JP2524852Y2 - 塵芥収集車 - Google Patents

塵芥収集車

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JP2524852Y2
JP2524852Y2 JP6280891U JP6280891U JP2524852Y2 JP 2524852 Y2 JP2524852 Y2 JP 2524852Y2 JP 6280891 U JP6280891 U JP 6280891U JP 6280891 U JP6280891 U JP 6280891U JP 2524852 Y2 JP2524852 Y2 JP 2524852Y2
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豊 原谷
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富士車輌株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、塵芥収集車に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来の塵芥収集車として、
図5に示すように、塵芥収容箱21の内部に、塵芥押出
板22を前後方向に移動可能に設け、この押出板22の
押し出しによって、収容箱21に収納したゴミをその後
部開口23から排出したようにしたものが知られてい
る。このような塵芥収集車には以下に示すような問題が
ある。
【0003】すなわち、上記のような塵芥収集車には
収容箱21と押出板22の間にすき間があるので、その
すき間からこぼれ落ちたゴミが、押出板22のゴミ収容
空間側と反対側の部分に溜まるようになるが、収容箱2
1のこの部分には押出板22の駆動機構24やその他の
機器がすき間なく搭載されているので、それらが障害と
なって、その部分に溜まるゴミが清掃しにくいという問
題である。
【0004】また、上記の塵芥収集車では、車両が一般
に前下りの状態となっているため、ゴミから出た汚水や
洗車水が、押出板22のゴミ収容空間側と反対側の部分
溜まる不具合がある。これに対して、塵芥収容箱21
を予め後下りの状態で架装する方法が考えられるが、車
両の重量が後部に集中してバランスを悪くするととも
に、車両全体の大がかりな改造を必要とするため、コス
ト高になる欠点がある。
【0005】そこで、この考案は、簡単な構造を追加す
ることにより、押出板のゴミ収容空間側と反対側に入り
込んだゴミや汚水等を容易に排出することができるよう
にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この考案は、後部が開口する塵芥収容箱の内部に、
前後方向に移動する塵芥排出用の塵芥押出板を設けた塵
芥収集車において、前記塵芥収容箱の底面の一部を、後
部開口に向かって下向きに傾斜させ、前記押出板の下辺
の一部もしくは全辺にわたって押出板の下辺と前記収容
箱の底面との間に間隙を設け、その押出板の前記間隙を
設けた部分に、前記間隙を覆うような回動板を前記収容
箱の底面に平行な軸の回りに回動自在に取り付け、その
回動板は、前記押出板が後部開口に向かって移動する
際、その板面が、前記塵芥収容箱の底面に対し、所定の
角度を保つよう規制されるようにしたのである。
【0007】また、上記の構造において、塵芥収容箱の
前部側面に、収容箱の内部に臨む開口を設けるようにし
てもよい。
【0008】
【作用】上記の構造においては、塵芥押出板を後部開口
に移動させると、回動板が収容箱底面に対し所定の角
度に規制された状態で移動し、押出板とともにゴミを塵
芥収容箱外部へ押し出す。
【0009】この場合、収容箱内の汚水は、後下りの傾
斜部を通って自然に後部開口から流出する。また、押出
板のゴミ収容空間と反対側に溜まったゴミは、回動板
はね上げて、押出板の下側にできる間隙から取り出すこ
とができる。
【0010】
【実施例】図1及び図2は実施例の塵芥収集車を示して
いる。図に示すように、塵芥収容箱1は、塵芥収集車の
車台2にほぼ水平に設置され、その前部と後部にそれぞ
れ開口3、4が設けられている。この後部開口4の上端
部には、その開口4を塞ぐテールゲート5が上下動可能
に取付けられ、そのテールゲート5内に、ゴミを収容箱
1の内部へ積込むための塵芥積込装置(図示省略)が設
けられている。
【0011】上記収容箱1の底面の中央部には、他の底
面部分より低い凹部6が形成され、その凹部6の下面
が、後部開口4に向かって下向きに傾斜する傾斜面7に
形成されている。
【0012】また、収容箱1の内部には、塵芥押出板8
が前後方向に摺動可能に設けられている。この押出板8
は、正面形状が収容箱1の内面形状にほぼ一致した形状
で形成され、その背面側に連結した油圧シリンダ等の駆
動機構9によって前後に直進駆動されるようになってい
る。
【0013】他方、図3及び図4に示すように、上記押
出板8のゴミ収容空間側の面にはブラケット12が設け
られ、そのブラケット12に、ヒンジ軸11が押出板8
の下辺から所定の距離をおいて平行に取り付けられてい
る。このヒンジ軸11に前記凹部6の断面形状に沿う矩
形の回動板10が回動自在に取り付けられている。この
回動板10は、図3に示すように、図の時計回りに回動
しようとすると、その板面が前記押出板8のヒンジ軸1
1位置から下辺に至る部分に当接し、その回動が規制さ
れるようになっている。
【0014】従って、押出板8が後部開口側へ移動する
際、この回動板10は押出板8とともに塵芥収容箱1内
のゴミを塵芥収容箱1外部へ押し出すことになる。
【0015】また、図1に示すように、収容箱1の前側
側面には、押出板8が後退して収容箱1の前部開口3を
塞いだときに、その押出板8の奥側の収納箱内部に開放
する開口14が設けられており、この側部開口14は、
通常扉15によって閉鎖されている。
【0016】この実施例の塵芥収集車は上記のような構
造であり、図1のように押出板8を後退させた状態で、
テールゲート5より収容箱1内部にゴミを積込む。
【0017】収容箱1の内部が満杯になると、テールゲ
ート5を上向きに回動させて収容箱1の後部開口4を開
放し、押出板8を後部開口4に向かって移動させる。
【0018】この場合、回動板10が押出板8に当接し
た状態で収容箱1の底面に沿って移動し、押出板8と一
体でゴミを収容箱1から排出する。
【0019】また、ゴミから出た汚水は、収容箱1底面
の傾斜面7上を流れて後部開口4から自然排出される。
【0020】他方、押出板8のゴミ収容空間と反対側に
溜まったゴミは、回動板10をはね上げて、押出板8の
下側に間隔を作り、側部開口14から水や高圧エア等を
流すことによってその間隔から排出させる。
【0021】なお、上記の実施例では、収容箱1底面の
凹部6の部分だけに限定して回動板10を取り付けた例
を示したが、押出板8の下辺全体に回動板10を取り付
けてもよい。
【0022】また、収容箱1底面の凹部6は、収容箱の
中央部ではなく、底面の側部に設けてもよい。
【0023】
【効果】以上のように、この考案は、塵芥収容箱の底面
の一部を後部開口に向かって下向きに傾斜させ、前記押
出板の下辺の一部もしくは全辺にわたって、前記押出板
の下辺と前記収容箱の底面とに間隙を設け、その押出板
の前記間隙を設けた部分に、前記間隙を覆うような面形
状の回動板を前記収容箱の底面に平行な軸の回りに回動
自在に取り付け、その回動板は、前記押出板の後部開口
に向かう移動の際、その板面が、前記塵芥収容箱の底面
に対し、所定の角度を保つよう規制されるようにしたの
で、ゴミ排出時には、回動板が押出板とともにゴミを排
出し、車両の清掃時には、回動板をはね上げて押出板の
ゴミ収容空間と反対側に溜まったゴミや汚水等を簡単に
排出することができ、清掃作業の大幅な効率化を図るこ
とができる。
【0024】また、塵芥収容箱全体を傾斜させないた
め、車両の重心位置を低くすることができ、安定したゴ
ミ収集と積載が行なえる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の塵芥収集車を示す一部縦断正面図
【図2】同上の側面図
【図3】回動板の取付け構造を示す側面図
【図4】同上の正面図
【図5】従来例を示す一部縦断正面図
【符号の説明】
1 塵芥収容箱 4 後部開口 5 テールゲート 6 凹部 7 傾斜面 8 塵芥押出板 10 回動板 14 側部開口

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部が開口する塵芥収容箱の内部に、前
    後方向に移動する塵芥排出用の塵芥押出板を設けた塵芥
    収集車において、 前記塵芥収容箱の底面の一部を、後部開口に向かって下
    向きに傾斜させ、前記押出板の下辺の一部もしくは全辺
    にわたって押出板の下辺と前記収容箱の底面との間に間
    隙を設け、その押出板の前記間隙を設けた部分に、前記
    間隙を覆うような回動板を前記収容箱の底面に平行な軸
    の回りに回動自在に取り付け、その回動板は、前記押出
    板が後部開口に向かって移動する際、その板面が、前記
    塵芥収容箱の底面に対し、所定の角度を保つよう規制さ
    れるようになっていることを特徴とする塵芥収集車。
  2. 【請求項2】 上記塵芥収容箱の前部側面に、収容箱の
    内部に臨む開口を設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の塵芥収集車。
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