JP2832088B2 - インクタンク、インクジェットヘッドカートリッジ及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクタンク、インクジェットヘッドカートリッジ及びインクジェット記録装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクの残量を検出可
能に構成されたインクタンク、インクジェットヘッドカ
ートリッジ及びインクジェット記録装置に関し、特にイ
ンク残量検出用の円筒状電極の先端形状を改善したイン
クタンク、インクジェットヘッドカートリッジ及びイン
クジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明が発明されるに当たっての背景と
なったインクジエツトヘツドカートリツジの斜視図を図
5に示す。60はインクを収納するインクタンク、1は
インクジエツトヘツドでありインクタンク60にはめこ
まれている。インクは多孔質体62と共にインク充填部
60aに充填され、不図示の連絡通路を通じてインクジ
エツトヘツド1へと供給される。
【0003】3はインクジエツトヘツド1に設けられて
いる吐出口であり本体側からの画像信号を受け、インク
的を記録材へと吐出する。
【0004】5は本体と電気的接続を行なうコネクタ部
である。
【0005】タンク60の一部には小室60cが配置し
てあり、タンク内のインク充填部60aと連通溝60b
を通じて連通している。小室の一部には大気連通孔60
dがあり、画像形成でインクが排出されるに従いこの大
気連通孔60dからエアーが流入する構成となってい
る。
【0006】一方、タンク60の側面には小孔60e,
60fが明いて小孔60e,60fに電極、63a,6
3bを挿入し、その先端部を多孔質体に挿入・接触させ
る。64a,64bはリード線で、一方は電極63a,
63bに、もう一方はコネクタ部5の接続部5a,5b
にハンダ付けされ、電気的接続を行なっている。
【0007】61はフタであり、インク充填部60aと
小室60cのシールを行なっている。
【0008】ここで、前述の電極63a,63bに一定
の電流を流すと、インクが抵抗体として働くので、電極
間のインク量に応じて端子間の電圧が変化する。従って
この端子間の電圧を測定する事により、タンク内のイン
ク残量を検知する事ができる。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】前述のようなイン
ク残量検知方式では、電極間の抵抗値に従がった電圧変
化を読み取るので、安定した検知を行なうには電極とイ
ンクを保持する多孔質との確実な接触が求められる。従
って電極は多孔質体に対して挿入状態にして、電極と多
孔質体との接触面積を広く取る事が必要である。しかし
ながら図6のように電極の先端形状を円錐形にした電極
63a,63bでは多孔質体を押し広げながら電極が挿
入しようとするために、電極がスムーズに多孔質体61
へと挿入されず、電極先端が多孔質体に引掛って挿入さ
れない場合もあった。従って多孔質体と一定の接触面積
を得るためには挿入されるに十分な比較的長い電極が必
要だった。また、電極がスムーズに挿入されないため電
極の挿入初期に多孔質体61の変形が発生し、電極挿入
部に多孔質体が充填されない空き領域を作ってしまい、
多孔質体のインク充填量を減らす結果となっていた。ま
た、多孔質体の変形部分は、多孔質体の密度が局部的に
高くなるために、タンク内インク残量が減少しても、変
形部分からインクは排出せずインク溜りが生じる。従っ
てタンク内残余インク量は増大し、インクのNET(使
用可能なインク量)を減らす結果となっていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するためになされたもので、インクを吐出し記録を行
なう記録ヘッドに対して供給されるインクを貯留するイ
ンクタンク本体と、該インクタンク本体内に収容され前
記インクを吸収保持するインク吸収体と、該インク吸収
体内に挿入されインクの残量を検出するために用いられ
る円筒状電極と、を具えて構成されるインクタンクにお
いて、前記円筒状電極は、前記インク吸収体への挿入方
向先端部に前記インク吸収体を切り裂き可能な直線状ま
たは曲線状の刃部を有していることを特徴とする。前記
刃部は、前記円筒状電極の先端部において、少なくとも
10°乃至60°の範囲の鋭角端縁を構成する1以上の
断面で構成することが可能である。また、記録ヘッドが
インクタンクと一体的に構成されることは好適である。
さらに、記録ヘッドがインクタンクと一体的に構成され
たインクジェットヘッドカートリッジを着脱自在に搭載
して主走査されるキャリッジと、記録ヘッドから吐出さ
れるインクが被着されて画像が形成される被記録媒体を
副走査方向に搬送する搬送手段と、を備えて構成される
インクジェット記録装置に対して好ましく適用できる。
上記したように円筒状のインク残量検出用電極の先端に
インク吸収体を切り裂き可能な直線状または曲線状の刃
部を有する構成とすることで、インク吸収体への電極の
挿入を容易かつ確実に行い、さらに電極の挿入に関する
インク吸収体の変形量を少なくすることが可能であり、
インク容量を向上させるとともに残余インクを低減さ
せ、インク残量検出の信頼性を確保することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて本発明を適用したインク
ジエツトヘツドカートリツジ及びインクジエツト記録装
置の実施態様例を説明する。
【0012】図1は本発明を適用した一実施態様例であ
る。
【0013】図において、記録ヘツド1を備えたインク
ジエツトヘツドカートリツジCを着脱可能に装填するた
めのキヤリツジ2は、操作レール11に摺動自在に載置
され、一方を摺動レール12に支えられており、記録媒
体30に対して直角方向に走査を行ない画像を記録す
る。このキヤリツジ2の走査に従い、記録ヘツド1(画
像情報に応じてインク液滴を形成するための、複数個の
電気熱変換体(図示せず)を有している)の複数個の噴
射ノズル3から、タンク13より供給されたインク粒子
を画像情報に応じて吐出記録させ、記録媒体30に文字
や図形などの画像を記録する。そして記録媒体30は送
りローラ15・16・17・18によって画像記録に応
じて順次搬送され画像記録を行う。なおCはインクジエ
ツトカートリツジで、後述する通り記録ヘツド1とイン
クタンク13を有して、キヤリツジ2に装填可能であ
る。
【0014】ここで記録ヘツド1は、その突き当て面1
a、及び不図示の他の突き当て面をキヤリツジ2の突き
当て面2a、及び不図示の他の突き当て面に当接、加圧
され、位置決めされる構成となっている。すなわち、保
持部材40に係号する押しピン10により、記録ヘツド
1に加圧が加わり、記録ヘツド1の突き当て面1aがキ
ヤリツジ2の突き当て面2aに突き当たり、記録ヘツド
1のキヤリツジ2に対する水平方向の位置決めがなされ
る。
【0015】又、押しピン10と、記録ヘツド1との不
図示の加圧面は斜面で構成されているので、その分力に
より記録ヘツド1の突き当て面1cがキヤリツジ2の突
き当て面2cに同時に突き当たり、記録ヘツド1の高さ
方向の位置決めが成される。なお10aはコイルバネ
で、押しピン10を押圧する。
【0016】一方、保持部材40には、信号線束4を介
して本体からの画像信号を伝える本体コネクタ6が取り
付けられていてカートリツジC側へヘツドコネクタと脱
着可能である。
【0017】従って保持部材が右方に移動する事によ
り、押しピン10はその係止部10aが保持部材40と
突き当たり、記録ヘツドの加圧を解除すると同時に、カ
ートリツジコネクタ6が離脱してカートリツジCを開放
する構成となっている。
【0018】カートリツジCを構成するタンク13の内
部には、多孔質部材又は/及び繊維状部材からなるイン
ク吸収体51が収納されインクが充填されている。この
インク吸収体51により、カートリツジに振動又は衝撃
が加わっても、内部のインクの容易な移動を妨げるの
で、インクの突出や印字への悪影響を防ぐことができ
る。インクはタンク13下部の連絡流路1gを通じて噴
射ノズル3へと供給され、ヘツドコネクタ5で受ける本
体からの画像記録信号に従ってインク滴を選択的に記録
媒体30へと吐出させ、画像を記録する。
【0019】20は、タンク内部の小室であり、タンク
13を構成するスペース内の略中央部に位置していて、
小室隔壁13a,13b,13c,13dにより形成さ
れている。そして小室20は、隔壁13a,13b,1
3c,13dの間に形成された連通孔20a,20b,
20c,20dを介し、インク吸収体51と連通してい
る。また、小室20を構成するスペースの略中心領域に
は大気連通孔の開孔部21aが位置するように筒状の突
出部材がある。この大気連通孔によって、インクの供給
による残インク量の減少に従い、外部からのエアーがタ
ンク内部へと導かれ、記録ヘツド1に対して良好なイン
ク供給が達成されている。
【0020】22,24は残量検知を行なう電極で、そ
の先端部22a,24aは多孔質体51に挿入され根本
部22b,24bでタンク13と接着により封止及び固
定がなされている。後端部22d,24dではそれぞれ
電極バネ23,25と係合していて、ヘツドコネクタ5
へと電気的接続がなされている。図2はヘツドコネクタ
5との電気的接続を示す詳細図で、ヘツド1は矢印A方
向に移動する事でタンク13と嵌合し、固定する構成と
なっている。電極22は電極バネの23aの嵌合部23
aと圧入嵌合していて、電極バネ23の他端23bはバ
ネ性を持って、ヘツドコネクタ5の接点面5aと接触
し、電気的接続がなされる。同様に電極24はヘツドコ
ネクタ5と電気的接続がなされる。
【0021】図3は電極22の斜視図で、先端部22a
は斜面状の面を形成し、斜線部で示す鋭利なエツジ部を
持つ。22bはタンク13との溶着嵌合部で、同心状の
溝形状をなし、タンク13からの抜け止めとインクの封
止を兼用する。22cはフランジで電極の挿入、溶着の
際のタンク13に対するストッパー部である。22dは
電極バネ23との嵌合部で、円筒形状をなし、電極バネ
の圧入を容易にしている。
【0022】図4は電極22のタンク13への圧入状態
を示す図である。
【0023】多孔質体51の材質は発砲ウレタンフオー
ム等が用いられその発砲密度は30〜600セル/in
ch程度である。
【0024】この多孔質体で適合する電極形状としては
径Dは0.5〜4mm程度、先端のテーパー角θ=10
°〜60°程度、長さLは5〜30mm程度のものが適
合している。
【0025】このような電極を多孔質体51に挿入する
時、その先端エツジ部22aで、多孔質体のせんいを切
断しながら挿入されるので、挿入負荷は小さく、確実に
挿入でき、短い電極でも多孔質体と十分な接触面積をと
る事ができる。
【0026】又、多孔質体の弾性変形も小さく押えられ
る。従って挿入後のタンク13と多孔質体51との空隙
Xも小さく、インクの吸収体である多孔質体の体積減少
が低くできるのでタンク内のインク容量を減らさない。
又、多孔質体の弾性変形量が小さいので、局部的な多孔
質体の密度増大も押えられ、インク溜りの発生を防止で
きる。又、電極の多孔質体への挿入もスムースに行なわ
れるので、電極の長さLも小さくできるというメリット
がある。
【0027】(他の実施例)図7は他の実施例では、電
極26の先端部は2個の斜面26b,26cで構成され
た鋭利な直線状のエツジ部26aがあり、その斜面間の
角度θは10°〜60°の程度である。
【0028】図8は他の実施例では、電極27の先端部
は2個の斜面27b,27cで構成された鋭利な直線状
のエツジ27aがありその斜面間の角度θは10°〜1
20°程度であり、エツジ部と電極となす角度θ2は1
0°〜60°程度が適している。
【0029】図9は他の実施例で、電極28の先端部は
3個の斜面28a,28b,28cで構成された鋭利な
直線状のエツジ部28d,28e,28fがあり、その
斜面と電極とのなす角度θ1,θ2,θ3は10°〜60
°程度である。本実施例では電極の先端形状を構成する
斜面を3面までで説明したが、4面以上の斜面で構成し
てもよい。又、本実施例ては先端部形状を構成する斜面
を平面の場合で説明したが、Rを持つ円筒面等の曲面で
構成しても同等の効果が得られる事はもちろんである。
【0030】なお本発明は、特にインクジェット記録方
式の中でも、インク吐出を行わせる為に利用されるエネ
ルギとして熱エネルギを発生する手段(例えば電気熱変
換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギによりイン
クの状態変化を生気させる方式の記録ヘッド、記録装置
に於いて、優れた効果をもたらすものである。
【0031】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、
結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内
の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成長,
収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出さ
せて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号を
パルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行な
われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出
が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号
としては、米国特許第4463359号明細書、同第4
345262号明細書に記載されているようなものが適
している。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明
の米国特許第4313124号明細書に記載されている
条件を採用すると、更に優れた記録を行なうことができ
る。
【0032】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応せる構成を開
示する特開昭59年第138461号公報に基づいた構
成としても本発明は有効である。
【0033】更に、記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満た
す構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでも良いが、本発明は、上述した効果を一
層有効に発揮することができる。
【0034】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0035】又、本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対しての、キャピング手段、クリーニング手
段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の
加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、
記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうこと
も安定した記録を行なうために有効である。
【0036】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
よいが、異なる色の複色カラー又は、混色によるフルカ
ラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。
【0037】以上説明した本発明実施例においては、液
体インクを用いて説明しているが、本発明では室温で固
体状であるインクであっても、室温で軟化状態となるイ
ンクであっても用いることができる。上述のインクジェ
ット装置ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものであれば良い。
加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固
形状態から液体状態への態変化のエネルギーとして使用
せしめることで防止するか又は、インクの蒸発防止を目
的として放置状態で固化するインクを用いるかして、い
ずれにしても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によ
ってインクが液化してインク液状として吐出するものや
記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等
のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質の
インク使用も本発明には適用可能である。このような場
合インクは、特開昭54−56847号公報あるいは特
開昭60−71260号公報に記載されるような、多孔
質シート凹部又は貫通孔に液状又は固形物として保持さ
れた状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態
としても良い。本発明においては、上述した各インクに
対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行す
るものである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、円筒状のインク残
量検出用電極の先端にインク吸収体を切り裂き可能な直
線状または曲線状の刃部を有する構成とすることで、イ
ンク吸収体への電極の挿入を容易かつ確実に行い、イン
ク吸収体との十分な接触を確保することが可能となっ
た。
【0039】また、電極の挿入に関するインク吸収体の
変形量を小さくできるため、インク吸収体とインクタン
クの内面との間に生ずる空隙を小さくでき、インクの収
納容量を向上させることができるとともに残余インクを
低減させ、インク残量検出の信頼性を確保することが可
能になった。
【0040】さらに、電極をインク吸収体内部にスムー
ズに挿入することができるため、電極に長さを短くする
ことが可能となり、インクタンクの組み立て性を向上で
きる。さらにまた、電極先端の刃部を構成する角度を限
定し、インク吸収体内への挿入の確実性を確保したイン
クタンクを提供できます。さらにまた、インク残量検出
の信頼性が確保されたインクタンクと記録ヘッドとを一
体化したインクジェットヘッドカートリッジ及び該イン
クジェットヘッドカートリッジを搭載することができる
インク残量検出を信頼性高く行なえるインクジェット記
録装置を提供することができます。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例
【図2】本発明の実施例の電気接続を示す詳細図
【図3】本発明の実施例の電極形状の詳細図
【図4】本発明の実施例の電極挿入状態を示す詳細図
【図5】従来の実施例
【図6】従来の実施例
【図7】他の実施例(1)
【図8】他の実施例(2)
【図9】他の実施例(3)
【符号の説明】
1 ヘツド 13 タンク 51 多孔質体 22,23 電極

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出し記録を行なう記録ヘッド
    に対して供給されるインクを貯留するインクタンク本体
    と、該インクタンク本体内に収容され前記インクを吸収
    保持するインク吸収体と、該インク吸収体内に挿入され
    インクの残量を検出するために用いられる円筒状電極
    と、を具えて構成されるインクタンクにおいて、 前記円筒状電極は、前記インク吸収体への挿入方向先端
    部に前記インク吸収体を切り裂き可能な直線状または曲
    線状の刃部を有していることを特徴とするインクタン
    ク。
  2. 【請求項2】 前記刃部は、前記円筒状電極の先端部に
    おいて、少なくとも10°乃至60°の範囲の鋭角端縁
    を構成する1以上の断面で構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のインクタンク。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドは、請求項1に記載のイ
    ンクタンクと一体的に構成されていることを特徴とする
    インクジェットヘッドカートリッジ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のインクジェットヘッド
    カートリッジを着脱自在に搭載し、主走査されるキャリ
    ッジと、記録ヘッドから吐出されるインクが被着されて
    画像が形成される被記録媒体を副走査方向に搬送する搬
    送手段と、を備えたことを特徴とするインクジェット記
    録装置。
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