JPH0744476U - インクジェット記録ヘッド - Google Patents
インクジェット記録ヘッドInfo
- Publication number
- JPH0744476U JPH0744476U JP35495U JP35495U JPH0744476U JP H0744476 U JPH0744476 U JP H0744476U JP 35495 U JP35495 U JP 35495U JP 35495 U JP35495 U JP 35495U JP H0744476 U JPH0744476 U JP H0744476U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- nozzle
- discharge nozzle
- bubble discharge
- flow path
- Prior art date
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インク中に混入している気泡を効果的に排出
すること。 【構成】 インク供給準備室3に広い流路8を介して気
泡排出ノズル7を連通させ、この気泡排出ノズル7の、
インク射出ノズル4のしぼり部よりも吐出口寄りにしぼ
り部9を設けることによって、気泡排出操作の際にイン
ク中に混入する気泡を広い流路部8に導いて、これらを
効果的に排出するようにしたもの。
すること。 【構成】 インク供給準備室3に広い流路8を介して気
泡排出ノズル7を連通させ、この気泡排出ノズル7の、
インク射出ノズル4のしぼり部よりも吐出口寄りにしぼ
り部9を設けることによって、気泡排出操作の際にイン
ク中に混入する気泡を広い流路部8に導いて、これらを
効果的に排出するようにしたもの。
Description
【0001】
本発明は、ノズルから吐出させたインク滴によって記録書込みを行う形式のイ ンクジェット記録ヘッドに関する。
【0002】
インク供給準備室からインク射出ノズルに導いたインクを記録信号に応じて加 圧し、これをインク滴として記録媒体上に吐出させる形式のインクオンデマンド 型インクジェット記録装置では、インク射出ノズルの内部に気泡が混入するとイ ンク滴の吐出が著しく不安定になるため、これらのノズルに気泡が挿入しないよ う種々の対策が構じられている。
【0003】 特開昭59−196261号公報に開示された装置もこの種の策を構じたもの で、この装置は、インク射出ノズルと連通する共通の液室に気泡排出ノズルを連 通させ、加圧手段を用いて液室内のインクを加圧するか、もしくは吸引手段を用 いて液室内の吸引するかして、インク中に混入した気泡をインクとともに外部に 排出するようにしたのである。
【0004】 この装置はさらに、インク射出ノズルと気泡排出ノズルの各管路抵抗を同じく して気泡排出を確実に行わせるようにしたものであるが、気泡排出操作の際に、 気泡が気泡排出ノズルばかりでなくインク射出ノズル内にも流入してしまうため 、排出すべき気泡がノズルの部分に詰ってしまうといった不都合が生じる。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、 インク中に混入している気泡を確実に気泡排出ノズルに導いて、効果的に排出さ せることのできる新たなインクジェット記録ヘッドを提供することにある。
【0006】
すなわち、本発明はこのような課題を達成するためのインクジェット記録ヘッ ドとして、インク供給準備室に、広い流路を介して気泡排出ノズルを連通させる とともに、インク射出ノズルのしぼり部よりも吐出側に位置するように、かつイ ンク射出ノズルの流路抵抗とほぼ等しい流路抵抗をなすように、この気泡排出ノ ズルの一部にしぼり部を設けるようにして、気泡の排出操作の際には、インク中 の気泡を全てこの気泡排出ノズルの内部に導いて効果的に排出させるようにした ものである。
【0007】
そこで以下に図示した実施例について説明する。 図1は本発明の一実施例を示したものである。
【0008】 図において符号1で示したヘッド基板には、インク供給口2を介して図示しな いインクタンクと連通するインク供給準備室3が形成されていて、このインク供 給準備室3には、それぞれ圧力室6を備えた多数のインク射出ノズル4…が、し ぼり部5、つまり周知のオリフィス部を介して連通している。
【0009】 これに対して図中符号7は、インク中に混入した気泡を外部に排出するための 気泡排出ノズルで、この実施例における気泡排出ノズル7は、広い流路8を介し てインク供給準備室3の両端部にそれぞれ1本づつ分岐形成されており、さらに 、広い流路8の端部と気泡排出ノズル7の始端部には、インク射出ノズル4に設 けたしぼり部5よりも吐出側に位置するようにしてしぼり部9が設けられ、気泡 排出ノズル7の流路抵抗がインク射出ノズル4の流路抵抗とほぼ同じくなるよう に、しかも、常時は、しぼり部9に生じる毛細管作用によって流路を閉塞してお くように構成されている。
【0010】 このように構成された実施例において、いま、ヘッド基板1のノズル面をキャ ップ10で覆って内部のインクを吸引するか、あるいは、図示しない加圧装置を 用いてインク供給口2側より内部のインクに圧力を加えるかして気泡の排出操作 を行うと、インク供給準備室3内にインクとともに流入した気泡は、しぼり部5 を介してここに出合っているインク射出ノズル4内には流入することなく、気泡 排出ノズル7と連通する広い流路8内へスムーズに流入して捕集され、さらにこ こに捕集された気泡は、他のインク射出ノズル4から流出するインクと同様に、 しぼり部9を通ってインクとともに外部に排出される。
【0011】 このようにして気泡の排出操作を終え、インクの吸引操作や加圧操作を断つと 、気泡排出ノズル7はしぼり部9に生じるインクの毛細管作用によって自動的に 流路を閉じるから、あとは、選択されたインク射出ノズル4に働く加圧作用によ り所要の記録書込み動作が可能になる。
【0012】 なお、上述した実施例は、気泡排出ノズル7をインク射出ノズル4の両側に配 設するように構成したものであるが、インク供給準備室3に連通させている限り においては、これを1本でも、あるいはヘッド基板1のどの部分に設けてもよい ことは云うまでもない。
【0013】
以上述べたように本発明によれば、インク供給準備室の一部に広い流路を介し て気泡排出ノズルを連通させるとともに、この気泡排出ノズルに、インク射出ノ ズルのしぼり部よりも吐出側に位置するようにしぼり部を設けたので、気泡排出 操作によって、インク中に混入している気泡は広い流路部に確実に捕集されて外 部へ効果的に排出されるばかりでなく、インク射出ノズルへの入り込みをなくし て、常に正常なインク滴の吐出動作を確保することができる。
【図1】本発明の一実施例を示しすインクジェット記録
ヘッドの構成図である。
ヘッドの構成図である。
3 インク供給準備室 4 インク射出ノズル 7 気泡排出ノズル 8 広い流路 9 しぼり部
Claims (1)
- 【請求項1】 インク供給準備室と、しぼり部を介して
該インク供給準備室に連通する多数のインク射出ノズル
とを備えたインクジェット記録ヘッドにおいて、上記イ
ンク供給準備室に、広い流路を介して気泡排出ノズルを
連通させるとともに、上記インク射出ノズルのしぼり部
よりも吐出側に位置するように、かつ上記インク射出ノ
ズルの流路抵抗とほぼ等しい流路抵抗をなすように、上
記気泡排出ノズルの一部にしぼり部を形成したことを特
徴とするインクジェット記録ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35495U JP2524118Y2 (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | インクジェット記録ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35495U JP2524118Y2 (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | インクジェット記録ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744476U true JPH0744476U (ja) | 1995-11-21 |
JP2524118Y2 JP2524118Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=11471500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35495U Expired - Lifetime JP2524118Y2 (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | インクジェット記録ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524118Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013063532A (ja) * | 2011-09-15 | 2013-04-11 | Ricoh Co Ltd | 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置 |
JP2013193231A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Ricoh Co Ltd | 液体吐出ヘッド、画像形成装置 |
-
1995
- 1995-01-09 JP JP35495U patent/JP2524118Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013063532A (ja) * | 2011-09-15 | 2013-04-11 | Ricoh Co Ltd | 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置 |
JP2013193231A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Ricoh Co Ltd | 液体吐出ヘッド、画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2524118Y2 (ja) | 1997-01-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960910 |