JPS6222713Y2 - - Google Patents

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JPS6222713Y2
JPS6222713Y2 JP11596284U JP11596284U JPS6222713Y2 JP S6222713 Y2 JPS6222713 Y2 JP S6222713Y2 JP 11596284 U JP11596284 U JP 11596284U JP 11596284 U JP11596284 U JP 11596284U JP S6222713 Y2 JPS6222713 Y2 JP S6222713Y2
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JP
Japan
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rotating shaft
bearing
oil
impeller
shaft
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JP11596284U
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JPS6132698U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は高速回転機械の潤滑装置に関する。
従来高速回転機械の軸受等を潤滑する潤滑装置と
して、第2図に示すように高速回転する軸28の
一端に中空体21と、この中空体21の中空室2
1aに連通する排気孔24を設けたインペラ23
とを付設し、前記軸28の回転によつてインペラ
23により中空体21の中空室21aが負圧とな
り、潤滑油が油溜30から吸入管22により吸い
こまれて中空室21aの拡大部25に入り、遠心
力により通路26から軸受27に吹きつけられる
ようにしたものが知られている。なお第2図中2
9は転28の密封体、31は中空室21a内の余
分な油を油溜30に排出する補助通路である。
上記のごとく、従来の装置は、軸受部に潤滑油
を吹き付ける方式のものであるから、吹き付けら
れた油は、はね返つたりして、吸入される油の全
量が軸受部の奥の方まで行き届かず、潤滑の能率
は必ずしもよくない。とくに機械の回転が高速に
なれば、潤滑が不充分になり軸受温度が上昇する
惧があつた。又軸受が複列もしくは組合せの場合
は、奥の方の軸受には手前の方の軸受に比べ、少
量の潤滑油しか届かないなどの不具合があること
を免かれなかつた。
この考案は従来の装置の欠点を解消するための
もので、回転軸に排液インペラを付設し、油溜よ
り前記回転軸の軸心孔に吸上げられた吸入油が該
軸心孔に垂直に連通して該回転軸にあけたたて方
向の通路によつて圧力を高めてその全量が軸受等
の被潤滑個所を通過した後、前記排液インペラよ
り排出するようにしたもので、機械が高速回転に
なるにつれて、大量の潤滑油を必要とするのに対
し、充分対応することができ、又軸受が複列ない
し組合せのものであつても確実に潤滑することが
可能である。
以下第1図にもとづいてこの考案の潤滑装置の
一実施例を説明する。
図中1はターボ機械等の高速回転機械のケーシ
ングで、このケーシング1内にはタービン軸等の
高速回転する回転軸2の一端側が軸受装置3を介
して回転自在に支持されている。上記軸受装置3
は、上記ケーシング1の内部に形成した支持部4
に嵌合され、一端の外側フランジ5aを該支持部
4にボルト6により固定されている環状の軸受箱
5と、この軸受箱5に外側フランジ部7aが嵌合
されている環状の軸受保持器7と、前記回転軸2
の一端側の小径部2aにスリーブ8を介して嵌合
され、かつ上記軸受保持器7に支持されている複
数個のボールベアリング9と、前記軸受箱5の内
側フランジ5bと軸受保持器7の外側フランジ7
aとの間および該外側フランジ7aと軸受箱5の
他端にボルトで固定されている環状の押え具10
aとの間に、それぞれ装着され、前記軸受保持器
7を回転軸2の軸方向に弾力的に支持している一
対のバネ11とから構成されている。そして上記
軸受保持器7には、内周部を回転軸2の大径部2
bに液密に接触し外周端面を前記ボールベアリン
グの端面に当接しているシールリング12が環状
のナツト13を介して取り付けられている。ま
た、前記回転軸2には、その軸心部にその軸端か
ら内方に向けて前記ボールベアリング9の位置を
越えて回転軸2の大径部2bに至る軸心孔14が
あけられると共に、前記大径部2bに上記軸心孔
14に内端部を連通させ、外端部を該大径部の外
周に開口させた該軸心孔14に垂直な複数の放射
方向のたて通路(油孔)15が回転軸2の周方向
に適宜間隔をあけてあけられている。さらに、前
記回転軸2の小径部2aの軸端寄りの位置には、
排液用インペラ16が、そのボス部16aと前記
回転軸2の大径部2bと間に前記ベアリング9
(スリーブ8)を挟着するように嵌合され、締付
けナツト17により固定して取り付けられてい
る。この排液用インペラ16は、前記ボールベア
リング9の側が開放している環状の中空室16b
を有すると共にこの中空室16bに内端が連通
し、外端が排液用インペラ16の外周に開口して
いる放射方向の複数の通路(排油孔)16cを有
し、前記中空室16bを形成する環状のフランジ
16dの自由端部が前記軸受保持器7の端面に液
密に接触されている。また、前記回転軸2の軸端
部には、前記ケーシング1の支持部4に支持さ
れ、かつ下端部を前記ケーシング1内の底部に設
けられた油溜18に挿入されている吸入管19の
上端部が、回転管継手20を介して接続されてお
り、前記軸心孔14が該回転管継手20と吸入管
19を経て油溜18に連結されている。なお、図
中Sは、内周部を回転軸2の大径部2bに近接さ
せて設けたラビリンスシールで、この外周部が前
記軸受箱5の他端にボルトにより固定されてい
る。
上記のごとく構成された装置において、回転軸
2が回転すると、排液用インペラ16が回転し、
その中空室16b内の空気が排油孔16cを通し
てケーシング1内に排出されるので、該中空室1
6b内が負圧となり、これに連通しているボール
ベアリング9部や、油孔15、軸心孔14の中の
空気が排気され、潤滑油は油溜18から吸入管1
によつて回転管継手20内に吸入される。さらに
潤滑油はその全量が回転軸2の中心にあけられた
軸心孔(水平通路)14を通り、その端部の、軸
心に垂直なたて通路15に入り、そこで遠心力に
よつて圧力を付加されて被潤滑個所であるボール
ベアリング9に高速噴射され、かつそこを通過し
ながら該ボールベアリング9を冷却、潤滑し、排
液用インペラ16の中空室16bに入り、排油孔
16cから遠心力でケーシング1内に排液され
る。なお潤滑油は被潤滑個所の発熱を吸収して昇
温するがこれはケーシング1の油溜18に冷却装
置(図示せず)を設けて適宜冷却すればよい。
この考案の潤滑装置は上記のような構成である
ので油溜より吸い上げた潤滑油の全量が高速回転
軸の軸受等の被潤滑個所を通過するので、潤滑能
率が良く潤滑個所を確実に潤滑すると共に、発熱
を充分に吸収することができ、回転機械の回転軸
がより高速回転してその軸受個所に高温発熱が生
じるような場合であつても、該個所の温度上昇を
可及的に小さく抑えることができる効果がある。
又軸受が複列ないしは組合せたものであつて、軸
方向の長さが長い場合であつても、潤滑油が被潤
滑個所を通過するので全ての軸受が充分に潤滑さ
れうる。
又潤滑油は、排液用インペラ16の吸引力のみ
ならず、たて通路15によつて遠心力を付加され
るので、充分に装置内を循環することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の装置の一実施例を示す側断
面図、第2図は従来の潤滑装置の説明図である。 符号の説明、1……ケーシング、2……回転
軸、3……軸受装置、4……支持部、5……軸受
部、6……ボルト、7……軸受保持器、8……ス
リーブ、9……ボールベアリング、10……押え
具、11……バネ、12……シールリング、13
……ナツト、14……軸心孔、15……たて通
路、16……排液用インペラ、17……締付けナ
ツト、18……油溜、19……吸入管、20……
回転管継手。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高速回転する回転軸に排液用インペラを一体に
    付設し、潤滑油を油溜より収入管を経て前記回転
    軸の軸心孔内に吸い上げ、さらに該回転軸の軸心
    孔に垂直に連通して回転軸にあけたたて通路でさ
    らに圧力を高め、吸い上げた油の全量を被潤滑個
    所を通過せしめた後、前記排液用インペラを経て
    排出する如くしたことを特徴とする高速回転機械
    の潤滑装置。
JP11596284U 1984-07-31 1984-07-31 高速回転機械の潤滑装置 Granted JPS6132698U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11596284U JPS6132698U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 高速回転機械の潤滑装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11596284U JPS6132698U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 高速回転機械の潤滑装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6132698U JPS6132698U (ja) 1986-02-27
JPS6222713Y2 true JPS6222713Y2 (ja) 1987-06-09

Family

ID=30674911

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JP11596284U Granted JPS6132698U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 高速回転機械の潤滑装置

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JP (1) JPS6132698U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6132698U (ja) 1986-02-27

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