JPH0227093Y2 - - Google Patents

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JPH0227093Y2
JPH0227093Y2 JP5851285U JP5851285U JPH0227093Y2 JP H0227093 Y2 JPH0227093 Y2 JP H0227093Y2 JP 5851285 U JP5851285 U JP 5851285U JP 5851285 U JP5851285 U JP 5851285U JP H0227093 Y2 JPH0227093 Y2 JP H0227093Y2
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、地表面上に直接組み立てて利用する
組立て、分解が可能な据置き型タイプの組立プー
ルに関し、特にプール底壁を構成する底壁パネル
の接合構造に関する。
〈従来の技術〉 一般に、此種組立プールを組立てるにはまず初
めに地表面上に並列状に敷設する底壁パネル相互
の隣り合う衝合縁同志の位置合せ作業を行なう必
要がある。
しかし乍ら、従来の底壁パネル相互の隣り合う
衝合縁の位置合わせは、隣り合う衝合縁面の上域
或いは中途域よりフランジを突出形成し、それら
フランジ同志を重ね合わせて衝合縁同志の位置合
せ、詳しくは縁方向に対する位置合せ、パネル本
体相互の敷設方向に対する位置合せを行うといつ
た単純な構造であるため、その位置合せ作業中に
おける作業者の体重やその他の外力によつて順次
敷設せしめて位置合わせを行なつたばかりのパネ
ル本体の衝合縁間に位置ズレ、特に縁方向に対す
る位置ズレが大きくその位置合わせに手間が掛
り、また位置ズレが起きることによつてシール材
の介在状態が不完全になつたり、組立て後におい
て漏水等を来たす原因になるといつた数々の問題
があつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案が解決しようとする問題点は、位置合せ
を行なつた底壁パネル相互の隣り合う衝合縁同志
間に起こる位置ズレを確実に防止してその位置合
せ作業を容易に行ない得る様にすると共に、同時
にシール材を最良のシール状態で介在することが
出来、しかも衝合縁同志をフラツトに位置合わせ
接合して底壁パネル相互のパネル表面を同一レベ
ルに位置させることができる底壁パネルの接合構
造を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 上記問題を解決するために本考案が講じる技術
的手段は、並列状に敷設衝合させて接合するパネ
ル本体相互の隣り合う衝合縁の内、一方の衝合縁
における裏面底部にパネル裏面よりも一段高い段
部を形成すると共にその衝合縁面には、縁方向に
適宜間隔をおいてダボを凸設し、もう一方の衝合
縁面の下域部位に、前記段部の真下に入り込み該
段部を載承する載承受片をパネル裏面と面一状に
突出形成すると共にその衝合縁面には、前記ダボ
を嵌め込むダボ穴を該ダボと相対峙させて凹設
し、更に隣り合うどちらか一方の衝合縁面全長に
亘りシール材を貼着してなり、ダボをダボ穴に嵌
め込み係合させると共に、段部を載承受片上に載
承係合させて隣り合うパネル本体相互の衝合縁面
間にシール材を介在し且つ衝合縁同志を締結接合
することを特徴とするものである。
〈作 用〉 本考案は、並列状に敷設衝合させて接合するパ
ネル本体相互の隣り合う一方の衝合縁面に設けた
ダボを、もう一方の衝合縁面に設けたダボ穴に嵌
め込み係合させて衝合縁間の縁方向に対する位置
ズレ防止を図ると共に、裏面底部に設けた段部
を、載承受片上に載承係合させての位置合わせに
より衝合縁同志をフラツトに締結接合せしめてパ
ネル本体相互のパネル表面を同一レベルに位置さ
せる。
〈実施例〉 本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、
組立プールBは第1図乃至第8図に図示した様に
プール側壁b1を同時に組立構成するための側壁
部(以下立上り面部と称す)を一体に有するパネ
ル本体A、或いは第9図及び第10に図示した様
に側壁部を有さない板状のパネル本体A多数枚を
地表面上に並列状に敷設すると共に、パネル本体
A…相互の隣り合わせた衝合縁1,2同志を位置
合わせ衝合させ、そして衝合させた衝合縁1,2
同志を締結接合せしめてプール底壁b2を組立構
成する据置き型タイプのプールであり、パネル本
体A…相互の隣り合う衝合縁1,2の内、一方の
衝合縁1に段部3とその縁方向に適宜間隔をおい
てダボ4…を夫々設けると共に、もう一方の衝合
縁2には前記段部3用の載承受片5とダボ4…用
のダボ穴6…を夫々設け、更に前記隣り合う衝合
縁1,2のどちらか一方の衝合縁1,2面全長に
亘りシール材7を貼着して該シール材7を締結接
合される衝合縁1,2面間に介在する。
パネル本体Aは、プール底壁b2の短辺幅と同
幅の長さを有する横長長方形状にFRP等の合成
樹脂材によつて成形してなり、そして第1図乃至
第8図のものにおいては横長長方形状態の底面部
a1の短辺側両縁より立上り面部a2を立上げる
と共に、その上縁より水平にデツキ面部a3を延
設し、更にそのデツキ面部a3の外側に外面とな
るエプロン面部a4を垂設して構成した中間用
と、底面部a1の短辺側両縁及び長辺側一縁より
立上り面部a2を立上げデツキ面部a3、エプロ
ン面部a4を設けて構成したコーナー用のものと
がある。
段部3は、隣り合うパネル本体Aの衝合縁2に
設けた載承受片5との係合によつて衝合縁1,2
同志がフラツトに締結接合されて並列状に敷設さ
れたパネル本体A…相互のパネル表面が同一レベ
ルに位置する様に図るためのもので、衝合縁1の
裏面底部に縁方向全長に亘りパネル裏面よりも一
段高く、詳しくは載承受片5上に載承係合せしめ
た状態で該載承受片5の裏面が隣り合うパネル本
体Aのパネル裏面と同一レベルとなる様に段設す
る。
また、本考案実施例にあつては段部3面全体を
載承受片5の上面に面接触で載承係合しない様に
段部3の段設高を更に高く形成し、その前端部に
突起8を縁方向全長に亘り突条に形成する。詳し
くは段部3面は成形上凹凸ができて荒くなるた
め、その荒い面を載承受片5の上面に直接面接触
状態で載承係合させずにその面の荒さを逃すべく
突起8を設けて該突起8を載承受片5の上面に線
接触状態で載承係合させて隣り合う衝合縁1,2
同志をフラツトに且つパネル本体A…相互のパネ
ル表面を同一レベルに位置させて敷設接合できる
様に構成したものである。尚、突起8は段部3の
前端部のみならず各ダボ4…の裏面周囲端部に亘
り連設させて形成する。
ダボ4…は、隣り合うパネル本体Aの衝合縁2
に設けたダボ穴6…との嵌まり込み係合によつて
パネル本体A…相互の衝合縁1,2同志の位置合
わせを行なうと共に、位置合わせ後における縁方
向に対する位置ズレを防止する働きをなすもの
で、段部3を備えた側の衝合縁1面に適宜間隔を
おいて三角形状或いは四角形状に突出して設け
る。
載承受片5は、段部3を備えた衝合縁1と隣り
合う衝合縁2面の下域部位より前記段部3の真下
に差し込んで該段部3前端の突起8が載承係合す
る様に且つパネル裏面と面一状に縁方向全長に亘
り突出形成する。
又、この載承受片5は図示した様に底面部a1
の衝合縁2のみならず立上り面部a2、デツキ面
部a3、エプロン面部a4それら立上り面部a
2、デツキ面部a3、エプロン面部a4に亘り連
設させて形成するも任意である。
ダボ穴6…は、ダボ4…を備えた衝合縁1と隣
り合う衝合縁2面に該各ダボ4…と相対峙させて
凹設すると共に、その開口縁下辺を載承受片5の
上面と面一状に位置させて、ダボ4…がスムーズ
に嵌まり込んで係合する様に図る。
シール材7は、周知の発泡材等によつて衝合縁
1,2の面巾より若干巾狭い帯状に形成し、その
一側面に両面テープ9等の所望の接着手段を設け
て、第2図及び第3図に図示した様に載承受片5
とダボ穴6…を備えた側の衝合縁2面、或いは第
5図及び第6図に図示した様に段部3とダボ4…
を備えた側の衝合縁1面に全長に亘り貼着配設せ
しめて隣り合う衝合縁1,2面間に介在し、水密
性を図る。
尚、シール材7を貼着配設せしめるにあたつて
は、載承受片5とダボ穴6…を備えた側の衝合縁
2面への貼着よりも、段部3とダボ4…を備えた
側の衝合縁1面に予め貼着配設せしめて置いて両
衝合縁1,2面間に介在する様にした方が好まし
い。即ち此種組立プールBは平らな地表面上に組
立て設置されるばかりでなく、凹凸の激しい地表
面上に組立て設置されるものであるため、遊泳者
の荷重等により締結接合されて隣り合うパネル本
体Aの双方が下方に撓み変形を来たし、そして段
部3とダボ4…を備えた衝合縁1側のパネル本体
Aのみが荷重の解除とともに弾性力により復元せ
しめて初期のレベル位置に戻る動作が衝合縁1,
2間において繰り返された場合に、載承受片5と
ダボ穴6…を備えた衝合縁2面にシール材7が貼
着されていると、該シール材7に復元せしめた衝
合縁1面下域の突起8が喰い込む如く付き当た
り、復元動作の繰り返しによりシール材7を上方
又は下方に押し出す虞れがある。そのため、復元
動作時に突起8がシール材7に喰い込まない様に
する上で該シール材7を段部3とダボ4…を備え
た衝合縁1面に予め貼着配設せしめて介在する介
在構造にするのが好ましいものである。
隣り合わせた衝合縁1,2同志を締結接合せし
める手段としては多種考えられるが、本考案実施
例にあつては開口部を蓋体10により被蓋可能に
相対峙させてパネル表面に凹設した両衝合縁1,
2近傍部位の凹窪部11,12間に亘り一方の凹
窪部12側からボルト13を貫通状に挿通せしめ
他方からナツト14でもつて螺合締結せしめて隣
り合うパネル本体A…相互を接合する。
而して、衝合接合する衝合縁1,2の一方にシ
ール材7を貼着配設せしめた多数枚のパネル本体
A…を地表面上に順次敷設せしめながらダボ4…
をダボ穴6…に嵌め込み係合させると共に、段部
3の真下に載承受片5を入り込ませて段部3前端
の突起8を載承受片5の突出基部上面に載承係合
させて隣り合う衝合縁1,2同志の位置合わせを
行なう。この時、ダボ4…とダボ穴6…との係合
により衝合縁1,2間における縁方向に対する位
置ズレ防止を図ると共に、段部3前端の突起8と
載承受片5との係合により衝合縁1,2間をフラ
ツトに位置させてパネル本体A…相互のパネル表
面を同一レベルに位置させる。そして隣り合う衝
合縁1,2近傍のパネル表面に相対峙状に凹設さ
れた凹窪部11,12の一方からボルト13を挿
通せしめ他方からナツト14で螺合締結せしめて
隣り合うパネル本体A…相互を接合する。この
時、断面三角形状を呈したダボ4…は断面同形状
のダボ穴6…内に更に喰い込む様に嵌まり込んで
係合すると共に、シール材7は衝合縁1,2面間
とダボ4…の突端面とダボ穴6…の穴底面に最良
の介在状態で介在されるものである。
〈考案の効果〉 本考案は叙上の如く構成したので下記の利点を
奏する。
(1) 隣り合う衝合縁の内、一方の衝合縁面に縁方
向に適宜間隔をおいてダボを凸設し、もう一方
の衝合縁面には該ダボが嵌まり込んで係合する
ダボ穴を相対峙させて凹設して並列状に敷設せ
しめ衝合接合するパネル本体相互の衝合縁同志
の位置合わせを行なう様にしたので、締結接合
前に起こる衝合縁間の縁方向に対する位置ズレ
を確実に防止出来る。よつてその位置合わせ作
業を容易且つ確実に行なつて衝合縁同志をスム
ーズに締結接合することが出来る。
(2) 隣り合う衝合縁の内、一方の衝合縁における
裏面底部にパネル裏面よりも一段高い段部を形
成し、もう一方の衝合縁面の下域部位には該段
部の真下に入り込ませて段部を載承係合せしめ
る載承受片をパネル裏面と面一状に突出形成し
て並列状に敷設せしめ衝合接合するパネル本体
相互の衝合縁同志を締結接合する様にしたの
で、衝合縁同志をフラツトに位置合せ接合せし
めてパネル本体相互のパネル表面を同一レベル
に位置させて段差のないプール底壁を組立て構
成することが出来る。
(3) また、実施例中において詳述した様に隣り合
う衝合縁の内、段部とダボを備えた側の衝合縁
面全長に亘りシール材を貼着せしめて衝合縁面
間に介在する様にすることにより、遊泳者の荷
重等によつて隣り合うパネル本体の双方が下方
に撓み、段部とダボを備えた衝合縁側のパネル
本体が弾性力により復元動作をなしてもシール
材の介在状態に変化を来たすことなく最良のシ
ール状態に保つことが出来る。
依つて、所期の目的を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案接合構造の実施例を示し、第1図
は平面図、第2図は第1図の−線拡大断面
図、第3は第1図の−線拡大断面図、第4図
は第1図の−線拡大断面図、第5図及び第6
図はシール材の貼着側を変えた状態を示し、第5
図は第1図の−線拡大断面図、第6図は第1
図の−線拡大断面図、第7図は位置合わせ状
態を斜視図で一部省略して示す、第8図は組立プ
ールの斜視図、第9図及び第10図はパネル本体
の板状形態を示し、第9図は位置合わせ状態を示
す斜視図で一部省略して示す、第10図はプール
底壁の斜視図で一部切欠して示す。 尚、図中、A:パネル本体、1,2:衝合縁、
3:段部、4:ダボ、5:載承受片、6:ダボ
穴、7:シール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 並列状に敷設衝合させて接合するパネル本体相
    互の隣り合う衝合縁の内、一方の衝合縁における
    裏面底部にパネル裏面よりも一段高い段部を形成
    すると共にその衝合縁面には、縁方向に適宜間隔
    をおいてダボを凸設し、もう一方の衝合縁面の下
    域部位に、前記段部の真下に入り込み該段部を載
    承する載承受片をパネル裏面と面一状に突出形成
    すると共にその衝合縁面には、前記ダボを嵌め込
    むダボ穴を該ダボと相対峙させて凹設し、更に隣
    り合うどちらか一方の衝合縁面全長に亘りシール
    材を貼着してなり、ダボをダボ穴に嵌め込み係合
    させると共に、段部を載承受片上に載承係合させ
    て隣り合うパネル本体相互の衝合縁面間にシール
    材を介在し且つ衝合縁同志を締結接合することを
    特徴とする組立プールにおける底壁パネルの接合
    構造。
JP5851285U 1985-04-18 1985-04-18 Expired JPH0227093Y2 (ja)

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JP2542441B2 (ja) * 1989-11-10 1996-10-09 ミサワホーム株式会社 パネル製造方法
JP2571491B2 (ja) * 1992-04-14 1997-01-16 泰榮商工株式会社 水泳プール用組立式埋設槽並びに組立埋設方法

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