JP3055417U

JP3055417U - ランディングネット格納式釣りベスト

Info

Publication number: JP3055417U
Application number: JP1998005844U
Authority: JP
Inventors: 永二落合
Original assignee: 永二落合
Priority date: 1998-06-29
Filing date: 1998-06-29
Publication date: 1999-01-12
Anticipated expiration: 2004-06-29

Abstract

(57)【要約】【目的】本考案は釣り用ベストの背部内側にランディン
グネット（魚の掬い網）の格納できるスペースを設け、
そこに樹脂製の格納箱を取り付ける事により、ランディ
ングネットの網の部分が殆ど内部に隠れるため、ランデ
ィングネット未使用時に草木や枝などに網が引っかかる
事を大幅に防ぐことができ、歩行時に於ける転倒事故な
どを未然に防ぐ事ができるものである。また背部に空間
をもたすことにより汗蒸れ防止に効果があり、快適性が
増すと共にランディングネットの保護に大きな効果をも
たらす事を目的とした、釣り用のベストを提供するもの
である。【構成】釣りベスト（１）の背部下部に大きな開口部
（２）、上部に小さな開口部（３）をもった格納スペー
スを設けて、その内部に同じく下部に大きな開口部、上
部に小さな開口部をもった樹脂製のランディングネット
格納箱（４）を取り付けたもの。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、釣り用のベストの背部にランディングネットの格納箱を設けることにより、未使用時において邪魔にならずにランディングネットを格納し携帯できる、釣り用のベストに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、釣りのランディングネットは吊り下げ巻き取り器などを利用して腰部や背部に装着（ぶら下げたり腰のベルトに差すなどして）使用する物が普通であった。腰部や背部にぶら下げる等して使用する場合、ランディングネットの全体が露出しているわけであり網の部分が草木や木の枝等に引っかかるケースが少なくなかった。一般に渓流釣りと呼ばれる山岳部での釣りに於いては、使用する釣り具などを極力少なくして歩行の邪魔にならぬ用に各々で工夫を凝らして来ました。基本的には手には釣り竿だけを持ち他の小物は釣りベストと呼ばれる、ポケットの沢山付いた着衣だけというのが、落差のある山岳部や道の無い所を歩く時の基本的な釣りの身支度です。釣り場という通常、人が入らぬような場所に立ち入る場合、釣りのランディングネットというのは川岸の斜面等を歩行中に草木や枝に引っかかり易く転倒などにつながりとても危険であった、山岳渓流釣りの経験のある方々は必ずや思い当たることであります、山岳渓流部において転倒ということは谷に転落など大事故につながる事も少なくありません。渓流釣りにとってこのランディングネットは必需品ではあるが使用時（魚を掬う時）以外は大変邪魔な物であり、そのために必要以上にランディングネットの大きさを小さくしたり、または折り畳みのできるランディングネットなどを利用するのが普通でしたが、あまり使い易いものがありませんでした。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、釣りのベストの背部に樹脂を用いた箱形の格納箱を取り付け、ランディングネットの格納スペースを設ける事によって、ランディングネットの未使用時にはベストの背部内側にスッポリ収まるように格納でき、ランディングネットの網の露出部分を最少限に抑えることによって、木の枝等に引っかかる事を極力抑えて、歩行時に於ける転倒、転落事故防止になどを未然に防ぐ事ができる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

釣りベスト（１）の背部下部に大きな開口部（２）及び上部に小さな開口部（３）を設けて。その内部に同じく下部に大きな開口部、上部に小さな開口部をもったランディングネット（６）を格納する為の樹脂製の箱（４）を装着できるスペースを設けた。

【０００５】

【作用】

本考案は、上記の手段を講じたもので、これを使用するには、ランディングネット（６）の柄のほうから、釣りベスト（１）の背中の下部の大きな開口部（２）の中にくぐらせ、上部開口部を通してから、ランディングネットに取り付ける吊り下げ巻き取り器（５）を介在しベストの背部に装着して格納するもので、使用時に於いては釣りベスト下部の開口部（２）からランディングネットの網の部分を掴み引き出して使用する。未使用時は格納箱にランディングネット本体が殆ど収まる為、網の部分の露出を最少に抑える事ができる。

【０００６】

【考案の効果】

本考案は、歩行中の危険回避が第一の効果であり、ランディングネットの露出部分を最少にする事により、草木の枝などに網が引っかかる事を大幅に防ぐ事ができる。また背部の格納スペースを樹脂などを用いた箱にする事により、ベストの背部に空間が生まれ、それに伴い通気性が大幅に改善され、汗蒸れ防止に効果があり快適性が増すと共にランディングネットの保護などに大きな効果が生じます。このような特徴があるのが本考案であります。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実例を示す背部の斜視図である

【図２】本考案の一実例を示す背部の透過斜視図であ
る。

【符号の説明】

１．．．．釣り用ベスト２．．．．下部大きな開口部３．．．．上部小さな開口部４．．．．ランディングネット格納箱５．．．．吊り下げ用巻き取り器６．．．．ランディングネット（魚掬い網）

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】釣り用ベストの背部内側にランディン
グネット（魚の掬い網）を格納するためのスペースを設
けそこにランディングネットが収まる樹脂製の箱を取り
付けた、釣り用のベスト。