JP2524655B2 - Sf▲下6▼ガス遮断器 - Google Patents
Sf▲下6▼ガス遮断器Info
- Publication number
- JP2524655B2 JP2524655B2 JP2218184A JP21818490A JP2524655B2 JP 2524655 B2 JP2524655 B2 JP 2524655B2 JP 2218184 A JP2218184 A JP 2218184A JP 21818490 A JP21818490 A JP 21818490A JP 2524655 B2 JP2524655 B2 JP 2524655B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating
- insulating cover
- nozzle
- insulating nozzle
- circuit breaker
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はSF6ガス遮断器に係り、特に電流遮断時に発
生するアークに対して吹付けるSF6ガスを絶縁ノズルと
絶縁カバーによつて案内するSF6ガス遮断器に関する。
生するアークに対して吹付けるSF6ガスを絶縁ノズルと
絶縁カバーによつて案内するSF6ガス遮断器に関する。
[従来の技術] 従来のこの種のガス遮断器は、開離可能な1対の接触
子の接触部を包囲すると共にスロート部を有する絶縁ノ
ズルを設け、接触子間に開離に伴つて一方の接触子が上
述のスロート部を抜けることにより、スロート部を介し
て流れるガス流を形成し、このガス流によつて接触子間
に発生したアークを消滅させるようにしている。
子の接触部を包囲すると共にスロート部を有する絶縁ノ
ズルを設け、接触子間に開離に伴つて一方の接触子が上
述のスロート部を抜けることにより、スロート部を介し
て流れるガス流を形成し、このガス流によつて接触子間
に発生したアークを消滅させるようにしている。
また特開昭60−212923号公報に示されたガス遮断器で
は接触子と絶縁ノズルの間にほぼ円筒状の絶縁カバーを
設け、この絶縁カバーと絶縁ノズルの対向部に形成した
ガス流路を吹付けガスが流れるように構成している。
は接触子と絶縁ノズルの間にほぼ円筒状の絶縁カバーを
設け、この絶縁カバーと絶縁ノズルの対向部に形成した
ガス流路を吹付けガスが流れるように構成している。
一般に絶縁ノズルは弗素樹脂から成るが、大電流遮断
時における高エネルギーのアークにさらされると、アー
クから発生したエネルギー線が絶縁ノズルの内部まで侵
入し、その表面のみならず内部にボイドやカーボンを生
じさせ絶縁性能を著しく低下させてしまうことが知ら
れ、これに対して特開昭57−210507号公報に示されたガ
ス遮断器では、弗素樹脂系絶縁物に窒素ホウ素粉末を充
填剤として含有し、この組成物の樹脂の融点における組
成物の光反射率が60%以上である絶縁ノズルが提案され
ている。
時における高エネルギーのアークにさらされると、アー
クから発生したエネルギー線が絶縁ノズルの内部まで侵
入し、その表面のみならず内部にボイドやカーボンを生
じさせ絶縁性能を著しく低下させてしまうことが知ら
れ、これに対して特開昭57−210507号公報に示されたガ
ス遮断器では、弗素樹脂系絶縁物に窒素ホウ素粉末を充
填剤として含有し、この組成物の樹脂の融点における組
成物の光反射率が60%以上である絶縁ノズルが提案され
ている。
また特開昭63−119121号公報に示されたガス遮断機で
は、窒化ホウ素0.3重量%〜1.0重量%が混入された弗素
樹脂から成る絶縁ノズルが提案されている。
は、窒化ホウ素0.3重量%〜1.0重量%が混入された弗素
樹脂から成る絶縁ノズルが提案されている。
[発明が解決しようとする課題] 上述したように従来のSF6ガス遮断器は、大電流遮断
時に発生するアークから出るエネルギー線の絶縁ノズル
内への侵入を遮断し、こうしてSF6ガス遮断器の遮断性
能を決定する一つの重要な因子を保護することができる
が、絶縁カバーについては遮断性能上余り重要視されず
にいた。しかしながら、一遮断点当りの遮断容量が増大
すると、絶縁カバーにおいてもアークのエネルギー線の
侵入によるボイドやカーボンの発生が問題となり、遮断
性能を低下させてしまう。特に絶縁カバー内にカーボン
が発生すると、この絶縁カバーは可動接触子の近傍に配
置されているため、発生したカーボンは可動接触子の対
向側先端部の電位分布を乱し、これによつて遮断性能を
低下させてしまう。しかも、絶縁カバーで発生したカー
ボンが絶縁ノズルの内面に付着して絶縁特性を低下させ
たり、絶縁カバーで発生したボイドが絶縁ノズルの内面
形状によつてほぼ決まる吹付けガス流に悪影響を与え
て、こうして絶縁カバーを設けたため、絶縁ノズルだけ
の場合よりも遮断性能を低下させてしまうことが分かっ
た。
時に発生するアークから出るエネルギー線の絶縁ノズル
内への侵入を遮断し、こうしてSF6ガス遮断器の遮断性
能を決定する一つの重要な因子を保護することができる
が、絶縁カバーについては遮断性能上余り重要視されず
にいた。しかしながら、一遮断点当りの遮断容量が増大
すると、絶縁カバーにおいてもアークのエネルギー線の
侵入によるボイドやカーボンの発生が問題となり、遮断
性能を低下させてしまう。特に絶縁カバー内にカーボン
が発生すると、この絶縁カバーは可動接触子の近傍に配
置されているため、発生したカーボンは可動接触子の対
向側先端部の電位分布を乱し、これによつて遮断性能を
低下させてしまう。しかも、絶縁カバーで発生したカー
ボンが絶縁ノズルの内面に付着して絶縁特性を低下させ
たり、絶縁カバーで発生したボイドが絶縁ノズルの内面
形状によつてほぼ決まる吹付けガス流に悪影響を与え
て、こうして絶縁カバーを設けたため、絶縁ノズルだけ
の場合よりも遮断性能を低下させてしまうことが分かっ
た。
本発明の目的とするところは、遮断性能を向上すると
ともに、多数回遮断においても遮断性能を安定に維持す
ることのできるSF6ガス遮断器を提供するにある。
ともに、多数回遮断においても遮断性能を安定に維持す
ることのできるSF6ガス遮断器を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、絶縁ノズルと可
動接触子間に設けられて絶縁ノズルとの対向部にガス流
通路を形成する絶縁カバーを設け、この絶縁カバーは、
弗素樹脂に窒化ホウ素粉末を充填剤として含有した絶縁
物から成り、上記絶縁ノズルは、弗素樹脂に窒化ホウ素
粉末を充填剤として含有した絶縁物で成ると共に、上記
絶縁ノズルにおける窒化ホウ素粉末の含有率を上記絶縁
カバーにおける窒化ホウ素粉末の含有率に対して同等以
下にしたことを特徴とする。
動接触子間に設けられて絶縁ノズルとの対向部にガス流
通路を形成する絶縁カバーを設け、この絶縁カバーは、
弗素樹脂に窒化ホウ素粉末を充填剤として含有した絶縁
物から成り、上記絶縁ノズルは、弗素樹脂に窒化ホウ素
粉末を充填剤として含有した絶縁物で成ると共に、上記
絶縁ノズルにおける窒化ホウ素粉末の含有率を上記絶縁
カバーにおける窒化ホウ素粉末の含有率に対して同等以
下にしたことを特徴とする。
[作用] 本発明によるSF6ガス遮断器は上述の如き構成である
から、絶縁ノズルだけでなく絶縁カバーにおいても、接
触子間の開離に伴つて発生したアークのエネルギー線の
侵入を阻止してアークエネルギーの吸収を制限すること
ができ、従つて、絶縁カバー内でのカーボン化やボイド
の発生を抑制でき、可動接触子の対向側先端部での電位
分布や吹付けガス流を乱すことなく遮断性能の向上を図
ることができる。また、絶縁ノズルの窒化ホウ素粉末の
含有率が絶縁カバーのそれに対して同等以下であるか
ら、この含有率の増加に伴ってもろくなるのを防ぐこと
ができ、従って、その内面やスロート部を所望の形状に
保持させて多数回遮断においても安定した遮断性能を維
持することができる。
から、絶縁ノズルだけでなく絶縁カバーにおいても、接
触子間の開離に伴つて発生したアークのエネルギー線の
侵入を阻止してアークエネルギーの吸収を制限すること
ができ、従つて、絶縁カバー内でのカーボン化やボイド
の発生を抑制でき、可動接触子の対向側先端部での電位
分布や吹付けガス流を乱すことなく遮断性能の向上を図
ることができる。また、絶縁ノズルの窒化ホウ素粉末の
含有率が絶縁カバーのそれに対して同等以下であるか
ら、この含有率の増加に伴ってもろくなるのを防ぐこと
ができ、従って、その内面やスロート部を所望の形状に
保持させて多数回遮断においても安定した遮断性能を維
持することができる。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面によつて説明する。
第2図は本発明の一実施例によるSF6ガス遮断器を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
SF6ガス10を充填したガスタンク6内には、絶縁支持
物11,12によつて遮断部がガスタンク6から電気的に絶
縁されて支持されている。遮断部は、主に可動接触子3
と、固定接触子4と、これら両接触子3,4の接触部を包
囲する絶縁ノズル1と、この絶縁ノズル1と可動接触子
3間に配置した絶縁カバー2と、ガス圧縮装置5等から
成っている。固定接触子4は導体13を介して絶縁支持部
11によつて支持され、一方、絶縁支持物12はガス圧縮装
置のピストン14を支持し、このピストン14に対して可摺
動的に嵌合したパツフアシリンダ15に、可動接触子3、
絶縁カバー2、絶縁ノズル1等が取付けられている。パ
ツフアシリンダ15の中心軸15aは絶縁ロツド9を介して
図示しない操作装置に連結されている。
物11,12によつて遮断部がガスタンク6から電気的に絶
縁されて支持されている。遮断部は、主に可動接触子3
と、固定接触子4と、これら両接触子3,4の接触部を包
囲する絶縁ノズル1と、この絶縁ノズル1と可動接触子
3間に配置した絶縁カバー2と、ガス圧縮装置5等から
成っている。固定接触子4は導体13を介して絶縁支持部
11によつて支持され、一方、絶縁支持物12はガス圧縮装
置のピストン14を支持し、このピストン14に対して可摺
動的に嵌合したパツフアシリンダ15に、可動接触子3、
絶縁カバー2、絶縁ノズル1等が取付けられている。パ
ツフアシリンダ15の中心軸15aは絶縁ロツド9を介して
図示しない操作装置に連結されている。
遮断部の要部詳細を第1図に示しており、可動接触子
3を包囲してパツフアシリンダ15に取付けた絶縁カバー
2は、弗素樹脂、例えば四弗化エチレン樹脂に窒化ホウ
素粉末を充填剤として含有した絶縁物から成る。また、
絶縁カバー2の外側に所定の対向距離をもつて配置され
てパツフアシリンダ15に取付けた絶縁ノズル1は、弗素
樹脂、例えば四弗化エチレン樹脂に窒化ホウ素粉末を充
填剤として含有した絶縁物から成る。この場合、絶縁ノ
ズル1の窒化ホウ素粉末の含有率は、絶縁カバー2の窒
化ホウ素粉末の含有率に対して同等以下とする。
3を包囲してパツフアシリンダ15に取付けた絶縁カバー
2は、弗素樹脂、例えば四弗化エチレン樹脂に窒化ホウ
素粉末を充填剤として含有した絶縁物から成る。また、
絶縁カバー2の外側に所定の対向距離をもつて配置され
てパツフアシリンダ15に取付けた絶縁ノズル1は、弗素
樹脂、例えば四弗化エチレン樹脂に窒化ホウ素粉末を充
填剤として含有した絶縁物から成る。この場合、絶縁ノ
ズル1の窒化ホウ素粉末の含有率は、絶縁カバー2の窒
化ホウ素粉末の含有率に対して同等以下とする。
更に絶縁ノズル1と絶縁カバー2との対向部には、ガ
ス圧縮装置5からのガスの流通路16が形成されるが、そ
の上流側端から下流側端を見ると、ガス流通路16の断面
積の変化率がほぼ一定あるいは微小となるよう両者の対
向部の形状と位置が設定されている。これによつてガス
流通路16における圧縮損失および膨張損失が抑えられ
る。
ス圧縮装置5からのガスの流通路16が形成されるが、そ
の上流側端から下流側端を見ると、ガス流通路16の断面
積の変化率がほぼ一定あるいは微小となるよう両者の対
向部の形状と位置が設定されている。これによつてガス
流通路16における圧縮損失および膨張損失が抑えられ
る。
ここで、第3図乃至第5図を用いて第1図に示したSF
6ガス遮断器の電流遮断動作について簡単に説明する。
6ガス遮断器の電流遮断動作について簡単に説明する。
第3図は投入状態を示しており、可動接触子3は固定
接触子4と接触している。両接触子3,4の接触部は絶縁
カバー2と絶縁ノズル1によつて包囲されている。遮断
動作はこの状態から図示しない操作装置により絶縁ロツ
ド9を介して可動接触子3側を図示の右方へ駆動して行
なう。
接触子4と接触している。両接触子3,4の接触部は絶縁
カバー2と絶縁ノズル1によつて包囲されている。遮断
動作はこの状態から図示しない操作装置により絶縁ロツ
ド9を介して可動接触子3側を図示の右方へ駆動して行
なう。
この遮断動作に関連して第4図に示すように、ガス圧
縮装置5が作動してパツフアシリンダ15内のSF6ガスを
圧縮し、この圧縮したSF6ガスをガス流通路16を通して
接触子3,4間の開離によつて発生したアーク7に吹付け
る。
縮装置5が作動してパツフアシリンダ15内のSF6ガスを
圧縮し、この圧縮したSF6ガスをガス流通路16を通して
接触子3,4間の開離によつて発生したアーク7に吹付け
る。
第5図に示すように絶縁ノズル1のスロート部が固定
接触子4から抜け出ると、ガス流通路16およびスロート
部を介して流れるSF6ガスの強力な吹付けが行なわれ、
これによつてアークは消滅されて遮断状態となる。
接触子4から抜け出ると、ガス流通路16およびスロート
部を介して流れるSF6ガスの強力な吹付けが行なわれ、
これによつてアークは消滅されて遮断状態となる。
この遮断動作において、絶縁ノズル1と絶縁カバー2
はアークにさらされることになるが、前述したように四
弗化エチレン樹脂に窒化ホウ素粉末を充填剤として含有
した絶縁物から成つているため、アークにさらされても
絶縁ノズル1と絶縁カバー2の表面は勿論のこと、その
内部でボイドの発生やカーボンの発生が阻止される。特
にカーボンの発生が阻止されるため、第5図の如くアー
ク消滅後に接触子3,4間に高い回復電圧が印加されて
も、従来のように可動接触3における固定接触子4との
対向側先端部の電位分布を乱すことがなく、従つて高い
耐圧が得られて遮断性能が向上する。また絶縁ノズル1
と絶縁カバー2はボイドの発生が阻止されるため、吹付
けガス流が乱されることがないので、これによつても遮
断性能を向上させることができる。
はアークにさらされることになるが、前述したように四
弗化エチレン樹脂に窒化ホウ素粉末を充填剤として含有
した絶縁物から成つているため、アークにさらされても
絶縁ノズル1と絶縁カバー2の表面は勿論のこと、その
内部でボイドの発生やカーボンの発生が阻止される。特
にカーボンの発生が阻止されるため、第5図の如くアー
ク消滅後に接触子3,4間に高い回復電圧が印加されて
も、従来のように可動接触3における固定接触子4との
対向側先端部の電位分布を乱すことがなく、従つて高い
耐圧が得られて遮断性能が向上する。また絶縁ノズル1
と絶縁カバー2はボイドの発生が阻止されるため、吹付
けガス流が乱されることがないので、これによつても遮
断性能を向上させることができる。
しかも、従来のような絶縁カバー2を設けたもので
は、この絶縁カバー2に発生したボイドにより絶縁ノズ
ル1の内面形状によつてほぼ定まる吹付けガス流が影響
を受けたり、絶縁カバー2から発生したカーボンが絶縁
ノズル1の内面に付着して、絶縁ノズル1のみを有する
遮断部よりも遮断性能が低下する危険があるが、本実施
例の如き絶縁カバー2を用いれば、絶縁ノズル1の性能
を十分に発揮させるとともに、絶縁ノズル1と絶縁カバ
ー2によるガス流通路16の整流作用を付加して、全体と
して優れた遮断性能のSF6ガス遮断器が得られる。また
絶縁ノズル1は窒化ホウ素粉末の含有率が絶縁カバー2
と同等もしくはそれ以下であるから、この含有率が増加
するに伴つてもろくなるのを防ぐことができ、従つて、
その内面やスロート部を所望の形状に保持させて多数回
遮断においても安定した遮断性能を維持させることがで
きる。
は、この絶縁カバー2に発生したボイドにより絶縁ノズ
ル1の内面形状によつてほぼ定まる吹付けガス流が影響
を受けたり、絶縁カバー2から発生したカーボンが絶縁
ノズル1の内面に付着して、絶縁ノズル1のみを有する
遮断部よりも遮断性能が低下する危険があるが、本実施
例の如き絶縁カバー2を用いれば、絶縁ノズル1の性能
を十分に発揮させるとともに、絶縁ノズル1と絶縁カバ
ー2によるガス流通路16の整流作用を付加して、全体と
して優れた遮断性能のSF6ガス遮断器が得られる。また
絶縁ノズル1は窒化ホウ素粉末の含有率が絶縁カバー2
と同等もしくはそれ以下であるから、この含有率が増加
するに伴つてもろくなるのを防ぐことができ、従つて、
その内面やスロート部を所望の形状に保持させて多数回
遮断においても安定した遮断性能を維持させることがで
きる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、絶縁ノズルと接触子間
に配置されて絶縁ノズルとの間にガス流通路を形成する
絶縁カバーを設け、上記絶縁ノズルだけでなくこの絶縁
カバーも弗素樹脂に窒化ホウ素粉末を含有した絶縁物と
したため、カーボンやボイド等の発生を防止すると共
に、絶縁ノズルへの影響を防ぎ両者の共働によつて遮断
性能を向上することができ、また、絶縁ノズルはその窒
化ホウ素粉末の分有率が絶縁カバーと同等もしくはそれ
以下であるから、この含有率の増加に伴ってもろくなる
のを防ぎ、その内面やスロート部を所望の形状に保持さ
せて多数回遮断においても安定した遮断性能を維持する
ことができる。
に配置されて絶縁ノズルとの間にガス流通路を形成する
絶縁カバーを設け、上記絶縁ノズルだけでなくこの絶縁
カバーも弗素樹脂に窒化ホウ素粉末を含有した絶縁物と
したため、カーボンやボイド等の発生を防止すると共
に、絶縁ノズルへの影響を防ぎ両者の共働によつて遮断
性能を向上することができ、また、絶縁ノズルはその窒
化ホウ素粉末の分有率が絶縁カバーと同等もしくはそれ
以下であるから、この含有率の増加に伴ってもろくなる
のを防ぎ、その内面やスロート部を所望の形状に保持さ
せて多数回遮断においても安定した遮断性能を維持する
ことができる。
第1図は本発明の一実施例によるSF6ガス遮断器の要部
を示す縦断面図、第2図はSF6ガス遮断器全体を示す縦
断面図、第3図乃至第5図は遮断動作を説明するそれぞ
れ異なる動作状態にある遮断部の縦断面図である。 1……絶縁ノズル、2……絶縁カバー、3……可動接触
子、4……固定接触子、16……ガス流通路。
を示す縦断面図、第2図はSF6ガス遮断器全体を示す縦
断面図、第3図乃至第5図は遮断動作を説明するそれぞ
れ異なる動作状態にある遮断部の縦断面図である。 1……絶縁ノズル、2……絶縁カバー、3……可動接触
子、4……固定接触子、16……ガス流通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山極 時生 茨城県日立市国分町1丁目1番1号 株 式会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 天野 直樹 茨城県日立市国分町1丁目1番1号 株 式会社日立製作所国分工場内 (56)参考文献 特開 昭58−152320(JP,A) 特開 昭55−49826(JP,A) 特開 昭58−108623(JP,A) 特開 昭59−33724(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】開離可能な1対の接触子と、これら接触子
の接触部を包囲して設けた絶縁ノズルと、この絶縁ノズ
ルの内側に対向して設けた絶縁カバーとを備え、上記両
接触子間の開離によって発生したアークに対し、上記絶
縁ノズルと上記絶縁カバー間に形成したガス流通路を介
して流れるSF6ガスを吹付けて消弧を行なうSF6ガス遮断
器において、上記絶縁カバーは、弗素樹脂に窒化ホウ素
粉末を充填剤として含有した絶縁物で成り、上記絶縁ノ
ズルは、弗素樹脂に窒化ホウ素粉末を充填剤として含有
した絶縁物で成ると共に、上記絶縁ノズルにおける窒化
ホウ素粉末の含有率を上記絶縁カバーにおける窒化ホウ
素粉末の含有率に対して同等以下にしたことを特徴とす
るSF6ガス遮断器。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2218184A JP2524655B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | Sf▲下6▼ガス遮断器 |
DE69113349T DE69113349T2 (de) | 1990-07-27 | 1991-07-11 | Gasisolierter Schalter mit Selbstbeblasung. |
AU80346/91A AU638851B2 (en) | 1990-07-27 | 1991-07-11 | Puffer type gas-insulated circuit breaker |
EP91111575A EP0468294B1 (en) | 1990-07-27 | 1991-07-11 | Puffer type gas-insulated circuit breaker |
EG45191A EG19234A (en) | 1990-07-27 | 1991-07-22 | Gas - insulated circuit breaker |
US07/735,838 US5231256A (en) | 1990-07-27 | 1991-07-25 | Puffer type gas-insulated circuit breaker |
KR1019910012885A KR0182773B1 (ko) | 1990-07-27 | 1991-07-26 | 푸퍼타입의 가스절연 회로차단기 |
SU5001231/07A RU2027243C1 (ru) | 1990-07-27 | 1991-07-26 | Выключатель с газовым изолятором |
CN91105151A CN1026371C (zh) | 1990-07-27 | 1991-07-27 | 喷气型气绝缘电流断路器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2218184A JP2524655B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | Sf▲下6▼ガス遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04104419A JPH04104419A (ja) | 1992-04-06 |
JP2524655B2 true JP2524655B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=16715932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2218184A Expired - Lifetime JP2524655B2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-08-21 | Sf▲下6▼ガス遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524655B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5549826A (en) * | 1978-10-06 | 1980-04-10 | Hitachi Ltd | Buffer type gas breaker |
JPS5721507A (en) * | 1980-07-14 | 1982-02-04 | Nippon Ester Co Ltd | Cleaning method of spinneret apparatus |
JPS57168145U (ja) * | 1981-04-20 | 1982-10-22 | ||
JPS57210507A (en) * | 1981-06-22 | 1982-12-24 | Hitachi Ltd | Breaker |
JPS58108623A (ja) * | 1981-12-21 | 1983-06-28 | 株式会社東芝 | パツフア形ガスしや断器 |
JPS58152320A (ja) * | 1982-03-05 | 1983-09-09 | 三菱電機株式会社 | パツフア形ガス吹付けしや断器 |
JPS5933724A (ja) * | 1982-08-19 | 1984-02-23 | 三菱電機株式会社 | ガスしや断器 |
JPS63119121A (ja) * | 1986-11-07 | 1988-05-23 | 三菱電機株式会社 | 遮断器用絶縁ノズル |
-
1990
- 1990-08-21 JP JP2218184A patent/JP2524655B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04104419A (ja) | 1992-04-06 |
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