JP2524067Y2 - 波動モータの導通構造 - Google Patents

波動モータの導通構造

Info

Publication number
JP2524067Y2
JP2524067Y2 JP1990067556U JP6755690U JP2524067Y2 JP 2524067 Y2 JP2524067 Y2 JP 2524067Y2 JP 1990067556 U JP1990067556 U JP 1990067556U JP 6755690 U JP6755690 U JP 6755690U JP 2524067 Y2 JP2524067 Y2 JP 2524067Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
vibrator
overhang portion
vibration
wave motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990067556U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0425490U (ja
Inventor
修 宮澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP1990067556U priority Critical patent/JP2524067Y2/ja
Publication of JPH0425490U publication Critical patent/JPH0425490U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2524067Y2 publication Critical patent/JP2524067Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案の波動モータの導通構造は超音波振動によりス
テータを駆動する超音波モータにおいて超音波振動をす
るステータに添付した振動子に、電圧を印加するための
導通構造に関する。
[従来の技術] 従来の波動モータの導通構造は本出願人出願の特願平
1−273082で提案したようにリード線を半田付け等の手
段により当接、導通させ電圧を印加させていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら従来の導通構造では、特に半田付け部が
小さいあるいは数が多い場合には作業が困難であるばか
りかハンダ付けによる熱が振動子の特性を劣化させる恐
れがあった。また、リード線が相互に干渉して振動モー
ドに悪影響を与える恐れがあった。
そこで本考案の目的は、組立における作業性がよく振
動子の特性を劣化させず、振動モードに影響を与えない
導通構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の波動モードの導通構造は、少なくとも弾性振
動するステータと該ステータを加振する振動子と前記ス
テータに摩擦接触するロータと前記振動子の電極と導通
をとる回路基板を有する波動モータの導通構造におい
て、 前記回路基板は回路パターンにオーバーハング部を設
け、前記オーバーハング部の弾性力により前記電極と当
接することを特徴とする。
[実施例] 第1図は本考案の波動モータの導通構造の一例を示す
断面図であり、ウォッチの輪列に応用した場合である。
1は圧電素子等からなる振動子3を添付したステータ2
の凸部2aと接するロータであり、固定ネジ11で固定され
た押えばね10でロータかな12を介してステータに押し付
けられている。振動子3の電極パターン3aには回路基板
8に添付した回路パターン9のオーバーハング部90が弾
性的に当接し回路部(図示してない)からの交流電圧を
印加している。従ってステータ2はたわみ振動を起こし
凸部における円周方向の振動成分によりロータ1が回転
する。ステータ2は固定ネジ6で地板4に固定されロー
タかな12は輪列受け5で案内されている。回転力はロー
タかな12から秒針を係合させた4番歯車13を駆動し3番
車を介して分針を係合させた2番車16を駆動させる。さ
らに一段減速して時針を係合させた筒車17を駆動する。
第7図は第1図における回路パターン、オーバーハン
グ部及び振動子の関係をしめす平面図であり2点鎖線で
振動子3と電極パターン41との位置関係も示した。振動
子3は複数の振動要素40(本実施例では12ケ)に分かれ
それぞれ独立した電極パターンを有しているため回路基
板8の上に設けた回路パターン9も同等の数設けてあ
る。従ってそれぞれの振動要素は独立して駆動可能であ
る。もちろん電極パターン及び回路パターンの数やレイ
アウト、形状等は本実施例に限定するものではない。
このような構成においてはオーバーハング部を曲げあ
げた状態でステータ2を載せ、固定ネジ6で固定すれば
電極パターン3aと回路パターン9オーバーハング部のば
ね力で導通するため、組立が容易である。また、曲げあ
げたオーバーハング部の高さなどのばらつきがあっても
オーバーハング部が容易に変形するため、ステータに歪
を与える等の悪影響がない。
第2図は第2の実施例を示す断面図であり、回路パタ
ーン9のオーバーハング部90と電極パターン3aが当接す
る部分に導電材料を添付して導通の信頼性を向上してい
る。またロータ1は振動振幅の大きい外形側で、円周方
向の振動振幅を拡大するための凸部と接触している。破
線はステータの変形状態を示しており、図から明らかな
ように当接部は振動振幅の小さい部分に設けている。前
述の実施例においても同様であるがこのような構成にお
いては回路パターンが当接することによる振動への影響
が少ない。
第3図は第3の実施例を示す断面図であり、円板状の
ロータ1の下面に突起部1aを設けステータ2と接してい
る。破線は振動時の変形状態の1例を示めしており接円
Nを有する振動モードの場合である。この場合接円Nの
部分は振動しないためその部分で回路パターン9のオー
バーハング部91は振動子3の電極パターンと接してい
る。またロータ1とステータ2は振動の腹の部分で接し
ている。このような構成に於てはオーバーハング部が強
く接しても振動に影響を与えないため導通の信頼性を高
めることができる。
第4図は第4の実施例を示す断面図であり第3図にお
いてオーバーハング部91と電極パターンの接触部に導電
性接着剤や半田等の導電剤30を添付して導通の信頼性を
一層向上させたものである。この場合においてもステー
タの振動の接円Nの部分に導電剤30を添付したため導電
剤30の質量は振動に影響をあたえない。
第5図は第5の実施例を示す断面図でり、第3図、第
4図と同様の振動モードを利用している。ロータ1とス
テータ2は振動の腹の部分で接し振動子3の電極パター
ン3aは、回路基板8の回路パターン9に設けたプロジェ
クション部92で接している。8aはプロジェクション部を
加工するために回路基板8に設けた穴である。このよう
な構成に於てはステータ2を固定ネジ6で固定するとプ
ロジェクション部は地板4と電極パターン3aとの間でサ
ンドイッチされるので導通がとれる。この場合プロジェ
クション部等の高さのばらつきはプロジェクション部の
塑性変形及び弾性変形によって許容される。
第8図は第5に於ける回路パターン、プロジェクショ
ン部及び振動子の関係をしめす平面図であり、回路基板
8の上に構成した回路パターン9及びプロジェクション
部92の位置は2点鎖線で示した振動子3に設けた電極パ
ターン41に対応している。この場合も第7図と同様に振
動要素が12ケの例であるが本実施例の構成に限定するも
のではない。
第6図は第6の実施例を示す断面図であり第2図と同
様の振動モードを利用した例である。ステータ2の振動
振幅は中心部で小さいため振動子3の電極パターン3aの
内径側で回路基板8にもうけた回路パターン9のオーバ
ーハング部93とバンプ部31を介して導通している。この
場合バンプ部31は半田、金、導電性接着剤等からなり電
極パターン3aとオーバーハング部93を固着導通させてい
る。従って保持力はバンプ部が有し、高さ方向のばらつ
きやずれはオーバーハング部の弾性変形及び塑性変形に
より許容される。このような構成に於ては高さ方向の位
置の設定の自由度が高く、導通も確実である。
なお、本考案の波動モータの導通構造においては、電
極パターンと回路パターンを弾性的に接触させ導通させ
ることを特徴とするので構造は実施例にあげたものに限
定するものではなく、振動のモードも限定するものでは
ない。
[考案の効果] 本考案は少なくとも弾性振動するステータと該ステー
タを加振する振動子と前記ステータに摩擦接触するロー
タと前記振動子の電極と導通をとる回路基板を有する波
動モータの導通構造において、 前記回路基板は回路パターンにオーバーハング部を設
け、前記オーバーハング部の弾性力により前記電極と当
接することにより、回路パターンのみで導通をとること
ができるため、導通構造の簡略化ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す断面図。 第7図は第1図における回路パターン、オーバーハング
部及び振動子の関係をしめす平面図。 第2図は第2の実施例を示す断面図。 第3図は第3の実施例を示す断面図。 第4図は第4の実施例を示す断面図。 第5図は第5の実施例を示す断面図。 第8図は第5図における回路パターン、オーバーハング
部及び振動子の関係をしめす平面図。 第6図は第6の実施例を示す断面図。 1……ロータ、2……ステータ 3……振動子、3a……電極パターン 8……回路基板、9……回路パターン 40……振動要素、41……電極パターン 90,91,93……オーバーハング部 92……プロジェクション部 31……バンプ部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも弾性振動するステータと該ステ
    ータを加振する振動子と前記ステータに摩擦接触するロ
    ータと前記振動子の電極と導通をとる回路基板を有する
    波動モータの導通構造において、 前記回路基板は回路パターンにオーバーハング部を設
    け、前記オーバーハング部の弾性力により前記電極と当
    接することを特徴とする波動モータの導通構造。
JP1990067556U 1990-06-26 1990-06-26 波動モータの導通構造 Expired - Lifetime JP2524067Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990067556U JP2524067Y2 (ja) 1990-06-26 1990-06-26 波動モータの導通構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990067556U JP2524067Y2 (ja) 1990-06-26 1990-06-26 波動モータの導通構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0425490U JPH0425490U (ja) 1992-02-28
JP2524067Y2 true JP2524067Y2 (ja) 1997-01-29

Family

ID=31601230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990067556U Expired - Lifetime JP2524067Y2 (ja) 1990-06-26 1990-06-26 波動モータの導通構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2524067Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0710188B2 (ja) * 1986-09-03 1995-02-01 キヤノン株式会社 振動波モ−タ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0425490U (ja) 1992-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005010034A (ja) 圧電デバイス、圧電デバイスの製造方法及び圧電デバイスを搭載した電子機器
US4600851A (en) Piezoelectric buzzer with circuit elements mounted on nodal areas
JP2524067Y2 (ja) 波動モータの導通構造
JP3170634B2 (ja) 超音波振動子及び超音波駆動装置
JPS6359160B2 (ja)
JPH0219971Y2 (ja)
JP3383401B2 (ja) 超音波モータおよび超音波モータ駆動装置
JPH0746075Y2 (ja) 超音波モータ及び振動モータ付電子機器
JP2671480B2 (ja) 超音波モータ
JPH06261562A (ja) 振動波アクチュエータ
US5914555A (en) Ultrasonic motor
JP3150737B2 (ja) 超音波モータ用圧電振動板の製造方法
JPH06121560A (ja) 超音波モータ
JP2764999B2 (ja) 水滴除去装置
JP3148036B2 (ja) プリント配線板および超音波モータ
JPH10341580A (ja) 振動アクチュエータ
JP3136620B2 (ja) 圧電ブザー
JP2934521B2 (ja) レーザジヤイロスコープデイサーばね装置
JPH018010Y2 (ja)
JP2587338Y2 (ja) 電子時計
JPH0658700U (ja) 超音波用振動子
JPH0246106Y2 (ja)
JPH0767365A (ja) 振動波駆動装置および振動波駆動装置の製造方法
JP2000301065A (ja) 圧電振動装置
JPS58869Y2 (ja) 電子アラ−ム腕時計

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term