JP2524155Y2 - 用紙の耳折り装置 - Google Patents

用紙の耳折り装置

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JP2524155Y2 JP1990056876U JP5687690U JP2524155Y2 JP 2524155 Y2 JP2524155 Y2 JP 2524155Y2 JP 1990056876 U JP1990056876 U JP 1990056876U JP 5687690 U JP5687690 U JP 5687690U JP 2524155 Y2 JP2524155 Y2 JP 2524155Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、紙折り機の用紙搬送路の途中に配置される
耳折り装置に関し、特に、用紙を搬送している途中で、
用紙の先端部の角の部分のみを、自動的に三角状に折込
む装置に関する。
(従来の技術) 図面等の大サイズの用紙を作成する電子複写機におい
ては、用紙の排出路の途中に紙折り手段を配置し、AOサ
イズの図面をA4サイズに折込んでソーター等に排出させ
るような手段を用いる場合がある。
例えば、実開昭63-180663号公報等に示される例にお
いては、電子複写機とソーターとの間に紙折り機を配置
し、コピーを折込んで小サイズのものとして成形し、ソ
ーターのトレイを排出するように構成されている。
前述したように、大サイズの用紙を折込んで排出させ
るような手段を用いることによって、複写の後処理の作
業が容易になり、その用紙を綴込んだりする場合に、オ
ペレータの負担を軽減することが出来、複写の能率を向
上させることが可能になる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前述したような紙折り機を使用して、
大サイズの用紙を小サイズのものとして折込んだ場合に
は、折り込まれたままの用紙を綴込むと、用紙の耳の部
分まで綴込んでしまうという問題が発生する。
前述したような耳の部分の綴込みを防止するために、
その折込んだ用紙の耳の部分を、オペレータが手で再度
折込む作業を行い、その後でステープル等で綴込んで、
ファイルを作成することが必要である。
ところが、従来より一般に用いられている紙折り機に
おいては、耳折りの作業を行うことが出来ないため、そ
の耳折りの作業のみは、後で手で行うことが要求されて
いる。
したがって、電子複写機等で大サイズのコピーを連続
して作成し、ソーターのトレイに折り込まれた状態でコ
ピーが排出された場合には、そのコピーに対する綴込み
を行う前に、全部のコピーに対して、耳の部分を折込む
作業を行うことが必要となり、オペレータの負担が大き
いという問題がある。
これに対して、用紙搬送路内を搬送する途中で、用紙
を一旦停止させ、耳折りを行う方式も考えられている。
しかし、用紙搬送路内で用紙を一旦停止させて、オペレ
ータが手で耳折りを行ったりすることは、非常に面倒な
ことであり、複写の能率を低下させる原因ともなる。
(考案の目的) 本考案は、上記したような従来より用いられている紙
折り装置の問題を解消するもので、用紙を搬送する途中
で、用紙を停止させることなしに、耳折り作業を自動的
に行い得るようにする装置を提供することを目的として
いる。
(問題点を解決するための手段および作用) 本考案は、用紙搬送路に配置する耳折り用のローラ装
置と、前記耳折り用のローラ装置の上流部に所定の間隔
を介して配置する搬送ローラ装置と、前記耳成り用のロ
ーラ装置および前記搬送ローラ装置の間には、用紙検知
部材を配置するとともに、前記用紙検知部材の信号にも
とづいて、用紙搬送路に突出して用紙の角の部分を湾曲
させる部材が配置されている。そして、前記用紙検知部
材の用紙検知信号により用紙の角の部分を湾曲させる部
材を作動させて、用紙の角の部分を湾曲させながら用紙
を搬送ローラ装置により搬送し、前記用紙の角の湾曲さ
れた部分を耳折り用のローラ装置のローラ間に挿入する
ことより耳折りを行うようにしている。
前述したような本考案の用紙の耳折り装置は、用紙搬
送路内で用紙を搬送する途中で、用紙の移動を中断する
ことなしに、電子複写機等から排出される用紙を高速度
で搬送しながら、耳折りの作業を行うことが出来る。
また、本考案の用紙の耳折り装置において、用紙の角
部をめくるような作用を行う機構を用いる場合は、用紙
の耳部を耳折り部材によって湾曲させた状態で、折りロ
ーラ装置に案内するものであるために、用紙に無理な力
を加えたりして、該用紙の耳部を損傷したりすることが
なく、容易に耳折りの作用を行わせることが出来る。
(実施例) 図示された例に従って、本考案の用紙の耳折り装置の
構成を説明する。
第1図および第1a図に示される本考案の実施例は、用
紙搬送路の所定の位置に耳折り機1を設けるもので、該
耳折り機1は耳折り用のローラ装置(以下折りローラと
呼ぶ)2の直前部に、用紙の角の部分を湾曲させる部材
としての耳折り用湾曲アーム10を配置している。前記用
紙搬送路は、上ガイド板5と下ガイド板7とを対向させ
て配置し、折りローラ2の上流部に搬送ローラ装置4を
設けており、前記上ガイド板5には、耳折り部に対応す
る位置で、切欠部6を設け、該切欠部6の位置で湾曲ア
ーム10が出没し、用紙Pの耳部Paを湾曲させて折りロー
ラに向けて送る作用を行うようにする。前記上ガイド板
の切欠部に対応する位置で、下ガイド板7に湾曲アーム
を出没させるための孔11と、用紙検知部材としてのセン
サ9に対応する孔8とを設けており、前記センサと湾曲
アーム10に対する駆動手段とは、下ガイド板の下部に配
置される。
前記用紙搬送路の下部に配置される湾曲アーム10用の
駆動手段は、ソレノイド13とスプリング14とからなり、
前記湾曲アーム10の途中の部分を支軸12により支持し、
ソレノイド13を付勢することにより、湾曲アーム10を用
紙搬送路に向けて突出させ、上記の耳の部分を折曲げる
作用を行う。
また、本考案の湾曲アーム10は、用紙に当接する部分
が、用紙の進行方向に対して凹部10aを向けるように、
湾曲形状に構成されており、該凹部に用紙の先端部に当
接させ、その用紙の先端部が凹部に沿って湾曲させるこ
とにより、用紙の耳の部分を折込む動作を行うようにす
る。
本考案の用紙搬送路において、前記折りローラ2と搬
送ローラ装置4とは、同一の駆動手段3により駆動され
るもので、各駆動ローラに設けたスプロケット3a、3c
に、チェーン3b等の伝導手段を介して駆動を行うように
構成される。
前述したように構成される本考案の耳折り機におい
て、用紙Pが搬送されてきて、耳折り部の部分に至る前
の段階で、ソレノイド13が駆動されて、湾曲アーム10が
用紙搬送路に向けて突出され、用紙が進行してくると、
用紙の耳の部分を上側に湾曲させる作用を行う。
用紙の耳の部分Paが湾曲アームに沿って上向きに湾曲
された状態で、用紙Pがさらに前進すると、該用紙の先
端部がセンサ9により検知され、そのセンサによる検知
信号によって、ソレノイド13に対する通電が停止され、
前記湾曲アーム10はスプリング14の力により、用紙搬送
路から用紙の進行方向に向けて高速で退避される。
その後で、用紙の先端部は折りローラ2によるニップ
部分に入り、その用紙の湾曲部が折りローラにより折込
まれる状態となり、そのままの状態で用紙搬送路内を搬
送されながら、耳折りの作用が行われる。
したがって、本考案の装置においては、湾曲アーム10
を非常に短い時間だけ用紙に対して作用させる状態に位
置させ、用紙の耳の部分を湾曲させた後で、その用紙の
先端部がローラ装置にニップされる直前に、用紙の進行
の邪魔にならない位置に戻される。
なお、前記湾曲アームを用紙搬送路から退避させる際
に、用紙の移動方向と同方向に、その用紙の進行速度よ
りもアームの退避速度を大きく設定することにより、ア
ームが用紙の角の部分を湾曲させた後で、用紙を引掛け
たりして、紙を損傷したりすることがないようにされ
る。
前記第1図に示される実施例は、湾曲アームを湾曲し
た案内面を有する部材で構成した場合を示したが、第2
図に示される耳折り機においては、用紙耳折りを行う手
段を耳折り用シャフト15で構成した場合を示している。
第2図に示される耳折り機においては、用紙搬送路に
配置される折りローラ2の直前部に、下ガイド板7に対
して斜めのスリット19を設け、該スリット19に対して、
用紙の角の部分を湾曲させる部材としてのシャフト部材
15を揺動可能に設けている。
前記シャフト部材15は、長い棒状のものを用い、該シ
ャフト部材の所定の位置を支持する支点16の他端部にソ
レノイド17を接続するとともに、上ガイド板5に対して
斜め上向きに湾曲した縁6aを設けた切欠部6を配置して
いる。
前記用紙搬送路には、第1図の場合と同様に、用紙の
先端部の検知を行うためのセンサを配置し、該センサに
よって、用紙の先端部を検知して、ソレノイドの駆動を
行い、用紙の耳の部分を上方に湾曲させる動作を行うよ
うにする。
なお、前記実施例において、シャフト部材15は用紙の
搬送面よりも下側に配置された支点16を中心にして、上
下に揺動される状態に設けられているもので、用紙が用
紙搬送路内を搬送されてくる前の段階では、シャフト部
材15は、作動状態でその部材の一部が用紙搬送路よりも
下方に位置するようにして、下ガイド板7の下部に保持
される。
前述したように構成された本考案の耳折り機1におい
て、用紙Pが用紙搬送路内を搬送されて来て、その用紙
の先端部がセンサにより検知されると、その検知信号に
よりソレノイド17が駆動される。そして、シャフト部材
15をスリット19から突出させるように、上向きに揺動さ
せて、該シャフト部材により用紙の耳部Paをすくい上げ
る状態で、上向きに湾曲させる作用を行う。
前記第2図の実施例において、シャフト部材15により
用紙をめくり上げる位置は、折りローラ2によるニップ
位置の直前部に配置される。
そして、本考案においては、前記シャフト部材を高速
で戻すように駆動することによって、前記シャフト部材
によりめくり上げられた用紙の耳の部分が、その用紙の
弾性により戻らないうちに、ローラ装置によるニップ部
分に入り込むようにすることが必要である。
これに対して、シャフト部材を非常に大きな角度の範
囲で揺動する部材により構成する場合には、用紙の耳部
を上向きに湾曲させた後で、前記シャフト部材15は用紙
が耳折り部を通過し終わるまで、用紙搬送路の上部に停
止保持させるようにすることも可能である。
そして、用紙の後端部が耳折り部を通過してから、駆
動手段を逆転させ、シャフト部材は下ガイド板の下の位
置に戻されて、次の用紙に対処する状態で待機すること
も出来る。第3図および第3a図に示される本考案の別の
実施例では、用紙搬送路の用紙搬送方向に平行に、用紙
の角の部分を湾曲させる部材としての耳折り用アーム部
材20を配置しており、該アーム部材20を用紙搬送路に直
交する方向に設けた支軸21を介して支持し、他端部にソ
レノイド22による駆動機構を設けている。
また、第3図に示される例においては、用紙搬送路の
上部にセンサ24を設け、該センサ24が上ガイド板5に設
けた検知用の孔を介して用紙の通過を監視し、用紙の通
過を検知することにより、ソレノイドの駆動を行うよう
にする。
前記アーム部材20は、前記湾曲アームやシャフト部材
のように、用紙の耳の部分を大きく上側にめくり上げる
ような作用を行うものではなく、用紙の耳の部分をアー
ム部材でめくり上げた状態で、該用紙の先端部を折りロ
ーラ2によるニップ位置に案内し、用紙の先端部の所定
の位置に折り目をつけるような作用を行う。そして、前
記用紙の先端部につけた折り目を介して、この用紙を折
りローラにニップさせることによって、斜めに折り目を
順次形成することが出来る。
前述したように構成する本考案の用紙の耳折り装置に
おいて、用紙搬送路の上部に配置したセンサ24により用
紙の先端部を検知し、その検知信号により、ソレノイド
22を所定のタイミングで作動させ、アーム部材20を用紙
搬送路に向けて突出させる。
そして、用紙Pの耳の部分Paは、前述したようにし
て、アーム部材によりめくり上げられた状態で、折りロ
ーラによるニップ位置に案内され、該用紙Pに対する耳
折りの作用が行なわれる。
前述した各実施例が、棒状部材を用紙の角の部分を湾
曲させる部材として用いていたのに対して、第4図およ
び第4a図に示される例では、用紙の角の部分を湾曲させ
る部材としてパドル部材を用いて、用紙の耳の部分を下
向きに湾曲させ、耳部を下に向けた状態で折込むように
構成した例を示している。
前記第4図および第4a図に示される例において、用紙
搬送路に配置される折りローラ2の上流部には、パドル
部材25を設けてあり、用紙搬送路の用紙搬送方向に対し
て、該パドル部材の軸線が傾斜して設けられている。
前記パドル部材の軸の傾斜角度は、用紙の耳の部分の
折込み角度に対応して配置されるもので、例えば、図示
されるように、用紙搬送路に対して45°傾斜させて設け
る等の手段を用いることが出来る。
また、パドル部材20は、ゴムやプラスチック製等の、
柔軟性を有する板状部材軸に設けるもので、該パドル部
材の軸26は、図示を省略した駆動機構により、第4a図の
Aの位置とBの位置との間を揺動され、用紙の耳の部分
を下方にめくり下げる作用を行うようにする。なお、本
考案の実施例において、下ガイド板7に対して切欠部を
設けておくことによって、前記第1〜3図の実施例の場
合と反対方向に、用紙の耳部をめくり下げることが出来
る。
前述したような構成を有する本実施例の耳折り装置に
おいて、パドル部材25は、最初に、第4a図のAに示され
る位置に停止される状態で待機する。
そして、用紙が搬送されて来て、センサ24により用紙
の先端部が検知されると、その検知信号が入力されてか
ら、所定のタイミングでパドル部材25を軸26を中心にし
て時計方向に回転させる。したがって、前記パドル部材
により、下ガイド板7の切欠部7aに用紙の角を摺動させ
る状態で押圧して、耳折りの作用を行うようにする。
そして、前記パドル部材の回転によって、用紙Pの耳
の部分が下方にめくり下げられた状態で、折りローラ2
によりニップされ、耳折りの動作が行われるが、パドル
部材はBに示される位置で用紙の通過の終了を待つこと
になる。
その後で、センサ24から用紙の後端部の検知信号が出
力されることにより、パドル部材が反対方向に駆動され
て、該パドル部材をAの位置に停止させ、次の用紙に対
する耳折りの動作に向けて待機する。
なお、用紙に対する耳折りを行わない場合には、パド
ル部材はBの位置に停止されたままの状態で保持される
ので、用紙の通過に支障が生じたりすることがない。
前記第4図に示される実施例では、用紙に対する耳折
りの方向が逆になるが、折りローラによる耳折りの動作
は、前記各実施例の場合と同様にして行なわれる。
第5図に示される例は、前記各実施例に示したよう
に、用紙の角の部分を湾曲させる作用を行うものではな
く、本考案の参考例として示すものであり、用紙搬送路
の巾方向に配置された2つのローラ装置を逆方向に回転
させることによって、用紙の一方の角の部分を折込むよ
うにする場合を示している。
前記第5図ないし第5b図に示される耳折り機におい
て、折りローラ30は正転ローラ31と逆転ローラ32とを同
軸線上に配置し、両ローラを用紙の搬送方向と反対方向
に駆動する作用と、同方向に駆動する作用とを行い得る
ように構成している。
前記実施例において、第5図はガイド板を取り除いた
状態で、駆動ローラの構成を示すものであり、第5a図は
ローラ装置の連動機構を示し、第5b図は折りローラによ
る耳折りの作用を示す説明図である。
なお、本実施例に示される正転ローラと逆転ローラお
よび、搬送ローラ装置とは、それぞれ駆動ローラに対し
て、ピンチローラを配置し、上下のローラの間に用紙を
ニップする状態で搬送するものである。以下の用紙に対
する耳折りの作用の説明においては、搬送ローラ装置の
うちの駆動ローラに関して説明を行う。
また、前記折りローラ30の上流部には、搬送ローラ装
置38と、センサ39とを配置し、前記センサ39により用紙
を検知した情報を用いて、折りローラの駆動の制御を行
い、用紙に対する耳折りの動作と、搬送の作用を行うよ
うにする。
前記折りローラ30を構成する正転ローラ31と逆転ロー
ラ32とは、用紙搬送路の両側のフレームに設けた駆動軸
35、36にそれぞれ支持されるが、両ローラの間にブレー
キパッド33を設け、一方の逆転ローラ32をスプリング34
により、正転ローラ31に向けて押圧する。
また、前記逆転ローラ32の駆動軸36は、クラッチ部材
37を介してローラの駆動を行うように構成しているもの
で、逆転ローラ32が紙折りを行う際に、短時間のみ逆転
ローラを逆転方向に駆動し、耳折りの動作を行う。
その後で、前記クラッチ部材をオフにすると、逆転ロ
ーラはブレーキパッド33を介して正転ローラにより駆動
が行われ、両ローラが連動して用紙の搬送作用を行うよ
うにされる。
前述したようにローラ装置の駆動を行うための駆動機
構40は、モータ41と、各駆動軸に設けたスプロケット42
〜45を同期駆動させるように、チェーン46を配置して各
軸の駆動を行っている。
駆動機構の端部のスプロケット45は、ブラケット47に
支持される2つのギヤ48、49を介して軸50を駆動し、該
軸50の他端部に配置されるスプロケット51を駆動する。
また、逆転ローラ32の駆動系は、軸36に設けたスプロ
ケット52と、前記軸50の端部のスプロケット51との間に
チェーン53を配置して構成する。そして、前記チェーン
37がオンにされた際にのみ、逆転ローラ32を逆方向に駆
動する作用を行う。
なお、前記正転ローラ31と逆転ローラ32とにおいて、
正転ローラ31による用紙のニップ圧力に対して、逆転ロ
ーラ32によるニップ圧力を小さく設定しており、両ロー
ラが反対方向に駆動された場合に、両ローラの間で用紙
を引き裂くような作用が発生しないようにされる。
前記ローラのニップ圧の設定を行うために、正転ロー
ラと逆転ローラとを構成するローラの径を変えること
や、材質を違えること等の手段は、従来のローラ装置の
場合と同様に、任意に適用することが可能である。
前述したように構成された第5図の耳折り機におい
て、用紙搬送路内を搬送される用紙が、センサ39により
検知されると、クラッチ37が接続されて、逆転ローラ32
を正転ローラ31と逆方向に駆動する。
前記クラッチ37を介して逆転ローラ32を逆転駆動する
時間は、非常に短時間に設定されるもので、用紙の耳部
を若干折り曲げるのみの作用を行うようにする。
そして、その後で、クラッチをオフにすると、ブレー
キパッド33を介して正転ローラと連動させた状態で、逆
転ローラ32の駆動を行い、第5b図に示されるように、該
逆転ローラにより用紙Pの耳部Pa折曲げる作用を行いな
がら、用紙Pを搬送方向Xに向けて搬送する。
前述したように構成したことによって、第5図に示さ
れる耳折り機においても、用紙の耳部を折込みながら、
次の紙折り工程に向けて用紙を搬送することが出来るも
のとなる。
前述したように、本考案の耳折り機においては、用紙
搬送路内を用紙が移動する途中で、用紙を停止させたり
することなしに、耳折りの動作を行うことが出来、その
後で、用紙に対する折込みの作用を行うことが出来るも
のとなる。
したがって、ソーターのトレイ等に、紙折りが終了し
た用紙を収容してから、該用紙を一括して綴込みを行う
場合に、各用紙の耳の部分が綴じ代の位置から外れるの
で、該用紙の後処理の作業が容易に行なわれることにな
る。
なお、本考案の耳折り機は、用紙搬送路の任意の位置
に設けることが出来るものであり、その目的に応じた手
段を用いることにより、用紙の搬送方向のいずれの側の
耳部に対しても、上下の任意の方向に折り曲げることが
可能である。そして、アームや突起等の耳折り手段の動
作時間を任意に設定することによって、耳折りのサイズ
等を用紙に合せて設定することが出来る。
(考案の効果) 本考案の用紙の耳折り装置は、上記したような構成を
有するものであるから、用紙搬送路内を用紙が移動する
途中で、用紙を停止させたりすることなしに、耳折りの
動作を行うことが出来るので、紙折りの作業を行う際
に、耳折りの動作による作業能率の影響が生じたりする
ことがなく、高能率で耳折りの動作を行い得ることにな
る。また、本考案の用紙の耳折り装置において、用紙の
角部をめくるような作用を行う機構を用いる場合は、用
紙の耳部を耳折り部材によって湾曲させた状態で、折り
ローラ装置に案内するものであるために、用紙に無理な
力を加えたりして、該用紙の耳部を損傷したりすること
がなく、容易に耳折りの作用を行わせることが出来る。
さらに、本考案においては、紙折り機の用紙搬送路の途
中に、耳折り用の装置を設けるために、電子複写機等で
作成されたコピーに対して、耳折りの動作を容易に行う
ことが出来、コピーの後処理を簡素化することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の耳折り機の構成を示す斜視図、第1a図
はその側面図、第2図は本考案の別の実施例の斜視図、
第3図は本考案の他の実施例の平面図、第3a図はその側
面図、第4図はパドル部材を用いる場合の平面図、第4a
図はそのC−C線での断面図、第5図はローラを用いた
耳折り装置における駆動ローラ装置の説明図、第5a図は
その平面図であり、第5b図は耳折りの動作の説明図であ
る。 図中の符号 1……耳折り機、2……折りローラ、4……搬送ローラ
装置、5……上ガイド板、7……下ガイド板、10……湾
曲アーム、15……シャフト部材、20……アーム部材、25
……パドル部材、30……折りローラ、31……正転ロー
ラ、32……逆転ローラ、37……クラッチ部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 純 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社岩槻事業所内 (72)考案者 天満屋 猛 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社岩槻事業所内 (56)参考文献 特開 昭61−94973(JP,A) 特開 昭61−111276(JP,A) 実開 昭63−76761(JP,U) 実開 昭62−191749(JP,U) 実開 昭51−129808(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙搬送路に配置する耳折り用のローラ装
    置と、 前記耳折り用のローラ装置の上流部に所定の間隔を介し
    て配置する搬送ローラ装置と、 前記耳折り用のローラ装置および前記搬送ローラ装置の
    間には、用紙検知部材を配置するとともに、 前記用紙検知部材の信号にもとづいて、用紙搬送路に突
    出して用紙の角の部分を湾曲させる部材が配置され、 前記用紙検知部材の用紙検知信号により用紙の角の部分
    を湾曲させる部材を作動させて、 用紙の角の部分を湾曲させながら用紙を搬送ローラ装置
    により搬送し、 前記用紙の角の湾曲された部分を耳折り用のローラ装置
    のローラ間に挿入することより耳折りを行うことを特徴
    とする用紙の耳折り装置。
JP1990056876U 1990-05-30 1990-05-30 用紙の耳折り装置 Expired - Lifetime JP2524155Y2 (ja)

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