JP2524220B2 - 酸化物超電導物質及びその製造方法 - Google Patents

酸化物超電導物質及びその製造方法

Info

Publication number
JP2524220B2
JP2524220B2 JP1133343A JP13334389A JP2524220B2 JP 2524220 B2 JP2524220 B2 JP 2524220B2 JP 1133343 A JP1133343 A JP 1133343A JP 13334389 A JP13334389 A JP 13334389A JP 2524220 B2 JP2524220 B2 JP 2524220B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
mba
oxide superconducting
added
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1133343A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04144914A (ja
Inventor
博武 増田
文夫 水野
泉 平林
昭二 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOKUSAI CHODENDO SANGYO GIJUTSU KENKYU SENTAA
Chubu Electric Power Co Inc
Nippon Tokushu Togyo KK
Original Assignee
KOKUSAI CHODENDO SANGYO GIJUTSU KENKYU SENTAA
Chubu Electric Power Co Inc
Nippon Tokushu Togyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOKUSAI CHODENDO SANGYO GIJUTSU KENKYU SENTAA, Chubu Electric Power Co Inc, Nippon Tokushu Togyo KK filed Critical KOKUSAI CHODENDO SANGYO GIJUTSU KENKYU SENTAA
Priority to JP1133343A priority Critical patent/JP2524220B2/ja
Priority to PCT/JP1990/000443 priority patent/WO1990015023A1/ja
Priority to EP19900905625 priority patent/EP0431170A4/en
Publication of JPH04144914A publication Critical patent/JPH04144914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2524220B2 publication Critical patent/JP2524220B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は酸化物超電導物質及びその製造方法に関し、
更に詳しく言えば臨界温度(TC)が高く輸送臨界電流密
度(Jc)が大きな酸化物超電導物質に関する。本発明
は、超電導磁石、超電導デバイス、超電導を用いた動力
貯蔵又は輸送関連技術等に利用される。
〔従来の技術〕
近年、常電導状態から超電導状態に転移する臨界温度
が極めて高い酸化物系の超電導物質が次々と開発されつ
つある。これらの酸化物超電導物質は、従来の合金系又
は金属間化合物系超電導物質に比べると臨界温度が高
く、実用上極めて有望な超電導材料とされている。
ところで、M(Y、La等)−Ba−Cu−O系超電導物質
として、MBa2Cu3O7-y及びY(Ba0.5Ca0.52Cu3O7-y
知られている(特開昭63−230565号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記Caを含まないLaBa2Cu3O7-y超電導物質の輸送臨界
電流密度(以下、単に電流密度という)は約10A/cm2(7
7Kにて)程度と小さく実用的でない従って、これを向上
させるためなAg2Oを添加するものも知られている。この
場合はAg2Oが高価であるとともにその効果も十分とはい
えない(Jpn.Appl.phys.28、5(1989)。
また、前記Caを含むY(Ba0.5Ca0.52Cu3O7-yは、電
流密度が十分に大きなものばかりではないので、更にこ
れを安定かつ向上させたものが望まれている。
本発明は、前記超電導物質と異なった組成により臨界
温度が高く電流密度が大きな酸化物超電導物質及びその
製造方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本第1発明の超電導物質は、組成MBa2Cu3O7-y化合物
1モルに対して、CaCu2O3、Ca2CuO3及びCaOのうちの少
なくとも1種を合計0.01〜60重量%(以下、単に%とい
う)添加してなることを特徴とする。ここで、前記添加
割合とするのは、この添加量が0.005%以下では添加効
果が十分でなく電流密度が十分に向上しないが、0.01%
以上では著しく電流密度が向上し、またその1種類のみ
の70%以上の添加では絶縁体となり、その2種類以上の
75%以上の添加では臨界温度及び電流密度が低下するか
らである。即ち、それが0.01〜60%の場合は、高臨界温
度を維持しつつ電流密度を著しく向上させることができ
るからである。
本第2発明の超電導物質は、組成MBa2Cu3O7-y化合物
1モルに対して、CaCu2O3を0.2〜1.0重量%添加してな
ることを特徴とする。本第3発明の超電導物質は、組成
MBa2Cu3O7-y化合物1モルに対して、Ca2CuO3を0.01〜1.
0重量%添加してなることを特徴とする。本第4発明の
超電導物質は、組成MBa2Cu3O7-y化合物1モルに対し
て、CaOを0.1〜5.0重量%添加してなることを特徴とす
る。
本第5発明の超電導物質は、組成MBa2Cu3O7化合
物1モルに対して、CaCu2O3及びCa2CuO3を合計0.02〜35
重量%添加してなることを特徴とする。本第6発明の超
電導物質は、組成MBa2Cu3O7-y化合物1モルに対して、C
aCu2O3、Ca2CuO3及びCaOを合計5〜25重量%添加してな
ることを特徴とする。
本第8発明の超電導物質の製造方法は、組成MBa2Cu3O
7-y化合物粉末1モルに対して、CaCu2O3粉末、Ca2CuO3
粉末、並びにCaO粉末若しくはCaCO3粉末のうちの少なく
とも1種の粉末を合計0.01〜60重量%添加し、混合し、
所定形状に成形し、その後、930〜970℃の温度にて焼成
することを特徴とする。
本第9発明の超電導物質の製造方法は、組成MBa2Cu3O
7-y化合物粉末1モルに対して、CaCu2O3粉末、Ca2CuO3
粉末又はCaO粉末を0.01〜10重量%添加し、混合し、所
定形状に成形し、その後、930〜970℃の温度にて焼成す
ることを特徴とする。
本第10発明の超電導物質の製造方法は、組成MBa2Cu3O
7-y化合物粉末1モルに対して、CaCu2O3粉末及びCa2CuO
3粉末を0.02〜35重量%添加し、混合し、所定形状に成
形し、その後、930〜970℃の温度にて焼成することを特
徴とする。
本第11発明の超電導物質の製造方法は、組成MBa2Cu3O
7-y化合物粉末1モルに対して、CaCu2O3粉末、CuO3粉末
及びCaO粉末を5〜55重量%添加し、混合し、所定形状
に成形し、その後、930〜970℃の温度にて焼成すること
を特徴とする。
本第7発明の超電導物質及び第12発明の製造方法にお
いては、前記MがLa、Sc及びYのうちの少なくとも1種
であることを特徴とする。従って、一般的な元素を用い
るので、実用的かつ比較的安価であり、特にLaはその点
で好ましい。
〔実施例〕
以下、参考例及び一実施例により本発明を明らかにす
る。
参考例 本参考例は、主としてLaBa2-xCaxCu3O7-yのxの値を
種々検討したものである。
まず、La2O3(99.9%)を800〜1000℃で5時間、空気
中で熱処理をして、La2(OH)に分解しないようにす
る。Ba(OH)・8H2OをBaSO4で重畳分析をして純度を
決める。この2つの出発原料にCuO(99.9%)、CaCo3
加えて、LaBa2-xCaxCu3O7-y(0≦x≦2.0)の所定組成
比になるように、各物質を所定量秤量する。
その後、乾式で混合し、粉砕し、常圧若しくは減圧下
で、空気中、酸素中若しくは窒素中で800〜900℃で10時
間、熱処理をし、その後再粉砕し、30μmの篩を通して
LaBa2-xCaxCu3O7-y(0≦x≦2.0)の各粉末を得る。
次いで、これらの粉末を1〜2トン/cm2の圧力で15mm
φ、1.5mm厚さに成形し、炉内圧力1.2kg/cm2、炉内酸素
分厚0〜100%下で、約950℃付近で焼成する。尚、各焼
成温度、旺盛時間は第1表に示した。この焼成されたペ
レットを短冊状に11×5×1(厚さ)mmに切断し、約1
μm厚さの金蒸着を行い、四端子の電極を設ける。電極
にエナメル線(約0.1mmφ)をハンダ付けで固定し、そ
の上にAgペーストを塗って、乾燥機中で乾燥させて、各
測定用試料(No.1〜21)を作製し、以下の方法により特
性(臨界温度Tc end、Tc on、TcI、輸送臨界電流密度Jc
t、磁化のヒステリシスから求めたJc)を調べ、その結
果を第1表に示した。
尚、前記Laの代わりに、各Sc単独(No.22)、Y単独
(No.23)又はLaとYの等量組合せ(No.24)を用いて同
様に試料を作製し評価し、同表にその結果を併記した。
この試料をクライオスタットヘッドのプローグにハン
ダ付けをし、電気抵抗を測定し、Tc endを第1表に示し
た。交流磁化率による超電導転移温度(臨界温度TcI
の測定はハーツホーンブリッジを用いた。輸送臨界電流
密度Jctの測定は、試料に大電流を通電し超電導状態が
得た最大の電流値を10μV/cmをしきい値として30Kで測
定し、その結果を第2図及び第1表に示した。磁化のヒ
ステリシス曲線から見積もる方法は 、Beanの方法に従って、4.2Kにて8×3×0.3(厚さ)m
mのスラブ状の試料に対し磁場の薄片の厚みに対し平行
にかけ、SQUIDで測定した。
これらの結果によれば、前記特定の組成式中、xが各
々1.9、2.0と大きい物質(試料No.20、21)は、超電導
性を示さず絶縁体となり、それ以外の組成は全て高い臨
界温度(50K以上)と従来より大きな電流密度(Jct;20
以上)を示した。
またxが比較的大きい1.5〜1.8の範囲にある物質(試
料No.16〜19)は電流密度が40以下と比較的小さかっ
た。xが0の物質(試料No.1)も電流密度が40と比較的
小さい。しかし、xが0.1〜1.4の物質(試料No.2〜15)
の場合は電流密度が大きい。
特にxが0.1〜0.5(試料No.2〜6)の場合は、電流密
度が120以上と極めて大きく、更に臨界温度も77〜89Kと
高いのでバランスが良く実用的である。即ち、これは、
電流密度においてはxが0の公知物質(試料No.1)と比
べると著しく大きく、同じくxが1.0の公知物質(試料N
o.11)の比べても大きいし、更に臨界温度も後者の公知
物質と比べて11〜23Kも高い。
更に、Laの代わりのSc、Y、又はLa+Yの場合(各試
料No.22〜24)も、Laの場合と同様に良好な性能を示し
た。
実施例1 本実施例は、LaBa2Cu3O7-y化合物1モルの粉末に、Ca
2CuO3、CaCu2O3又はCaOの各1種類の化合物の粉末を所
定量添加して、混合して、参考例と同様にして試料(N
o.1〜38)を作製して、同様の性能評価をして、その添
加効果を検討したものである。尚、試料No.37、38は、
各々Laの代わりに、Sc又はYを用いたものである。
この試験結果を第2表に示す。
この結果によれば、各添加物をいずれも70%添加した
物質(試料No.12、24、36)は絶縁体を示し、また、微
量の0.005%を添加した 物質(試料No.1、13、25)は、いずれも電流密度(Lc
t、Jc)が小さく添加効果が十分でない。一方、好適範
囲の0.01〜50%を添加した物質(試料No.2〜11、14〜2
3、26〜35)はいずれも臨界温度も高くかつ電流密度も
大きく、大変バランスがよい。
特に、Ca2CuO3の添加範囲が0.01〜25.0%の物質(試
料No.2〜10)は臨界温度が80K以上、電流密度が170〜28
0であり、またCaCu2O3の添加範囲が0.1〜25.0%の物質
(試料No.16〜22)は臨界温度が78K以上、電流密度が15
0〜280であり、更にCaOの添加範囲が0.1〜10.0%の物質
(試料No.28〜33)は臨界温度が79K以上、電流密度が17
0〜290であって、いずれも、臨界温度及び電流密度Jc
t、Jcが大変大きく、極めて実用的である。
更に、Laの代わりのSc又はYを用いた超電導物質(各
試料No.37、38)も、Laを用いたものと同様に良好な性
能を示した。
実施例2 本実施例は、Ca2CuO3、CaCu2O3及びCaOのうちの2種
類又は3種類を添加した場合の添加効果を検討したもの
であり、他の条件は実施例1と実質上同様である。尚、
試料No.29、30は、各々Laの代わりに、Sc又はYを用い
たものである。
この試験結果を第3表に示す。
この結果によれば、合計75%を添加した物質(試料N
o.21)、同じく合計105%を添加した物質(試料No.28)
は、臨界温度も電流密度も大きく低下するので好ましく
ない。一方、合計50%以下を添加した物質(試料No.1〜
20、22〜27)はいずれの特性も良好である。
特に、複合添加の効果を考察してみると、以下の如
く、単独の場合と比べて臨界温度、電流密度の両性能が
安定しかつ優れ、特に電流密度の改善効果に優れる。例
えば、合計75%を添加した物質(試料No.21)は、それ
よりも少ない場合と比べると両性能が低下するとはいえ
超電導特性を示 すのに対し、70%の単独添加の物質(第2表の試料No.1
2、24)は絶縁体を示すに過ぎない。また、複合添加量
が10%の物質(試料No.11)と、単独添加量が10%の物
質(第2表の試料No.9、21)を比べると、電流密度が約
65〜75%も向上する。複合添加量が25〜35%の物質(試
料No.13、18、19、26)と、単独添加量が25%の物質
(第2表の試料No.10、22)の場合では、電流密度が約2
0〜40%向上し、複合添加量が50〜55%の物質(試料No.
20、27)と、単独添加量が50%の物質(第2表の試料N
o.11、23、35)を比較すると、電流密度が約6〜15%向
上している。以上より、複合添加により、臨界温度を低
下させずに電流密度を高めかつ広い添加範囲にしても安
定して超電導特性を示すという効果をもつ。
更に、Laの代わりのSc又はYの場合(各試料No.29、3
0)も、Laの場合と同様に良好な性能を示した。
尚、本発明においては、上記具体的実施例に示すもの
に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々
変更した実施例とすることができる。即ち、上例に示し
たLa、Sc、Y系以外でもCe、Pr、Pm、Tbを除く他のラン
タイド系元素(Nd、Sm、Eu、Gd、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、
Lu)を用いることもできるし、それらの混合とすること
もできる。また、複合添加する場合も前記の組合せに限
らず、CaCu2O3とCaOの組合せ、Ca2CuO3とCaOの組合せと
することもできる。更に、本発明は、固相反応のみなら
ず液相、気相反応にも利用できる。更に、処理工程、焼
成条件(温度、時間、雰囲気等)等は前記の具体的実施
例に限らず種々選択できる。使用原料も、加熱により所
定酸化物になるものであればよく、前記に限定されな
い。
〔発明の効果〕
MBa2Cu3O7-y化合物に所定量のCa2CuO3等を添加してな
る本発明の超電導物質は、臨界温度が高く、しかも電流
密度が大きいので実用性に優れる。
また、La等を用いる第7発明の超電導物質は取扱が容
易で実用的である。
更に、本発明の製造方法によれば、上記有用な超電導
物質を容易に且つ確実に製造できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 博武 愛知県名古屋市熱田区六野2丁目4番1 号 財団法人国際超電導産業技術研究セ ンター名古屋研究室内 (72)発明者 水野 文夫 愛知県名古屋市熱田区六野2丁目4番1 号 財団法人国際超電導産業技術研究セ ンター名古屋研究室内 (72)発明者 平林 泉 愛知県名古屋市熱田区六野2丁目4番1 号 財団法人国際超電導産業技術研究セ ンター名古屋研究室内 (72)発明者 田中 昭二 愛知県名古屋市熱田区六野2丁目4番1 号 財団法人国際超電導産業技術研究セ ンター名古屋研究室内 (56)参考文献 特開 昭63−244526(JP,A) 特開 平2−18321(JP,A)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MBa2Cu3O7-y化合物(但し、該MはCe、P
    r、Pm、Tbを除くランタノイド系元素並びにSc及びYの
    うちの少なくとも1種)1モルに対して、CaCu2O3、Ca2
    CuO3及びCaOのうちの少なくとも1種を合計0.01〜60重
    量%添加してなることを特徴とする酸化物超電導物質。
  2. 【請求項2】MBa2Cu3O7-y化合物(但し、該MはCe、P
    r、Pm、Tbを除くランタノイド系元素並びにSc及びYの
    うちの少なくとも1種)1モルに対して、CaCu2O3を0.2
    〜1.0重量%添加してなることを特徴とする酸化物超電
    導物質。
  3. 【請求項3】MBa2Cu3O7-y化合物(但し、該MはCe、P
    r、Pm、Tbを除くランタノイド系元素並びにSc及びYの
    うちの少なくとも1種)1モルに対して、Ca2CuO3を0.0
    1〜1.0重量%添加してなることを特徴とする酸化物超電
    導物質。
  4. 【請求項4】MBa2Cu3O7-y化合物(但し、該MはCe、P
    r、Pm、Tbを除くランタノイド系元素並びにSc及びYの
    うちの少なくとも1種)1モルに対して、CaOを0.1〜5.
    0重量%添加してなることを特徴とする酸化物超電導物
    質。
  5. 【請求項5】MBa2Cu3O7-y化合物(但し、該MはCe、P
    r、Pm、Tbを除くランタノイド系元素並びにSc及びYの
    うちの少なくとも1種)1モルに対して、CaCu2O3及びC
    a2CuO3を合計0.02〜35重量%添加してなることを特徴と
    する酸化物超電導物質。
  6. 【請求項6】MBa2Cu3O7-y化合物(但し、該MはCe、P
    r、Pm、Tbを除くランタノイド系元素並びにSc及びYの
    うちの少なくとも1種)1モルに対して、CaCu2O3、Ca2
    CuO3及びCaOを合計5〜25重量%添加してなることを特
    徴とする酸化物超電導物質。
  7. 【請求項7】前記Mは、La、Sc及びYのうちの少なくと
    も1種である請求項1乃至6のいずれかに記載の酸化物
    超電導物質。
  8. 【請求項8】MBa2Cu3O7-y化合物粉末(但し、該MはC
    e、Pr、Pm、Tbを除くランタノイド系元素並びにSc及び
    Yのうちの少なくとも1種)1モルに対して、CaCu2O3
    粉末、Ca2CuO3粉末、並びにCaO粉末若しくはCaCO3粉末
    のうちの少なくとも1種の粉末を合計0.01〜60重量%添
    加し、混合し、所定形状に成形し、その後、930〜970℃
    の温度にて焼成することを特徴とする酸化物超電導物質
    の製造方法。
  9. 【請求項9】MBa2Cu3O7-y化合物粉末(但し、該MはC
    e、Pr、Pm、Tbを除くランタノイド系元素並びにSc及び
    Yのうちの少なくとも1種)1モルに対して、CaCu2O3
    粉末、Ca2CuO3粉末又はCaO粉末を0.01〜10重量%添加
    し、混合し、所定形状に成形し、その後、930〜970℃の
    温度にて焼成することを特徴とする酸化物超電導物質の
    製造方法。
  10. 【請求項10】MBa2Cu3O7-y化合物粉末(但し、該MはC
    e、Pr、Pm、Tbを除くランタノイド系元素並びにSc及び
    Yのうちの少なくとも1種)1モルに対して、CaCu2O3
    粉末及びCa2CuO3粉末を0.02〜35重量%添加し、混合
    し、所定形状に成形し、その後、930〜970℃の温度にて
    焼成することを特徴とする酸化物超電導物質の製造方
    法。
  11. 【請求項11】MBa2Cu3O7-y化合物粉末(但し、該MはC
    e、Pr、Pm、Tbを除くランタノイド系元素並びにSc及び
    Yのうちの少なくとも1種)1モルに対して、CaCu2O3
    粉末、Ca2CuO3粉末及びCaO粉末を5〜55重量%添加し、
    混合し、所定形状に成形し、その後、930〜970℃の温度
    にて焼成することを特徴とする酸化物超電導物質の製造
    方法。
  12. 【請求項12】前記Mは、La、Sc及びYのうちの少なく
    とも1種である請求項8〜11のいずれかに記載の酸化物
    超電導物質の製造方法。
JP1133343A 1989-05-27 1989-05-27 酸化物超電導物質及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2524220B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1133343A JP2524220B2 (ja) 1989-05-27 1989-05-27 酸化物超電導物質及びその製造方法
PCT/JP1990/000443 WO1990015023A1 (en) 1989-05-27 1990-03-30 Oxide superconductor
EP19900905625 EP0431170A4 (en) 1989-05-27 1990-03-30 Oxide superconductor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1133343A JP2524220B2 (ja) 1989-05-27 1989-05-27 酸化物超電導物質及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04144914A JPH04144914A (ja) 1992-05-19
JP2524220B2 true JP2524220B2 (ja) 1996-08-14

Family

ID=15102504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1133343A Expired - Fee Related JP2524220B2 (ja) 1989-05-27 1989-05-27 酸化物超電導物質及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2524220B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63244526A (ja) * 1987-03-31 1988-10-12 Toshiba Corp 化合物超電導線の製造方法
JPH0218321A (ja) * 1988-07-04 1990-01-22 Japan Atom Energy Res Inst La−Ba−Ca−Cu酸化物超伝導体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04144914A (ja) 1992-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2804039B2 (ja) 化合物超電導体およびその製造方法
JP2524220B2 (ja) 酸化物超電導物質及びその製造方法
JP3219563B2 (ja) 金属酸化物とその製造方法
JP2778100B2 (ja) 酸化物超電導材料およびその製造方法
JP3021639B2 (ja) 好適な配向状態の稠密超伝導体
JPS63260853A (ja) 超伝導性素材
JPH038754A (ja) 酸化物超伝導体組成物およびその製造方法
JPS63176353A (ja) 超伝導性素材
JP2637617B2 (ja) 超電導材料の製造方法
JPS63315566A (ja) 高Jc,高Tcペロブスカイト型酸化物超電導材
JP2854338B2 (ja) 銅系酸化物超電導体
JPH02204358A (ja) 酸化物超電導体及びその製法
JP2698689B2 (ja) 酸化物超伝導材料およびその製造方法
JPH07115921B2 (ja) 酸化物超電導物質の製造方法
EP0431170A1 (en) Oxide superconductor
JPH02252615A (ja) 酸化物超電導体
JPH07115920B2 (ja) 酸化物超電導物質及びその製造方法
EP0321862A2 (en) Use of barium peroxide in superconducting Y1Ba2Cu3Ox and related materials
JPH026329A (ja) 超伝導材料組成物
JPH02271920A (ja) 酸化物超電導体材料の製造方法
JPS63230521A (ja) バリウム・イツトリウム・銅化合物(Ba↓4Y↓2Cu↓7O↓1↓4)超伝導体及びその製造法
JPH038755A (ja) 酸化物超伝導体組成物およびその製造方法
JPH02217351A (ja) 超伝導金属酸化物材料の製造方法
JPH0521848B2 (ja)
JPH0597440A (ja) 酸化物超電導体及びその製造法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees