JPH072085U - 押出し式シャープペンシル - Google Patents
押出し式シャープペンシルInfo
- Publication number
- JPH072085U JPH072085U JP3295893U JP3295893U JPH072085U JP H072085 U JPH072085 U JP H072085U JP 3295893 U JP3295893 U JP 3295893U JP 3295893 U JP3295893 U JP 3295893U JP H072085 U JPH072085 U JP H072085U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- short
- locking hole
- rod
- spring
- shaft cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立て作業の能率化、携帯向き、使い勝手の
良いものにする。 【構成】 軸筒1の軸方向に長さの短い短寸係止孔2と
長さの長い長寸係止孔3を開穿する。軸筒1に摺動可能
に嵌合する押子4を短い係合杆6と、長い押動操作杆7
とで正面視二股に構成し、それら両杆間に短い係合杆6
用の作動空間部10を形成する。前記係合杆6及び前記
操作杆7に夫々係合突起8,9を突設し、軸筒1の2つ
の係止孔2,3に係外可能に構成する。軸筒1内に摺動
可能に嵌合する芯管11と軸筒1の内面とに引込みばね
13を配設し、該ばねで芯管11及び押子4を引込み方
向に付勢する。芯管11に接続したチャック17に締リ
ング18を嵌装し、かつ該チャックと締リングとに有底
可動先金19を被せる。該可動先金の内部に締リング1
8用の係止段部20を設ける。引込みばね13よりも弱
力の芯出し操作ばね21を接続管15と有底可動先金1
9との間に介在させる。
良いものにする。 【構成】 軸筒1の軸方向に長さの短い短寸係止孔2と
長さの長い長寸係止孔3を開穿する。軸筒1に摺動可能
に嵌合する押子4を短い係合杆6と、長い押動操作杆7
とで正面視二股に構成し、それら両杆間に短い係合杆6
用の作動空間部10を形成する。前記係合杆6及び前記
操作杆7に夫々係合突起8,9を突設し、軸筒1の2つ
の係止孔2,3に係外可能に構成する。軸筒1内に摺動
可能に嵌合する芯管11と軸筒1の内面とに引込みばね
13を配設し、該ばねで芯管11及び押子4を引込み方
向に付勢する。芯管11に接続したチャック17に締リ
ング18を嵌装し、かつ該チャックと締リングとに有底
可動先金19を被せる。該可動先金の内部に締リング1
8用の係止段部20を設ける。引込みばね13よりも弱
力の芯出し操作ばね21を接続管15と有底可動先金1
9との間に介在させる。
Description
【0001】
本考案は、押出し式シャープペンシルの改良に関するが、とくに、ダブルノッ ク式シャープペンシルの改良に関する。
【0002】
ダブルノック式シャープペンシルとしては、実公昭60−13677号公報で 広く知られているものがある。 この従来技術は、軸筒に嵌合されている押出機構(該公報の内部機構)、芯出 し機構(該公報の芯繰出し機構)などの操作が簡単なことにより、使用勝手にす ぐれているという利点がある。 ところが、上記量機構を構成している部材が多いため組立て作業に時間がかか り、かつ重量が増して携帯に適していない。
【0003】 本考案は、かかる事情に着目してなしたもので、部材数を減じて組立て作業の 能率化、重量を減じて携帯向きといった利点を有しないから、前記従来技術と遜 色のない使い勝手にすぐれた押出し式シャープペンシルの提供を目的とする。
【0004】
叙上の目的を達成するために本考案がなした手段は、軸筒の基端部近い部位に 軸方向の寸法が短い短寸係止子を開穿し、かつその短寸係止孔から軸筒先端部側 へ間隔をあけて、短寸係止孔よりも軸方向の寸法が長い長寸係止孔を開穿し、軸 筒に軸方向移動可能に嵌合されて、押動操作端部が軸筒基端部から突出する押子 を短い係合杆と、長い押動操作杆とで正面視弾発的な二股に構成し、短い係合杆 の外面に、短寸係止孔又は長寸係止孔に選択的に係合する係合突起と、長寸係止 孔にのみ摺動可能に係合する係合突起とを軸方向に間隔をあけて外向突設し、か つ長い押動操作杆の短い係合杆側部位に短い係合杆のための作動空間部を形成し 、押子と共に軸筒内に軸方向移動可能に嵌合される芯管と、軸筒の内面に構成さ れたばね受座との間に引込みばねを配設し、軸筒の内面に形成された内向係止部 に係止する外向係止部を有する接続管で芯管に接続されたチャックに締リングを 嵌装すると共に、該チャック及び締リングに、該締リングの軸方向移動距離を規 制する係止段部を内部に有する有底可動先金の底部を係合して被せ、前記引込み ばねよりも弾発力の弱い芯出し操作ばねを接続管の外向係止部と有底可動先金の 底部との間に介在せしめたということである。
【0005】
図1の不使用状態において、押子4を押し、短寸係止孔2に係合している係合 突起8を外して作動空間部10に偏位せしめ、そのまま押子4を押込む。押子4 が押込まれて係合突起8が長寸係止孔3に対向すると、係合突起8が弾発力によ り、長寸係止孔3に自動的に係止する。(図2参照)
【0006】 一方、押子4が押込まれると、引込みばね13が弾発力に抗して圧縮され、芯 管11,接続管15,締リング18が嵌装されたままのチャック17が一緒に押 動かされ、同時に芯出し操作ばね21が若干圧縮されるが瞬時後に弾発し、有底 可動先金19をチャック17及び締リング18の押動と殆んど同時に押動かし、 芯出し操作ばね21が有底可動先金19を軸筒1の先端部から突出せしめ、次の 芯出し操作に備える。(図2参照)
【0007】 図2の芯出し可能な状態において、チャック17に嵌装している締リング18 が係止段部20に係止するまで、移動距離lだけ細かく繰返えし押子4を押動す れば、締リング18が係止段部20に係止することによって、チャック17が締 リング18から脱出して開き、筆記芯aを有底可動先金19から突出させる。 (図3参照)
【0008】 筆記芯aが突出したら、押子4に対する細い押動操作を取止め、芯出し操作ば ね21を弾発させ、開いていたチャック17を締リング17に嵌め、その締リン グ17を係止段部20から離し、同時にチャック17をすぼめ、突出している筆 記芯をチャッキングさせ、筆記可能状態ならしめる。(図3→図2参照)
【0009】
図面参照のもとに説明する。 前軸と後軸とを接続して構成した軸筒1の基端部近くに軸方向の寸法が短い短 寸係止孔2を開穿しかつ該短寸係止孔から軸筒先端部側(軸方向)へ間隔をあけ て、短寸係止孔2よりも軸方向の寸法が長い長寸係止孔3を開穿する。
【0010】 短寸係止孔2は、引込みばね13の弾発によって、有底可動先金19を軸筒先 端部から軸筒1内に引込み、不使用状態を保持するための構造である。 長寸係止孔3は、引込みばね13を弾発力に抗して圧縮し、かつ芯出し操作ば ね21を弾発させ、筆記芯a及び有底可動先金19を軸筒先端部から突出保持し 、チャック17及び締リング18の協働によって、突出筆記芯aをチャッキング し、使用に供するための構造である。
【0011】 軸筒1の材質は、軽量化を企図しているので、軽金属,硬質合成樹脂など軽量 な材質が好ましい。 押子4は、短い係合杆6と、長い押動操作杆7とで正面視略V字形又は略U字 形などの弾発的な二股に構成し、短い係合杆6の外面に軸筒1の短寸係止孔2又 は長寸係止孔3に選択的に係合する係合突起8を外向突設し、かつ上記係合杆6 の外面に長寸係止孔3にのみ摺動可能に係合する係合突起9を係合突起8から軸 方向に間隔をあけて外向突設し、さらに長い押動操作杆7の短い係合杆側部位に 該係合杆6のための作動空間10を横向凹部状に形成して構成し、軸筒1に軸方 向移動可能に嵌合し、長い押動操作杆7の端部、即ち押子4の押動操作端部5を 軸筒1の基端部から突出せしめ、押動可能ならしめる。
【0012】 押子4の係合突起8は、軸筒1の短寸係止孔2又は長寸係止孔3に選択的に係 合する必要があるため、短い係合杆6の外面に斜辺を下側とする正面視略三角形 に外向突設し、押子4を押動かすことによって、前記短寸係止孔2に自動的に係 合と係外とが行われるように構成すると共に、前記長寸係止孔3に自動的に係合 するように構成する。
【0013】 一方、係合突起9は、軸筒1の長寸係止孔3にのみ摺動可能に係合するだけで あるから、図示例のような正面視四角形の如き突設形状でも、或いは係合突起8 と同じ突設形状でも差支えない。
【0014】 押子4の材質も、軽量化という観点から、弾発力を有する合成樹脂とすること が好ましい。 押子4の先端面に当接されて該押子と共に軸筒1内に軸方向移動可能に嵌合さ れる芯管11は、長さ方向の中途部位にばね当鍔22を設け、一端部を押子4の 先端面に当接し、他端部に接続管15を取付け、軸筒1のばね受座12とばね当 鍔22との間に引込みばね13を配設し、このばねによって、芯管11のみなら ず、チャック17,締リング18、有底可動先金19などを軸筒1内に引込んで 不使用状態を保持せしめる。
【0015】 芯管11に接続される接続管15のチャック接続側周縁に外向係止部16を形 成し、チャック17のチャック筒23を接続管に接続し、引込みばね13の弾発 によって外向係止部16が軸筒1内面の内向係止部14に係止して、引込みばね 13の弾発力を規制するように構成する。 接続管15に接続されたチャック筒23に芯出し操作ばね21を巻装し、チャ ック17及び締リング18に被せた有底可動先金19の底部と、接続筒15の外 向係止部16との間に芯出し操作ばね21を介在せしめ、芯管11内の筆記芯a を有底可動先金19及び軸筒先端部から押出し可能に構成する。
【0016】 芯管11と接続管、その接続管とチャック筒23との接続手段は、圧入或は螺 合のいずれでもよい。 チャック17は、チャック筒23の先端部に圧入或は螺合によって一体に設け て締リング18を嵌装し、かつ有底可動先金19の底部をチャック17に係合し 、該チャック及び締リング18に有底可動先金19を被せ、この先金の内部に設 けた係止段部20にチャック18を係止、或いは係外せしめえるように構成する 。
【0017】 有底可動先金19は、チャック17に係合する基部に、この基部の内径よりも 小径の内径及び先端部に細い保護管24を有する先部を螺合して構成し、同時に 基部と先部との内部境界に締リング18用の係止段部20を構成する。
【0018】 芯管11,接続管15,チャック筒23,有底可動先金19などの各部材は、 軽量化のことを考えて、軽合金,硬質合成樹脂等軽い材質にすることが好ましい 。なお、引込みばね13と、芯出し操作ばね21との弾発力の強さは、前者が強 く、後者が弱いという関係である。
【0019】
本考案は、叙上のように構成したから、押子を押動かせば、従来と全く同様の 作用を発揮する使い勝手の良い製品が得られると共に、押子を工夫して2個の係 合突起を有する短い係合杆、その係合杆のための作動空間部などを構成したので 、従来使用されていた可撓片、ノック筒などが不必要になり、部材数を減じるこ とが可能になる。
【0020】 従って、使い勝手にすぐれ、組立作業性にすぐれ、構造が簡単になって故障発 生の心配が少なく、軽量化された携帯向きの製品を提供できる。
【図1】 不使用状態を示す一部切欠縦断正面図。
【図2】 有底可動先金を軸筒から突出させた一部切欠
縦断正面図。
縦断正面図。
【図3】 筆記芯を突出させた使用状態直前を示す一部
切欠縦断正面図。
切欠縦断正面図。
【図4】 不使用状態を示す軸筒縦断正面図。
【図5】 図1のV−V線による横断図面。
1…軸 筒 2…短寸係止孔 3…長寸係止孔 4…押 子 5…押動操作端部 6…係合杆 7…押動操作杆 8…係合突起 9…係合突起 10…作動空間部 11…芯 管 12…受 座 13…引込みばね 14…内向係止部 15…接続管 16…外向係止部 17…チャック 18…締リング 19…有底可動先金 20…係止段部 21…芯出し操作ばね
Claims (1)
- 【請求項1】 軸筒1の基端部近傍部位に軸方向に寸法
が短い短寸係止孔2を開穿し、かつその短寸係止孔から
軸筒先端部側へ間隔をあけて、短寸係止孔2よりも軸方
向の寸法が長い長寸係止孔3を開穿し、軸筒1に軸方向
移動可能に嵌合されて、押動操作端部5が軸筒基端部か
ら突出する押子4を短い係合杆6と、長い押動操作杆7
とで正面視弾発的な二股に構成し、短い係合杆6の外面
に、短寸係止孔2又は長寸係止孔3に選択的に係合する
係合突起8と、長寸係止孔3にのみ摺動可能に係合する
係合突起9とを軸方向に間隔をあけて外向突設し、かつ
長い押動操作杆7の短い係合杆側部位に短い係合杆6の
ための作動空間部10を形成し、押子4と共に軸筒1内
に軸方向移動可能に嵌合される芯管11と、軸筒1の内
面に構成されたばね受座12との間に引込みばね13を
配設し、軸筒1の内面に形成された内向係止部14に係
止する外向係止部16を有する接続管15で芯管11に
接続されたチャック17に締リング18を嵌装すると共
に、該チャック及び締リングに、該締リングの軸方向移
動距離を規制する係止段部20を内部に有する有底可動
先金19の底部を係合して被せ、前記引込みばね13よ
りも弾発力の弱い芯出し操作ばね21を接続管15の外
向係止部16と有底可動先金19の底部との間に介在せ
しめてなる押出し式シャープペンシル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032958U JP2524622Y2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 押出し式シャープペンシル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032958U JP2524622Y2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 押出し式シャープペンシル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072085U true JPH072085U (ja) | 1995-01-13 |
JP2524622Y2 JP2524622Y2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=12373438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993032958U Expired - Fee Related JP2524622Y2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 押出し式シャープペンシル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524622Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59129582U (ja) * | 1983-02-18 | 1984-08-31 | オ−ト株式会社 | ダブルノツクシヤ−プペンシル |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP1993032958U patent/JP2524622Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59129582U (ja) * | 1983-02-18 | 1984-08-31 | オ−ト株式会社 | ダブルノツクシヤ−プペンシル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2524622Y2 (ja) | 1997-02-05 |
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Legal Events
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