JP2675877B2 - インクジェットヘッドカートリッジ及び該カートリッジを搭載したインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェットヘッドカートリッジ及び該カートリッジを搭載したインクジェット記録装置

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JP2675877B2 JP1274474A JP27447489A JP2675877B2 JP 2675877 B2 JP2675877 B2 JP 2675877B2 JP 1274474 A JP1274474 A JP 1274474A JP 27447489 A JP27447489 A JP 27447489A JP 2675877 B2 JP2675877 B2 JP 2675877B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インクを吐出して記録媒体に画像の記録を
行なう、記録ヘツド部と、前記記録ヘツド部にインクを
供給するタンク部とを一体に構成したインクジエツトヘ
ツドカートリツジと該カートリッジを搭載するキャリッ
ジを備えたインクジェット記録装置に関する。
〔背景技術〕
本発明が発明されるに当たっての背景となったインク
ジエツトカートリツジの斜視図を第7図に示す。60はイ
ンクを収納するインクタンク、1はインクジエツトヘツ
ドでありインクタンク60にはめこまれている。インクは
多孔質体62と共にインク充填部60aに充填され、不図示
の連絡通路を通じてインクジエツトヘツド1へと供給さ
れる。3はインクジエツトヘツド1に設けられている吐
出口であり、本体側からの画像信号を受けインク滴を記
録材へと吐出する。5は本体と電気的接続を行なうコネ
クタ部である。タンク60の一部には小室60cが配置して
あり、タンク内のインク充填部60aと連通溝60bを通じて
連通している。小室の一部には大気連通孔60dがあり、
画像形成でインクが排出されるに従いこの大気連通孔60
dからエアーが流入する構成となっている。61はフタで
あり、インク充填部60aと小室60cのシールを行なってい
る。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかしながら、前述の例ではインク充填部60aとタン
ク外部とを隔てる小室60cと大気連通孔60dの長さが短か
く、長時間放置するとインク蒸発するという解決すべき
課題があった。
本発明は、前述の課題を解決するために提案されたも
のであり、細くて長い管状の大気連通孔をタンクに形成
するという簡単な構成で、インク蒸発の少ないインクジ
エツトヘッドカートリツジを提供することを目的とする
ものである。
また、上述のように優れた特性を示すインクジエツト
ヘッドカートリツジを搭載して記録特性に優れたインク
ジェット記録装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前述の目的を達成するために提案されたも
のであって、インクを吐出する記録ヘツド部と、前記イ
ンクを貯蔵するタンク部と、該タンク部を大気連通状態
とするための大気連通口と、を備え、前記タンク部内部
に多孔質体、又は繊維状材料からなるインク吸収体を持
ち、前記タンク部を大気連通状態とすることでタンク内
部のインクを記録ヘッド部に供給できるインクジエツト
ヘツドカートリツジであって、前記前記大気連通口の内
部開口部には前記インク吸収体と連通状態にある小室が
設けられており、前記大気連通口の外部開口部と内部開
口部との連通路は、その一部領域を屈曲して構成されて
いることを特徴とする。
また本発明は、インクを吐出する記録ヘツド部と、前
記インクを貯蔵するタンク部と、該タンク部を大気連通
状態とするための大気連通口と、を備え、前記タンク部
内部に多孔質体、又は繊維状材料からなるインク吸収体
を持ち、前記タンク部を大気連通状態とすることでタン
ク内部のインクを記録ヘッド部に供給できるインクジエ
ツトヘツドカートリツジであって、前記大気連通口の内
部開口部には前記インク吸収体と連通状態にある小室が
設けられており、前記大気連通口の外部開口部と内部開
口部との連通路は、その一部領域を屈曲して構成されて
いるインクジエツトヘツドカートリツジと、該カートリ
ツジを搭載して走査可能に設けられたキャリッジと、を
備えたことを特徴とする。
このように大気連通口を構成することにより、インク
タンク内のインクの流出や蒸発などを防止することがで
きる。
〔実施例〕
以下、図面を用いて発明の一実施例を説明する。
第2図はインクジェット記録装置を示す図である。
図において、記録ヘツド1を備えたカートリツジCを
着脱可能に装填するためのキヤリツジ2は、操作レール
11に摺動自在に載置され、一方を摺動レール12に支えら
れており、記録媒体30に対して直角方向に走査を行ない
画像を記録する。このキヤリツジ2の走査に従い、記録
ヘツド1(画像情報に応じてインク液滴を形成するため
の、複数個の電気熱変換体(図示せず)を有している)
の複数個の噴射ノズル3から、タンク13より供給された
インク粒子を画像情報に応じて吐出させ、記録媒体30に
文字や図形などの画像を記録する。そして記録媒体30
は、送りローラ15・16・17・18によって画像記録に応じ
て順次搬送され画像記録を行う。なおCはインクジエツ
トカートリツジで、後述する通り記録ヘツド1とインク
タンク13を有して、キヤリツジ2に装填可能である。
ここで記録ヘツド1は、その突き当て面1a、及び不図
示の他の突き当て面をキヤリツジ2の突き当て面2a、及
び不図示の他の突き当て面に当接、加圧され、位置決め
される構成となっている。すなわち、保持部材40に係号
する押しピン10により、噴射ヘツド1に加圧が加わり、
噴射ヘツド1の突き当て面1agがキヤリツジ2の突き当
て面2aに突き当たり、噴射ヘツド1のキヤリツジ2に対
する水平方向の位置決めがなされる。又、押しピン10
と、噴射ヘツド1との不図示の加圧面は斜面で構成され
ているので、その分力により噴射ヘツド1の突き当て面
1cがキヤリツジ2の突き当て面2cに同時に突き当たり、
噴射ヘツド1の高さ方向の位置決めが成される。なお10
aはコイルバネで、押しピン10を押圧する。
一方、保持部材40には、信号線束4を介して本体から
の画像信号を伝える本体コネクタ6が取り付けられてい
てカートリツジC側へヘツドコネクタと脱着可能であ
る。
従って保持部材が右方に移動する事により、押しピン
10はその係止部10aが保持部材40と突き当たり、記録ヘ
ツドの加圧を解除すると同時に、カートリツジコネクタ
5と本体コネクタ6が離脱してカートリツジCを開放す
る構成となっている。
タンク13の内部には、多孔質部材又は繊維状部材から
なるインク吸収体51が収納されインクが充填されてい
る。この部材51により、カートリツジに振動又は衝撃が
加わっても、内部のインクの容易な移動を妨げるので、
インクの突出や印字への悪影響を防ぐことができる。イ
ンクはタンク13下部の連絡流路1gを通じて噴射ノズル3
へと供給され、ヘツドコネクタ5で受ける本体からの画
像記録信号に従ってインク滴を選択的に記録媒体30へと
吐出させ、画像を記録する。
13bはタンク内部に構成された小室で、一時的にタン
ク内部より流出する少量のインクを保持し、タンク外部
へ流出しないようになっている。13cは大気連通孔でイ
ンクの供給によるタンク内インク量の減少に従い、外気
からのエアーをタンク内部へと導く。
第3図は第2図のインクジェットヘッドカートリッジ
の記録ヘツド解放時の詳細図である。
記録ヘツド1の解放状態では、コネクタホルダー40は
右方(矢印A方向)へと移動する。この移動時に、記録
ヘツド1はラフガイド2eに突き当たり、移動が規制され
るので、本体コネクタ6とヘツドコネクタ5は接合が離
れ記録ヘツド1の加圧を解除し、記録ヘツド1を位置決
め状態から解放する。
図に示す通り、記録ヘツド1のヘツドコネクタ5の本
体コネクタ6との接合が離れ、押しピン10も記録ヘツド
1から離れると、タンク13の上面に突出した把手13aを
持つ事により矢印方向に着脱が可能となる。
第1a図,第1b図,第1c図は、本発明のインクジエツト
ヘッドカートリッジの前提となる構造のを示す斜視図で
ある。
これらの図において、14はフタでタンク13と超音波溶
着等でタンク接合面13dを接合し、密封する事でインク
ジエツトカートリツジのタンク部を構成する。タンク13
のフタ14との接合面13d(斜線で表示)の一部には、第1
c図に示されるように、凹状の大気連通溝13eが、小室13
b側の内部開口部13fとタンク外部側の外部開口部13gと
を連通するように形成されていて、タンク13とフタ14が
接合する事により大気連通孔13eを形成するようになっ
ている。
この実施例では大気連通孔13eを形成する溝をタンク1
3側に形成する例を示したが、第1a図のようにフタ14側
に大気連通溝14aを形成しても良いし、第1b図のように
タンク13とフタ14の両方に大気連通溝13e,14aを形成し
ても良い。これは以下に述べる他の実施例においてすべ
て同様である。
ところで、上述の大気連通孔13eは、特にその管径が
細く、且つ内部開口部13fと外部開口部13gとの連通路を
前記タンク部の厚み方向の長さより長く形成されてい
る。このように、管径を細く、連通路長を長くすること
により、インクタンク内のインクの蒸発に対して非常に
優れた効果が発揮される。その際の管径としては、あま
り細すぎる場合には大気連通孔の形成が困難となり、ま
た余り太い場合にはインクの蒸発を抑制する効果に欠け
ることになることから、直径0.1乃至2mm程度の範囲とす
ることが好ましく、本例においては1mmとされている。
一方、連通路長としては、管径との兼ね合いによりイン
クの蒸発を抑制する効果を十分に発揮することが出来る
範囲とすることがこのましいが、インクタンクの厚みよ
り長いことがより好ましい。また、特に連通路長が長い
場合にはその上限については規定することが難しい。本
例のような構成のインクタンクにあっては、実用上例え
ば10乃至150mmの範囲内とすることが好ましく、本例で
は29mmとされている。
第4図は本発明の実施例で、前述のごときインクジェ
ットヘッドカートリッジを大気連通孔溝を屈曲させて形
成した例である。このようにインク吸収体と連通状態に
ある小室の後ろに屈曲した大気連通口溝を設けること
で、大気連通口からのインクの外部への流出や蒸発を防
ぎ、大気連通口部を小さなスペースにまとめることが可
能となる。
第5図はさらに他の実施例であり、小室をタンク部の
中央付近に配置した場合の例である。小室20と連通する
連通孔20aと渦状に形成された大気連通孔溝20bの一端と
が接続してる。又、フタ14には大気連通孔溝20bの他端2
0cに対応する部分に連通穴14a(外部開口部)が形成さ
れていてタンク13とフタ14が接合した時に外気と連通す
るように構成されている。
第6図は第5図の実施例の断面図で、タンク小室20は
インクを保持する吸収体51と連通しており、又、小室の
中央付近には連通孔20aがある。従って外気とタンク内
部とは、小室20、連通孔20a、大気連通孔溝20b、連通穴
14aを介して連通するように形成されている。
本例のように、インクタンクの中央部に小室20を形成
して、さらにその空間内の中央領域に、大気連通孔の内
部開口部を形成するとともに、連通路を渦巻き状として
構成とすることにより、大気連通孔の長さを非常に容易
に長く形成することができる。
ところで本実施態様例においては、小室20は、タンク
を構成する一方の側壁から他方の側壁にまで及び隔壁に
よって構成されており、タンク内の略中央領域に設けら
れている。
すなわち、本実施態様で用いたインクジエツトヘツド
カートリツジCのインクタンク13はたて(インク吐出方
向に相当する方向)方向50mm,よこ(インク吐出方向と
直交する方向)方向65mm、厚み(キヤリツジ走査方向に
相当する方向)方向15mmの内容寸法を有しており、隔壁
はたて方向においては側壁から上下とも18.5mm、よこ方
向においては側壁から左右とも24.5mm離間した領域に、
たて方向13mm、よこ方向16mmの外形寸法の略長方形の空
間として形成されている。
これを容積としてとらえると、小室の容積が2cc小室2
0を除いたインクタンク容積が43ccである。
本実施態様例では、小室20は、上述のような寸法もし
くは容積として形成されているが、これに限られること
はなく、例えば、インクタンクの容積に対して1/10ない
し1/50好ましくは1/15ないし1/40,より好ましくは1/20
ないし1/30程度の容積を有するような空間としての形成
されればよい。
この小室20の占める空間があまり大きい場合には、イ
ンクタンク13内に充填され得るインク容量が少なくなっ
てしまい、あまり小さい場合には、小室20内に環境状態
の変化等の原因で入り込んだインクによって満されてし
まい小室20内に形成された大気連通孔21からインクが外
部にもれてしまうおそれがあるため、上述のような範囲
とされることが好ましい。
一方、小室20内に形成された大気連通孔21は、小室20
によって形成された空間内の略中心領域に大気連通孔の
内側開口部13fが位置するように略筒状として構成され
る突状部材によって形成されている。
本実施態様例においては、インクタンクの厚みが15mm
であるため、大気連通孔先端開口部21aは側壁から7.5mm
の領域に形成されている。
また、大気連通孔の口径は本実施例にあってはφ2mm
として形成されており、連通路の径は、1mmである。
この大気連通孔と渦巻き状の連通路との合計長さは、
本例においては36.5mmとして形成されている。
このように、大気連通孔の内側開口部13fを小室20の
空間内の中心領域に位置するように設けているため例え
ば、周囲環境等の変化により小室20内にインクが進入し
た場合であっても、インクジエツトヘツドカートリツジ
Cの放置の向きにかかわらず、インクがタンクの外部に
もれ出すことがないとともに、インクの蒸発も十分抑制
される。
以上説明したインクジエツトヘツドカートリツジにお
いて、インクは吸収体に含まれているが、その吸収体
は、とくに記録ヘッドへのインク流入口付近において高
密度に圧縮されている構成であることが好ましい。この
ようにすることで、インクタンク内のインクが残り少な
くなった場合であっても良好に、記録ヘッドへのインク
流入口に導かれるので、タンク内のインクをすべて使い
切ることができる。また、物流などのさいにあっても、
インク流入口付近にインクを満たしておけるため初期使
用時にインクが吐出されないといったトラブルもなくな
る。
本発明は、特にインクジェット記録方式の中でもバブ
ルジェット方式の記録ヘッド、記録装置に於いて、優れ
た効果をもたらすものである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特
許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示され
ている基本的な原理を用いて行なうものが好ましい。こ
の方式は所謂オンデマンド型、コンティニュアス型のい
ずれにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場
合には、液体(インク)が保持されているシートや液路
に対応して配置されてい電気熱変換体に、記録情報に対
応していて該沸騰を越える急速な温度上昇を与える少な
くとも一つの駆動信号を印加することによって、電気熱
変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作
用面に膜沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一対
応し液体(インク)内の気泡を形成出来るので有効であ
る。この気泡の成長,収縮により吐出用開口を介して液
体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成
する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に
気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性に優れた
液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。この
パルス形状の駆動信号としては、米国特許第4463359号
明細書、同第4345262号明細書に記載されているような
ものが適している。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関
する発明の米国特許第4313124号明細書に記載されてい
る条件を採用すると、更に優れた記録を行なうことがで
きる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示さ
れているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わ
せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱作用部
が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特
許第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書を用
いた構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数
の電気熱変換体に対して、共通するスリットを電気熱変
換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59年第123670
号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開孔を吐出部
に対応せる構成を開示する特開昭59年第138461号公報に
基づいた構成としても本発明は有効である。
又、本発明の記録装置の構成として設けられる、記録
ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定できるので好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対しての、キャピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれと別の加熱素子或は
これらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別の
吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定した記
録を行なうために有効である。
更に、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色
のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的に
構成するか複数個の組み合わせによってでもよいが、異
なる色の複色カラー又は、混色によるフルカラーの少な
くとも一つを備えた装置にも本発明は極めて有効であ
る。
〔発明の効果〕
以上のように、大気連通口の内部開口部にインク吸収
体と連通状態にある小室を設け、大気連通口の外部開口
部と内部開口部との連通路は、その一部領域を屈曲して
構成されている事により、コンパクトな構成で大気連通
口から外部へのインクの流出や蒸発を防止するインクジ
ェットカートリッジを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1a図,第1b図,第1c図は本発明の前提をなすインクジ
エツトヘツドカートリツジの一構成例の概略を示す分解
斜視図、 第2図は本発明の前提をなすインクジェット記録装置の
一例を示す概略断面図、 第3図は本発明の前提をなすカートリツジの着脱を示す
概略図、 第4図は本発明にかかるインクジェットヘッドカートリ
ッジの構成例を概略的に示す分解斜視図、 第5図は本発明にかかるインクジェットヘッドカートリ
ッジの他の構成例を概略的に示す分解斜視図、 第6図は第5図に示すインクジェットヘッドカートリッ
ジの断面図、 第7図は背景技術となったインクジェットヘッドカート
リッジを概略的に示す分解斜視図である。 1……記録ヘツド 13……タンク 13c……大気連通孔 14……フタ 20……小室 51……吸収体

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを吐出する記録ヘツド部と、前記イ
    ンクを貯蔵するタンク部と、該タンク部を大気連通状態
    とするための大気連通口と、を備え、前記タンク部内部
    に多孔質体、又は繊維状材料からなるインク吸収体を持
    ち、前記タンク部を大気連通状態とすることでタンク内
    部のインクを記録ヘッド部に供給できるインクジエツト
    ヘツドカートリツジであって、 前記大気連通口の内部開口部には前記インク吸収体と連
    通状態にある小室が設けられており、前記大気連通口の
    外部開口部と内部開口部との連通路は、その一部領域を
    屈曲して構成されていることを特徴とするインクジエツ
    トヘツドカートリツジ。
  2. 【請求項2】前記大気連通口を構成する連通路は、その
    一部領域を前記タンクを構成する部材の接合により形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    エツトヘツドカートリツジ。
  3. 【請求項3】前記大気連通口を構成する連通路は、その
    長さ10mm乃至150mmの範囲であることを特徴とする請求
    項1,2又は3のいずれかに記載のインクジエツトヘツド
    カートリツジ。
  4. 【請求項4】前記記録ヘッドは、熱エネルギーを用いて
    液滴を吐出エレメントから吐出させて記録を行なうバブ
    ルジエツト方式のヘツドであることを特徴とする請求項
    1に記載のインクジエツトヘツドカートリツジ。
  5. 【請求項5】インクを吐出する記録ヘツド部と、前記イ
    ンクを貯蔵するタンク部と、該タンク部を大気連通状態
    とするための大気連通口と、を備え、前記タンク部内部
    に多孔質体、又は繊維状材料からなるインク吸収体を持
    ち、前記タンク部を大気連通状態とすることでタンク内
    部のインクを記録ヘッド部に供給できるインクジエツト
    ヘツドカートリツジであって、前記大気連通口の内部開
    口部には前記インク吸収体と連通状態にある小室が設け
    られており、前記大気連通口の外部開口部と内部開口部
    との連通路は、その一部領域を屈曲して構成されている
    インクジエツトヘツドカートリツジと、 該カートリッジを搭載して走査可能に設けられたキャリ
    ッジと、 を備えたことを特徴とするインクジエツト記録装置。
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