JP2524265Y2 - コンバインの刈刃駆動構造 - Google Patents

コンバインの刈刃駆動構造

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JP2524265Y2 JP8386489U JP8386489U JP2524265Y2 JP 2524265 Y2 JP2524265 Y2 JP 2524265Y2 JP 8386489 U JP8386489 U JP 8386489U JP 8386489 U JP8386489 U JP 8386489U JP 2524265 Y2 JP2524265 Y2 JP 2524265Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、植立穀稈を引起こす引起し装置、引起し穀
稈の株元部と、それよりも上方の穂部側とを刈取る上下
二段のバリカン型の刈取装置、および刈取穀稈を刈幅中
間部に横送り合流する合流装置を備えた刈取前処理装置
を装備してあるコンバインの刈刃駆動構造に関する。
〔従来の技術〕
前述したコンバインとして、以前に本出願人によって
出願された特開昭63−84541号で示されたものがある。
これは、上下2段の刈刃を1本の駆動揺動軸に取付け
た2個のアームによって直接枢支して摺動駆動するよう
にした構成を提案している。
〔考案が解決するための課題〕
一般にバリカン型の刈取装置では、水平状態の刈刃を
上下軸周りで揺動するアームとを直接枢支連結すること
によって刈刃を往復摺動するようにしてあるが、複数の
部品を介して組付けされるので製作誤差、組み付け誤差
等によって刈刃とアームとは必ずしも設定通りの相対平
行状態にはなり難く、これら両者の枢支連結部には少な
からず抉れが生じることによって抵抗が大きくなり駆動
効率や耐久性に悪影響を与え易い傾向がある。
または、抉れをなくすために両枢支連結部の遊嵌代を
大きくする手段もあるが、この手段では枢支部のガタ付
きが大となりやはり耐久性に問題がある。
従って、前記従来技術のように、1本の揺動軸から2
箇所の刈刃を駆動する場合では上記不具合の傾向がより
顕著に現われるようになり、上下2段の刈刃を円滑に摺
動駆動させるのが困難であった。
本考案は上記実状に鑑みて、上下2段の刈刃を1本の
揺動軸によって円滑に摺動駆動できるようにせんとする
点に目的を有する。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は、冒頭に記載した
コンバインの刈刃駆動構造において、上下の前記刈取装
置の各刈刃を、これら刈取装置の近傍位置に配設された
単一の上下方向の揺動軸に取付けたアーム夫々に連結ロ
ッドを介して連結して前記両刈刃を左右方向に往復駆動
自在に構成するとともに、前記各アームの先端部と連結
ロッドの一端とを球ジョイントを介して連結するととも
に、各連結ロッドの他端と前記刈刃とを夫々球ジョイン
トを介して連結してあることを特徴構成とする。
〔作用〕
前記構成によれば、各刈刃と各アームとを連結する連
結ロッドと各刈刃および各アームとは球ジョイントを介
して枢支連結してあるので、アームと刈刃とが平行とな
らず傾きを持って相対配設されていても、該枢支連結部
に抉れによる抵抗を生じることなく円滑に刈刃を摺動駆
動できるようになり、1本の揺動軸から2箇所の刈刃を
無理なく摺動駆動することが可能となる。
〔考案の効果〕
従って、1本の揺動軸によって上下2段の刈刃を駆動
するようにしながらも各刈刃と各アームとの間に抉れの
発生なく円滑に刈刃を摺動駆動し得たので、刈取装置を
駆動効率や耐久性を低下することなく駆動できるように
なった。
また、枢支連結部に球ジョイントを使用したので刈刃
の往復摺動によって発生するガタ付きに起因した駆動音
も少ないとともに、刈刃に対するアームの配置設定に融
通がきき、設計の自由度が拡がる利点もある。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を軸流型コンバインに適用した
場合について、図面に基づいて説明する。
第3、4、6図に示すように、植立穀稈を縦送りデバ
イダ式の分草装置(1)によって分草するとともに、分
草された植立穀稈を引起こして起立姿勢にする引起し装
置(2)、引起し穀稈を穂先側搬送装置(3A)と株元側
搬送装置(3B)とによって起立姿勢で後方に送る搬送装
置(3)、この搬送装置(3)による搬送穀稈を刈取る
上下2段のバリカン型刈取装置(4),(5)および刈
取穀稈を刈幅中間部に横送り合流するオーガ式の合流装
置(6)を備えた前処理ヘッド部(7)と、前記合流装
置(6)から受継いだ刈取穀稈を機体側脱穀装置(8)
に向けて搬送する回転無端式の後方搬送装置(9)を内
装したフィードケース(10)とからなる刈取前処理部
(A)が、前記フィードケース(10)の基端を介して走
行機体(B)に対して第1油圧シリンダ(11)で上下揺
動駆動可能に取付けられ、第6図に示す6条刈りの軸流
型コンバインを構成する。
第4図に示すようにこの前処理ヘッド部(7)の前端
には、植立穀稈を分草する7個の分草体(12)を配すと
ともに、この分草体(12)を備えた前記分草装置(1)
は未刈側端から1つ置きに計3箇所設けられており、残
り4箇所には分草体(12)を先端に備えた分草杆(13)
を取り付けてある。
そして、第7図に示すように最未刈側の分草装置
(1)の下端部と最既刈側の分草杆(13)の夫々は、前
処理ヘッド部(7)のフレーム(14)に支持させてあ
り、これらの分草装置(1)および分草杆(13)が畦等
に衝突して変形することがあっても、引起し装置(2)
にはその影響か及ばないようにしてある。
次に前記刈取装置(4),(5)について説明する。
第1図および第2図に示すように、上下の前記刈取装
置(4),(5)の各刈刃(15),(16)を、これら刈
取装置(4),(5)の前後方向間に配設された単一の
上下方向の揺動軸(17)に取付けたアーム(18),(1
9)夫々に連結ロッド(20),(21)を介して連結して
両刈刃(15),(16)を左右方向に往復駆動自在に構成
するとともに、前記上下の各アーム(18),(19)と連
結ロッド(20),(21)の一端、および上下の刈刃(1
5),(16)と前記連結ロッド(20),(21)の他端と
を夫々球ジョイント(22),(22),(22),(22)を
介して枢支連結してある。
前記揺動軸(17)は断面が正六角形状であり、下端を
下段の刈刃(16)の支持フレーム部(23)に、上端を前
記搬送装置(3)を支持する縦フレーム部(24)と右側
板(25)とに亘って架設した取付板(26)に支持させて
あるとともに、前記右側板(25)に沿って配設された前
後に揺動する駆動ロッド(27)を下側のアーム(19)に
直交する状態で一体形成した入力アーム部(19a)に枢
支連結することにより、この揺動軸(17)を駆動するよ
うにしてある。
従って、揺動軸(17)に入力を加えると上下の刈刃
(15),(16)は互いに反対方向へ往復動するようにな
る。
次に、本考案による上下2段の刈取装置(4),
(5)の作用を説明すれば、第5図に示すように搬送装
置(3)によって起立姿勢を保たれた分草後の植立穀稈
を、先ず前側に配置された下段の刈取装置(5)によっ
て地面近くの株元部で切断し、次に、尚も搬送装置
(3)が作用して起立姿勢にある状態で、後側に配置さ
れた上段の刈取装置(4)によって前記刈取り装置
(5)による切断箇所よりも上方の穂部側を刈取り、不
要となった切断間の茎部を捨て去るとともに、上段の刈
取装置(4)による切断箇所よりも穂部側の穀稈部分の
みを合流装置(6)、フィードケース(10)を経て脱穀
装置(8)へと送るのである。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るコンバインの刈刃駆動構造の実施例
を示し、第1図、第2図は夫々連結ロッド付近を示す要
部の平面図、側面図、第3図、第4図は夫々前処理ヘッ
ド部の側面図、平面図、第5図は搬送装置による穀稈の
搬送状態を示す正面図、第6図はコンバインの側面図、
第7図は分草杆の取付構造を示す要部の拡大側面図であ
る。 (2)……引起し装置、(4),(5)……刈取装置、
(6)……合流装置、(15),(16)……刈刃、(17)
……揺動軸、(18),(19)……アーム、(20),(2
1)……連結ロッド、(22)……球ジョイント、(A)
……刈取前処理装置。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】植立穀稈を引起こす引起し装置(2)、引
    起し穀稈の株元部と、それよりも上方の穂部側とを刈取
    る上下二段のバリカン型の刈取装置(4),(5)、お
    よび刈取穀稈を刈幅中間部に横送り合流する合流装置
    (6)を備えた刈取前処理装置(A)を装備してあるコ
    ンバインの刈刃駆動構造であって、上下の前記刈取装置
    (4),(5)の各刈刃(15),(16)を、これら刈取
    装置(4),(5)の近傍位置に配設された単一の上下
    方向の揺動軸(17)に取付けたアーム(18),(19)夫
    々に連結ロッド(20),(21)を介して連結して前記両
    刈刃(15),(16)を左右方向に往復駆動自在に構成す
    るとともに、前記各アーム(18),(19)の先端部と連
    結ロッド(20),(21)の一端とを球ジョイント(2
    2),(22)を介して連結するとともに、各連結ロッド
    (20),(21)の他端と前記刈刃(15),(16)とを夫
    々球ジョイント(22),(22)を介して連結してあるコ
    ンバインの刈刃駆動構造。
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