JP2524999Y2 - 鮎釣用の魚収納容器 - Google Patents

鮎釣用の魚収納容器

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JP2524999Y2
JP2524999Y2 JP1991037925U JP3792591U JP2524999Y2 JP 2524999 Y2 JP2524999 Y2 JP 2524999Y2 JP 1991037925 U JP1991037925 U JP 1991037925U JP 3792591 U JP3792591 U JP 3792591U JP 2524999 Y2 JP2524999 Y2 JP 2524999Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鮎釣用の魚収納容器に
関し、より詳記すれば、魚収納容器の側周面板の外面一
部に、魚収納容器内のもっとも元気なおとり鮎をすくい
取るためのたも網を設けた、鮎釣用の魚収納容器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】鮎釣り、特に鮎の友釣りをする際にはお
とり鮎を必要とし、このおとり鮎は、通常釣り上げて
収納容器内に収納した鮎の中でもっとも元気な鮎を使用
するものである。そのため、魚収納容器内に収納した鮎
の中でもっとも元気な鮎を選択し、その鮎を手でつかん
で友釣り用の仕掛に取付け、友釣りを行っていた。した
がって、従来、鮎釣用の魚収納容器として存在する魚収
納容器は、他の魚釣りで使用する魚収納容器とほとんど
同じであり、ただ、魚収納容器に収納した鮎がおとり鮎
として使用できるよう、収納した鮎が死なない工夫、た
とえば、魚収納容器の水にエアーを供給する装置などを
設けたりしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、魚収納容器内
に収納した鮎の中でもっとも元気な鮎を選択し、その鮎
を手でつかもうとしても、鮎は泳いでいるためになかな
かうまくつかむことができず、つかむことを失敗した場
合、その鮎は収納している他の鮎の中に紛れ込んでしま
い、再度その鮎を見つけ出すことが難しいことがあっ
た。また、魚、とくに鮎は、人間の手でつかんだりする
と弱るため、できるだけ人間の手でつかまないようにす
る必要があったが、上記の如く従来魚収納容器内に収納
した鮎の中でもっとも元気な鮎を選択し、その鮎を手で
つかんで友釣り用の仕掛に取付けるため、おとり鮎を手
でつかむことが必要であり、せっかく元気な鮎でも弱ら
す結果となっていた。特に、素人の場合は、魚収納容器
内の元気な鮎を選択し、その鮎を手でつかむとき、その
鮎を確実につかもうとして鮎を必要以上に強くつかんで
しまって、元気な鮎を弱らせたりしてしまうことがあっ
た。したがって、おとり鮎を手でつかむ機会及び時間を
できるだけ少なくすべきであり、その場合、友釣り用の
仕掛に取付けるため、おとり鮎を手でつかむことは最小
限必要であるが、魚収納容器内の元気な鮎を選択し、そ
の鮎を手でつかむ作業は、鮎をすくうに十分な大きさを
有するたも網があれば、別段手でおとり鮎を手でつかむ
ことは必要でなく、かえってたも網によってその作業を
行う方が選択した元気な鮎を確実に捕まえることができ
る。そこで、本考案は、おとり鮎をすくい取るに必要な
大きさを有するたも網を、容易に収納しかつ迅速に取出
し、鮎の友釣りをする釣り場にかさばらずに携帯して、
持ち運びできる鮎釣用の魚収納容器を提供しようとする
ものである
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の鮎用の魚収納容
器は、鮎用の魚収納容器体の側周面板に、上方のみ開口
したたも網収納部を形成したたも網収納体を設けると共
に、鮎用の上記魚収納容器体に収納されているおとり
鮎をすくうに必要な大きさを有するたも網体を、上記た
も網収納部に収納させて構成する鮎釣用の魚収納容器に
おいて、上記魚収納容器体の上記側周面板の下半分に上
記たも網収納体が、その上端部に、上記魚収納容器体と
上記たも網体とにより構成される魚収納容器本体を携帯
するためのベルトが取り付けられるベルト取付部が、そ
れぞれ振り分けて設けられ、上記ベルト取付部が、上記
側周面板に対面する係止板部と、この係止板部および上
記側周面板の相互間に形成されて上下方向に開口する止
留孔とを有し、上記たも網体は、手持ち部と、この手持
ち部の一端部側から延び出た釣り鐘状の弾性線材でなる
枠部と、この枠部に取り付けられた網部と、上記手持ち
部の他端面中央部に突出された係止突起とを備え、上記
たも網収納部に挿入された上記枠部における先端部を上
記たも網収納体の底面壁に押し付けてその枠部の高さが
縮められ、かつ、その枠部の弾性復帰によって上記手持
ち部の他端面が上記係止板部の下端面に当着されている
と共に、上記係止突起が上記止留孔に挿入されている
のである。
【0005】
【作用】本考案の鮎用の魚収納容器によれば、おとり鮎
をすくうに必要なたも網を魚収納容器体に携帯して持ち
運ぶ際に、たも網の枠部やそれに取り付けられた網部が
たも網収納部に挿入されており、しかも、たも網の手持
ち部が、係止突起やその手持ち部の他端面を介してベル
ト取付部に係止されてがたつかないようになる。また、
おとり鮎を必要とする場合、迅速にたも網収納部からた
も網体を取り出すことができる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本考案の鮎用の魚収納容器を示す正面
図、図2は鮎用の魚収納容器の一部省略した斜視図、図
3は図1のA−A線断面図で、図において、1は鮎用の
魚収納容器本体で、この鮎用の魚収納容器本体1は鮎用
の魚収納容器体2と、たも網体3とに構成されている。
上記鮎用の魚収納容器体2は、合成樹脂によって、上面
を開口させた直方体に形成されている。即ち、正面板4
A、背面板、左右側面板4Bとから形成される側周面板
4と、この側周面板4の下端縁に連成された底面板5と
から構成されている。また、この鮎用の魚収納容器体2
の上面には、上面開口部を開閉自在とする蓋体6が設け
られている。
【0007】上記左右側面板4Bの正面板4A側の側端
部には、厚み外方に突出する係止リブ7,7が上端から
下方に向かって約過半分程度形成されており、また、上
記正面板4Aの上端部には、ベルト取付部8が形成され
ている。このベルト取付部8は、鮎用の魚収納容器本体
1を携帯するためのベルト9を、鮎用の魚収納容器本体
1に取り付けるためのもので、正面板4Aと対面する係
止板部8Aと、この係止板部8Aの両側端より正面板4
Aへ傾斜させて延出形成した側板部8B,8Bとより構
成され、上下方向に開口する止留孔10が設けられてい
る。この止留孔10内に、ベルト9はくさび9Aを介し
て取り付けられている。
【0008】11はたも網収納体で、上記鮎用の魚収納
容器本体1の正面板4Aの外面に設けられている。この
たも網収納体11は、正面板4Aの下半分に対面して形
成される正面壁12と、この正面壁12の両側端より正
面板4Aに向かって延出形成される両側壁13,13
と、正面壁12の下端縁より正面板4Aに向かって延出
形成される底面壁14とより構成され、上記正面板4A
とたも網収納体11との間に、上方を開口したたも網収
納部15が形成されている。また、前記両側壁13,1
3の上端部には、上記鮎用の魚収納容器体2の左右側面
板4Bに形成されている係止リブ7,7に係合する係合
杆16,16が形成されており、この係合杆16,16
を上記係止リブ7,7に係合させることにより、たも網
収納体11を鮎用の魚収納容器体2の正面板4Aに取り
付けている。このたも網収納体11の鮎用の魚収納容器
体2の正面板4Aへの取付けを補強するために、上記底
面壁14の先端を鮎用の魚収納容器体2の底面板5まで
延出させ、底面壁14の先端部と底面板5とをビスなど
の部材を用いて固着させてもよい。また、たも網収納体
11の正面壁12の上端部は、下記するたも網体をたも
網収納部15に挿入し易いように、正面板2と反対方
向、すなわち正面壁12の厚み外方にやや傾斜させてい
る。
【0009】たも網体3は、図1に示す如く、たも網収
納体11のたも網収納部15に収納されて、鮎用の魚収
納容器体2の正面板4Aに設けられる。このたも網体3
は、たも網体3の一実施例斜視図である図4に示す如
く、厚みを有する平板状の手持ち部18と、1本の金属
製の線状体をほぼ釣り鐘状に形成し、この釣り鐘の頂部
に位置する線状体の両端部を上記手持ち部18の一端部
側に係止させ、手持ち部18に取り付けた枠部19と、
この枠部19に取り付けられている網部20とより構成
されている。たも網体3の大きさ、即ちたも網体3の枠
部19の大きさは、少なくとも一匹のおとり鮎をすくい
取るのに十分な大きさを必要とするものである。また、
上記手持ち部18には、手持ち部18の他端面中央部に
軸方向外方に突出する係止突起21が形成されている。
【0010】上記たも網体3をたも網収納体11のたも
網収納部15に収納させるには、まず、たも網体3の枠
部19と網部20をたも網収納部15内へ、該枠部19
の下端直線部(すなわち枠部19の先端部)をたも網収
納体11の底面壁14に当接させるように挿入し、次
に、手持ち部18を下方に下げて枠部19を底面壁14
に圧接させつつ、手持ち部18を上記止留孔10の下方
に位置させ、そして、枠部19の底面壁14への圧接を
解除することにより、手持ち部18の係止突起21を止
留孔10に挿入させると共に、手持ち部18の他端面
と、ベルト取付部8の係止板部8Aの下端面とを当着さ
せて、係止突起21を止留孔10に係止させる。すなわ
ち、手持ち部18を下方に下げて枠部19を底面壁14
に圧接させることにより、枠部19の高さを縮め、枠部
19の底面璧14への圧接を解除することにより枠部1
9を弾性復帰させ、係止突起21の止留孔10への挿入
と、手持ち部18の他端面とベルト取付部8の係止板部
8Aの下端面との当着を得る。したがって、ベルト取付
部8及びたも網体17を上記の如く構成していることか
ら、たも網収納部15に収納した状態のたも網体3は、
鮎用の魚収納容器体2を釣り場に携帯する場合において
も、たも網収納部15から脱落したり、手持ち部18が
がたついたりすることはなく、確実にたも網体3をたも
網収納部15内に止留させることができる。
【0011】上記枠部19については、その枠部19の
高さを縮め、枠部19の底面壁14への圧接を解除する
ことにより枠部19を弾性復帰させる作用を有するもの
であれば材質は問わず、上記の材質に限定されるもので
ない。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の鮎用の魚
収納容器は、おとり鮎をすくうに必要なたも網を容易か
つ簡単に鮎用の魚収納容器体に携帯して持ち運ぶことが
でき、その際にたも網の手持ち部ががたついたりするこ
とがなくなると共に、おとり鮎を必要とする場合、迅速
にたも網収納部からたも網体を取り出すことができ、ま
た、おとり鮎を必要しなくなった場合、迅速にたも網収
納部にたも網体を収納させることができる。したがっ
て、魚収納容器内に収納した鮎の中でもっとも元気な鮎
を選択し、その選択した元気な鮎をたも網収納部より取
り出したたも網体によって、その鮎を迅速、確実に捕ま
えることができ、かつ、元気な状態において友釣り用の
仕掛に取付けることができる。このことにより、魚収納
容器内に収納した鮎の中でもっとも元気な鮎を選択して
いるにも関わらず、その鮎を手でつかむことにより弱ら
す事態を回避することができ、元気なおとり鮎を使用し
て鮎の友釣りを楽しみ、釣果あげることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の鮎用の魚収納容器を示す正面図であ
る。
【図2】 鮎用の魚収納容器の一部省略した斜視図であ
る。
【図3】 図1のA−A線断面図である。
【図4】 たも網体の全体斜視図である。
【符号の説明】
2 鮎用の魚収納容器体 4 側周面板 3 たも網体 11 たも網収納体 15 たも網収納部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鮎用の魚収納容器体の側周面板に、上方
    のみ開口したたも網収納部を形成したたも網収納体を
    けると共に、鮎用の上記魚収納容器体に収納されてい
    るおとり鮎をすくうに必要な大きさを有するたも網体
    を、上記たも網収納部に収納させて構成する鮎釣用の魚
    収納容器において、 上記魚収納容器体の上記側周面板の下半分に上記たも網
    収納体が、その上端部に、上記魚収納容器体と上記たも
    網体とにより構成される魚収納容器本体を携帯するため
    のベルトが取り付けられるベルト取付部が、それぞれ振
    り分けて設けられ、 上記ベルト取付部が、上記側周面板に対面する係止板部
    と、この係止板部および上記側周面板の相互間に形成さ
    れて上下方向に開口する止留孔とを有し、 上記たも網体は、手持ち部と、この手持ち部の一端部側
    から延び出た釣り鐘状の弾性線材でなる枠部と、この枠
    部に取り付けられた網部と、上記手持ち部の他端面中央
    部に突出された係止突起とを備え、 上記たも網収納部に挿入された上記枠部における先端部
    を上記たも網収納体の底面壁に押し付けてその枠部の高
    さが縮められ、かつ、その枠部の弾性復帰によって上記
    手持ち部の他端面が上記係止板部の下端面に当着されて
    いると共に、上記係止突起が上記止留孔に挿入されてい
    ことを特徴とする鮎釣用の魚収納容器。
JP1991037925U 1991-04-23 1991-04-23 鮎釣用の魚収納容器 Expired - Lifetime JP2524999Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5280248A (en) * 1975-12-26 1977-07-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd Welding torch
JPS594016A (ja) * 1982-06-30 1984-01-10 Fujitsu Ltd ハ−ド基板

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