JP2524622Y2 - 押出し式シャープペンシル - Google Patents

押出し式シャープペンシル

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JP2524622Y2
JP2524622Y2 JP1993032958U JP3295893U JP2524622Y2 JP 2524622 Y2 JP2524622 Y2 JP 2524622Y2 JP 1993032958 U JP1993032958 U JP 1993032958U JP 3295893 U JP3295893 U JP 3295893U JP 2524622 Y2 JP2524622 Y2 JP 2524622Y2
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JP
Japan
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locking
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movable
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浩純 藤原
俊道 谷
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東京金属工業株式会社
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、押出し式シャープペン
シルの改良に関するが、とくに、ダブルノック式シャー
プペンシルの改良に関する。
【0002】
【従来技術と問題点】ダブルノック式シャープペンシル
としては、実公昭60−13677号公報で広く知られ
ているものがある。この従来技術は、軸筒に嵌合されて
いる押出機構(該公報の内部機構)、芯出し機構(該公
報の芯繰出し機構)などの操作が簡単なことにより、使
用勝手にすぐれているという利点がある。ところが、上
機構を構成している部材が多いため組立て作業に時
間がかかり、かつ重量が増して携帯に適していない。
【0003】本考案は、かかる事情に着目してなしたも
ので、部材数を減じて組立て作業の能率化、重量を減じ
て携帯向きといった利点を有しなら、前記従来技術と
遜色のない使い勝手にすぐれた押出し式シャープペンシ
ルの提供を目的とする。
【0004】
【問題点解決のための手段】叙上の目的を達成するため
に本考案がなした手段は、軸筒の基端部近い部位に軸方
向の寸法が短い短寸係止子を開穿し、かつその短寸係止
孔から軸筒先端部側へ間隔をあけて、短寸係止孔よりも
軸方向の寸法が長い長寸係止孔を開穿し、軸筒に軸方向
移動可能に嵌合されて、押動操作端部が軸筒基端部から
突出する押子を短い係合杆と、長い押動操作杆とで正面
視弾発的な二股に構成し、短い係合杆の外面に、短寸係
止孔又は長寸係止孔に選択的に係合する係合突起と、長
寸係止孔にのみ摺動可能に係合する係合突起とを軸方向
に間隔をあけて外向突設し、かつ長い押動操作杆の短い
係合杆側部位に短い係合杆のための作動空間部を形成
し、押子と共に軸筒内に軸方向移動可能に嵌合される芯
管と、軸筒の内面に構成されたばね受座との間に引込み
ばねを配設し、軸筒の内面においてばね受座から軸筒先
端部側へ間隔をあけて内向係止部を形成し、その内向係
止部に係止する外面係止部が一端部に構成された接続管
の他端部を芯管に接続し、かつ接続管の一端部にチャッ
クを接続して締リングを嵌装せしめ、該チャック及び締
リングに、該締リングの軸方向移動距離を規制する係止
段部を内部に有する有底可動先金の底部を係合して被
せ、前記引込みばねよりも弾発力の弱い芯出し操作ばね
を接続管の外向係止部と有底可動先金の底部との間に介
在せしめたということである。
【0005】
【作 用】図1の不使用状態において、押子4を押し、
短寸係止孔2に係合している係合突起8を外して作動空
間部10に偏位せしめ、そのまま押子4を押込む。押子
4が押込まれて係合突起8が長寸係止孔3に対向する
と、係合突起8が弾発力により、長寸係止孔3に自動的
に係止する。(図2参照)
【0006】一方、押子4が押込まれると、引込みばね
13が弾発力に抗して圧縮され、芯管11,接続管1
5,締リング18が嵌装されたままのチャック17が一
緒に押動かされ、同時に芯出し操作ばね21が若干圧縮
されるが瞬時後に弾発し、有底可動先金19をチャック
17及び締リング18の押動と殆んど同時に押動かし、
芯出し操作ばね21が有底可動先金19を軸筒1の先端
部から突出せしめ、次の芯出し操作に備える。(図2参
照)
【0007】図2の芯出し可能な状態において、チャッ
ク17に嵌装している締リング18が係止段部20に係
止するまで、移動距離lだけ細かく繰返えし押子4を押
動すれば、締リング18が係止段部20に係止すること
によって、チャック17が締リング18から脱出して開
き、筆記芯aを有底可動先金19から突出させる。(図
3参照)
【0008】筆記芯aが突出したら、押子4に対する細
い押動操作を取止め、芯出し操作ばね21を弾発させ、
開いていたチャック17を締リング18に嵌め、その締
リングを係止段部20から離し、同時にチャック17を
すぼめ、突出している筆記芯をチャッキングさせ、筆記
可能状態ならしめる。(図3→図2参照)
【0009】
【実施例】図面参照のもとに説明する。前軸と後軸とを
接続して構成した軸筒1の基端部近くに軸方向の寸法が
短い短寸係止孔2を開穿しかつ該短寸係止孔から軸筒先
端部側(軸方向)へ間隔をあけて、短寸係止孔2よりも
軸方向の寸法が長い長寸係止孔3を開穿する。
【0010】短寸係止孔2は、引込みばね13の弾発に
よって、有底可動先金19を軸筒先端部から軸筒1内に
引込み、不使用状態を保持するための構造である。長寸
係止孔3は、引込みばね13を弾発力に抗して圧縮し、
かつ芯出し操作ばね21を弾発させ、筆記芯a及び有底
可動先金19を軸筒先端部から突出保持し、チャック1
7及び締リング18の協働によって、突出筆記芯aをチ
ャッキングし、使用に供するための構造である。
【0011】軸筒1の材質は、軽量化を企図しているの
で、軽金属,硬質合成樹脂など軽量な材質が好ましい。
押子4は、短い係合杆6と、長い押動操作杆7とで正面
視略V字形又は略U字形などの弾発的な二股に構成し、
短い係合杆6の外面に軸筒1の短寸係止孔2又は長寸係
止孔3に選択的に係合する係合突起8を外向突設し、か
つ上記係合杆6の外面に長寸係止孔3にのみ摺動可能に
係合する係合突起9を係合突起8から軸方向に間隔をあ
けて外向突設し、さらに長い押動操作杆7の短い係合杆
側部位に該係合杆6のための作動空間10を横向凹部状
に形成して構成し、軸筒1に軸方向移動可能に嵌合し、
長い押動操作杆7の端部、即ち押子4の押動操作端部5
を軸筒1の基端部から突出せしめ、押動可能ならしめ
る。
【0012】押子4の係合突起8は、軸筒1の短寸係止
孔2又は長寸係止孔3に選択的に係合する必要があるた
め、短い係合杆6の外面に斜辺を下側とする正面視略三
角形に外向突設し、押子4を押動かすことによって、前
記短寸係止孔2に自動的に係合と係外とが行われるよう
に構成すると共に、前記長寸係止孔3に自動的に係合す
るように構成する。
【0013】一方、係合突起9は、軸筒1の長寸係止孔
3にのみ摺動可能に係合するだけであるから、図示例の
ような正面視四角形の如き突設形状でも、或いは係合突
起8と同じ突設形状でも差支えない。
【0014】押子4の材質も、軽量化という観点から、
弾発力を有する合成樹脂とすることが好ましい。押子4
の先端面に当接されて該押子と共に軸筒1内に軸方向移
動可能に嵌合される芯管11は、長さ方向の中途部位に
ばね当鍔22を設け、一端部を押子4の先端面に当接
し、他端部に接続管15を取付け、軸筒1のばね受座1
2とばね当鍔22との間に引込みばね13を配設し、こ
のばねによって、芯管11のみならず、チャック17,
締リング18、有底可動先金19などを軸筒1内に引込
んで不使用状態を保持せしめる。
【0015】芯管11に接続される接続管15の一端部
チャック接続側周縁に外向係止部16を形成し、チ
ャック17のチャック筒23を接続管に接続し、引込み
ばね13の弾発によって外向係止部16が軸筒1内面の
内向係止部14に係止して、引込みばね13の弾発力を
規制するように構成する。接続管15に接続されたチャ
ック筒23に芯出し操作ばね21を巻装し、チャック1
7及び締リング18に被せた有底可動先金19の底部
と、接続筒15の外向係止部16との間に芯出し操作ば
ね21を介在せしめ、芯管11内の筆記芯aを有底可動
先金19及び軸筒先端部から押出し可能に構成する。
【0016】芯管11と接続管、その接続管とチャック
筒23との接続手段は、圧入或は螺合のいずれでもよ
い。チャック17は、チャック筒23の先端部に圧入或
は螺合によって一体に設けて締リング18を嵌装し、か
つ有底可動先金19の底部をチャック17に係合し、該
チャック及び締リング18に有底可動先金19を被せ、
この先金の内部に設けた係止段部20に締リング18を
係止、或いは係外せしめえるように構成する。
【0017】有底可動先金19は、チャック17に係合
する基部に、この基部の内径よりも小径の内径及び先端
部に細い保護管24を有する先部を螺合して構成し、同
時に基部と先部との内部境界に締リング18用の係止段
部20を構成する。
【0018】芯管11,接続管15,チャック筒23,
有底可動先金19などの各部材は、軽量化のことを考え
て、軽合金,硬質合成樹脂等軽い材質にすることが好ま
しい。なお、引込みばね13と、芯出し操作ばね21と
の弾発力の強さは、前者が強く、後者が弱いという関係
である。
【0019】
【考案の効果】本考案は、叙上のように構成したから、
押子を押動かせば、従来と全く同様の作用を発揮する使
い勝手の良い製品が得られると共に、押子を工夫して2
個の係合突起を有する短い係合杆、その係合杆のための
作動空間部などを構成したので、従来使用されていた可
撓片、ノック筒などが不必要になり、部材数を減じるこ
とが可能になる。
【0020】そして、接続管に軸筒の内向係止部に停止
する外向係止部が構成されているので、引込みばねによ
って芯管、接続管などが、引込まれた時のショックが、
軸筒の内向係止部と接続管の外向係止部との係止辺部、
及び軸筒の2つ係止孔と押子の2つの係合突起との係止
辺部に分散され、損傷し易い2つの係合突起を保護す
。従って、使い勝手にすぐれ、組立作業性にすぐれ、
構造が簡単になって故障発生の心配が少なく、軽量化さ
れた携帯向きの製品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 不使用状態を示す一部切欠縦断正面図。
【図2】 有底可動先金を軸筒から突出させた一部切欠
縦断正面図。
【図3】 筆記芯を突出させた使用状態直前を示す一部
切欠縦断正面図。
【図4】 不使用状態を示す軸筒縦断正面図。
【図5】 図1のV−V線による横断図面。
【符号の説明】
1…軸 筒 2…短寸係止孔 3…長寸係止孔 4…押 子 5…押動操作端部 6…係合杆 7…押動操作杆 8…係合突起 9…係合突起 10…作動空間部 11…芯 管 12…受 座 13…引込みばね 14…内向係止部 15…接続管 16…外向係止部 17…チャック 18…締リング 19…有底可動先金 20…係止段部 21…芯出し操作ばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒1の基端部近傍部位に軸方向に寸法
    が短い短寸係止孔2を開穿し、かつその短寸係止孔から
    軸筒先端部側へ間隔をあけて、短寸係止孔2よりも軸方
    向の寸法が長い長寸係止孔3を開穿し、軸筒1に軸方向
    移動可能に嵌合されて、押動操作端部5が軸筒基端部か
    ら突出する押子4を短い係合杆6と、長い押動操作杆7
    とで正面視弾発的な二股に構成し、短い係合杆6の外面
    に、短寸係止孔2又は長寸係止孔3に選択的に係合する
    係合突起8と、長寸係止孔3にのみ摺動可能に係合する
    係合突起9とを軸方向に間隔をあけて外向突設し、かつ
    長い押動操作杆7の短い係合杆側部位に短い係合杆6の
    ための作動空間部10を形成し、押子4と共に軸筒1内
    に軸方向移動可能に嵌合される芯管11と、軸筒1の内
    面に構成されたばね受座12との間に引込みばね13を
    配設し、軸筒1の内面においてばね受座12から軸筒先
    端部側へ間隔をあけて内向係止部14を形成し、その内
    向係部に係止する外向係止部16が一端部に構成され
    た接続管15の他端部芯管11に接続し、かつ接続管
    15の一端部にチック17を接続して締リング18を
    嵌装せしめ、該チャック及び締リングに、該締リングの
    軸方向移動距離を規制する係止段部20を内部に有する
    有底可動先金19の底部を係合して被せ、前記引込みば
    ね13よりも弾発力の弱い芯出し操作ばね21を接続管
    15の外向係止部16と有底可動先金19の底部との間
    に介在せしめてなる押出し式シャープペンシル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59129582U (ja) * 1983-02-18 1984-08-31 オ−ト株式会社 ダブルノツクシヤ−プペンシル

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JPH072085U (ja) 1995-01-13

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