JP3491322B2 - 鮎 舟 - Google Patents

鮎 舟

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JP3491322B2
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繁克 藤井
尚弘 麻田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、曳航中に流水等によっ
ても安定を保ち得るよう構成した鮎舟の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】鮎舟は釣り上げた鮎を収納するためのも
ので、釣りをしている間、船首の両側面に二股状に装着
された引き綱を釣り人の要部に取付けて渓流中に流して
曳航できかつ片手で操作しながら使用できるように構成
されている。 【0003】このような鮎舟は、一般に、鮎を収納する
曳舟状の鮎舟本体と、該鮎舟本体の上側に着脱可能に取
付けられ収納した鮎を取り出すための開口部を構成する
蓋体と、該蓋体に設けられ開閉可能に構成された鮎投入
口とを有している。上記鮎投入口は、通常その開口縁周
囲が立ち上げて形成されており、これが釣り上げた鮎を
片手で投入操作する際の投入口の開口を助ける構成とな
っている。 【0004】ところが、鮎舟を曳航している間にはこの
鮎舟には流水が絶えず被さり、これが上記開口縁部の後
部に衝突してここに抵抗が高まり、そのため曳航してい
る鮎舟自体のバランスが崩されて鮎舟が転覆することが
ある。転覆すると流水による水圧が開口部にかかって開
かれてしまい、せっかく釣り上げて収納した鮎が渓流中
に逃げることになる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の解決し
ようとする課題は、曳航中に流水の抵抗を軽減して安定
性を保持すると共に鮎投入口にかかる流水圧を減じる構
成の鮎舟を提供するにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】かくして本願『請求項
1』に係る発明によれば、『鮎を収納する鮎舟本体(2)
と、該鮎舟本体(2)の上側に設けられ開閉可能に構成さ
れた鮎投入口(4)とからなる鮎舟であって、上記鮎投入
口(4)の開口縁の少なくとも船尾側に立ち上げて形成さ
開口部壁(42)を有すると共にその開口部壁(42)に
衝突する流水を鮎舟本体の後方へ逃がすための1つ又は
それ以上の水抜き孔(43)が開口部壁(42)を貫通して設け
られたことを特徴とする鮎舟(1)』が提供される。 【0007】本発明の鮎舟(1)は、鮎投入口(4)の開口縁
の少なくとも船尾側に開口部壁(42)を設けると共に、そ
の壁(42)を後述するごとく変更する以外は、当該分野で
公知の構成をそのまま用いることができる。 【0008】本発明の鮎舟(1)において、開口部壁(42)
は、開口縁の少なくとも船尾側に設けられ、開口縁から
開口中心部に向けて斜めに立ち上げて構成されることが
好ましい。 上記開口部壁(42)には、1つ又はそれ以上の水抜き孔(4
3)が設けられる。該水抜き孔(43)が複数で設けられると
きは、左右対称となるように設けられる。なお、開口部
壁(42)は、開口縁周囲全体に設けられるものであっても
よく、この場合には、少なくともその船尾側に水抜き孔
(43)が設けられる。 【0009】 【作用】本願『請求項1』に係る発明によれば、釣り上
げて釣り針から外した鮎を片手で掴んだまま他方の手で
引き綱を引いて鮎舟(1)を手繰り寄せ、鮎投入口(4)の開
口部壁(42)に掴んだ鮎の鼻先を引っかけながら下方に押
圧すると、鮎投入口(4)は開口されて鮎は鮎舟本体(2)内
に収納される。 【0010】鮎を収納した後、再び鮎舟(1)を渓流中に
流して曳航させるが、この間に流水の波は鮎舟(1)の上
部に幾度も被さり、鮎投入口(4)の少なくとも船尾側に
設けられている開口部壁(42)に衝突するが、そこに設け
られている水抜き孔(43)から直ちに後方に逃げるので、
この波の鮎舟(1)に及ぼす抵抗が軽減されて鮎舟(1)は安
定して曳航されると共に、鮎投入口(4)にかかる流水圧
も減じられ鮎投入口(4)が水圧によって開くことが防止
されることとなる。 【0011】 【実施例】以下、本発明の鮎舟の一例を図面に従って説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図
1は本発明の鮎舟の一例の概略斜視図、図2は平面概略
図、図3は左側面概略図である。これらの図において、
鮎舟(1)は、鮎を収納する鮎舟本体(2)と、該鮎舟本体
(2)の上側に設けられた蓋体(3)と、該蓋体(3)に設けら
れた鮎投入口(4)とから主として構成されている。 【0012】鮎舟本体(2)は全体が合成樹脂製で曳舟状
に形成され、容器形状の本体下側(21)とこれに被さる蓋
状の本体上側(22)とから構成されており、また、全体は
水に浮かぶように構成されている。本体下側(21)の船首
部の両側には引き綱を通すための紐係止孔(21a)が設け
られており、またこの本体下側(21)の前壁と側壁とには
それぞれ流水を流入する水流入口(21b)が穿設されてい
る。これらに流入した水は該本体内部に形成された図示
しない通路によって本体後部に排水されるように構成さ
れている。本体上側(22)は、上記本体下側(21)に固着さ
れている。 【0013】蓋体(3)は、合成樹脂製で、上記本体上側
(22)内に設けられており、収納した鮎を取り出すための
開口部(3a)を開閉可能に閉塞するもので、開口部(3a)の
内部後縁には図示しない蝶番により本体上側(22)に取付
けられており、閉じたときには図示しないロック機構に
よりロックできるように構成されている。また上記開口
部(3a)の船首側前端部には凹所が形成されており、開口
する際の蓋体(3)の指掛け部(3b)を構成している。 【0014】鮎投入口(4)は、上記蓋体(3)の船首側に設
けられており、鮎を投入するときは外側からの押圧によ
り両側に開き、常時は投入口を閉じるように内側からバ
ネで付勢された両開式の合成樹脂製の開閉扉(41)を有し
ている。該鮎投入口(4)の開口縁周囲は、開孔中心方向
に斜めに立ちあげられて開口部壁(42)が構成されてい
る。上記開口部壁(42)の船尾側部分には、略長円形の水
抜き孔(43)が7つ左右対称に設けられている。また、上
記開口部壁(42)の船首部側においては、ここに相当する
開閉扉(41)は凹んで形成されており、ここにも指掛け部
(4a)が構成されている。 【0015】以上のように構成された鮎舟(1)の作用に
ついて説明する。釣り上げた鮎を鮎船(1)に収納すると
きは、釣り針から外した鮎を片手で掴んだまま引き綱を
引いて渓流中に浮かべて曳航している鮎舟(1)を手繰り
寄せ、空いている手の指で指掛け部(4a)に指を掛けて鮎
船(1)を固定する。そして、掴んだ鮎の鼻先を、鮎投入
口(4)の開閉扉(41)と開口部壁(42)との間に挿入して下
方に押圧すると、簡単に開閉扉(41)が開いて鮎を投入す
ることが出来、片手操作で簡単に鮎は鮎船本体(2)に収
納される。 【0016】鮎を収納した鮎舟(1)は渓流中に浮かべて
曳航されるが、この間に流水は本体下部(21)の前壁及び
側壁に形成された水流入口(21b)から鮎船(1)内に流入し
て、後部から排出されていく。また、鮎船(1)には流水
の波が幾度も被さるが、鮎投入口(4)の船尾側に設けら
れている開口部壁(42)に衝突する水は直ちに水抜き孔(4
3)を通じて後方に排出されるので、開口部壁(42)にかか
る流水の抵抗が軽減されて鮎舟(1)は安定して曳航され
ると共に、鮎投入口(4)にかかる流水圧も減じられ開閉
扉(41)がこの水圧によって開くことが防止できる。 【0017】また収納された鮎を鮎船(1)から取り出す
ときは、ロックを解いて指掛け部(3b)に指をいれて蓋体
(3)を開き、鮎船本体(2)を持ち上げて傾け玉網等で受け
ながら鮎船本体内の水をこぼし出せば、鮎は玉網等に取
り出せることとなる。 【0018】 【発明の効果】本発明の鮎舟によれば、鮎投入口の開口
縁の少なくとも船尾側に設けられる開口部壁には、1つ
又はそれ以上の水抜き孔が設けられているので、渓流中
に曳航させている間に被る波の影響によっても、鮎船を
安定に曳航出来るのみならず、被さる波の水圧によって
鮎投入口の扉が開くことも防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明にかかる鮎舟の一例の概略斜視図 【図2】図1の平面概略図 【図3】図1の左側面概略図 【符号の説明】 (1)…鮎船 (2)…鮎船本
体 (3)…蓋体 (4)…鮎投入
口 (21)…本体下側 (22)…本体上
側 (41)…開閉扉 (42)…開口部
壁 (43)…水抜き孔 (3a)…鮎取出用開口部 (3b),(4a)…
指掛け部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 97/20,63/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 鮎を収納する鮎舟本体と、該鮎舟本体の
    上側に設けられ開閉可能に構成された鮎投入口とからな
    る鮎舟であって、 上記鮎投入口の開口縁の少なくとも船尾側に立ち上げて
    形成され開口部壁を有すると共にその開口部壁に
    突する流水を鮎舟本体の後方へ逃がすための1つ又はそ
    れ以上の水抜き孔が開口部壁を貫通して設けられたこと
    を特徴とする鮎舟。
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