JP2524229B2 - 化粧板の製造方法 - Google Patents

化粧板の製造方法

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JP2524229B2 JP1273821A JP27382189A JP2524229B2 JP 2524229 B2 JP2524229 B2 JP 2524229B2 JP 1273821 A JP1273821 A JP 1273821A JP 27382189 A JP27382189 A JP 27382189A JP 2524229 B2 JP2524229 B2 JP 2524229B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は突板などの木質単板貼りされた化粧板の製造
方法に関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来、たとえば、突板などの木質化粧単板を台板に貼
着する場合に、接着剤として用いられる合成樹脂を木質
化粧単板中に含浸させる方法として、 (イ) 合成樹脂に有機溶媒を配合して、樹脂の貼着の
粘度を下げ、浸透性を高める方法、 (ロ) 繊維組織の間隙中の水分、空気を減圧下で除去
すると同時に樹脂を含浸する方法、 (ハ) 樹脂を加圧して圧入する方法、 などがとられている。
しかしながらこれらの従来方法においては、含浸され
る樹脂は、予め樹脂と硬化材を混合したものを用いるた
め、有機溶媒を使用する場合は、相対的な合成樹脂の含
量は、10〜20%位となるため、含浸量が少なく、かつ硬
化度も小さい。
さらに、有機溶媒を多量に使用することによる作業環
境の悪化、大気の汚染、資源の損失など好ましくない現
象を招く。
また時間を経過した後に再使用しようとすると、有機
溶媒が蒸発してしまい使用不可能な状態となつてしまう
といつた事態が生じ、資材面での不経済を招くことにな
る。また1,2液を当初から混合して塗布すると、時間が
経過すると再使用はできない。さらに減圧,加圧して含
浸させる場合は、含浸処理に特定の設備を必要とし、ま
た硬化段階においても特殊な硬化装置を使用しなければ
ならず多大な設備費を必要とし、結果的に生産コストの
上昇を招いていた。
しかも、減圧,加圧による合成樹脂の含浸工程での、
含浸処理の所要時間は、数時間を要し、生産性の低減を
来す上、使用した薬品の回収も困難であり、全体の製造
工程は煩雑なものとなり、工業的に量産するには現実的
ではなかつた。
特に突板などの木質化粧単板を台板に接着するとき、
接着材の含浸が木質化粧単板に充分に行なわれず、木質
単板の台板への接着および材質の強化が充分でない場合
が生ずる。
〔問題点を解決するための手段とその作用〕
本発明方法は上記のように、木質化粧単板を台板に接
着するとき、接着剤として用いる樹脂が、木質化粧単板
に充分含浸しないという問題点を解決するため、次のよ
うな手段をとつたものである。すなわち、台板表面に、
二液反応硬化型樹脂の第一液を塗布した後該台板1表面
に木質化粧単板2を積層するとともにその表面に塗布さ
れた二液反応硬化型樹脂の第一液と反応し硬化する第二
液l2を塗布し最後にこれらを圧締し、第一液及び第二
液を単板内部へ含浸させることにより、反応させ、木質
化粧単板を台板に接着させるものである。
本発明方法は上記の手段を採用することにより、接着
剤として用いる樹脂の木質化粧単板への含浸を確実なも
のとし、木質化粧単板の台板への接着の強固さと、その
材質の強度を向上したものである。
〔構成の説明〕
以下本発明方法の構成について説明する。
まず第1図に示すように台板1表面に二液反応硬化型
樹脂の第1液l1をロールコーター、フローコーター、
スプレーなどの塗布装置を用いて塗布する。
台板1としては、合板、繊維板、板紙、パーテイクル
ボード、合成樹脂板、金属板、コンクリート系板などを
用いることができる。
二液反応硬化型樹脂とは、主剤と硬化剤の二液よりな
り、該二液を混合させることによつて硬化を開始する合
成樹脂のことを指す。
たとえば、主剤にエポキシ樹脂、硬化剤にポリアミド
類、主剤にポリウレタン樹脂、硬化剤にポリイソシアネ
ート類、主剤にアクリル系樹脂、硬化剤にアミノ系樹脂
を各々用いたもの等が一例として挙げられる。
ここでいう、台板1表面に塗布される二液反応硬化型
樹脂の第一液とは、該二液のどちらであるかを区別する
ために、便宜的に名付けているものであり、必ずしも主
剤と硬化剤のどちらか一方に限定して定義しているわけ
ではない。しかし、硬化剤は着色されている場合が多い
ため、化粧単板表面に塗布することは好ましくないの
で、台板表面に塗布する第一液l1として用いることが
好ましい。
次に、第2図に示すようにこの二液反応硬化型の第一
液l1の塗布された台板1表面に化粧単板2を積層する
とともに、第3図のように、化粧単板2の表面に、台板
1表面に塗布された二液反応硬化型樹脂の第1液l1
反応して硬化する第二液l2を塗装装置を用いて塗布す
る。
また、化粧単板2は、あまり厚いと、二液反応硬化型
樹脂の第一液l1及び第二液l2の浸透含浸が行なわれに
くくなるため、0.2-3mm、好ましくは0.2-1.2mm厚の木質
単板2を用いるのが好ましい。
化粧単板2上に塗布される二液反応硬化型樹脂の第二
液とは、二液反応硬化型樹脂の第一液に対応したもので
あり、第一液が硬化剤であれば、第二液は主剤であり、
また第一液が主剤であれば、第二液は硬化剤となる。
二液反応硬化型樹脂の主剤と硬化剤の塗布量の割合
は、一般式に用いられる主剤と硬化剤の混合割合に順次
任意に決められるものであつてよいが主剤30-300g/m2
硬化剤20-100g/m2程度の範囲にあることが好ましい。
ついで、第4図のように得られた積層体は、プレスに
挿入され、圧締され、化粧単板内へ二液反応硬化型樹脂
の第一液,第二液は浸透し、混合され、硬化し、化粧単
板を接着し強化することができる。
また、二液反応硬化型樹脂として、熱硬化型樹脂接着
剤を用いた場合、ホツトプレスを用い、90-170℃で加熱
圧締することにより、短時間で、化粧単板の接着,強化
をなし得る。
〔作用効果〕
a 台板表面に二液反応硬化型樹脂の第一液を塗布し、
該台板表面に化粧単板を積層するとともに、その表面
に、台板表面に塗布された二液反応硬化型の樹脂の第二
液を塗布し、加熱するか、あるいはすることなく圧締
し、第一液,第二液を単板内部へ含浸させ、反応、接
着、硬化させることにより、第1液,第二液を別々に用
い、化粧単板内で混合され、初めて硬化を開始するた
め、使用前の第一液,第二液のポツトライフは確保さ
れ、時間が経つた後再使用する際にも不都合を生じるこ
とがない。
b 樹脂の含浸硬化は、台板表面へ化粧単板を貼着は、
加熱するか、あるいはすることなく圧締する工程の中に
組込まれているため、樹脂の含浸硬化のために特別な設
備を設ける必要がなく、含浸工程に要していた処理時間
も大幅に短縮することができ、製造工程の煩雑さは解消
され、コストパフオーマンス及び生産性が向上される。
c 物理的な加圧方法による含浸方法であるために、樹
脂を有機溶媒により浸透性を高める必要もなく、有機溶
媒の使用による作業環境の悪化や大気の汚染といつた諸
問題も起こすことがない。
d 同時に、化粧単板内で混合された二液反応硬化型樹
脂は化粧単板から台板へ向けて浸出し、台板と化粧単板
の強固な接着を果たす。
〔実施例〕
合板よりなる台板表面に、二液反応硬化型樹脂の第一
液としてジエチレン・ジアミン20g/m2の割合で塗布し、
この上に、化粧単板として、0.5mm厚のセンの天然木突
板を積層し、この化粧単板表面に、台板表面に塗布され
た二液反応硬化型樹脂の第一液(主剤)、エポキシ樹脂
と反応し硬化する第二液(硬化剤)としてエポキシ樹脂
300g/m2の割合で塗布する。次いで、該積層板をホツト
プレスにて、145℃で30分間熱圧締することにより、表
面強化木質単板貼化粧板を得る。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図:本発明方法の工程を示す。 1:台板 2:木質単板 3:プレス l1:第1液 l2:第2液

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台板表面に、木質化粧単板を貼着してなる
    化粧板の製造方法において、 台板表面に、二液反応硬化型樹脂の第一液を塗布した
    後、 該台板表面に木質化粧単板を積層するとともにその表面
    に台板の表面に塗布された二液反応硬化型樹脂の第一液
    と反応し硬化する第二液を塗布し、 つぎに、台板に対して木質化粧単板を圧締することによ
    り、前記第一液及び第二液を前記単板内部へ含浸させる
    ことにより前記第1液,第2液を反応させ、 木質化粧単板を台板に接着させる、 ことを特徴とする化粧板の製造方法。
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JPH071405A (ja) * 1993-06-18 1995-01-06 Noda Corp 化粧板及びその製造方法
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