JP2524077Y2 - アウタロータ型モータの軸受潤滑装置 - Google Patents

アウタロータ型モータの軸受潤滑装置

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JP2524077Y2
JP2524077Y2 JP9611390U JP9611390U JP2524077Y2 JP 2524077 Y2 JP2524077 Y2 JP 2524077Y2 JP 9611390 U JP9611390 U JP 9611390U JP 9611390 U JP9611390 U JP 9611390U JP 2524077 Y2 JP2524077 Y2 JP 2524077Y2
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清彦 中西
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神鋼電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はアウタロータ型モータに関し、特にアウタ
ロータ型モータの軸受潤滑装置に関する。
〔従来の技術〕
高速のアウタロータ型モータの軸受潤滑装置として
は、実公昭62−23245号に構造が簡単な油噴霧式軸受潤
滑装置が開示されている。
この軸受潤滑装置の構造は、第4図の断面図に示すよ
うに、固定軸1中に明けられ軸方向に延在する給油孔10
と、これに連通する半径方向の孔11と、さらにそれに連
通して軸受に対し指向されたノズル状の油噴射口12とを
配設して軸受6に潤滑油を霧状に噴射する構造になって
いる。
一方、ブラケット5の端部内周とスリンガ8の外周と
をテーパーTPにして空隙を設けるとともに、その外側の
外カバー9の軸方向内側に室Cを設け、室Cから外部へ
連通する排油口13が設けられて排油路を形成している。
この装置では、図示しない霧状潤滑油発生機から、霧
状の潤滑油が固定軸1の一方の端部から他端部の給油孔
10に送られ、半径方向の孔11と、さらにそれに連通して
軸受に指向されたノズル状の油噴射口12とを経て軸受に
送られ、潤滑後の余分な潤滑廃油はテーパーTPの空隙部
に生じる遠心ポンプ作用により、周速の大きい外周側方
向に引き出され室Cを経て、排油口13から排出される。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の装置では、固定軸1と回転するエンドカバー7
との間は、通常のラビリンス構造であるために、排油の
一部がモータ内部へ漏洩、侵入するのが避けられず、こ
のため回転体のアンバランスに起因する振動が発生する
という問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案では、回転ローラの内周に内嵌されたブラケッ
トに支持され、固定軸の軸方向両端近くの外周に外嵌さ
れた軸受を固定するエンドカバーの内周面に、モータの
回転に伴い、それぞれの軸端の方向に前記軸受に向って
進むねじを設け、更に回転ローラの内周に固着された軸
受取付ブラケットの外周に、円周方向に隔置され軸線方
向にブラケットの全長に亙って延在する複数個の切欠溝
を設け、排油の一部がモータ内部へ漏洩、侵入するとい
う上記課題を解決した。
〔作用〕
固定軸と回転するエンドカバーとの間に形成される従
来のラビリンス機構の代りに、軸受が設けられた左右両
側の、それぞれの軸端の方向に、モータの回転に伴い前
記軸受に向って進むねじを設けることにより、モータの
内部へ漏洩しようとする潤滑油の大部分は外側の軸受の
方へ戻され、一部が漏洩しモータ内部に侵入したとして
も、それらの潤滑油は回転ローラの回転による遠心力に
よりローラの内周に付着し、更に内周に沿う前記の切欠
溝を通過してモータの軸方向外方へ室C内に流され、さ
らに室Cから外部へ排出される。
〔実施例〕
本考案による軸受潤滑装置が配設されたアウタロータ
型モータの一実施例を第1図に、第1図のII部の部分拡
大図を第2図に、第2図のIII−III断面図を第3図に示
す。
理解を容易にするために、第4図に示した従来技術と
同様な部品には同じ符号を用いて示し、それらについて
重複して説明するのを避け、主として本考案が相異して
いる点について説明する。
第1図と第2図において、軸受6,6′のエンドカバー
7,7′の固定軸1の外周と接する内周部に、回転ローラ
4のモータの回転に伴い、軸受が設けられている左右両
側のそれぞれの軸端の方向に前記軸受に向って進むねじ
7a,7′aを設ける。
換言すれば、図で右側の軸受6を固定するエンドカバ
ー7の固定軸1の外周と接する内周部にはモータの回転
に伴い、軸受6が設けられている右側軸端の方向に前記
軸受6に向って進むねじ7aを設け、一方、軸受6′を固
定するエンドカバー7′の内周部にはモータの回転に伴
い軸の左方に軸受6′に向って進むねじ7′aを設け
る。
また軸受6,6′の取付ブラケット5,5′が回転ローラ4
の内周に固着され、この取付ブラケット5,5′の外周に
は、円周方向に隔置され軸線方向にブラケット5,5′の
全長に亙って延在する複数個の切欠溝5a,5′aが設けら
れている。
本考案の潤滑装置における潤滑油の流れを説明する
と、固定軸1の給油孔10に送られた霧状の潤滑油は、矢
印(右側部は第2図参照)のように半径方向の孔11,1
1′、噴射口12,12′、軸受6,6′、室c,c′及び排油口1
3,13′と流れるが、この間に固定軸1の外径とエンドカ
バー7,7′の内径との隙間からモータ内部へ漏洩侵入し
ようとする潤滑油は大部分ねじ7a、7′aによって、軸
受6、6′の方へ戻されて、一部侵入した潤滑油は遠心
力によりローラ4の内周に付着し、さらに内周に沿う複
数の切欠溝5a,5′aを通り大部分は室C、C′へ一部は
外カバー9,9′の外周からモータの外部へ排油される。
〔考案の効果〕
上記のように、モータ内部には潤滑油が殆んど残留し
ないので回転体にアンバランスが生ぜず、従ってアンバ
ランスによる振動も発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による軸受潤滑装置が配設された一実
施例を示すアウタロータ型モータの側断面図、 第2図は第1図のII部の部分拡大図、 第3図は第2図のIII−III断面図、 第4図は従来の軸受潤滑装置が配設されたアウタロータ
型モータの部分断面図である。 (符号の説明) 1…固定軸、2…固定子 3…回転子、4…回転ローラ 5,5′…ブラケット、5a,5′a…切欠溝 6,6′…軸受、7,7′…エンドカバー 7a,7′a…ねじ、8,8′…スリンガ 9,9′…外カバー、10…給油孔 11,11′…孔、12…噴射口 13,13′…排油口、C,C′…室 TP…テーパ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定軸と、この固定軸に外嵌され固定子巻
    線が巻かれた固定子鉄心と;この固定子鉄心の半径方向
    外方に対向して該固定軸の軸方向両端部に装着され、軸
    方向の内側をエンドカバーに、軸方向の外側をスリンガ
    に挟まれたブラケットに保持された軸受により回転自在
    に支承された回転子と、その外周に固定された回転ロー
    ラと、を有する回転子ローラ組立体と;前記固定軸の軸
    方向に孔明けされた給油孔と、この給油孔に連通し固定
    軸の半径方向に孔明けされた油孔と、この油孔に連通し
    て前記固定軸内で軸方向に延在し先端が細くされて前記
    軸受に指向されたノズル状の油噴射口とが配設された一
    連の給油路と、前記軸受を保持する軸受ブラケットの前
    記油噴射口とは反対側の端面とこれと対向接触するスリ
    ンガの端面とを互いにテーパ状にし接触係合させた油排
    出路とを有する潤滑装置;とを有するアウタロータ型モ
    ータにおいて: 前記固定軸の両端部近くに装着された軸受の、それぞれ
    の軸方向内側に外嵌されたエンドカバーの内周には、モ
    ータの回転に伴い、それぞれの軸端方向に前記軸受に向
    って進むねじが設けられ、前記回転子ローラの内周に接
    する前記軸受ブラケットの外周には円周方向に隔置さ
    れ、軸方向に延在する複数の溝が設けられていることを
    特徴とするアウタロータ型モータの軸受潤滑装置。
JP9611390U 1990-09-14 1990-09-14 アウタロータ型モータの軸受潤滑装置 Expired - Lifetime JP2524077Y2 (ja)

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JPH0454455U JPH0454455U (ja) 1992-05-11
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JP2006183755A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Jtekt Corp 動力伝達装置
JP6412089B2 (ja) 2016-12-01 2018-10-24 ファナック株式会社 モータ

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