JP2524118Y2 - インクジェット記録ヘッド - Google Patents
インクジェット記録ヘッドInfo
- Publication number
- JP2524118Y2 JP2524118Y2 JP35495U JP35495U JP2524118Y2 JP 2524118 Y2 JP2524118 Y2 JP 2524118Y2 JP 35495 U JP35495 U JP 35495U JP 35495 U JP35495 U JP 35495U JP 2524118 Y2 JP2524118 Y2 JP 2524118Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- flow path
- nozzle
- recording head
- bubble discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ノズルから吐出させた
インク滴によって記録書込みを行う形式のインクジェッ
ト記録ヘッドに関する。
インク滴によって記録書込みを行う形式のインクジェッ
ト記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】インク供給準備室からインク射出ノズル
に導いたインクを記録信号に応じて加圧し、これをイン
ク滴として記録媒体上に吐出させる形式のインクオンデ
マンド型インクジェット記録装置では、インク射出ノズ
ルの内部に気泡が混入するとインク滴の吐出が著しく不
安定になるため、これらのノズルに気泡が挿入しないよ
う種々の対策が構じられている。
に導いたインクを記録信号に応じて加圧し、これをイン
ク滴として記録媒体上に吐出させる形式のインクオンデ
マンド型インクジェット記録装置では、インク射出ノズ
ルの内部に気泡が混入するとインク滴の吐出が著しく不
安定になるため、これらのノズルに気泡が挿入しないよ
う種々の対策が構じられている。
【0003】特開昭59−196261号公報に開示さ
れた装置もこの種の策を構じたもので、この装置は、イ
ンク射出ノズルと連通する共通の液室に気泡排出ノズル
を連通させ、加圧手段を用いて液室内のインクを加圧す
るか、もしくは吸引手段を用いて液室内の吸引するかし
て、インク中に混入した気泡をインクとともに外部に排
出するようにしたのである。
れた装置もこの種の策を構じたもので、この装置は、イ
ンク射出ノズルと連通する共通の液室に気泡排出ノズル
を連通させ、加圧手段を用いて液室内のインクを加圧す
るか、もしくは吸引手段を用いて液室内の吸引するかし
て、インク中に混入した気泡をインクとともに外部に排
出するようにしたのである。
【0004】この装置はさらに、インク射出ノズルと気
泡排出ノズルの各管路抵抗を同じくして気泡排出を確実
に行わせるようにしたものであるが、気泡排出操作の際
に、気泡が気泡排出ノズルばかりでなくインク射出ノズ
ル内にも流入してしまうため、排出すべき気泡がノズル
の部分に詰ってしまうといった不都合が生じる。
泡排出ノズルの各管路抵抗を同じくして気泡排出を確実
に行わせるようにしたものであるが、気泡排出操作の際
に、気泡が気泡排出ノズルばかりでなくインク射出ノズ
ル内にも流入してしまうため、排出すべき気泡がノズル
の部分に詰ってしまうといった不都合が生じる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
インク中に混入している気泡を確実に気泡排出ノズルに
導いて、効果的に排出させることのできる新たなインク
ジェット記録ヘッドを提供することにある。
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
インク中に混入している気泡を確実に気泡排出ノズルに
導いて、効果的に排出させることのできる新たなインク
ジェット記録ヘッドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案はこの
ような課題を達成するためのインクジェット記録ヘッド
として、しぼり部を介して多数のインク射出ノズルと連
通するインク供給準備室に流路を形成するとともに、イ
ンク射出ノズルのしぼり部よりも吐出側に位置するよう
にして、この広い流路に、しぼり部を介して気泡排出ノ
ズルを連通させて、気泡の排出操作の際には、インク中
の気泡を全てこの気泡排出ノズルの内部に導いて効果的
に排出させるようにしたものである。
ような課題を達成するためのインクジェット記録ヘッド
として、しぼり部を介して多数のインク射出ノズルと連
通するインク供給準備室に流路を形成するとともに、イ
ンク射出ノズルのしぼり部よりも吐出側に位置するよう
にして、この広い流路に、しぼり部を介して気泡排出ノ
ズルを連通させて、気泡の排出操作の際には、インク中
の気泡を全てこの気泡排出ノズルの内部に導いて効果的
に排出させるようにしたものである。
【0007】
【実施例】そこで以下に図示した実施例について説明す
る。図1は本考案の一実施例を示したものである。
る。図1は本考案の一実施例を示したものである。
【0008】図において符号1で示したヘッド基板に
は、インク供給口2を介して図示しないインクタンクと
連通するインク供給準備室3が形成されていて、このイ
ンク供給準備室3には、それぞれ圧力室6を備えた多数
のインク射出ノズル4…が、しぼり部5、つまり周知の
オリフィス部を介して連通している。
は、インク供給口2を介して図示しないインクタンクと
連通するインク供給準備室3が形成されていて、このイ
ンク供給準備室3には、それぞれ圧力室6を備えた多数
のインク射出ノズル4…が、しぼり部5、つまり周知の
オリフィス部を介して連通している。
【0009】これに対して図中符号7は、インク中に混
入した気泡を外部に排出するための気泡排出ノズルで、
この実施例における気泡排出ノズル7は、広い流路8を
介してインク供給準備室3の両端部にそれぞれ1本づつ
分岐形成されており、さらに、広い流路8の端部と気泡
排出ノズル7の始端部には、インク射出ノズル4に設け
たしぼり部5よりも吐出側に位置するようにしてしぼり
部9が設けられ、気泡排出ノズル7の流路抵抗がインク
射出ノズル4の流路抵抗とほぼ同じくなるように、しか
も、常時は、しぼり部9に生じる毛細管作用によって流
路を閉塞しておくように構成されている。
入した気泡を外部に排出するための気泡排出ノズルで、
この実施例における気泡排出ノズル7は、広い流路8を
介してインク供給準備室3の両端部にそれぞれ1本づつ
分岐形成されており、さらに、広い流路8の端部と気泡
排出ノズル7の始端部には、インク射出ノズル4に設け
たしぼり部5よりも吐出側に位置するようにしてしぼり
部9が設けられ、気泡排出ノズル7の流路抵抗がインク
射出ノズル4の流路抵抗とほぼ同じくなるように、しか
も、常時は、しぼり部9に生じる毛細管作用によって流
路を閉塞しておくように構成されている。
【0010】このように構成された実施例において、い
ま、ヘッド基板1のノズル面をキャップ10で覆って内
部のインクを吸引するか、あるいは、図示しない加圧装
置を用いてインク供給口2側より内部のインクに圧力を
加えるかして気泡の排出操作を行うと、インク供給準備
室3内にインクとともに流入した気泡は、しぼり部5を
介してここに出合っているインク射出ノズル4内には流
入することなく、気泡排出ノズル7と連通する広い流路
8内へスムーズに流入して捕集され、さらにここに捕集
された気泡は、他のインク射出ノズル4から流出するイ
ンクと同様に、しぼり部9を通ってインクとともに外部
に排出される。
ま、ヘッド基板1のノズル面をキャップ10で覆って内
部のインクを吸引するか、あるいは、図示しない加圧装
置を用いてインク供給口2側より内部のインクに圧力を
加えるかして気泡の排出操作を行うと、インク供給準備
室3内にインクとともに流入した気泡は、しぼり部5を
介してここに出合っているインク射出ノズル4内には流
入することなく、気泡排出ノズル7と連通する広い流路
8内へスムーズに流入して捕集され、さらにここに捕集
された気泡は、他のインク射出ノズル4から流出するイ
ンクと同様に、しぼり部9を通ってインクとともに外部
に排出される。
【0011】このようにして気泡の排出操作を終え、イ
ンクの吸引操作や加圧操作を断つと、気泡排出ノズル7
はしぼり部9に生じるインクの毛細管作用によって自動
的に流路を閉じるから、あとは、選択されたインク射出
ノズル4に働く加圧作用により所要の記録書込み動作が
可能になる。
ンクの吸引操作や加圧操作を断つと、気泡排出ノズル7
はしぼり部9に生じるインクの毛細管作用によって自動
的に流路を閉じるから、あとは、選択されたインク射出
ノズル4に働く加圧作用により所要の記録書込み動作が
可能になる。
【0012】なお、上述した実施例は、気泡排出ノズル
7をインク射出ノズル4の両側に配設するように構成し
たものであるが、インク供給準備室3に連通させている
限りにおいては、これを1本でも、あるいはヘッド基板
1のどの部分に設けてもよいことは云うまでもない。
7をインク射出ノズル4の両側に配設するように構成し
たものであるが、インク供給準備室3に連通させている
限りにおいては、これを1本でも、あるいはヘッド基板
1のどの部分に設けてもよいことは云うまでもない。
【0013】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、イン
ク供給準備室に広い流路を連通させるとともに、この広
い流路に、インク射出ノズルのしぼり部よりも吐出側に
位置す るようにしぼり部を介して気泡排出ノズルを連通
させたので、気泡排出操作により、インク中に混入して
いる気泡を広い流路部に確実に捕集して外部へ効果的に
排出することができるばかりでなく、インク射出ノズル
への入り込みをなくして常に正常なインク滴の吐出動作
を確保することができる。
ク供給準備室に広い流路を連通させるとともに、この広
い流路に、インク射出ノズルのしぼり部よりも吐出側に
位置す るようにしぼり部を介して気泡排出ノズルを連通
させたので、気泡排出操作により、インク中に混入して
いる気泡を広い流路部に確実に捕集して外部へ効果的に
排出することができるばかりでなく、インク射出ノズル
への入り込みをなくして常に正常なインク滴の吐出動作
を確保することができる。
【図1】本考案の一実施例を示しすインクジェット記録
ヘッドの構成図である。
ヘッドの構成図である。
3 インク供給準備室 4 インク射出ノズル 7 気泡排出ノズル 8 広い流路 9 しぼり部
Claims (1)
- 【請求項1】 インク供給準備室と、しぼり部を介して
該インク供給準備室に連通する多数のインク射出ノズル
とを備えたインクジェット記録ヘッドにおいて、上記イ
ンク供給準備室に広い流路を連通形成するとともに、上
記インク射出ノズルのしぼり部よりも吐出側に位置する
ように、かつ上記インク射出ノズルの流路抵抗とほぼ等
しい流路抵抗をなすように、上記広い流路に、しぼり部
を介して気泡排出ノズルを連通させたことを特徴とする
インクジェット記録ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35495U JP2524118Y2 (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | インクジェット記録ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35495U JP2524118Y2 (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | インクジェット記録ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744476U JPH0744476U (ja) | 1995-11-21 |
JP2524118Y2 true JP2524118Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=11471500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35495U Expired - Lifetime JP2524118Y2 (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | インクジェット記録ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524118Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5881000B2 (ja) * | 2011-09-15 | 2016-03-09 | 株式会社リコー | 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置 |
JP5970883B2 (ja) * | 2012-03-16 | 2016-08-17 | 株式会社リコー | 液体吐出ヘッド、画像形成装置 |
-
1995
- 1995-01-09 JP JP35495U patent/JP2524118Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0744476U (ja) | 1995-11-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09226142A (ja) | インクジェットプリンタおよびインクジェットプリントヘッド | |
JPH0611542B2 (ja) | 液体噴射記録ヘッド及びこれを用いた液体噴射装置 | |
US6749296B2 (en) | Ink jet recording apparatus | |
US6402293B1 (en) | Vacuum accumulator and ink manifold | |
JPS61130054A (ja) | インク・ジエツト・プリンタ | |
JP2003089223A (ja) | インクジェットプリントカートリッジおよび該カートリッジ内での拡散した気泡の制御方法 | |
JPH08506064A (ja) | インクジェットプリンタ用ノズルプレート | |
JPH0310047Y2 (ja) | ||
US7334883B2 (en) | Printer, printhead, apparatus and method for air-free ink delivery | |
JP2524118Y2 (ja) | インクジェット記録ヘッド | |
JPS6315915B2 (ja) | ||
JP2675877B2 (ja) | インクジェットヘッドカートリッジ及び該カートリッジを搭載したインクジェット記録装置 | |
JP2637957B2 (ja) | インクジエツトヘツド | |
JPH065169Y2 (ja) | インクジェットヘッド | |
JP2790742B2 (ja) | インクヘッドのキャップ装置 | |
JP3389942B2 (ja) | インクジェット式記録ヘッド | |
JPH11334108A (ja) | インクジェット式記録装置、及び気泡の排除方法 | |
JPH0418860Y2 (ja) | ||
JPH0464514B2 (ja) | ||
JPS6238144B2 (ja) | ||
JP2881870B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JPH024428B2 (ja) | ||
JPS60122160A (ja) | インク滴噴射装置に於ける目詰まり防止方法 | |
JPH05155032A (ja) | インクジェットヘッド記録装置 | |
JPS6133709B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960910 |