、
押し込み溝の一端部にストッパの第1爪を斜め方向から
先に押し入れてから、押し込み溝の他端部にストッパの
第2爪を押し入れ、この後、ストッパの前記斜め方向か
らの押し入れをばね部分の弾性復帰力を利用して戻すこ
とにより、押し込み溝の両端に第1及び第2爪を内側か
ら夫々係止させた状態で、押し込み溝にストッパを押し
込み、これにより、ソケット口に挿入された導電端子を
コネクタ本体とストッパとの間に挟持して固定する端子
用コネクタに適用されるものであって、 押し込み溝を露出させ且つストッパを自由状態にして、
コネクタ本体を脱着自在にして保持するホルダと、この
ホルダ上のコネクタ本体の押し込み溝に対し斜め方向か
ら接離するように移動可能なプランジャとを備え、 このプランジャは、ホルダ上のコネクタ本体の押し込み
溝に対し略平行となるように対向した押圧面と、押圧面
に連なるようにして形成され、押圧面からホルダに向け
て立ち上がるような段差とを有し、これにより、プラン
ジャがホルダに向けて移動され、押圧面がコネクタ本体
のストッパの外面に摺接しながらストッパを押圧してい
く過程で、ばね部分を弾性変形させて、ストッパの第1
爪を押し込み溝の一端部に押し入れ、前記段差にストッ
パの外面と第2爪との間に規定された端縁が当接したと
き、段差によりストッパを押圧して、ストッパの第1爪
側を押し込み溝の一端部に斜め方向に深く押し入れてい
くと同時に、前記段差に沿いストッパの前記端縁を滑ら
せることで、ストッパの第2爪を押し込み溝の他端部に
押し入れていき、この後、前記端縁と前記段差との係合
が外れたとき、ばね部分の弾性復帰力によりストッパの
前記斜め方向の押し入れが戻されることで、ストッパの
第1及び第2爪の双方をストッパ押し込み溝の両端に内
側から係止させた状態で、押し込み溝にストッパを押し
込めることを特徴とする端子用コネクタのストッパ押し
込み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04036046A JP3128311B2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 端子用コネクタのストッパ押し込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04036046A JP3128311B2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 端子用コネクタのストッパ押し込み装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05234660A JPH05234660A (ja) | 1993-09-10 |
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