JP2524577Y2 - 温度制御機構付吸着用パッド - Google Patents
温度制御機構付吸着用パッドInfo
- Publication number
- JP2524577Y2 JP2524577Y2 JP1990068744U JP6874490U JP2524577Y2 JP 2524577 Y2 JP2524577 Y2 JP 2524577Y2 JP 1990068744 U JP1990068744 U JP 1990068744U JP 6874490 U JP6874490 U JP 6874490U JP 2524577 Y2 JP2524577 Y2 JP 2524577Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction pad
- work
- temperature control
- control mechanism
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、ワークを吸着するための温度制御機構付吸
着用パッドに関する。
着用パッドに関する。
［従来の技術］ 例えば、ガラスの裏面に蛍光体が塗布されたブラウン
管や樹脂製ワーク等を搬送するために真空吸引源に連結
された吸着用パッドが用いられている。吸着用パッドは
負圧吸引作用のもとでワークを吸着搬送するために、ワ
ーク把持機構を備えた搬送装置に比べ、ワークを損傷し
ない等の利点がある。
管や樹脂製ワーク等を搬送するために真空吸引源に連結
された吸着用パッドが用いられている。吸着用パッドは
負圧吸引作用のもとでワークを吸着搬送するために、ワ
ーク把持機構を備えた搬送装置に比べ、ワークを損傷し
ない等の利点がある。
この種の吸着用パッドは一般的に室温状態で使用され
ている。
ている。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら、吸着用パッドを介してワークを吸引搬
送しようとすると、ワークと吸着用パッドとの温度差に
より、例えば、ワークは蛍光体を塗布したブラウン管の
一部である場合等では、該蛍光体が剥離していまうこと
がある。また、樹脂製ワーク等を搬送しようとすると
き、ワークと吸着用パッドとの温度差によって、ワーク
に吸着用パッドの、例えば、円形状の痕跡がついていま
い、製品の品質を劣化させる。また、従来例によれば、
ワークと吸着用パッドとの温度差によってワークが変形
する場合がある。
送しようとすると、ワークと吸着用パッドとの温度差に
より、例えば、ワークは蛍光体を塗布したブラウン管の
一部である場合等では、該蛍光体が剥離していまうこと
がある。また、樹脂製ワーク等を搬送しようとすると
き、ワークと吸着用パッドとの温度差によって、ワーク
に吸着用パッドの、例えば、円形状の痕跡がついていま
い、製品の品質を劣化させる。また、従来例によれば、
ワークと吸着用パッドとの温度差によってワークが変形
する場合がある。
本考案は前記の課題を解決するためになされたもので
あって、スカート部に電熱体を着脱自在に配設し、この
電熱体を適宜発熱させて吸着用パッドとワークとの温度
差をなくすことを可能とする温度制御機構付吸着用パッ
ドを提供することを目的とする。
あって、スカート部に電熱体を着脱自在に配設し、この
電熱体を適宜発熱させて吸着用パッドとワークとの温度
差をなくすことを可能とする温度制御機構付吸着用パッ
ドを提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 前記の課題を解決するために、本考案は、ワークを吸
着するための吸着用パッドにおいて、 前記吸着用パッドは、真空吸引源に接続される根本部
と、 前記根本部に一体的に連設されたスカート部とからな
り、 前記スカート部には電熱体が着脱自在に配設されるこ
とを特徴とする。
着するための吸着用パッドにおいて、 前記吸着用パッドは、真空吸引源に接続される根本部
と、 前記根本部に一体的に連設されたスカート部とからな
り、 前記スカート部には電熱体が着脱自在に配設されるこ
とを特徴とする。
［作用］ 上記考案による温度制御機構付吸着用パッドによれ
ば、スカート部に着脱自在に配設された電熱体を加温制
御することにより、ワークの温度と、吸着用パッドの温
度とが実質的に同等になるように制御される。これによ
って吸着用パッドをワークに対応するように温度制御す
ることができる。
ば、スカート部に着脱自在に配設された電熱体を加温制
御することにより、ワークの温度と、吸着用パッドの温
度とが実質的に同等になるように制御される。これによ
って吸着用パッドをワークに対応するように温度制御す
ることができる。
［実施例］ 次に、本考案に係る温度制御機構付吸着用パッドにつ
いて好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
いて好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
第１図および第２図において、参照符号10は本考案の
実施例に係る吸着用パッドを示す。この吸着用パッド10
は、図示しない真空吸引源に接続される円筒状の根本部
12と、前記根本部12に一体的に連設されたスカート部14
とからなる。根本部12には、その軸線方向に延在して貫
通する孔部13が画成されている。
実施例に係る吸着用パッドを示す。この吸着用パッド10
は、図示しない真空吸引源に接続される円筒状の根本部
12と、前記根本部12に一体的に連設されたスカート部14
とからなる。根本部12には、その軸線方向に延在して貫
通する孔部13が画成されている。
前記スカート部14には、電熱体16および断熱材42から
なる電熱ユニット44が着脱自在に装着されており、根本
部12には温度センサ18が挿設されている。円錐台状の断
熱材42は、スカート部14の上面に巻回されている電熱体
16を包被する。電熱体16および温度センサ18は、導体19
a、19bを介して夫々コネクタ20に接続され、前記コネク
タ20は図示しない温度制御装置に接続される。
なる電熱ユニット44が着脱自在に装着されており、根本
部12には温度センサ18が挿設されている。円錐台状の断
熱材42は、スカート部14の上面に巻回されている電熱体
16を包被する。電熱体16および温度センサ18は、導体19
a、19bを介して夫々コネクタ20に接続され、前記コネク
タ20は図示しない温度制御装置に接続される。
本実施例に係る吸着用パッド10は以上のように構成さ
れるものであり、次にその作用並びに効果について説明
する。
れるものであり、次にその作用並びに効果について説明
する。
先ず、ワーク搬送装置において、この吸着用パッド10
を図示しないワーク搬送装置のアーム等に装着し、根本
部12に画成された孔部13を図示しない真空吸引源に接続
する。
を図示しないワーク搬送装置のアーム等に装着し、根本
部12に画成された孔部13を図示しない真空吸引源に接続
する。
次に、吸着用パッド10の温度を搬送されるべきワーク
との関係で決定し、図示しない温度制御装置の温度設定
部においてこの温度条件を設定する。そして、吸着用パ
ッド10が設定温度に達した後、前記ワーク搬送装置のア
ームを変位動作させれば、所望の温度に制御された吸着
用パッド10によって、ワークは吸着搬送されることにな
る。
との関係で決定し、図示しない温度制御装置の温度設定
部においてこの温度条件を設定する。そして、吸着用パ
ッド10が設定温度に達した後、前記ワーク搬送装置のア
ームを変位動作させれば、所望の温度に制御された吸着
用パッド10によって、ワークは吸着搬送されることにな
る。
なお、本実施例では、サイズおよび重量が異なるワー
クに対し、この電熱ユニット44および温度センサ18を離
脱させ、新たなワークに適合した別異の電熱ユニット44
および温度センサ18を再び装着することにより、異なる
ワークであっても吸着用パッドの電熱ユニットを交換し
対応することが可能である。
クに対し、この電熱ユニット44および温度センサ18を離
脱させ、新たなワークに適合した別異の電熱ユニット44
および温度センサ18を再び装着することにより、異なる
ワークであっても吸着用パッドの電熱ユニットを交換し
対応することが可能である。
［考案の効果］ 本考案によれば、吸着用パッドを、ワークに対応して
所望の温度に加温制御することが可能である。この結
果、吸着用パッドとワークの温度差に起因する不都合、
例えば、ガラスの裏面に塗布された蛍光体の剥離や、樹
脂製ワーク等の変形または吸着用パッドの痕跡付着等を
回避することが可能となる効果が得られる。
所望の温度に加温制御することが可能である。この結
果、吸着用パッドとワークの温度差に起因する不都合、
例えば、ガラスの裏面に塗布された蛍光体の剥離や、樹
脂製ワーク等の変形または吸着用パッドの痕跡付着等を
回避することが可能となる効果が得られる。
第１図は本考案の実施例に係る吸着用パッドの斜視図、 第２図は第１図に示す吸着用パッドの縦断面図、 10…吸着用パッド、12…根本部 13…孔部、14…スカート部 16…電熱体、18…温度センサ 19a、19b…導体、20…コネクタ 42…断熱材、44…電熱ユニット
Claims (2)
- 【請求項１】ワークを吸着するための吸着用パッドにお
いて、 前記吸着用パッドは、真空吸引源に接続される根本部
と、 前記根本部に一体的に連設されたスカート部とからな
り、 前記スカート部には電熱体が着脱自在に配設されること
を特徴とする温度制御機構付吸着用パッド。 - 【請求項２】請求項１記載の吸着用パッドにおいて、根
本部またはスカート部には温度検知センサが配設される
ことを特徴とする温度制御機構付吸着用パッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990068744U JP2524577Y2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 温度制御機構付吸着用パッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990068744U JP2524577Y2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 温度制御機構付吸着用パッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0428986U JPH0428986U (ja) | 1992-03-09 |
| JP2524577Y2 true JP2524577Y2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=31603444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990068744U Expired - Lifetime JP2524577Y2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 温度制御機構付吸着用パッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2524577Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4494871B2 (ja) * | 2004-05-28 | 2010-06-30 | 新日本製鐵株式会社 | 赤熱鋼板の吸引式搬送装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01136470U (ja) * | 1988-03-11 | 1989-09-19 |
-
1990
- 1990-06-27 JP JP1990068744U patent/JP2524577Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0428986U (ja) | 1992-03-09 |
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