JP2524408Y2 - 車両の荷箱におけるサイドパネルの取付構造 - Google Patents

車両の荷箱におけるサイドパネルの取付構造

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JP2524408Y2 JP10748990U JP10748990U JP2524408Y2 JP 2524408 Y2 JP2524408 Y2 JP 2524408Y2 JP 10748990 U JP10748990 U JP 10748990U JP 10748990 U JP10748990 U JP 10748990U JP 2524408 Y2 JP2524408 Y2 JP 2524408Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば商品配送車や保冷車等の荷箱付車両
の荷箱におけるサイドパネルの取付構造に関する。
[従来の技術] 商品配送車や保冷車等の荷箱付車両の荷箱の側部の開
口部にサイドパネルを取付けるに際し、従来では、例え
ば第4図に示すように、荷箱31の開口部周縁の取付部32
とサイドパネル33の周縁と座板34とに複数のリベット35
を打込んでサイドパネル33を固定し、すき間36にシーリ
ング材37を塗布してすき間36をシールしており、通常、
リベット35は、荷箱31の側部の取付部32にサイドパネル
33をセットした後、サイドパネル33と取付部32とに同時
に穿設された下孔内に打込まれ、下孔位置の不一致によ
るリベットの打込み不能を防止している。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記した方法でサイドパネルを取付ける場合
には、サイドパネルを起立させた姿勢で穿孔作業を行う
必要があるので作業し難いという問題があり、また、下
孔の穿孔によって発生する切削粉が車両ボディに付着す
るため、ボディの傷付きやさびの発生の原因となるとい
う問題があった。
さらに、リベット固定後のシーリング材の塗布も、サ
イドパネルを起立させた姿勢での作業となるため煩雑で
あり、また、荷箱およびサイドパネルの加工時の誤差や
サイドパネルの組付時の誤差ですき間の大きさが不揃い
となり、このすき間内にシーリング材を塗布した場合に
その見栄えが悪くなる問題があった。
本考案の課題は、上記問題を解決することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案の車両の荷箱におけ
るサイドパネルの取付構造は、荷箱のサイドパネル取付
部の外側面にはサイドパネルの周縁を弾性的に挟持する
内外1対の挟持片を有する挟持部材を添接し、前記サイ
ドパネル取付部の取付縁には前記取付縁の内面に圧接す
る係止片と、前記サイドパネルの周縁と内側の前記挟持
片との間に圧挿されて前記内側の挟持片に掛合される挿
入片とが連設された保持部材を、前記挿入片が前記内側
の挟持片を前記取付縁の外面に圧接させた状態で取付け
た構成とされる。
[作用] 荷箱のサイドパネル取付部の外側面に添接された挟持
部材の内外1対の挟持片がサイドパネルの周縁を弾性的
に挟持して、前記サイドパネルが前記サイドパネル取付
部にセットされるとともに、前記サイドパネルの取付部
の取付縁に取付けられた保持部材の係止片が前記取付縁
の内面に圧接され、かつ、前記保持部材の挿込片が前記
サイドパネルの周縁と内側の前記挟持片との間に圧挿さ
れて前記内側の挟持片に掛合されて、前記内側の挟持片
が前記取付縁の外面に圧接し、前記挟持部材の両挟持片
間へ前記サイドパネルの周縁を挟み込む作業と、前記挿
込片を前記サイドパネルの周縁と前記内側の挟持片との
間に挟み込む作業とによって、前記サイドパネルが前記
サイドパネル取付部に固定される。
[実施例] 以下、本考案の第1実施例につき、第1図及び第2図
を参照して説明する。
商品配送車、商品展示車、冷凍車または保冷車等の荷
箱付車両の荷箱1の側壁を構成するサイドパネル2は荷
箱1の一側部に開口された方形状の開口部を密閉するた
めに同開口部の四周縁に直立状態で取付けられる。
サイドパネル2の素材としては、ボード材に表面処理
で耐久性を付与したものが用いられ、例えば、耐水合板
の両面にアルミ板を貼着した耐水性と断熱性を有するも
のが使用されている。
サイドパネル2が取付けられた荷箱1の開口部の四周
縁にはアルミ板や鉄板等の曲げ加工により方形枠状に形
成されたサイドパネル取付部3が設けられ、このサイド
パネル取付部3には断面がほぼ方形状の中空枠部3aと、
この中空枠部3aの枠内側端面の中央部付近に突設された
帯板状の取付縁4とが形成されている。サイドパネル取
付部3の取付縁4にサイドパネル2を取付けるために互
いに掛合可能に並設された挟持部材5および保持部材6
は、それぞれ、合成樹脂等により一定断面形状を有する
長尺体で弾性曲げ変形可能に形成されている。
サイドパネル取付部3とサイドパネル2の周縁とにわ
たって周設された挟持部材5には中空枠部3aの枠内側端
面の一部に圧接された帯板状の基片7と、この基片7の
外端縁に連接されてサイドパネル取付部3の外側面に弾
接された先細状のシール片8と、基片7の内外端縁に連
接されてシール片8の反対側へ並行状に延出され、サイ
ドパネル2の周縁を挟持した内外1対の挟持片9,10とが
形成されている。内側の挟持片9及び外側の挟持片10の
両挟持面に相対向状に突設された複数の抜け止め用のリ
ップ11は両挟持片9,10間に挟み込まれたサイドパネル2
の周縁に圧接されている。挟持部材5は、シール片8が
サイドパネル取付部3の中空枠部3aの外側面に弾接し、
かつ、内外1対の挟持片9,10がサイドパネル取付部3の
周縁を弾性的に挟持した状態でサイドパネル取付部3の
外側面に全周にわたって添接されている。
なお、挟持部材5の基片7内端縁付近には挟持部材5
を中空枠部3a内へ嵌め込み易くするための傾斜部5aが設
けられている。
挟持部材5による荷箱1内の防水、防塵効果を一層確
実にするため、外側の挟持片10のリップ11,11間および
シール片8の弾接面にはシーリング材12が塗布されてい
る。シーリング材12の塗布は、挟持部材5がサイドパネ
ル2の周縁に取付けられる以前に行われる。例えば、挟
持部材5を平坦な場所で横倒させてシーリング材12の塗
布を行うようにする等、最も塗布作業がし易くなるよう
な作業条件下で能率良く行われる。また、シーリング材
12を塗布した挟持部材5を在庫品として保管する場合
は、離型紙が貼着されたシーリング材12を用い、挟持部
材5をサイドパネル2の周縁に取付ける際に離型紙を剥
がして使用することにより、取扱いにも便利となり保管
性も良好となって都合が良い。
保持部材6にはサイドパネル取付部3の取付縁4の内
面に圧接された係止片13とサイドパネル2の周縁と内側
の挟持片9との間に圧挿された挿込片14とが並行状で連
結片15を介して連設されている。係止片13の圧接面に突
設された抜け止め用のリップ16はサイドパネル取付部3
の取付縁4の内面に圧接されている。保持部材6は、係
止片13と挿込片14とが取付縁4および内側の挟持片9を
挟み込んで内側の挟持片9を取付縁4の外面に圧接さ
せ、かつ挿込片14が内側の挟持片9に掛合された状態で
サイドパネル取付部3の取付縁4に全周にわたって取付
けられている。
なお、挿入片14の先端には挿込片14と内側の挟持片9
との掛合状態を強化するために内側の挟持片9のリップ
11の先端に係止可能な鉤形部14aが形成されている。
次に上記第1実施例の作用および取付手順を述べる。
取付順序としては、はじめに挟持部材5をサイドパネ
ル2の周縁に取付け、この後、サイドパネル取付部3に
サイドパネル2を取りつけるものとする。
まず、サイドパネル2が作業をするのに都合の良い高
さ位置に横倒状態で準備される。この状態で挟持部材5
の両挟持片9,10間にサイドパネル2の周縁を挟み込み、
挟持部材5をサイドパネル2の周縁に全周にわたって取
付ける。すなわち、サイドパネル2への挟持部材5の取
付け作業が適当な作業条件下で容易かつ迅速に行われ
る。
次いで、挟持部材5が周縁に取付けられたサイドパネ
ル2を荷箱1の外部側からサイドパネル取付部3の枠内
に嵌め込み、内側の挟持片9をサイドパネル取付部3の
取付縁4の外面に当接させた取付位置にサイドパネル2
をセットする。このとき、サイドパネル取付部3の外側
面にはシール片8が弾接されシーリング材12が押し付け
られる。また、サイドパネル2の外面には外側の挟持片
9が圧接されかつシーリング材12が押し付けられてい
る。つまり、挟持部材5は基片7がサイドパネル取付部
3の中空枠部3a内に嵌め込まれた状態で仮止めされ、中
空枠部3aとサイドパネルの周縁との間のすき間17の組付
誤差がサイドパネル2への挟持部材5の取付位置の調整
によって吸収されて、すき間17が密閉される。
最後に、サイドパネル2が取付位置にセットされたサ
イドパネル取付部3の取付縁4に保持部材6を荷箱1の
内部側から取付ける。すなわち、係止片13が取付縁4の
内側に圧接され、かつ、挿込片14がサイドパネル2の周
縁と内側の挟持片9との間に圧挿されて内側の挟持片9
に掛合されるように、係止片13と挿込片14との間に取付
縁4と内側の挟持片9とを挟み込むと、サイドパネル2
が上記仮止め位置に固定され、荷箱1のサイドパネル取
付部3にサイドパネル2が取付けられる。以上のサイド
パネル2の取付構造により、荷箱1の内部のシール性の
確保が可能となる。
このように、本例によれば、挟持部材5及び保持部材
6を介してサイドパネル2をサイドパネル取付部3に取
付けるので、サイドパネルを起立させた姿勢での下孔の
穿孔作業やシーリング材の塗布作業等の煩雑な作業が不
要となり、簡単かつ作業工数が少ない組付け作業により
迅速にサイドパネル2の取付けを行うことができ、作業
能率の向上を図ることが可能となる。しかも、穿孔加工
に起因する車両ボディの傷付きやさびの発生等を防止す
ることができる。
また、本例によれば、挟持部材5および保持部材6を
相互に掛合させて弾性的な挟圧作用によりすき間17の密
閉とサイドパネル2の固定とが行われることから、特定
の数箇所にリベットを打ち込む場合とは異なり、シール
部位、固定部位である挟圧箇所で相互の掛合状態を調整
して多少の位置ずれを矯正しつつ取付けることが可能で
あるため、加工時や組付時の精度誤差が自動的に調整さ
れ、結果として取付け精度が確保されるので、要求精度
を緩和することが可能となり作業の簡易化および能率化
を図ることができる。
さらに、本例によれば、シーリング材12を塗布する場
合も好適な作業条件下で塗布することができ、そのう
え、サイドパネル2の取付後には塗布したシーリング材
12がシール片8等で隠されて外部からは見えないので、
サイドパネル取付部3とサイドパネル2の周縁とのすき
間付近の外観も良好である。
次に、本考案の第2実施例につき、第3図を参照して
説明する。
本例では、挟持部材5Aのシール片8Aは合成樹脂製の樹
脂部18と、この樹脂部18に掛合されてサイドパネル取付
部3Aの外側面に弾接するゴム系のウェザストリップ19と
が重ね合わされて形成されているとともに、基片7Aおよ
び両挟持片9A,10Aは断面形状の樹脂部20とこの樹脂部
20の内部に嵌め込まれたゴム系のウェザストリップ21と
が重ね合わされて形成されている。
すなわち、ウェザストリップ19がサイドパネル取付部
3Aの外側面に圧接され、かつ、ウェザストリップ21がサ
イドパネル2Aの周縁付近の内外面に圧接され、サイドパ
ネル2Aが挟持部材5A及び保持部材6Aを介してサイドパネ
ル取付部3Aにシール状態で固定される。
本例によれば、挟持部材5Aに設ける各ウェザストリッ
プ19,21をサイドパネル2Aの厚さやサイドパネル取付部3
Aの形状等に適応する形状に形成することにより、種々
のサイドパネルの取付けに適用することができる。ま
た、本例では、シーリング材を塗布する必要がないの
で、作業の簡素化や能率化を図ることができる。
なお、その他の構成、作用及び効果については、第1
実施例と同様であるため説明を省略する。
[考案の効果] 本考案の車両の荷箱におけるサイドパネルの取付構造
によれば、簡単かつ作業工数の少ない嵌め付け作業でサ
イドパネルの取付けを迅速に行うことができ、しかも、
下孔の穿孔加工の工程を排除して車両ボディの傷付きや
さびの発生を防止することが可能となり、また、挟持部
材および保持部材を相互に掛合させてサイドパネルを取
付けてその掛合状態を調整することができるので、精度
誤差を自動的に調整することができるとともに、加工、
組付に対する要求精度を緩和して作業の簡易化および能
率化を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1実施例を示し、第1図
は、荷箱のサイドパネル取付部の断面図、第2図は荷箱
付車両の斜視図、第3図は本考案の第2実施例を示す断
面図、第4図は従来のサイドパネルの取付構造を示す断
面図である。 1,1A…荷箱 2,2A…サイドパネル 3,3A…サイドパネル取付部 4,4A…取付縁 5,5A…挟持部材 6,6A…保持部材 9,9A…内側の挟持片 10,10A…外側の挟持片 13,13A…係止片 14,14A…挿込片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷箱のサイドパネル取付部の外側面にはサ
    イドパネルの周縁を弾性的に挟持する内外1対の挟持片
    を有する挟持部材を添接し、前記サイドパネル取付部の
    取付縁には前記取付縁の内面に圧接する係止片と、前記
    サイドパネルの周縁と内側の前記挟持片との間に圧挿さ
    れて前記内側の挟持片に掛合される挿入片とが連設され
    た保持部材を、前記挿入片が前記内側の挟持片を前記取
    付縁の外面に圧接させた状態で取付けたことを特徴とす
    る車両の荷箱におけるサイドパネルの取付構造。
JP10748990U 1990-10-11 1990-10-11 車両の荷箱におけるサイドパネルの取付構造 Expired - Lifetime JP2524408Y2 (ja)

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