JPH0446704A - 中ぐり加工機主軸の切削液侵入防止装置 - Google Patents

中ぐり加工機主軸の切削液侵入防止装置

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Publication number
JPH0446704A
JPH0446704A JP2156062A JP15606290A JPH0446704A JP H0446704 A JPH0446704 A JP H0446704A JP 2156062 A JP2156062 A JP 2156062A JP 15606290 A JP15606290 A JP 15606290A JP H0446704 A JPH0446704 A JP H0446704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spindle
ring
spacer
line bar
shaped ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP2156062A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Yano
哲哉 矢野
Yoshimi Oishi
大石 義美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2156062A priority Critical patent/JPH0446704A/ja
Publication of JPH0446704A publication Critical patent/JPH0446704A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、中ぐり加工機主軸の切削液侵入防止装置に関
する。
(従来の技術) 従来、中ぐり加工機主軸の切削侵入防止装置としては、
第4図に示すようにばね入り外周金属形のオイルシール
1を本体2と回転軸3との間に装着したもの、また、第
5図に示すようにホワイトメタル等よりなるラビリンス
シール4を本体2と回転軸3との間に装置したもの、お
よび、第6図に示すようにゴム等よりなるV型リング5
を回転軸3に装着し、このV型リング5のリップ部6が
本体2に当接するようにしたものなどが使用されている
(発明が解決しようとする課題) ところが上記従来の防止装置のうち、オイルシール1を
装着するものでは、回転軸3の高速回転時におけるオイ
ルシール1と回転軸3との接触部の発熱が大きく、した
がって、機械損失も大きくなる。また、オイルシール1
の耐久性にも問題がある。またラビリンスシール4によ
るものでは回転軸3が回転中は切削液の侵入は防止でき
るが、回転軸3の回転が停止すると上部と下部のラビリ
ンスシール4の間の微小間隙から切削液が侵入する。さ
らに、V型リング5によるものでは回転軸3の停止中は
V型リング5のリップ部6が本体2に当接しているので
切削液の侵入は防止できるが、回転軸3が高速回転(周
速15m/s以上)になると第7図に示すようにリップ
部6が回転軸3の軸線に対して垂直に近づいて本体2か
ら離れるために切削液の侵入が防止できなくなる等の問
題があった。
本発明はこれに鑑み、スピンドルの回転時および停止時
に切削液が軸受へ侵入することがなく、そのうえ、スピ
ンドルの一回転時には機械損失をできるだけ減少させる
ようにした中ぐり加工機主軸の切削液侵入防止装置を提
供することを目的としてなされたものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため本発明においては、ラインパ
ーが挿入され軸受を介してテールストックシフトに軸承
されるスピンドルと、前記テールストックシフトのライ
ンバー挿入端側端部に設けられたホルダーとを備えた中
ぐり加工機の主軸において、前記軸受のラインバー挿入
端側に設けられ前記テールストックシフトに嵌合される
スペーサーと、このスペーサーのラインバー挿入端側に
設けられ前記スピンドルに嵌合されるV型リングとを有
し、前記V型リングの外周に対応する位置に外部に連通
ずる半径方向の孔部を有してなり、前記スピンドルの回
転時には、前記V型リングのリップ部が前記スペーサー
の側面より離れる方向に偏位するとともにラインバー挿
入端側から浸入する切削液を前記スピンドルの遠心力に
より前記孔部より主軸の外部へ排出させ、前記スピンド
ルの停止時には、前記V型リングのリップ部が前記スペ
ーサーの側面に当接して切削液の前記軸受への侵入を防
止するよう構成したことを特徴とするものである。
(作 用) 本発明によれば、スピンドルの回転時には、V型リング
のリップ部は遠心力によってスペーサーの側面より離れ
る方向に偏位し、ラインバー挿入端側から入る切削液は
スピンドルの遠心力とスペーサーの側面から離れたリッ
プ部をガイドとしてホルダーの孔部から外部へ排出され
るので切削液が軸受へ侵入することはない。また、スピ
ンドルの停止時には、■型リングのリップ部がスペーサ
ーの側面に当接するので切削液の軸受への侵入が防止さ
れる。
(実施例) 以下、本発明を第1図乃至第3図に示す実施例を参照し
て説明する。
主軸7は、刃物8が取付けられているラインバー9と、
このラインパー9が挿入される孔部10が形成されたス
ピンドル11と、このスピンドル11に外嵌された軸受
12,12と、この軸受12.12の外側に設けられた
テールストックシフト13およびホルダー14を有して
いる。
つぎにその詳細について説明する。
ラインパー9は、直径が約2(In程度、長さが約60
0mm程度の丸棒状をなし、複数の所定の個所には刃物
8が半径方向に突出して取付けられている。
スピンドル11は細長の円筒形形状で、外側には軸受1
2.12が嵌入され、軸受12,12の間にはスペーサ
ー15.16が設けられている。
そして、軸受12,12の外側には円筒形形状のテール
ストックシフト13が設けられており、このテールスト
ックシフト13のラインバー9側にはテールストックシ
フト13と同一の外径を有する蓋状のホルダー14が設
けられている。
また、軸受12のラインパー9挿入端側には、軸受12
の外径に等しい外径を有するスペーサーとしての平面状
のリング部材17がテールストックシフト13の内周面
に嵌合され、このリング部材17のラインパー9挿入端
側には、軸受12の外径にほぼ等しい外径を有するV型
リング5がスピンドル11の外周面に嵌合されている。
そして、V型リング5のリップ部6がリング部材17の
平面に当接するようにされている。
また、■型リング5の外周に対応するホルダー14の内
周面には円周方向に溝部18が形成されており、この溝
部18に連通ずる複数個の半径方向の孔部19がホルダ
ー14とテールストックシフト13とに形成されている
なお、20はスピンドルカバー、21はスピンドル11
をラインパー9で回転させるための環状部材を示し、2
2は切削液の排出隙間を示している。
次に、上記実施例の作用を説明する。
ラインパー9が図示しない駆動装置により駆動され回転
すると環状部材21を介してスピンドル11が回転する
。スピンドル11の回転数は3.000rp■で、V型
リング5のリップ部6の周速は約8. 2m/sとなる
。すると、リップ部6は遠心力によってリング部材17
の側面より離れる方向に偏位するので、(場合によって
はリング部材17の側面に平行、すなわち、スピンドル
11の軸線に対して垂直になることもある)V型リング
5とリング部材6との間に摩擦による発熱が生じること
はなく、したがって、機械損失が減少される。そして、
スピンドル11とホルダー14との間の排出隙間22を
通って入ってきた切削液は、スピンドル11の遠心力と
リップ部6の立ち上がりとによって切削液を溝部18へ
流入しやすくするとともに溝部]8とホルダー14の孔
部19とを介してテールストックシフト13の孔部19
より主軸7の外部へ排出され、切削液の軸受12への侵
入が防止される。
一方、ラインパー9の回転が停止するとスピンドル11
の回転も停止し、V型リング5のリップ部6はリング部
材17の側面に当接するのでV型リング5とリング部材
6との間がシールされ、したがって、切削液の軸受12
への侵入が防止される。なお、スピンドル11の前部即
ちスピンドルカバー20側には空気が供給されエアーパ
ージされているので切削液が侵入することはない。
なお、本説明はラインパー9挿入端側の軸受12の切削
液侵入防止装置について説明したが、スピンドルカバー
20側の軸受12も同様の装置にしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、主軸の軸受のライ
ンパー挿入端側にテールストックシフトに嵌合されるス
ペーサーと、このスペーサーのラインバー挿入端側にス
ピンドルに嵌合されるV形すングとを設け、ホルダーの
V型リングの外周に対応する位置に外部に連通ずる半径
方向の孔部を形成して、スピンドルの回転時には、■型
リングのリップ部がスペーサーの側面より離れる方向に
偏位し、ラインバー側から侵入する切削液はスピンドル
の遠心力により孔部から主軸の外部へ排出され、スピン
ドルの停止時には、V型リングのリップ部がスペーサー
の側面に当接するようにしたので、スピンドルの回転時
には■型リングのスペーサーへの接触による熱の発生は
なく、また、スピンドルの回転による遠心力とリップ部
の立ち上がりとによって切削液が孔部へ効率よく入るの
で、軸受へ切削液が侵入することはない。したがって熱
の発生もないので機械効率の低下を防ぐことができる。
また、スピンドルの停止時には、V型リングのリップ部
がスペーサーの側面に当接しているので、軸受へ切削液
が侵入することはない。そして、これらはV型リングと
スペーサーとを使用しただけの簡単な装置なので、中ぐ
り加工機主軸の切削液侵入防止装置を安価に提供できる
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第1図は本発明による中ぐり加工機主軸の切
削液侵入防止装置の一実施例を示し、第1図は横断面図
、第2図はスピンドルの回転時の防止装置の部分詳細図
、第3図はスピンドルの停止時の防止装置の部分詳細図
、第4図乃至第7図は従来の防止装置を示し、第4図は
オイルシールを使用した場合の部分図、第5図はラビリ
ンスシールを使用した場合の部分図、第6図はV型リン
グを使用し回転軸が停止中の部分図、第7図はV型リン
グを使用し回転軸が回転中の部分図である。 1・・−オイルシール、4・・・ラビリンスシール、5
・・・V型リング、6・・・リップ部、7・・・主軸、
9・・・ラインバー、11・・・スピンドル、12・・
・軸受、13・・・テールストックシフと、14・・・
ホルダー17・・・リング部材。 出願人代理人  佐  藤  −雄 第4図 第6図 第5図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ラインバーが挿入され軸受を介してテールストックシフ
    トに軸承されるスピンドルと、前記テールストックシフ
    トのラインバー挿入端側端部に設けられたホルダーとを
    備えた中ぐり加工機の主軸において、前記軸受のライン
    バー挿入端側に設けられ前記テールストックシフトに嵌
    合されるスペーサーと、このスペーサーのラインバー挿
    入端側に設けられ前記スピンドルに嵌合されるV型リン
    グとを有し、前記V型リングの外周に対応する位置に外
    部に連通する半径方向の孔部を有してなり、前記スピン
    ドルの回転時には、前記V型リングのリップ部が前記ス
    ペーサーの側面より離れる方向に偏位するとともにライ
    ンバー挿入端側から浸入する切削液を前記スピンドルの
    遠心力により前記孔部より主軸の外部へ排出させ、前記
    スピンドルの停止時には、前記V型リングのリップ部が
    前記スペーサーの側面に当接して切削液の前記軸受への
    侵入を防止するよう構成したことを特徴とする中ぐり加
    工機主軸の切削液侵入防止装置。
JP2156062A 1990-06-14 1990-06-14 中ぐり加工機主軸の切削液侵入防止装置 Pending JPH0446704A (ja)

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JP (1) JPH0446704A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995017605A1 (de) * 1993-12-20 1995-06-29 Siemens Aktiengesellschaft Flüssigkeitsringvakuumpumpe
JP2007223008A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Nippei Toyama Corp 主軸ヘッド
US7677847B2 (en) * 2002-03-26 2010-03-16 Siemens Aktiengesellschaft Sealing assembly for a spindle

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